ゲーテ原作『ファウスト』のその後の物語。
最近のマニアックな読者の間では、「アタマを空っぽにしてそのまま無防備に読んだり、観られるラノベやアニメが多すぎ」、「カタルシスがなくて困る」などとの声が上がっています。
あなたはどう思いますか?
私は個人的には脳の負担にならないのでそれもそれで好きなのですが、少し調べてみると、「飽き飽きしてきた」、「作画だけで内容がない」、「なろう系」など多く言われていることが判明しました。そう言われてみると、確かに時には異世界ものでも、少し頭を使って考えるものがあってもいいかなぁと............
ですので、あなたも少しだけアタマを使って考えるような物語で、哲学者になりませんか? コロナ期間中は一緒に本の虫になりませんか?
振り返ってみると、現代と近世、今も昔も我々人間が「日常」に抱える問題――デマ、フェイクニュース、いじめ、女性差別、身分差別、同性愛に対する偏見と誤解、大量虐殺(ジェノサイド)、イデオロギー戦争、経済危機、命に関わる流行病などなど、は変わっていないようです。ですので、主人公がこれらの問題に苦しみ、挑む王道異世界ファンタジーラノベテンプレ物語を、ゲーテ作『ファウスト』を題材にして書いてみたいと思います。
舞台は16世紀ヨーロッパをモデルにした架空の世界です。ウィンナワルツ等、その時代に存在しないものも登場しますがご了承ください。
----以下あらすじ----
『ファウスト』の物語は終わっていなかった。ファウストの魂は実際には天界に召されず、以降もずっとメフィストの手中にあり続け、物語を見せ、楽しませ続けなければならなかった。
そのせいで彼の魂は幾多の世界で人生を送った後、悠久の時に耐えられず、精神が崩壊した。そうして魂の自由を嘆願した次第だったのだ。
それを見かねた神はファウストに贖罪の機会を与える。
その内容は、次の世界で「自ら問題を発見し、定義し、解決」すること。
そうしてファウストは、いじめ、身分差別、デマ、フェイクニュース、経済危機、自然災害、同族嫌悪、同族狩り、ジェノサイド、イデオロギー戦争などの問題であふれる異世界に魔王を倒す勇者として召喚される。しかし彼を待ち受ける謂れのない誹謗中傷、過酷な試練の数々......果たして彼は見事、自由を手に入れることができるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 16:47:25
144152文字
会話率:40%
わたくしローズマリー・アンダーソン(10)は、人生3度目の奇跡を体験する事になりました。
ひとつは流行病に打ち勝ったこと。
もうひとつは朦朧とする意識の中で前世たるものを思い出したこと。
そして最後に…
「あなたローズマリーよね
!わたくしあなたのお姉さんのエリザベスよ!よろしくね!」
世界で最も美しいであろう姉が出来たことだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-13 00:32:31
16045文字
会話率:52%
セナは10歳以前の記憶はなく、母と老夫婦に拾われた所から人生が始まる。母と老夫婦が営む大衆食堂で慎ましく生きていたが、流行病により母も老夫婦も亡くなってしまった。それから7年が過ぎ、ある満月の夜にセナは喉の渇きを覚える。その抗い難い欲求に身
を任せたセナは、自分に懐いていた幼子を殺してしまう。殺人の罪により、中央区へと連れて行かれたセナは処刑される。しかし、その処刑は変わった方法だった。
変な処刑方法で勝ち取った死ぬまでの自由を、自分が生きる理由を探す意味の有る時間にする話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-04 21:03:07
5277文字
会話率:47%
「冒険者の一番の仕事は任務を達成する事じゃない。生き残る事だ」
