西暦20XX年、人類は某国が密かに研究していた新型ナノマシンが外部に漏れ出して蔓延した事で<大災禍(ディザスター)>という災いに見舞われた。多くの人間が死に至ったが、生き残った人類が英知を結集して<アンチ・ナノマシン>を作った事で人類はナノ
マシンを克服した。やがて、ナノマシンそのものに適応した新人類、<超人種(ハイ・ヒューマ)>が現れる。時を同じくして、数が大幅に減少した地球上の原生生物に姿が酷似した暴走ナノマシンの集合体、<災禍獣(デザスト)>が人類を襲い始める。人類は災禍獣という新たな災いを前に団結する事を決め、各国の政府直轄の超人種で構成された対災禍獣特殊部隊が結成される。日本の特殊部隊の部隊名は『スサノオ』。この物語はスサノオに所属する女性戦闘員、『東雲千速(シノノメ・チハヤ)』、千速の友人で病院に勤務している看護師、『杠葉真優(ユズリハ・マユ)』、二人の女性の人生、何気ないけど愛おしい日々の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 00:12:15
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会話率:85%