礼乃は、13年ぶりに元夫と再会した
元夫は、今の妻からあなたを礼乃に、返したいと言われて何があったのか知りたいとやって来た
それは、礼乃の辛い過去を思い出させる事になる
最終更新:2021-06-28 17:50:38
4768文字
会話率:0%
13年ぶりに元夫と会った。何故今頃…。久し振りに会った彼は、相変わらず優しい目をしていた。話すうちにやはり、私の中にあった彼とは違うのだ。あの人の夫なのだ。もう二度と会いたくない。そう思うのだった
最終更新:2021-06-27 17:54:36
2978文字
会話率:0%
・「・・・この組み合わせもダメなのか・・。結構いい線いってたと思うんだけどなー」
俺はそう呟きながらヘッドホンを外した。TV画面には俺が今しがたやっていたゲームの映像が映っている。そこにはBAD ENDの文字が浮かび上がっていた。
「ハァ・
・・、これで999回目のクリアだな」
彼の名は池田 真(いけだ しん)、ある健康食品メーカーに勤める平凡な会社員である。13年もこのゲームを続けている彼はこのゲームのある真実に気づいてしまう。その気づきが彼を平凡な日常から非日常に突き落とす。でもそれは彼にとって不幸でもなんでもなく運命なのであった‥。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 11:18:15
6374文字
会話率:61%
庶民のマリアンヌさんを階段から突き落として殺害しようとした罪により婚約破棄され、断罪された元悪役令嬢です。今はそれから13年ほどたち、私は辺境送りになってそこから隣国に流れ着き、なぜか魔法学園の購買部の店員をしています。恋愛不感症となりいま
だに独身です。
毎日通ってくるクリス君に癒されつつ、私は毎日を過ごしていましたが……。
ある日、クリス君から王太子が開く舞踏会があるから、そこに出席してとなぜか招待状を渡
私が舞踏会に行くと、そこで婚約者の指名が行われたのですが……その人は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 16:08:50
4125文字
会話率:45%
初めましての方もそうでない方も
どうも夜美神威です
ショートショート作家として
2008年に「ALIVE NOTE」を自費出版してデビュー
以来13年間アマチュア作家として活動して来ました
今作はその「ALIVE NOTE」のスピンオフ
作品になります
「ごく普通のサラリーマンがふいに出会った天使に
生を司る「ALIVE NOTE」を受け取る
彼はそのノートで最愛の人達を救っていく
しかし彼に待ち受けていた者は残酷な運命だった」
何分素人で駄文な中身になってしまうかも知れませんが
温かい眼差しで見て頂けたらと思います
ではよろしくお願いします
この作品は
アルファポリス
カクヨム
エブリスタ
で重複投稿をしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 20:22:41
3403文字
会話率:90%
【はじめに】
初めましての方もそうでない方も
どうも夜美神威(やみかむい)です
2008年に本書で作家デビューを果たし
13年目に入るアマチュア作家です
本書は当時、自費出版で世に出した紙書籍をデジタル化した上で
加筆減筆修正を行い改め
て発表する物です
当時紙書籍を購入した人に対する考慮として
オリジナル版では無くアレンジ版を改めて発表します
オリジナル版の誤字脱字やオリジナル版の文章などは
当時、紙書籍をご購入して頂いた読者に対する購入特権として
本作は当時の紙書籍とは一味違う作品になってると思います
サクッと気軽に読める
1話完結型のショートショートですので
通勤途中やお昼休みなど
様々なシーンでお楽しみ頂けたら幸いです
ちなみにこの作品はアルファポリスでも公開しています
ではまた【あとがき】でお会いしましょう
注意
この作品は
アルファポリス
カクヨム
エブリスタ
にて重複投稿させて頂いております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 20:17:08
10940文字
会話率:75%
百数年前からこの世界は戦争が栄え、小さな国が集まり大国ができた。世界は約13年前から異常が起こっていた。
その被害にあった一つの国ファイン。そこに住む少年ゼンはお使いに出かけ、魔物に襲われ自分のある体質にきずく・・
最終更新:2021-06-03 01:03:58
8664文字
会話率:51%
ひょんなことからあっさり13年の人生の幕を閉じた少年、果野狩徒。
だが彼は天国と地獄にも行けず、異世界に転移することになる。
これは、とある異世界の国でトラブルだらけの毎日を過ごす少年の物語である!
