ルシル・フラストリア公爵令嬢は、婚約者である第一王子シェザードの卒業式の日、シェザードの剣から弟王子であるアルタイルを守って命を落とした。
王位継承権を弟であるアルタイルに奪われたと考えているシェザードが、思い悩んでいることを知っていたのに
、手を差し伸べることができなかったことを後悔するルシル。
ルシルの後悔は女神の心を動かし、女神によってもう一度やり直す機会を与えられる。
ただし、死の運命を曲げることはできない。
ルシルは同じ日同じ時間に命を落とすという約束の元、シェザードのために時間の巻き戻しを決意する。
女神との約束は誰にも言うことができない。
それでも、シェザードが人を傷つけてしまわないように、限りある時間をシェザードのために使いたい。
二度目の終わりを迎えるときに、後悔しないように。
アルファポリス様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 16:58:51
251112文字
会話率:29%
この世界では魔王と勇者の戦争が繰り広げられていた。
勇者は“加護”と呼ばれる特殊な力を持ち、その力を駆使して人類の敵である魔王と戦っていた。
それは、今回の勇者も同じである。
だが、彼には記憶がなかった。勇者であるという使命感だけ
を頼りに魔王城へとたどり着いた彼は、そこで自らが持つ権能《巻き戻し》を知ることとなる。
しかし、その権能は使う度に代償として力や才能、果てには人格さえも失ってしまうというものであった。
大切なものを守るためにその力を使うと決めた勇者は何を失い、何を得るのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 02:04:58
144445文字
会話率:43%
ある日、一色隼は久遠千代が屋上から飛び降りようとしているところに遭遇する。
「なぁそこの自殺少女。俺のいちごオレを飲んでいかないか」
そんな一言から、一色は久遠が生きていてくれることを願い、説得を始める。
それでも、自分の言葉は届いてい
ないと悟った彼は、久遠と共に死ぬことを決める。だが、その決意を知った久遠から衝撃の事実を告げられる。
「私、死に戻りの能力があるんだよ」
久遠は、死に戻りの能力者だった。彼女は日常の些細なことで死に戻っており、決して絶望の果てに自殺という道を選んだわけではなかったのだ。
死に戻って何度も人生をやり直してきたという久遠の話を聞き――それでもやはり、一色は、久遠に生きていてほしいと願う。
「久遠は自殺するんじゃない。自殺という行為をトリガーに自分以外の全人類、いやあらゆる生物を殺すんだ。それで時間を巻き戻してる」
久遠が生きてくれる未来のために、一色はとにかく屁理屈をこねる。
たとえそれがエゴだと分かっていても。意味のない自己満足にすらなり損なっていると自覚していても。
「一色の言うことは……一理あるかもしれない。でも、ダメ。死に戻りは癖になる。死に戻らない生き方をしてこなかったから、一色の話を聞いても『やっぱり死に戻ればいい』って思っちゃう自分がいる。
だから――癖がなおるまで、私を止めてくれませんか?」
その思いが届き、一色は久遠の自殺癖を止める役を担うことになる。
これはそうして始まった、自殺寸前の純愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 17:05:46
11050文字
会話率:52%
邪悪なる者『魔王』を打ち倒すした勇者『リレス』。
しかし彼の仲間たちは魔王軍との戦いで命を落とし、彼は酷く悲しんだ。
彼は『時を巻き戻し、失われたものを取り戻せる宝玉を祀る黄金の祭壇』へと訪れ、過去へ戻るのだった。
最終更新:2021-08-20 10:26:05
3667文字
会話率:29%
愛だとか恋だとかラベルを付けて男と女が関わり合ったところで、理解し合えることなんか何ひとつ無い。
別に理解したかったわけでもない。でも理解できると傲っていたとは言えるかもしれない。
恐らくは誰もが、理解し合えていると思いたいだけなのだろう。
僕もそうだったし、他の人も多かれ少なかれ、知った気になっているだけなのだと思う。
