「お前みたいな使えないやつ、とっとと辞めちまえ!」
これは十年間ビーク王国の冒険者ギルド「ブラックポイズン」でギルド職員をやってきたコットが、ギルドマスターであるボルディアから言われた辛辣な言葉だった。
コットは毎日ギルドのために身
を粉にして働いてきた。
本来であればボルディアにここまで言われる筋合いはない。
だがボルディアから無茶な仕事を振られて失敗してしまったがために、ここまで言われてしまったのである。
コットは限界がきていた。
休日出勤は当たり前、ミスをすれば怒鳴られ、冒険者たちは荒くれものばかりで毎日問題を起こす。
こんなブラックギルドで働いていたら身が持たないと最近思い始めていたところだった。
「分かりました。
では、本日をもってブラックポイズンを辞職させていただきます。
今までお世話になりました」
その日、コットはブラックポイズンを辞職宣言をした。
辞職宣言をしたとき、ギルドの者達は皆驚いていたが、辞めろと言われたから辞めただけだ。
ボルディアに呼び止められるのを無視して、コットはギルドをあとにした。
次の仕事は何をしようかと考えながら酒場でお酒を飲んでいると、小さい頃孤児院で親友だった幼馴染のハンナと十年ぶりに再会することになる。
久しぶりに会ったハンナは物凄く可愛くなっていて思わず緊張してしまうが、親友だっただけに話も合うので会話が弾む。
そしてハンナに仕事を辞職したばかりであることを伝えると。
「まだ仕事が決まってないなら、新しい冒険者ギルドを作らない?」
考えたこともなかった提案をハンナからされる。
ブラックポイズンは労働環境があまりにブラックすぎて辞めたが、元々冒険者ギルドの仕事自体は好きだったコット。
このとき、自分の手でホワイトギルドを作れるなら作りたいと思った。
コットは、ハンナと共に新しい冒険者ギルドを自ら作ることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 18:02:06
167466文字
会話率:17%
魔王に罠にはめられ、仲間に裏切られた勇者。
勇者は、自分に足りなかったのは「情報」だったということを後悔しながら殺されてしまう。
その後、異世界の第ニ王子として転生し「エレイン・アレキサンダー」として生を受ける元勇者。
転生したことを
不思議に思いつつも、せっかく掴んだ二度目の生を必死に生きようと決心する。
もしかしたら、魔王に復讐できるかもしれない。
期待を胸に、この世界「情報」を全力で集めるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 11:11:11
675137文字
会話率:17%
ある日、タニア共和国の首都ヘルデンに魔王と名乗る人物が現れることをテレビの報道で知った五才のシリュウ。テレビに映るヘルデンの街は、建物が破壊されつくしていて瓦礫だらけ。車は渋滞し、人々は皆走って逃げていてまさに地獄絵図だった。
そして、
ヘルデン中心にそびえ立つヘルデンタワーには魔王がいた。軍用のヘリコプターが魔王を狙うようにしてヘルデンタワーの周りを徘徊するが、魔王は魔法という圧倒的な力によってヘリコプター全てを排除してしまう。
その様子をシリュウと一緒に見ていた父親のシスイはタニア共和国一の狙撃手。魔王という存在に危機感を感じたシスイは、相棒であるビリーおじさんと共に魔王を狙撃しに出掛けてしまう。
シリュウは、シスイが魔王を狙撃してきてくれることを期待して家で留守番をしていると。ある日の夜、家のチャイムが鳴る。
シスイが帰ってきたのだと思って、急いで玄関の扉を開けに行くと、そこに立っていたのは血だらけのビリーおじさんだけ。
シスイはどうしたのかと聞くと、ビリーおじさんは暗い表情で魔王に捕まってしまったと言う。シリュウはその言葉が信じられず、逃げるようにリビングへ戻るとつけっぱなしのテレビから悲鳴が聞こえてくる。
テレビを見ると、ニュースキャスターのお姉さんが魔王に襲われていた。それと同時に、捕縛されたシスイがテレビに映ったのである。どうやら、シスイは魔王の額を狙撃したようだ。だが、魔王は死なず、シスイは捕まえられてしまったらしい。魔王は自分の額に弾丸を撃ち込まれたことに激怒していた。そして、シスイは魔王の魔法によって消し炭にされてしまうのだった。
シリュウはその様子を見て、涙を流しながら決心した。
お父さんの代わりに、俺が魔王を殺すと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 00:03:33
26824文字
会話率:19%
オレの名はペンペン。何処にでもいるはぐれのペンギンだ。
レベル百超の冒険者を目指し、今日もせっせと友達を作る日々をすごしている。
・・・・・・え、何を言ってるかって? まあ、自分でも何言ってるんだか分からん。
もう少し詳しく言
うとだな、
人間の身でありながら、オレはレベル百を目指して猛特訓を繰り返していた。
しかしレベル九十九になった後は一向にレベルアップせず、オレは願い適わず、不慮の事故によって死んじまうんだ。
あの世で女神とやらに話を聞くと、人間は元々レベル九十九でカンストなんだとか。
それを超えるには、友達を作り友情パワーでムリヤリ限界突破しなければいけないのだ。どっかの正義の心の人を超えたプロレスラーっぽい人たちが育むやつだ。
そこでオレは女神に救われ、生まれ変わることになった。・・・・・・ペンギンとして。
なぜペンギン? どうやって友達を作れというのか?