最終更新:2021-05-08 18:06:15
2691文字
会話率:24%
このお話は『賢者の愚行 ~見た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢~+番外編2本』に出てくる三人のお姫様の側から、お姫様の一人称で書いたお話です。
色々、セリフとか微妙な展開が変わりましたが、あらすじだけは、変わって無いはずです。多分。
『見
た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢』のみ異世界転移・悪役令嬢物で、後の二本は転生・転移の無い異世界物です。
【あらすじ】
~見た目は17歳、中身は12歳の悪役令嬢~
気が付いたら、乙女ゲームの世界にいた。
始まりは乙女ゲーム定番の悪役令嬢斬罪シーンから。
私は確か、このままでは成人まで生きられないと、手術台に上がったはず。なのに、なんで。
王宮の奥にいる賢者さまなら、何とかしてくれると思ったのに……。
泣き虫な主人公の成長物語です。(1話700~2000くらい)
~クリス王子殿下の縁談~ もう一人の賢者 ロザリー姫の恋
舞台は、ハーボルト王国
アルンティル王国から小さなお姫さまがやって来た。
クリス殿下のお嫁さんになる為に……。
賢者の器のクリスにとって最後の現世。
何やら軍事大国の陰謀ただよう、この縁談。
お互いの立場に戸惑いながらも、二人が歩み寄っていくお話……。
(ロザリーは、『アルンティル王国の王妃になった姫君の物語』のフレデリックの2歳上の姉君です)
~ピクトリアンからの姫君~
舞台は、本編、悪役令嬢から13年後の、ハーボルト王国。
賢者の因縁深いピクトリアン王国から縁談話が舞い込んだ。
どの国も喉から手が出るほど、欲しがられる純血種の姫君。
「うちにだけは、この縁談。来ないと思っていたんだよね」
そう、クリスは言う。
どんな思惑があって、姫を寄越したのか、そしてこの姫の正体とは……。
読んで下さっている方には、感謝しかありません。
※お話は、カクヨム・ノベルデイズ・ノベルアップにも上げています。
それ以外の所では、上げていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 14:00:00
174872文字
会話率:33%
さあ、怪盗の時間だ。キャスパリーグ、これよりお宝を頂く▼
これは、自らの目的のために盗みを働く悪党の物語▼
平世13年、世紀の悪法とも希代の良法とも呼ばれる法律が誕生した。▼
俗に言う、快盗法である。▼
一般犯罪の抑止のためにつくられた
その法律は、当初の方針とは裏腹に快盗と呼ばれる存在を生み出した。▼
それから20年、快盗法は様々な改正を受けることになる。▼
そうして快盗は、一種のエンターテイメントとして大衆に受け入れられていた。▼
まさに今は大快盗時代と言えた。▼
ここに1人の快盗がいる。▼
快盗キャスパリーグ。彼もまた自らの望みを叶えるため、今日もまた紫黒の猫と共にお宝を狙う。▼
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 18:18:06
63214文字
会話率:55%
ニート歴13年の栄人はある日、突如現れた天使リリスの導きによって魔法が使える世界『ユミルニア』にエイジとして転生する。
ユミルニアで暮らす人々にはレベルが与えられるが、このレベル上げにおける最大効率を有する行為は『睡眠』。
インテリエリート
ニートだったエイジにとって、都合のよすぎる世界での生活が始まる――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 01:59:29
21026文字
会話率:35%
13年前に起きた「ZEROBANG」この被害によって全宇宙の10分の9を無限の闇「Infinity hate trit」の支配下にあった。この物語は10分の1残った者たちの自由への反逆劇である!なお、この小説は「主人公」という概念が有りませ
ん。そのため従来の小説と違い「〇〇が中心。」という事が無いため全てのキャラが主人公になれて全てのキャラが登場しなくなる確率が有ります。なお、小説を書くのは初めてのため誤字が多いかもしれませんがそこは多めに見てもらえると幸いです。(他のサイトでも投稿しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 17:46:48
1822文字
会話率:0%
13年前、悪い能力者で溢れかえっている世界を救うために形成された聖騎士という九人の人々がいた。しかし、この13年間で九人の聖騎士は行方を立ってしまった。
今、新たにザーラ・キシマという一人の影の能力者が聖騎士を結成しようとしている。
この1
3年間で生まれた子どもたちを、平和な世界に生まれた第二世代の子と言う。
しかし、本当に悪に染まったのはある転生者がこの世界にやってきてからだった..それを知るのはまだ先だ。
主人公、ゲンは生まれた時から無能力だが、聖騎士になるために悪を倒すことを誓っているが。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 16:34:49
2683文字
会話率:64%
本能寺の新説!?
