すると、キッチンテ-ブルに見知らぬ女性が座っている。
若い女性だ。
丸くて大きな眼鏡をかけている。
髪は長い。
「あっ、やっと帰って来ましたね」
ぼくの顔を見るなり、彼女が言う。
「暫く、ご厄介になります」
ペコリと頭を下げ、彼
女が言う。
「……」
当然、ぼくには返すべき言葉がない。
が、そんな様子のぼくを完全に無視し、彼女が続ける。
「名前は業平桜子(なりひら・さくらこ)といいます。自分でも思いますが、字余りですよね」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-07-31 12:24:17
18379文字
会話率:57%
高級娼婦としてそこらの貴族よりも優雅に暮らすユノ。
持ち前の美貌と演技力で数多の上流貴族を虜にしていたユノは、その日も自信たっぷりに客の前に現れる。
しかし、男はユノを見るなり娼館の主人を呼び出した。困惑するユノに歩み寄り、男は恭しく跪いて
手の甲に口付ける。
「貴女は今日から私の妻です。共に幸せになりましょう」
あれよあれよという間に、ユノは男──アルベルトの妻になってしまう。
突然の出来事に戸惑うユノだったが、帝国軍大佐という地位を持つアルベルトを上手く使えば王族入りも夢ではないと気付く。
幸いアルベルトはユノに首ったけ。自分を散々甘やかす紳士的で優しいアルベルトを、ユノは内心チョロいと見くびっていた。
しかし実は、アルベルトは冷酷無慈悲な『魔王』と恐れられる帝国の猟犬だった!
……え、それって地雷踏んだら処刑されるのでは!?アルベルトの地雷ってなに!?
成り上がりを懸けて旦那様の腹の中を探り、魔王攻略に奮闘するユノ。
しかし平穏な日々の裏で長きに渡る戦争は勢いを増し、ユノは大きな渦へと飲み込まれていく。
この先に待つのは興隆か破滅か……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 23:18:28
277647文字
会話率:39%
俺(ユウスケ)の部屋に突如現れたどう見ても異質な女の子。
どうやらこの世界ではないどこかからやってきた存在らしい。
俺を見るなりいきなり斬りかかってきて!?
異世界から転移(転生?)してきた金髪の女の子とのちょっぴりラッキーのあるドタバ
タラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 16:03:23
190128文字
会話率:41%
切れ者で知られる若きマフィアの幹部・マニーは、死神と恐れられる殺し屋・タールマンと共に、組織の邪魔者を始末し続けてきた。
今日のターゲットはサムというストリート・ギャング。
楽な仕事の筈だったが、仲間のミスを補う為に妙な作業を始めたサムを見
るなり、タールマンの眼が異様な輝きを帯びる。
マフィアには珍しい、ある「共通の趣味」の持主だったらしいのだが、それが裏切りの可能性を生み、思わぬ方向へマニーの運命を狂わせていく……
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 17:24:53
6081文字
会話率:44%
スラムに生まれた主人公・ニアは、貧しく苦しい日々でありながらもたった1人の家族である母と共に、懸命に生きていた。しかし、そんな日々は唐突に壊された。招待不明の男達が全てを壊したのだ。母を殺され、自らも奴隷として売られそうになっていたとき、異
能を覚醒させ檻から抜け出したニアは、そこで身分を隠して監査に来ていた国王に出会った。彼はニアを見るなり、城について来るようにいった。苦しい日々を強いてきた国のトップである国王・カースに憎しみと警戒を抱きながらも、交渉の後に着いていくことに決めた。
この出会いによって、ニアはどんな運命と辿るのか─────。
*1話は少し固く感じると思いますが、2話以降は、もう少し砕けた文体になります。
*後々恋愛が絡んできますが、こちらはかなり進みが遅いと思われます。
また、√が皆様の希望に添えない可能性があります。
誤字脱字等ありましたらご連絡お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 15:35:39
1521文字
会話率:24%
皆様は、見合い業というとどういう印象を持たれるでしょうか?
だいたい多くの方は、実態が怪しい…とか、本当に見合いが出来るのかとか、中には悪徳な業者もいるからお金だけ取られて終わりなのでは、等々といった悪い印象をお持ちではないでしょうか。
自分が見合い業をしている時も、回りの方はだいたいそんな感じでした。
その話をすると、自分を見るなりかなり警戒をしている方もいました。
ただ、勧誘目的なら会員資料を見せても規則には抵触しないので、独身の方には積極的に見せて回りました。
すると、興味本位で見てはくれるのですが、いい返事をもらえる事はありませんでした。
とにかく仕事がしたかったので、親友には無料で入会してくれないかと何度も頼んだのですが、それも叶いませんでした。
結局、自分は見合い業を始めてから約2年で廃業したのですが、残念ながら会員さんを獲得する事は出来ませんでした。
ですが、その時の出来事を小説として残せたらと思って筆をとりました。
それでは、そろそろ本題に入っていきますが、まずは副業で見合い業を始めたきっかけから進めていこうと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 10:49:50
40343文字
会話率:37%
最近不思議な夢を見るなぁと思っていたら、突然知らない場所にいるんだけど!?そこで出会ったイケメンは私のことを知ってるらしいけど、全く記憶に無いし。えっ!?私って記憶喪失なんですか!?強制的に記憶を戻すって!?