「死んだらそれで終わりなのよ。だから死なないように準備しなきゃ駄目よ」
冒険者の両親を持つ少年、「三筋 十夜(みすじ とおや)」。
彼は親からの教えを胸に、冒険者としての一歩
を踏み出した。
しかし冒険者になりたての同期から「臆病者」のレッテルを貼られ、仲間集めに失敗してしまう。
仲間なしで続けられるほど、冒険者家業は甘くない。どうにか先輩冒険者のパーティに潜り込めないかと画策する十夜だが、それよりも先にパーティ仲間から悪評を立てられている女性冒険者と出会い、彼女を仲間とする。
そしてすぐ、女性冒険者の妹をもう一人の仲間として迎える事になり、悪名持ちの三人パーティとして活動をしていく。
しばらく順調に活動していた十夜達だが、仲間の一人が流行病に倒れてしまう。
治療手段の薬は売り切れで、助けるために十夜達は無理を通し“冒険”をする。
命からがら、死ぬかもしれない冒険の先で三人の冒険者は絆を深めるのであった。
ついでに十夜を臆病者扱いした連中が無茶をして任務に失敗したり、女性冒険者の元仲間が犯罪行為で捕まったりするけど、そのあたりは十夜達には関わりのない話でしかなかった。
※「あらすじ」は言葉のままです。それ以上の話はありません。
※普段は無難な奴だけど、仲間のためなら無理でもするよ、という話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-20 11:00:00
101635文字
会話率:16%
高校二年生になった小林 泰広《やすひろ》は、平穏で当たり障りのない日常を送ることを何より生きがいにしていた。
それなのに…
「小林くん、キミ、何かご存知なんじゃありませんか?」
何もご存知じゃありませんので、面倒ごとには巻き込まないで
…!?
無慈悲にも、隣の席の女子生徒、上佐《うわさ》芽亜《めあ》によって泰広の期待は裏切られることになってしまう。
「私は、蔓延する『噂』の特効薬になりたいんです。」
こうして、泰広と芽亜の『噂』調査の幕が上がるのである。
「___噂は、何よりも恐ろしい流行病《パンデミック》だから。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 23:35:03
225文字
会話率:50%
赤レンガの町並み、数年前までガス灯だったこの街は電灯へと変わり、人々は時代の移り代わりを感じながら働いていく、この物語は、そんな時代をなくなった両親から受け継いだ”人助け”を心情に掲げる魔法使いの話だ。そう、あの魔法使いである、おとぎ話や小
説、漫画などその手の作品では当たり前にみられるであろう架空の存在、しかしこの世界では、それはひっそりと、そして脈々と受け継がれていた、万人が使うことのできる科学技術ではなく、才能に左右され、廃れてしまった魔法を使い、人助けをなりわいとしている一族の末裔、アーバス卜家の一人娘であるアメリア・アーバス卜の物語である。この少女は、幼くして両親を流行病で亡くし、魔法使いの末裔として、一生懸命働いている齢15歳の少女の物語りである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 22:45:06
860文字
会話率:63%
その迷子の正体は・・・?
最終更新:2019-10-30 04:00:00
452文字
会話率:0%
婚約破棄をされて領地へ帰った侯爵令嬢のヴィオラ。それから少しした頃に王都で流行病が広がってまともな指導者となれる王族がほとんど居なくなってしまった。頭を悩ませる父と兄と、王族と関わることはもうないと思っていた彼女の行く末は。
「繰り上がり
陛下は頭を抱える」のお嫁さんサイド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-23 13:45:43
2905文字
会話率:40%
