バラカルニ地方の辺境に位置するスレンドの町。その一角に建つ「銀のカナリア亭」は今日も冒険者たちで大賑わい。女将自ら狩ってきた新鮮な素材を、料理長が絶品の「魔物メシ」に変えます。その美味しさは、遠方からも目当ての客が来るほど評判です。
掃除好
きなウェイトレス、情報通なエルフのウェイターと、個性豊かな宿の住人が、今日も町の平和と胃袋を守ります。
(基本、月水金の夜に投稿します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 21:00:00
185387文字
会話率:57%
「カナリア、君との婚約は破棄させてもらう」
「ねえ、お姉さま。嫁入り先を取り替えっこしませんか?」
家督を継ぐ長男と愛され子の妹に挟まれ、使用人のようにこき使われていた令嬢カナリア。彼女は両親の愛、婚約者全てを妹に奪われてしまった。
代わりに彼女が嫁ぐようにと押し付けられたのは、『人狼様』と呼ばれる神様のもとである。彼が治めているのは国最大のダンジョン……魔窟が存在し、あまりにも危険なため禁足地とされているレングラント山脈。
しかし、カナリアは知っている。かつて人狼様に嫁入りをした娘達は口々に「怖くて逃げ出してきた」と言って帰ってきていることを。
曰く、冷たく暗い人。
曰く、化け物のよう。
曰く、人間を憎んでいる。
悪い噂ばかりが行き交う『人狼様』の元へ一人で嫁入りさせられ、逃げ帰る場所もないカナリアは悲観する。
これではまるで、生贄のようじゃないか、と。
しかしいざ、人狼様のいる山脈までやってくると、迎えにきたのは銀色の毛並みと、赤い宝石のような美しい瞳を持った、馬ほどの大狼。食べられてしまうのかと思えば、大狼は彼女を背に乗せて屋敷まで駆けた。
屋敷に着く前に気絶した彼女は、気がついたそのときにはお屋敷の布団の中だった。そばには文机で眠っている銀髪の美青年。
布団に寝かせてくれたのでは? とカナリアはお礼と名乗りをする。
しかし彼は『クチナシ』と己の名を口にした以外はほとんど話さず、おまけにフードで自分の髪を隠していて、その美貌に似合わず陰気な雰囲気を纏っていた。
なにひとつ喋らずに過ごす毎日。
とうとう耐えられなくなったカナリアは、彼から渡された便箋を使って食事を運ぶ際にメッセージを送ることにした。
彼へ送るメッセージは短い一言から始まった。やがて手紙の内容は「おかえりなさい」「本日の献立は」と増えていく。
それでも来ない返事に落ち込んでいたカナリアは、ある日彼の部屋で「こちらこそ」と書きかけた便箋を発見する。
――もしかして、この人はただ「無口」で「口下手」で「不器用」なだけなのかもしれない。
不器用な優しさと、溺愛。それに気がついたときカナリアは恋に落ちる音を聞いた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 13:49:46
52805文字
会話率:36%
巨人族との戦いで命を落とした少年ソラは、神々の力で巨大騎士エインヘリアル=カナリアへと転生した。
ラグナロクから数百年後の世界に蘇った彼は故郷を守るため、別の世界から来た少女エクスと共に巨人を送り込んでくる帝国との戦いに身を投じていく。
だ
が、戦いの裏には人ならざる存在が暗躍しており……。
【バンダナコミック01コンテスト応募作品】
文字数超過していますが応募フォームの方でも応募しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 06:10:00
205542文字
会話率:42%
『ティア』という森にある大きな国に住む狐の少女”カナリア”は国の闇により国の守り神である『神獣』の生贄に。道中、落雷によりカナリアを乗せた馬車ごと崖へ落下。死んだと思っていた少女は自分が転生者ということを思い出した。しかし通常の転生とは違い
、神によって強制的に世界の役目を果たすための重要人物になったのだ。その代わりに自身が欲しいスキル等をもらうことができたためチート級の力をもらった彼、日比谷真《ひびたにまこと》はその役目を果たすため狐の少女”カナリア”、そして正体を隠すため黒の冒険者”シン”という二の名を持ちながら獣人の国を救くい、そして自身の自由のために歩き始める。
異世界転生物語がここにあり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 21:00:00
75251文字
会話率:48%
【武装女子がドンパチして悪人やテロリストを倒すガールズガンアクション】
現実世界とは少し異なる歴史を歩んだ世界。
1995年、密かに定められた国家安全保障要請――それにより秘密治安維持組織が〝正式に〟設置、2000年代初頭には超法規的な権限
を与えられた。
組織の構成員には、平時においては暗殺許可、有事の際には治安維持・回復のためにありとあらゆる行動が許されている。そうした権限を持つ組織のエージェントによって人知れず国家の平穏は保たれていた。
東京渋谷にひっそりと佇む三階建ての小さなビル。そこを拠点とするのは女性ばかりのチームだった――。