そうやって、理解し合えているつもりの男と女は、相手と向き合い、真剣に関わり合っている気になりながら、結局は、自分自身の内面で繰り返しているだけのマスターベーションに陶酔している。
そこには、ただ、寂寥感だけが漂う。人の日常など、その程度のものでしかない。
この物語の中では、事件も事故も起きない。決してハッピーエンドではないけれど、別に悲劇などと大袈裟に言うようなものでもない。寂寥感を抱えた若者の日常を淡々と記したに過ぎない。
──書きかけのまま、たぶん25年くらいは放置してしまった作品。あのときの自分自身がどういう気分でこれを書いていたのかは、今でもしっかりと記憶している。時間を巻き戻して、少しずつ、書いていこうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 12:27:30
844文字
会話率:8%
繰り返される悪夢
人は何故悪夢を見るのか
そしてそれは本当にただの夢なのか
最終更新:2021-07-19 10:59:06
582文字
会話率:75%
非道を尽くして処刑の場に立つことになった令嬢は、最後に王子への思慕を一言ぽつりとつぶやいた。
結局はいつものように女神に怒られて、いつもとは違う形でのやり直しを始めることになった彼女が、実はよっぽどたちの悪いものに捕まっていたとかいうそんな
感じのおはなしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 00:12:19
12031文字
会話率:27%
オタクは市民権を得たというけれど、そんなの嘘だ。今でも私のまわりには『恋愛』『結婚』『出産』という言葉が呪いのようにまとわりつく。
そんな生きづらさを感じながらもオタクのアラサーOL、高瀬七海はこの日のためにがんばって生きてきた。SRPG
『アッシュの戦場』15年ぶりの新作をプレイするために有給休暇まで取得して。
しかし3日間ほぼ休まずゲームをし続けた結果、彼女は立ち上がった拍子に頭をタンスの角にぶつけてしまう。
鋭い痛みと鈍い音を聞いた後、目を覚ました彼女がいたのはアッシュの戦場の世界で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-01 18:00:00
21425文字
会話率:44%
ライル・カーティスは絶対的な能力を与えられていたのにも関わらず、驕りで大失敗をしてしまう??
システムを介する事で世界の巻き戻しを??
ん???
異世界転生??転移??
最終更新:2021-05-24 20:00:00
7151文字
会話率:32%
※タイトルのみ、語呂と響き重視で「男やもめ」→「未亡人(男)」表記。●短編『未亡人(男)がやり直せるなら、甘やかしたい。』の連載版(一話共通)。
●妻を亡くした男やもめ、高思蝶(ガオ・スーディエ)に恋慕する少女、李雨(リー・ユイ)。
●二人
はスーディエの亡き妻――「愛の力」によって、時を巻き戻し、人生をやり直すことになる。今度こそ、ユイの気持ちに応えたいスーディエと、恋を諦めたいユイ。
●今世こそ、二人の恋は叶うのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 19:46:05
3292文字
会話率:27%
正式タイトル『何の前触れもなくいきなり知らない所に迷い込んでしまったから状況を確認してみたところ、なんとまさかの異世界転移していたので元の世界に帰るために孤独を我慢しながら帰還の旅に一人だけで向かってはみたものの、一人旅だからとても辛いしこ
の先やっていけそうにないと感じ始めていたため現状を打破しようと打った奇策が予想外にも大成功!しかし無事に帰った故郷は壊滅状態でとても人の住める環境ではなくなっておりその原因が謎の疫病ウイルスだとひらめいた俺が懐かしいあの頃の故郷に舞い戻るために色々考えて、その結果辿り着いた答えが時間を巻き戻すことだったので頑張って何らかの力で時間を巻き戻してみたが、そこが現代ではなく恐竜が大量に住んでいる太古の時代だと気づいたときにはもう遅い!