王太子クレメンスは6年前に流行病で亡くなり、その時に死んだとされている王女コルネリアが身代わりを務めていた。
コルネリアは弟として生きる決意をし、正体に気づいたクレメンスの婚約者オリビアに支えられながら王太子の役目を果たしていたが、元婚約
者で側近のレオンハルトに対しては複雑な感情を抱いていた。
そんな中、国王不在の王宮で王太子の秘密を知った者たちが事件を起こし、コルネリアはオリビアから、レオンハルトの裏切りを告げられた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 13:12:44
77890文字
会話率:40%
熊山遺跡に想いを馳せる青年は、展望台から、南の彼方を見つめ、古を想う。
古代、熊山の麓、吉井川の辺にあった村では、熊山を神々が宿る霊山とし、御山と呼んで、信仰していた。村に住む、カヤトとイツキの兄妹は、幼くして両親を亡くし、長老に育てられた
。
梅雨のある日、異国の舟が村の川原に漂着した。遥か南の海原に浮かぶ島より、仏の聖地を目指していた、ルヤン達。彼等は、嵐に遭い、道を失い漂流を続けた果てに、御山の光に導かれて、村に辿り着いた。ルヤンは、カヤトが唐留学していた時の、友人。その事から、彼等を村に受け入れる事になった。
国に帰る事も、聖地に向う事も出来ない。ルヤン達は、その想いを抱いたまま、村での暮らしに、馴染んでいく。季節の無い国の彼等にとって、移り変わる村の四季は、不思議で驚くもの、そして、冬の寒さ、雪は、戸惑いだった。
彼等が、村に溶け込んだ頃、辺りで流行病が広がる。多くの人が無くなり、ルヤンの仲間である、ネジャも、病に倒れる。ネジャは、国に残してきた、家族を思いながら、死んでしまった。失望に暮れている中で、ある時、都に来ていた、唐の使者が帰る途中、霊山を近くで拝みたいと、村へと立ち寄った。その使者に誘われて、ヤンブは、再び、仏の聖地を目指す決意をし、村に残る、ルヤン達と別れる決意をした。
ルヤンが、村に残ったのは、イツキの事もあったから。二人は一緒になり、子供を儲けて、日々を過していく。平穏で、恵み豊かな村であったが、聞えて来る、不穏な噂に、村人は不安となる。
「この土地の、恩恵が永遠に続くと良いな」イツキの言葉。
ルヤンは、神仏の力を高めようと言い、
聖地にて作る筈だった、永遠を祈念する祭壇を、御山にある磐座の上に作る事を提案し、村人達と共に、御山が永遠に在り続ける様に、村と土地も永遠に豊かで在るとの祈りを込めて創る。
熊山遺跡には、その様な想いが込められているのだと、青年は、想い描いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 07:45:50
66959文字
会話率:43%
平和な日々を重ねていたクロワサント島にある日、北の大陸ロウノームスからの使者一行がやって来た。
ところがその一行は流行病に侵されており、島にも病の猛威が広がって、島民の八割近くが亡くなってしまう。
北の州長の息子の僕は復興途中に亡くな
った父の代わりとして、遠縁の大人達のお飾り州長に祭り上げられ……。
『ロウノームス』からの、キーワードを追加しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-23 16:03:22
276765文字
会話率:47%
終わりゆく世界で、カナリアと出会う静かな時間。
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・pixiv等に掲載しています。
最終更新:2018-11-14 13:07:27
2367文字
会話率:8%
転生するのってはやりじゃない?
乙女ゲームの悪役令嬢とか、最悪モブでもストリートを傍観できるならなんでもいいと思ったよ???
でもね
お金は大事、階級も大事、そもそもまともな家庭に生まれたかったァァァ!!!!