※この物語はフィクションであり、実在の組織や個人、商材、事件及び法律、法令等とは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 17:18:47
84567文字
会話率:35%
久慈宏介(大手予備校英語講師)と同僚の現代国語教師・青井は、高校時代から10年来の親しい友人関係。ある日、青井が教え子・吉川の母親から「最近外泊が増えている」と相談を受ける。深夜、青井は吉川の行動を追跡し、新宿・二丁目にあるゲイ向けバー「金
糸雀(カナリア)」に通っていることを突き止める。未成年でありながら飲みには及んでいないと店主・棗は主張するが、真剣に悩みを打ち明ける吉川を見て、青井は心配を募らせる。深夜、久慈の部屋で吉川を発見したことで、三者の関係は複雑化。吉川は久慈への「好き」という気持ちを自覚し、青井は教師として、また友人として対応に悩む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 07:47:41
23624文字
会話率:56%
アルカナリア王国を統べる偉大な魔女、ルビーナ・アルカナリア女王。彼女の存在は、この国の光そのものだった。だが、謎の奇病が流行する中、女王は忽然と姿を消す。残されたのは、女王への絶対的な忠誠を誓う陰気な使い魔ノア、純粋な心で女王の帰りを願う
ポジティブな侍女セレナ、そして女王への深い執着を隠し持つ爽やかな騎士ヴァルター。
女王の失踪と同時に奇病が回復するという不可解な現象に、彼らはそれぞれの思いを抱きながら、女王の行方を追う。平穏な日常の裏に隠されていた真実、そして彼らの間に芽生える新たな感情とは? 忠誠、執着、そして愛――三者三様の視点で紡がれる、アルカナリア王国の人間模様が今、幕を開ける。
オムニバス形式で、一日一話17:00に更新予定。本編は全話予約投稿済で、6/13に最終話を投稿予定です。
カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 17:00:00
18975文字
会話率:35%
森の暴れん坊のカッチョは餌を求めて街に飛んできました。美味しそうな木のみのある木のそばに止まりました。赤い屋根のお家から綺麗な声が聞こえてきました。
黄色い羽のカナリアが歌っていました。カッチョは歌声にうっとり、カナリアはカッチョを見つけて
「どこから来たの」と問いかけます
カッチョは、山の向こうから来たこと、それから、自分の声や姿が見にくい事を、カナリアに言うと、カナリアはカッチョの良いところを伝えました。次第に二人は仲良くなりました。カナリアは、知らない外の世界をカッチョからたくさん聞きました。毎日が楽しかったのに、ある日カナリアは歌えなくなってしまいました…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 15:25:16
2075文字
会話率:37%
aiによるものがたり
キーワード:
最終更新:2025-05-14 19:01:57
10509文字
会話率:34%
神だったカナリア。色々あって人間に転生させられちゃった。しかも人間の身体に人格があるし権能もほとんど失っちゃった。ほんとチョベリバ。これは元の身体と力を取り戻すための青春と友情(笑)の物語。
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多分前作の設定は引きずらないと思う。多分
ご都合主義って便利だね。不都合は消せるからね。え?そんなの読んでてつまらない?極力しないよ。メタ発言が多いから苦手な人は気を付けてね♪それとこの作品で僕は遊ぶけど気にしないでね。気にしたら負けだよ。わっぴ〜☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 17:00:00
143247文字
会話率:62%
この街には、天使と呼ばれる人外が隠れ潜んでいる。 彼らは人に化け、いつのまにか隣人と取り替わり、そして人を襲う。 天使狩りである青年グレイシアスは祝祭の日、薬師であるという娘カナリアと出会う。
※カクヨム同時掲載中です
最終更新:2025-02-24 03:48:30
101060文字
会話率:0%
所々から瘴気の溢れる洞窟を、男女二人組の探索者が探索していた。
最終更新:2025-02-12 07:31:06
724文字
会話率:36%
幼馴染の佐原楓がやりたいと言ったことに付き合っていたら国内最大級の宗教団体の教祖になってしまった神楽誘人。神楽は教祖なんて辞めて一般企業に勤めて老衰したいが、個性豊かな仲間もできてしまい退路が毎日一つずつ消えていく。
キーワード:
最終更新:2025-02-11 19:04:16
5998文字
会話率:43%
前世の記憶を思い出した悪役令嬢カナリア・バークライト。
ヒロインガチ推しの前世の記憶を持ちながら、彼女はヒロインを愛で、ヒロインの恋を応援し、こっぴどくヒロインを虐め抜く!!