時間を戻す力を失い無能力者となってしまった俺は元の時代に帰ることができないので太古時代でスローライフをエンジョイすることを決めましたが、そんな時期に通りかかった恐竜の令嬢が美しすぎてヤバいから婚約を申し込んでみたら意外にも簡単にOKをもらえて即誓いのキスまでしちゃった上に、モテ過ぎて他の恐竜からも逆ナンされて一気にハーレム状態になってしまい太古なので全員の恐竜と結婚しても問題ないから幸せな生活を送れると思っていた矢先、宇宙からの超巨大隕石によって死の間際まで追い込まれて絶体絶命!間一髪生き延びたとはいえ愛する者を失ったことで生まれて初めて怒りを覚えたから、これから大宇宙に転生して宇宙を言葉で反省させるけれども、俺の失ったものに比べればこの程度は全然厳しくないしむしろ優しいから謝るまで容赦しないが別にいいよね?そう思っていたら宇宙ちゃんが実は素直で誠実すぎる子だったので叱るよりも優しく接してあげたら甘々な関係になっちゃったけど、恐竜たちの仇でもある彼女を本当に愛してもいいものかと俺の中の良心が目の前にいるふわふわ少女と思い出の肉食少女たちを比べすぎて困る!でもよくよく考えたら自分は孤独に耐えられずに異世界から帰還したことを思い出し、亡き恐竜の分まで宇宙と一緒に過ごすことを決めた途端にS級の大宇宙となった俺の体内に星や人々の命が宿り始めたので、今後は嫁となった宇宙と共に俺の中に生まれた新たな命を育みながら見守っていくことを胸に誓い、今までの人生を振り返ったところハッピーエンドでした!~すごい冒険』。冒険します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 07:50:58
200文字
会話率:17%
小さな氷の魔物が、恋した悪役令嬢のために、全てを手に入れて幸せになるまでの物語。
最終更新:2021-03-21 22:17:57
54571文字
会話率:25%
僕(安永桔平)は、妻である満月(みつき)と、1歳の子ども律(りつ)を残し、心臓発作によって、突然この世を去った。
満月は家事も育児もロクにできず、生前は僕がカバーしてきた。しかし、僕が死んでしまったがために、満月は生活ができなくなり、
ついには律と心中を図ろうとする。
その様子を「天国」から見て、自分が満月を助けてあげられないことをもどかしく思う僕に対し、神様は「やり直し」のチャンスを与えてくれる。
もっとも、その「やり直し」では、僕が「先天的」な心臓発作で死ぬ事実は変えられない。
僕にできることは、2年前に戻り、当時婚約者であった満月をフって、満月との結婚をなかったことにし、僕に依存しない人生を満月に送ってもらうことだけだったのである。
しかし、タイムスリップし、2年前の満月に会った僕は、なかなか婚約破棄を切り出すことができず、ズルズルと満月との関係を続けてしまい……
あまりにも切ない夫婦の愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 12:47:37
54612文字
会話率:34%
とある高校生男児(イチロ)の幼馴染の双子の妹(ミノリ)が死んだ。死因は自殺。イチロはショックから、藁にも縋る思いで骨董品の猫の木彫り人形にミノリの生きていた頃に戻りたいと願った。すると、猫神様が出てきて時間を巻き戻し…。過去に戻ったイチロは
、なんと猫の姿に!!自殺だと思っていたミノリの死の真相は!?猫の姿のままで、果たしてミノリを救えるのか―!?これは、猫が事件を防ごうと奮闘するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 16:33:53
21710文字
会話率:42%
俺は大地カケル、中二。俺の書く小説は異世界ファンタジー。
学校の昼休みに書いていた小説の中に俺が入ってしまった! そして主人公が……俺!? 俺が書いた物語だから俺はなんでも知っているけど小説の中だと自分の行動がそのまま物語になってしま
う。ヒロインの王女とキスをしたり、ロリ巨乳ゴブリン娘に子作りを迫られたり、ムチムチ女戦士にあんなところやこんなところをまさぐられちゃったり。年齢イコール彼女いない歴の俺でも小説の中なら大胆にもできるしやりたいようにやれるはず!
何度か冒険をして失敗もあったけど後からそれを修正することができた。これって無敵じゃね? だって失敗してもやり直しができるってことだから。こうなったら異世界美少女をはべらせてやるぜ!