【プロローグ 斎藤利三】
明智光秀の家臣である斎藤利三は、一つの目的をもって羽柴秀吉に近付く。
利三により語られる本能寺の真相とは?
【第1章 山崎決戦前夜】
利三は、山崎の戦いの前夜を思い出していた。この戦いで光秀はあ
る作戦を練る。そして光秀の涙を見た。煕子が生きていれば、と。
【第2章 本能寺】
あの日、本能寺。悲劇へと繋がった背景とは?
信長は義昭を将軍としたが、幕府は過ちを繰り返し自滅した。信長は副将軍職を辞退し不干渉の方針も最後は方向転換を余儀なくされる。
そして、見落としていた事実に気付いた光秀は強い衝撃を受け、ある決断をするのであった。
【第3章 山崎決戦】
光秀の罠に嵌まる秀吉軍。だが、秀吉が抜擢した一人の若き将により光秀の作戦に齟齬が生じる。そして決戦は最後の山場へ。
【第4章 山崎決戦終戦】
想定外の光秀の奇襲に対し、秀吉の対応は常識はずれであった。二人の天才の戦いは遂に決着する。負けたとき、失敗したときこそ人の器量は試される。
【エピローグ 人の過ち】
致命的な過ちが明らかとなり、本能寺の謎は解けた。過ちを繰り返さぬために、そして悲劇の連鎖を絶つために光秀が残したものとは?
「五十五の夢」は、光秀の辞世句の一部である。
明智光秀が織田信長と共に戦い、共に散った13年半を、新たな視点から掘り下げた。
一般的に織田信長は変革者、破壊者とのイメージがあるが、事実を客観的、俯瞰的に見ればそのイメージは大きく異なることが分かる。
この時代、イスラム勢力が地中海貿易を独占し、その利権にからむことのできないスペインとポルトガルは起死回生を狙い大西洋航路を開拓、アフリカ大陸とアメリカ大陸で略奪の限りを尽くし、その矛先を日本を含むアジアへと向けている。
日本は、戦国時代という激しい競争社会にあった。これは著しい経済成長をもたらす。競争は一部の勝者と富む者を生んだが、その裏側は戦いが生む多くの犠牲者と異常な格差であった。
信長と光秀が解決しなければならない課題はとてつもなく多く、否応なしにその渦に飲み込まれやがて悲劇へと繋がる。歴史の事実が映し出しすものは、彼らが目指す道に悩み、迷い、もがき苦しむ、人間そのものの姿である。
これはコロナ渦に生きる私達に、きっと何かを教えてくれると思っている。
(カクヨムでも一部掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 15:06:26
46212文字
会話率:22%
冥府を支配し、死者たちを裁く神ハデスは13年前に人間の赤ん坊を拾った。花のように笑うその赤ん坊にサクラと名付ける。サクラと出会いよく笑うようになったハデス。
いつまでもずっと一緒だと約束した2人。しかし、ハデスは冥府の神であり、サクラは人間
。
"いずれは人間の世界へ帰す"
そう決めていたのはハデス。
惹かれ合う中で悪魔と争うことになった。
互いを守るために離れた2人。
ハデスの矛盾と葛藤…。
ハデスを想うサクラ。
2人はもう1度逢えるのか。
逢えたなら…
神様と人間のファンタジーラブ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 11:24:21
107298文字
会話率:44%
美人で色気のある姉と妹を持つが故に、幼い頃から自信がない優子。しかし、『女は愛嬌』をモットーにあざとさを身につけ、自信を取り戻すべく生活するも同じクラスの山田君にボロカスに言われてしまう。そんな山田君と13年振りに再開するも、相手の様子がお
かしくて、、?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 21:54:38
4171文字
会話率:55%
水嶋閏(みずしまじゅん)は、誕生日に交通事故で死ぬ。享年15歳。
死後の世界で悪魔ダウトと出会い、ある条件付きで閏を生き返らせる契約を提示する。
その条件とは、
①3年以内に既に決まっている『運命の女性』と『付き合う』こと。
②ただ
し、『付き合う』チャンスは1回のみ
③3年以内に『付き合う』ことが出来なかった場合、死ぬ。