「あの子の泣き顔も立ち向かう姿も間近で見られるのは、このポジショ
ンだけですわ!!」
ちょっと歪みつつも、意気揚々と悪役を楽しみながら目指せヒロインの踏み台!
そして、推しカプの幸せな未来!
ヒロインガチ推し悪役令嬢の楽しい悪役ライフの幕が開ける。
*恋愛要素は、後半になるにつれ出す予定です。
前半部分は、主人公のストーキングと歪んだ愛情がメイン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 22:25:24
123447文字
会話率:49%
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ
方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/my/works
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 17:50:32
550文字
会話率:4%
ジャンル不明。 本当はしっかり書くつもりてしたが、書く時間が無くなったのであらすじ?プロット?のまま公開して供養です。
最終更新:2025-01-21 01:00:00
572文字
会話率:0%
公園で出会ったおじいさんの家には不思議な部屋があった。
その部屋の壁には、パラパラ漫画のようにぎこちなく動く風景が映し出されていて、そこには二人の少年と犬と猫が住んでいた。
どうやら、その家で亡くなった生き物は、その壁の住人になるようだった
キーワード:
最終更新:2025-01-13 17:42:28
13374文字
会話率:16%
真夜中のバーで出会った自称超能力者。
他の客たちはその能力をマジックだと受け取るが、小説家の「僕」は本物だと感じたので、彼にインタビューをすることに。
最終更新:2024-12-31 12:04:48
8179文字
会話率:36%
暗幕のカーテンをひいて、暗くした教室。
人数より一つだけ多いろうそく。
一人一人、自分が死んだ時の話を創作して話し、ろうそくの火を消す。
全員が話し、ろうそくの炎が最後の一つになると、そこにはいなかったはずのもう一人が現れ、自分が死んだ時の
話を始める。
カクヨムにも同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 00:00:00
10506文字
会話率:8%
「リリエッタなんかより、君と結婚できたらいいのに」
侯爵令嬢リリエッタは、ある日舞踏会で婚約者がそう言って、他の少女と口づけを交わしているのを目撃してしまう。
ショックを受けたリリエッタは声が出なくなり、婚約も破棄となった。
声を失
ったまま沈んだ気持ちで毎日を過ごすリリエッタの前に、新たな求婚者が現れる。それは、三大公爵家の一つラトリッジ公爵家の嫡男のアルフレッドだった。
それまでかかわりのなかったアルフレッドの求婚の理由や復縁を求める元婚約者と向き合いながら、リリエッタは前を向き、二人は絆を強めていく。
婚約者に裏切られた傷ついた侯爵令嬢が、新たな婚約者に出会い失った声を取り戻して幸せになるまでの物語です。
完結まで毎日投稿の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 16:00:50
82133文字
会話率:43%
「薬壺を守り、世話をして欲しい」
戦で足を怪我し、仕事はないかと都へ出て見ると役人に何故か連行され、帝の前へと連れられた。
1月にアップする「こんな夢をみた」の一文で始まる短編。
最終更新:2025-01-01 14:40:02
1424文字
会話率:0%
カナリア島に住む九歳の女の子エマは、自分だけ魔法が使えないことを悩んでいた。
友だちのエドガーにからかわれてつい「明日魔法を見せる」と約束してしまったエマは、大魔法使いの祖母マリアのお使いで魔法が書かれた本を返しに行く。
貸本屋ティンカーベ
ル書房の書庫で出会ったのは、エマそっくりの顔と同じエメラルドの瞳をもつ男の子、アレン。冷たい態度に反発するが、上から降ってきた本に飲み込まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 12:39:37
77503文字
会話率:54%