そんなこんなで異世界へ行っちゃ
った主人公がヒーローからの重い愛を受け止めざるを得ないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 09:00:00
7480文字
会話率:61%
この文章は俺のツイッターでのつぶやきを転載しました。
この文章は俺のブログ「やくおもぶろぐ」と投稿サイトの「note」と「カクヨム」と「ノベリズム」と「アルファポリス」と「ノベルアッププラス」にも掲載しています。
#言葉
*俺が尊敬す
る伊集院光がテレビ番組「100分de名著」の司会で言った言葉が「言は風波なり」。言葉は風や波の様に現れて影響を与えて消える虚しい流体。風や波を固体のように手でしっかりとつかめる人はいない。ありえないことはありえる。ありえることはありえない。二面性はコイン表裏で同体。
#現実化
*50年前に壁掛けテレビやテレビ電話は夢だった。しかし2022年現代では夢は現実化した。「こうなったらいい」や「こうなったらイヤ」という二面性を持つ夢のコインは現実化する。現実化する物は夢を見た物だけ。現実化しない物は夢を見ない物。悪夢を現実化したくなければ悪夢を見るな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 20:23:07
387文字
会話率:0%
彼の家は駅から十五分くらいの所にあり、自然豊かなところだった。山の麓から見上げる山々はいつも四季を色鮮やかに感じさせられた。彼は高校二年生の時の夢のひとつ、コンピュータに関わる仕事に携わっていた。「最近よく夢を見るな、何故か戦っている事が多
いようだ」、彼の見た夢とは、、、その結末はどうなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 16:57:48
59686文字
会話率:63%
霊力のある世界。時代は戦国。
応仁の乱から荒れ放題の京都の西の寺で、ひとりの少年が修行に励んでいた。
いつものように修行しようと川原に行くと、大きな黒い亀がいた。
「姫を頼む」なんのことかと見回して、倒れた女性を見つける。
その女性を一目見
るなり、とらわれた。
「この人だ!」
前世の記憶の無い少年が、前世愛した女性と再開し恋をするお話です。
『霊玉守護者顛末奇譚』に出てきた四百年前の霊玉守護者のお話です。
『助けた亀がくれた妻』『紅蘭燃ゆ』の続きのお話になります。
読まなくてもわかるとは思いますがお読みいただけるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 18:00:00
164680文字
会話率:20%
小さい頃からみる不思議な夢があった。
典型的な悪役令嬢の女の子目線から王道の恋愛映画を見る―そんな夢。
幼いころ、婚約者という王子様に一目ぼれしたところから始まり、今は全寮制の学園で下級貴族のヒロインポジションの女に現を抜かす王子を見て嫉妬
に狂っている。
今ではお決まりすぎて誰も見ないようなつまらないストーリーだが、彼女の人生を追体験しているようで、応援しながら見守っていた。
「今日も見たよ、あの夢。あの子、遂にヒロインに殺し屋を差し向けるみたいだ。」
今日も大好きな親友の隆二にこの話をする。
妻にも言っていない、昔からの二人だけの話題というだけでなんだか嬉しくて、会うたびに話をしていた。
「あの夢か。確か中学の時からずっと言ってるよな?大人になるまで見るなんて、その子と何か縁があるんじゃないか?俺は落ちる夢ぐらいしか定期的に見ないな」
最近、その話題にも反応が薄くなってきたことに気づかないふりをし、毎回付き合ってくれる隆二に甘えていた。それだけでいい。一生思いは伝えずに親友として生きていく。
跡継ぎのため仕方なくお見合いして結婚した妻と5歳になる息子は、家族として愛していることに間違いはない。俺は幸せ者だ、そう思っていた。
「・・・なんで?」
自分の家の風呂場で最愛の親友と妻の不倫現場に遭遇するまでは。
「俺だって・・・俺だって隆二の事が好きなのに!!」
動転して訳も分からず自分の気持ちをぶちまけてしまう。
「最低。彰さんってゲイだったの?」
「俺の事そんな風にみていたのか。気持ち悪い」
俺が被害者の筈なのに罵られ、耐えられず自分の家から逃げ出してしまった。
公園のベンチで泣きつかれうたた寝すると、今日もあの子の夢をみた。
「サイオン様っ違うのです!全てはあの女が悪いのですわ!」
「黙れ。貴様に名前を呼ぶことも許可していない上にリリーの事をあの女呼ばわりするとは。王族不敬罪の罪も背負いたいらしいな。人を殺そうと思う其方らしい下劣な振る舞いだ。見るに堪えん。」
「婚約破棄と合わせて国外追放を命じる。二度とこの国に足を踏み入れるな。同じ空気も吸いたくない。」
そうか。お前も人生の絶望を味わうなんて本当に運命を感じるよ。
でもな、お前の方が俺の人生よりマシだろ。
『本当にそうかしら。じゃあ試してみたら?』
「へ?」
目が覚めると俺はあの夢の悪役令嬢になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:00:00
4902文字
会話率:25%
「せんぱい、おはようございますっ。きゃーっ、後輩の裸を見るなんて最低です! これはもう退学してもらうしかありませんね! ……そんなにジロジロ見ないでくださいっ」