駄女神にそそのかされたオレが悪かったと思いながら、その他様々に思い悩みながらも、オレは、とある村の少女、そしてその家族に出会い、ペンペンと名をもらい、少しづつ友達を増やしていく。
人間として生きていた頃の失ったアレコレを取り戻しながら、ペンペンはレベル百を目指し戦い続ける。・・・・・・らしい。詳しくは本編を読んでくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-26 11:00:00
154940文字
会話率:32%
<エモーション・アナライザー>によって、あなたの感情は簡単に読み取られてしまいます。
でも大丈夫です。<エモーション・ジェネレーター>があります。
最終更新:2022-11-22 20:00:00
20959文字
会話率:53%
行きつけのバーでよく会う、それだけの関係の女と男の恋愛観の会話。
この作品はエモい古語辞典コンテストのお題を利用し創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/emoikogo
最終更新:2022-11-20 22:52:08
1911文字
会話率:36%
これからの季節に向けて書いた配信者さん向けシチュエーションボイス台本。
何年かぶりに雪が積もった日に幼馴染の女の子が手袋を忘れたふりをして手をつなごうとしてくるという寒い冬にぴったりの心温まるエモいシチュです。
最終更新:2022-11-08 00:17:52
483文字
会話率:0%
ハロウィンに向けて書いた配信者さん向けシチュエーションボイス台本。
大好きなリスナーくんを驚かせるために一生懸命準備して「魔族の姫」を演じるけど、あまりの可愛さにリスナーくんから逆に悪戯を要求され、困り果てた末にとっておきの悪戯を仕掛ける
という大変エモいシチュです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 18:08:23
807文字
会話率:40%
〈明記事項〉
「七色TONE」は僕のオリジナルです。
「新・LSGD帝国/連盟」サイトにて、
掲載している創作小説を転載しています。
〈惹付文句〉
春夏秋冬のメロディーを、心から耳へ――
〈作品紹介〉
今頃の気分はどうですか。明るさ
はありますか。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、時の流れと共に心も移ろいてゆくものです。行きや帰りに町のどこかで、口ずさむ歌も。年を重ねるに連れて、変わってきました。思い出のアルバムのように懐かしき日を見たり、思っていることを伝える声になったり、思いを高める調べに力をもらいました。
七色シリーズの二作目は、挨拶から始まる文に歌詞を添えた手紙です。音はないけれども読む人へ、僕から風に乗せて届けます。何かを感じてくれたら、胸に残せたなら、うれしい。
〈関連タグ〉
・手紙 ・エモーション
・季節 ・リテラチュア
・感情 ・ポエム(詩)
・言葉 ・オリジナル
〈公開サイト〉
新・LSGD帝国/連盟 ★ALZR【 TOP PAGE 】
https://www2.hp-ez.com/hp/togi--lsgd/alzr---top
〈掲載ページ〉
新・LSGD帝国/連盟★MAIN【文学・創作物語】
https://www2.hp-ez.com/hp/togi--lsgd/main---bungaku3折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 17:00:00
201797文字
会話率:14%
〈明記事項〉
「七色TONE」は僕のオリジナルです。
「新・LSGD帝国/連盟」サイトにて、
掲載している創作小説を転載しています。
〈惹付文句〉
喜怒哀楽のメッセージを、心から心へ――
〈作品紹介〉
今日の天気はどうですか。外に出た
い気分ですか。晴れの日も、雨降る日も、空を見ない日はありません。道を歩き、多くのことを感じながら、傷を抱え、生きてきました。時には、様々な方法で、少しでも多くの人にと思い、届けてきました。絵、詩、歌、小説と。たまには、息抜きをしたいものです。自由に、思いのままに。