④『運命の女性』以外の女性を選択した場合、『運命の女性』が別の男性と付き合った場合、そもそも告白に失敗した場合。その日の0時を回った瞬間、死ぬ。
⑤この契約は絶対に公言してはならない。
閏は契約に合意、『運命の女性』を探すため現実世界に戻る。
これは、主人公・水嶋閏の命を懸けた恋愛ゲームである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 23:01:28
11492文字
会話率:46%
13年もの間監禁されてきた姫はいつか素晴らしい騎士様が助けに来てくれると夢を見ていた。
が、実際助けへと来た騎士は髪ボサボサの隈が目元についた冴えない騎士であった。
落胆し今迄耐えた日々はなんだったのだろうと絶望していたが、彼と冒険していく
内に姫の閉された心は開いていき…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-03 19:27:15
18756文字
会話率:26%
心臓病を患う陽菜(ハル)と幼なじみにして夫の叶太(カナ)。
高校3年の夏に多くの祝福に包まれて結婚した2人も大学生になった。
大学進学直前の「進路希望」、「卒業式」、「誕生日」。
大学入学後、いつも元気な叶太が罹患した「季節外れのインフ
ルエンザ」。休まざるを得ない叶太の代わりに活躍したのは、同じ大学の院生だった叶太の兄、晃太だった。
大学生になっても真面目な優等生だった陽菜は、気が付くと思いもよらない悪意に晒されていた。
隠された悪意に気付かないふりをしていたけど、とうとう体力的にどうにもならなくなって、陽菜は直接話に行く事にしたが……。
シリーズ4作目は、短編と中長編をいくつか組み合わせたオムニバス形式でお届けします。楽しんでいただけたら嬉しいです♡
※「12年目の恋物語」、「13年目のやさしい願い」、「14年目の永遠の誓い」の続編です。
※この作品は小説家になろうと同時に「ベリーズカフェ/野いちご」にも、若干体裁を変えて掲載しております。(あとがきは、そちらにだけ掲載)
2019年10月27日、完結しました!
2019年12月1日、番外編「初めてのお見舞い」を追加しました。
2020年9月25日、番外編「助手席からの景色」を追加しました。
2020年11月3日、番外編「結婚記念日」を追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 18:48:16
234251文字
会話率:41%
高校三年生になる前の春休み、叶太カナは満を持して、陽菜ハルにプロポーズをした。だけど、それは陽菜には思いもかけないもので……。
受け入れられなかったプロポーズ。だけど、どうしても諦められない想いがあった。
ハルとカナ、高校二年生の後半
から二人が永遠の誓いをかわすまでのお話。
※「12年目の恋物語」、「13年目のやさしい願い」の続編です。
※この作品は「ベリーズカフェ/野いちご」に、著者名:織音♪として掲載したものを若干手直して転載しております。(現在のPNは真矢すみれとなってます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-28 21:35:17
162022文字
会話率:37%
すれ違いの末、十二年の時を経てようやく付き合いだした陽菜(ハル)と叶太(カナ)。幸せいっぱいな生活はわずか十ヶ月でほころび始めた。
自分と同じクラスになるため、十三年目も叶太が裏で手引きをしたことを知り、心を痛める陽菜。初めてのケンカに
ぎくしゃくする二人の間には、陽菜に横恋慕をする後輩が現れる。
ハルとカナ、高校二年生の春のお話。
※「12年目の恋物語」の続編です。
※この作品は「ベリーズカフェ/野いちご」に、著者名:織音♪として掲載したものを若干手直して転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-28 20:00:00
140482文字
会話率:37%
※カクヨムにも掲載しております
時は『神禄』