私立桜豆学園。そこは2年と1年が同室となる全寮制の高校である。当然同性同士
の同室となるが、学校側のミスにより、1ペアのみ男先輩と女後輩が共に暮らす部屋が生まれてしまった。
陰キャ男子先輩と、人当たりのいいあざとかわいい後輩が同棲となったが、女後輩は先輩を退学させ、自分1人の部屋を作ろうと目論んでいた。
それに気づいた先輩は、調子に乗っている後輩を懲らしめるべく立ち上がる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 10:03:46
132926文字
会話率:65%
私の親友は几帳面なんです。
最終更新:2022-01-20 20:00:00
2163文字
会話率:20%
私はいつも思う。この言い方でよかったのだろうか、と。キツくないか、嫌味たらしくないか、恐くないか。注意一つするにあたっても色々考えるのだが、優しすぎるのも良くないよなぁとも悩んでいる。
最終更新:2022-01-04 02:00:35
2914文字
会話率:59%
サイルーン王国の王太子、カルザードは憂鬱だった。
のらりくらりと交わし続けていた婚約者を、早々に決めなくてはいけなくなったから。
しかも選択肢はたったの二つ。
有力侯爵家バジーレの双子の令嬢、エラとフレイアのどちらを選ばなければならない。
周囲から得られる姉のエラの情報は乏しく、あっても醜聞ばかり。
一方の妹フレイアの社交界での噂は賞賛に満ちていた。
双子なのにあまりの違いに、カルザードは懐疑心を抱いた。
「そんなに疑うなら、ご自身の目で確かめてからお決めになれば良いではないですか」
そんな折、影武者であるアベルが放った一言にカルザードは不敵な笑みを浮かべ、誰もが想像もしなかったことを実行に移す。
「見るなら間近で、なおかつ身分をばらさずにだ」
こうして一人の執事見習いがバジーレ侯爵家に雇われることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 23:35:56
15740文字
会話率:36%
男は天界で転生先の人生計画書を提出したが、受付の天使に拒否される。
そこに通りかかった女神が、男の書類を見るなり、okを出した。
なんと女神が新しく管理することになった星が、男の希望をする転生先に近いものだったのだ。
すぐに男は転生
することになったが、そこでトラブルが発生。
トラブルの影響が小さかった男は転生後、育ての親からデーヴィッド・テーラーという名前を貰い、成人になった十六歳の彼の冒険が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 19:29:59
1145459文字
会話率:30%
長年愛用していた炊飯器が壊れたので、悲しみのあまりエッセイを書いてしまいました……
最終更新:2021-11-28 11:14:32
1787文字
会話率:0%
43歳、精神年齢10歳の夢見る中年 黒田 明は異世界に転移した。
もちろん先方が望んだわけじゃない。
誰が好き好んで何の取柄もない我儘で自分勝手で妄想の激しい喧嘩っ早い男を異世界に呼ぶと言うのだろう。
女の子とイチャイチャしたい、大金持ちに
なりたいと純粋無垢な願いを叶えたいと夢見るなおじさんが、何の間違いか幸運にも異世界に行く事が出来たのだ!
義理と人情の異文化交流が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 17:19:04
213933文字
会話率:33%
俺はミステリーを書きたかった。ミス・テリーとかいう女性だったというオチのつまらないおやじギャグではない。推理モノ的な意味でのミステリーを書きたかったのだ。てかミス・テリーって誰だよ。
けれど作者は残念ながらそう簡単にタネを出せるほど頭は
よくなかった。偏差値四十底辺高卒の上に専学中退の頭は伊達ではないのだ。よくない意味で。
俺の頭はファンタジーだった。現実に中指立ててふぁっきゅーとか言っちゃうくらいには頭ファンタジーお花畑だった。要約すると、腐れロリコンニートはシコって寝るしか能がないから下品なものしか書けないのだ。
こうしてできたのはカテゴリーエラーとしか思えない下品な逸品、つまりこれだった。
友人に見せたらカオスとか言われた。心外ではないがこの話はシリアスのつもりだった。尻・ASSという意味ではない。真面目な意味でシリアスなストーリーラインのつもりだった。
もうこの作品の解釈は聡明な読者様方に委ねようと思う。そしてその解釈を感想やコメントとして作者に伝えてくれると嬉しい。
というわけで汚い探偵モドキの小説、読んでくださいませ。
この文章は深夜テンションで書いたのでいろいろおかしなことになってるかもしれません。低クオリティなうえカオスです。あらかじめご了承ください。いやだったら見るな。
カクヨムとpixiv、ノベルアッププラスにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 10:40:46
6862文字
会話率:63%
絶対に見るな。
もし見てしまったら…
最終更新:2021-10-07 00:25:24
1558文字
会話率:32%