長くなりましたが、新たに始めたこの作品は、宛名のなき贈る言葉です。僕へ、君へ、誰かへ、と。何かを感じてくれたら、元気になってくれたら、いいな。
〈関連タグ〉
・手紙 ・エモーション
・天気 ・リテラチュア
・様子 ・ポエム(詩)
・言葉 ・オリジナル
〈公開サイト〉
新・LSGD帝国/連盟 ★ALZR【 TOP PAGE 】
https://www2.hp-ez.com/hp/togi--lsgd/alzr---top
〈掲載ページ〉
新・LSGD帝国/連盟★MAIN【文学・創作物語】
https://www2.hp-ez.com/hp/togi--lsgd/main---bungaku2折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 17:00:00
115675文字
会話率:1%
影の軍隊とスエモトの戦い。リターンズ。
最終更新:2022-10-14 22:00:00
756文字
会話率:0%
スエモトトシユキ、影の軍隊との,永田の政治力、その戦い。
最終更新:2022-10-14 21:00:00
1668文字
会話率:100%
スエモト修道士、反キリストの命により、十字架にかかる。
最終更新:2022-08-15 00:00:00
516文字
会話率:0%
大学からの帰り道、突然の雨に降られた真衣(まい)は友人の木津(きづ)と共に近所の小さな神社に身を寄せる。木津と雨宿りを始めた真衣だったが、雨は止む気配を見せない。仕方なく木津と他愛のない会話に興じる真衣だったが……。
※他投稿サイトと重複掲
載。
※この作品はエモい古語辞典コンテストのお題を利用し創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/emoikogo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 00:06:20
4087文字
会話率:41%
「義」
人のふみ行うべき正しい筋道。
「賊」
人に危害を加え、財物を盗む者。盗人。悪人。
そんな相反する意味の単語からなる、矛盾した単語「義賊」
主人公であるゴエモンは民衆からそう呼ばれていた
数万人に一人が持つと言われる異能
の力「第三の手」
ゴエモンもまたその異能の力を有する一人だった
果たして彼は正義か悪か
悪を挫き弱きを助ける勧善懲悪
ダークヒーローが繰り広げる痛快ファンタジーここに開演
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 02:14:09
4516文字
会話率:84%
恋って何だろう。人生ってむなしい。一緒に死のう。overdose 君と二人。ねえ二人ともわかってたよ。運命だと信じてた日々よさようなら。いまだに君が一番最低だ大好きだった。一生大好きでした。
という歌詞のエモさを追求したくて、恋愛哲学者にな
りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 00:24:01
1380文字
会話率:28%
『ルールは一つ。孤独になってね。』
真っ白い世界〈あろぉんわぁるど〉に閉じ込められたぼく。〈あろぉんわぁるど〉から脱出することを目指し、ジブンを孤独にする。
『もうマエモドリはできないよ?』
最終更新:2022-08-25 16:06:36
2491文字
会話率:57%
「繰り返す春の中で」より
ノンフィクションの作品を書いた薫は、再び先輩との思い出を振り返りながら、部室での最後の時間を過ごす。ひたすらエモい話。15分程で読めます。
最終更新:2022-08-19 00:10:18
3798文字
会話率:29%
神崎湊16歳の誕生日、ヘンタイに殺される。
普通の世界で、普通の高校生だった湊だが、あの日(誕生日)から“力”と呼ばれる異能力が使えるようになった。
その“力”とヘンタイに関係しているのは、転校生の神道幸太郎と、近所の駄菓子屋のお姉さん
…?
何故僕が“力”を与えられたのか、その目的は?