令和最後の大怪異『鬼門の大祓』より13年の後世、日本が『日ノ本』へと国名を改め、東京が洛陽の名へと遍都された――神禄十三年卯月の春。
かつて日本と呼ばれた日出ずる国は悪鬼妖魔が跋扈する、
常世の住人達が荒ぶ国へと変わり果てていた。
人の世に仇為す悪鬼魍魎を調伏せしは、平安時代より連綿と続く組織『神籬』に属する『刀士遣』と呼ばれる剣士達。
破魔の力を宿す物質『火廣金』によって鍛えた武器を携え荒霊を祓い、人成らざる化生を退治する、祓いの専門家。
その刀士遣になるべく、神籬の門戸を叩くはこの物語の主人公『源智慧』
かつて朝家の守護と呼ばれ、刀士遣の開祖として日ノ本の歴史に名を残す清和源氏三代目棟梁『源頼光』の子孫にして、現代まで唯一生き残った清和源氏宗家――最後の1人。
これより語られるは血と因縁に塗れた1人の少年の物語。
孤剣にて妖魔を斬り、斯くなる逝くその時まで刃を振るう――鬼の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 01:23:14
259966文字
会話率:58%
王子ハッキス・シラーネの誕生日に、13年間彼と婚約していた令嬢ハーキラ・レータが捕らえられた。罪状不明の凶悪犯罪者にされたハーキラ嬢。「恋は弱肉強食!あたしが弱いから負けたのよ!」と、得意の魔術を禁術まで駆使し、脱獄・世界渡りまでして婚活に
奔走するお話。
◼️題名変更しました。括弧内に前の題名を残しています。
【禁術令嬢の婚活状況(ラブハンター・ハーキラ)】
R15は保険です。いじめ少なめ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-07 13:00:00
11515文字
会話率:40%
ーーこれは、神と人と炎の物語。
古の時代、世界に神の御遣い「天使」が降り立った。
その世界には数多の生命が在った。
空を翔ける優雅なる鳥、大地を駆ける雄々しき獣、樹々草花に息衝く麗しき精霊。
天使は、その中で、若く、弱々しく、だが知性
溢れる生き物の手を取った。
その生き物は、「人」と云った。
人は、天に憧れ、偉大なる神の教えに畏敬を示した。
人は、言葉を知り、文字を伝え、父たる神のために「歴史」を紡いだ。
そんな彼らの肉体は、どんな生き物よりも脆く儚かった。
ふと意識すれば倒れているのだ。
大地の病に倒れ、獣の爪牙に貫かれ、骸すら鳥に突かれ、気づけば朽ち果てていた。
天使は、弱々しく命を散らす子を憐れみ、彼らに「剣」を与えた。
精霊は、人に剣を与えた天使を憎んだ。
人は剣を持つべきではないことに気づいていたから。人はか弱い存在ではないことを知っていたから。
精霊は危惧していたのだ。人が剣を持てばその性質が変わってしまうことを。
精霊は純粋に愛していたのだ。心優しき人という生命を。
精霊は人のために天使に戦を挑み、人の剣の前に敗れ去った。
やがて、人は剣に酔いしれ、その酔いは神への祈りすら忘れさせた。
そして、人の剣は人に向けられた。祈りを守る者と祈りを忘れた者は、互いの剣を交差させた。
世界には戦が溢れていった。
・・・ふと何処かで、誰かが訊ねた。
人が正しく在るべき道は何れにあらんや。
曰く、
「神の戒律か。人の欲望か。精霊の徳義か」
ーーこれは、人でありながら人の道を外れた者が「幸福(エウダイモニア)」を求める物語である。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ー神戒暦13年ー
オクトリエル月8日。陽の当らぬ昼。
ディケロニア烙皇国辺境伯領小都市ザファケルに辿り着いた若き僧騎士は、そこで少女と出会った。
ボロ切れのような服をまとい、体の至るところに虐げられた傷を持つ少女。
僧騎士は少女を憐れみ、手を差し伸べる。
しかし、それが己の信仰を打ちのめす試練の始まりであることなど、知る由もなかった。
今なお死の流行病に冒され、心を失いつつあるこの町に、あらゆる悪意が吹き溜まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 19:14:32
151424文字
会話率:33%