4歳になったばかりのイザベラ
は流行病に侵され、あまりの高熱で生死をさまよった。
両親が心配する中、イザベラはひたすらうなされた。
夢の中で繰り返される映像はド定番の前世の記憶であり黒歴史、そんなものを永遠と見せられ
熱が下がった翌日は、このまま殺してほしい気分でいっぱいだった。
しかしこんなことは序の口
気づけば、乙女ゲームの世界とかそんなことより
生きるのに大変厳しい、平民家庭に生まれてしまった。
しかも、お隣さんは平民は平民でもヒロインじゃんか!!ふざけんな
明日を生きるのもぎりぎりな家庭で
黒歴史満載の記憶を使いながら必死に食らいつくイザベラ
果たして乙女ゲームの傍観はできるのか、はたまたこのまま野垂れじ、、、なないように頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-05 03:00:00
9908文字
会話率:33%
乙女ゲームの世界に転生したナイラは、五歳の時にナビゲーター役の”ヒロインの姉”であることに気づいてしまう。 ナイラはハーレムルート実現のために、妹からヒロインの座を奪い、『学園』に編入学する。乙女ゲームと乖離した世界に戸惑っている間に、ゲー
ムにはなかった縁談が持ち上がり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 02:00:00
174813文字
会話率:34%
人の身では抱えきれない感情を宿した人間は、鬼となる。
街道沿いの町として栄えたものの、新しい街道ができ急速に寂れていく町で生まれ育った、両親を流行病で亡くした少年ヒナトと、町一番の金持ちである町長の次男クリツ。
正反対の性格をした二人の夢
は、一緒に海を見に行くことだ。
十三歳になった少年は、鬼になった友達と一緒に、全てに追われながら約束の海を目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-05 15:11:15
120383文字
会話率:41%
流行病の高熱がきっかけで、今生きている世界が前世で遊んだ乙女ゲームの世界だと思い出したリーリエ・アラウン。
幸いゲームには名前すら登場しないヒロインのクラスメートのモブ。
だがしかし、ヒロインの性格は原作から遠くかけ離れた性悪の男好き。さら
にそのヒロインをやけに気にかける婚約者。
「これってネット小説によくある巻き込まれ…!!最悪婚約破棄!?」
戦慄するリーリエだったが、婚約者は自分も大切にしてくれるし、何より攻略キャラの様子がおかしい。
「なんかよくわからないけど、モブとは思えないイケメンハイスペック婚約者とそれなりに仲良くしながら平穏に暮らしてます。あと、ヒロインはお気の毒様です」
※攻略キャラが気持ち悪い感じな上理不尽な形でヒロインに迫ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 12:15:21
76670文字
会話率:42%
人間は遺伝子の奥秘を察した。
遺伝子の相性を見ることで、その人が誰と結婚して産んだ子供が天才になる確率が一番高いのか、システムの分析により分かる。少子化、水資源問題、食糧不足、石油不足、気候変動、戦争、流行病など、世界人口100億を超え
た2060年に、人類はまた様々な危機から抜け出せなかったうえ、アメリカをはじめ役に立てる天才を欲しがっている人類は、ペアリングセンターを建て、「遺伝子改良計画」を国会で押し通った。
人々は16歳~18歳の時期に将来結婚する相手をシステムに任せ選ぶ。
主人公はこういう時代に生まれた、そして忘れられなかったのは自分の弱さと無力感だけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 01:53:58
5330文字
会話率:59%
女性ばかりに感染する流行病によって女性の数が圧倒的に少なくなってしまったユナス大陸の各国は、海の向こうにあるメイロウ大陸へ向けて大船団を派遣した。
航海の途中大船団を率いるラーズが嵐の海から助けたのはメイロウ大陸の“醜女”リンカだった。
大船団はメイロウ大陸で不遇を受ける“醜女”と呼ばれる女性たちを花嫁としてユナス大陸に連れ帰る事ができるのか?
海を越えてユナス大陸の命運を左右する大規模な集団お見合いがはじまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 17:00:00
29474文字
会話率:36%
とある異世界、そこでは突如現れた魔王率いる異形の軍団によって人々は苦しめられており、とある大国は起死回生の一手として勇者を異なる世界から呼び出すことにした。
そして勇者を別の世界から呼び出すことに無事成功したが……?
最終更新:2017-03-11 19:08:03
2314文字
会話率:18%
この世に生を受ける前の記憶がある。かつての俺は『勇者』だった――
そんな感じで、前世にてファンタジーな世界で勇者をやっていたユズ。流行病により早死した彼は、科学が発達した今世にて夕星と言う名を授かりすくすくと育
った(ただし前世を思い出すたびに死にたくなる)のだが、勇者が悪を倒すという王道極まるストーリーを貫く RPG に出会い……。
そして彼は、今日も今日とて死にたくなるのであった。ちゃんちゃん。 ファンタジー世界から現実世界への、異世界転生です。 ファンタジーとも日常とも恋愛とも言いきれないのですが、ベースは恋愛もの(のハズ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-20 23:41:10
4217文字
会話率:36%