おふざけあり、シリアスありな愛をテーマにしたダークファンタジー。
(登場人物少々死にますが、グロ表現は少ないはずです)
※魂懇(こんこん)という言葉は私が生み出したため検索しても出てきません。ラプソディは湊の自由さをイメージして付けました。読んでいくうちになんとなくタイトルの意味が分かるように努力しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 21:09:24
12798文字
会話率:48%
この物語はフィクションです。
最終更新:2022-07-17 21:00:31
6448文字
会話率:52%
さまざまなモノをピンハネしてきたピンハネ鳶のトビーのお話
今回のエモノはまさかのあの人のアレ。
最終更新:2022-06-17 15:36:23
893文字
会話率:27%
主人公が吸い込まれるように立ち寄った湯屋にて
最終更新:2022-06-13 21:46:19
616文字
会話率:0%
『バカラ』というギャンブルがある。
バカラは全世界で最も有名かつ、シンプルかつ奥深いギャンブルだ。
そして世にプロと呼ばれるギャンブラーたちが実在している。
この物語はプロとし生業としていた主人公、鐘築 敬史(かねちく たかふみ)こと通称ベ
ルがプロとなる経緯、プロの技の会得、プロとして生き抜いた青春時代、そしてプロを引退せざるを得なくなった半生を描く、事実を元にしたフィクションである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 06:49:03
141813文字
会話率:32%
「ねぇクズ、早くご飯作りなさいよ」
高校生活が始まったばかりの春。暴君極まりない嫁が主人公である厚真椎名(あつま しいな)の家にやってきた。
親の言いつけにより許嫁を強要されている椎名は、その相手である金宮零麻(かなみや れお)こと通称
レオンとの奇妙な同居生活を余儀なくされていた。
世間知らずだけど超可愛いレオンは何をしてもトラブルばかりを起こす。常識外れのツンデレ嫁と、なんかちょっと変わった人達を中心に厚真椎名の学校生活は波乱万丈に変わっていく。
そんな彼女に呆れながらもなんだか憎めない椎名は、共に彼女と過ごすうちに不思議な距離間を感じ始める。
三年間の高校生活に加え仮嫁との同居生活で、椎名やレオン、そして仲間たちの心は、思春期という大人と子供の狭間で少しずつ成長していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 12:16:35
177122文字
会話率:50%
【純喫茶 リバー オブ ヘヴン】名古屋にある昔からある喫茶店。僕が大学生の頃、彼女と行った思い出の喫茶店。その喫茶店には【ギャラクシーノート】という常連が寄せ書きをするノートが存在する。20年の時を経て、僕は彼女と再会する。『7月7日 午後
7時 この喫茶店でお待ちしております』七夕の約束のため、僕は喫茶店に向かう。40過ぎての恋に僕は、すっかり舞い上がっていた。一方、妻は密かに気付いていた。5回目の七夕の約束を前に―――名古屋の街を地震が襲う大惨事となった。その場所にリバー オブ ヘヴンが再建されることはなかった。―――時は過ぎ、僕は家族のありがたさを感じていた。子供が成長すると妻の心は…既に僕から離れていたようだ。そして―――僕はひとりになった。定年後、30年住んだ家を売って、僕は【新天地】に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 00:00:00
16040文字
会話率:65%
舞台は魔法使い養成校! しかしこの学園には秘密があった!?
落ちこぼれおデブちゃん“ハルキ”
謎のスカし野郎“ジンク”のダブル主人公!
異能力バトル!
学園青春群像劇!
世界の謎!
そして逆転劇のカタルシスをアナタに!
異能力バトルでの
攻防戦、伏線と逆転劇、キャラクターの感情描写、複雑めな世界設定を愉しみたい方にお勧めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 20:04:06
170080文字
会話率:28%
窮屈な日常に嫌気がさし、旅に出たいと思うようになった高校二年生、高橋 翔(たかはし かける)
ある日、翔は親と喧嘩し一人旅を決行する。
貯金をおろし、さぁ旅に出るぞと駅に向かった矢先、翔はクラスメイトにして孤高の美少女、七瀬 涼帆(ななせ
りほ)と遭遇。
生きる事がめんどくさくなったと言う七瀬に翔が「旅に出よう!」と提案したことから、二人の旅が始まった。
日本各地の名所を訪れ、美味しいものを食べ、ぶらぶら旅をするふたり。
旅先で様々な人々と出会い、別れを繰り返すうちに、七瀬の心境に少しずつ変化が訪れていき──。
息苦しい日常を送る全ての人たちに捧ぐ、解放感120%のぶらり旅ラブコメ!
・完結まで書き溜めあるので毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 21:00:00
115647文字
会話率:39%
「エモい」
文芸部の後輩、七咲雪菜(ななさき ゆきな)の一言から、俺たちの関係に転機が訪れた──。
最終更新:2021-07-19 19:00:00
5286文字
会話率:67%