でも、異世界であるエセルラントのキャラたちはクラスメイトとか現実世界の女の子にそっくり? それに現実世界の本人がキャラに意識を転移させていることもあったりして、現実世界と異世界がごっちゃごちゃになってしまっているけど、まあいいや。
とりあえず気に入らない奴を倒して俺が王になってから考えよう。
これは一人の少年が先読みの王神と呼ばれるまでの物語。
一話五〇〇〇文字オーバーでがっつり読み応えある作品を目指しています。
随時更新です。時間もまちまちで休みの日は更新確率が高いです。
露出も少なく超低空飛行なので、拾っていただけるなら今のうちかもしれません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 00:07:42
151884文字
会話率:49%
大陸最強の名声を欲しいままにした、歴代最悪の黒魔導士レイア・フォールン。
あらゆる魔法に精通し、魔獣すらも従わせる彼の悪名はとどまることを知らず、遥か海を超え大陸の外にまで轟いていた。
当然、そんな彼を野放しにしていいはずがない。大陸
中の名のある大国が精鋭を集め、彼の討伐に奮起したのだ。その中には数千年の時を生きる賢者や、人智を超えた大精霊、誇り高き獣人の王までもが重い腰を上げた。
しかし、彼を止められる者は、誰一人としていなかった。
いかに優れた魔法でも彼を傷つけることはできず、いかに堅牢な封印でも彼を縛ることは叶わず、いかに研ぎ澄まされた牙でも彼を敗ることなく無残に散った。
時を巻き戻し、死すらも回避するおぞましき魔法。
《暴君の帰還(リザレクション)》
それが彼を最強たらしめる、彼だけの魔法であった。
のちに不滅の魔導士と呼ばれる彼は、悠久の時間を持て余した末、大陸最古の魔法を求め迷宮の最奥を目指す。
彼は己を阻む全ての障害を蹴散らし、瞬く間に最下層へと辿り着く。
そこで彼を待ち受けていたのは、なんともみすぼらしい一人の少女だった。
強者との戦いを望むレイアは、淡い期待を裏切られ、がっくりと肩を落として嘆いた。
馬鹿らしくなり少女ごと迷宮をぶっ壊そうと力任せに魔法を放つが、次の瞬間、レイアは迷宮の外にある湖畔で目が覚めた。
我に返ったレイアは湖に映った自身を見て驚愕する。
そこには先程のみすぼらしい少女と同じ年頃にしか見えない、目つきの悪いガキの姿があった。
それはレイアの魔法が発動したということ、つまり、時間が巻き戻ったことを示していた。
「……あのクソガキ、俺を殺しやがったのか?」
吐き捨てるような言葉とは裏腹に、レイアの口元が隠しきれぬ高揚感でだらしなく歪む。
不敗を重ねて数百年、とうに忘れかけていた敗北の味が、じわりと何かに火をつけた。
ーーかくして、不滅の物語は幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 01:06:35
1587文字
会話率:34%
「白い花束のエフィ ―ある公爵令嬢の運命―」本編に入れられなかったシャルロット・ロシニョールの話です。
最終更新:2020-12-12 22:04:08
5742文字
会話率:31%
21歳、大学生の宮田逢来。
本当にこのままの人生で楽しいのかと疑問に感じていたところ、突如、異世界に転生してしまった!
なんとそこにあったのは、生まれて直後の俺。人生のやり直しをすることに!
しかし、今まで何をやっても中途半端だった俺は、ま
た人生が嫌になった。すると、また人生のやり直しをすることに!なんと逢来が持っていたのは、人生が嫌だと思った瞬間巻き戻せる、「人生巻き戻し」だった!
一体彼は、「本当に幸せな人生」とは何か、見つけることはできるのか!?
彼は現実世界に戻っても幸せな人生を送ることはできるのか!?
※ 途中過激な描写があるかもしれませんが、そんな派手なことにはなりません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 21:42:19
3416文字
会話率:35%
デスゲームの攻略に失敗した主人公は、時間を巻き戻して攻略を一からやり直すことになった。
一周分の先行知識を持って二周目に突入した彼女は、戦闘そっちのけで生産街道の裏道を最高速度で突っ走る。裏技じみた手段すら厭わず、手加減なしに仕様の穴を悪用
しまくる効率厨の明日はどっちだ!?
これは本気になった廃ゲーマーが本来知り得ない情報と極まった技術を武器に、突き詰めた効率主義を持ってデスゲームを食いつぶしていく物語である。
※HJノベルス様より書籍化しています。既刊3巻。
※ノベルアップ+様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 20:00:00
468177文字
会話率:47%
「ジョセフィーヌ、君は聖女であるティナに、度重なる嫌がらせをしたそうだな。…君との婚約は破棄し、君を国外追放に処す」
学園の卒業パーティーの場で生徒たちが見守る中、マキシミリアーノ第二王子は、それまで自らの婚約者だった侯爵家のジョセフィー
ヌにそう言い放った。
その断罪劇を目の前で見ていた一人が、没落しかかっている伯爵家の令嬢、セシリアだった。
思いがけない婚約破棄に驚きつつも、セシリアは見てしまった。婚約破棄をされたジョセフィーヌが、なぜか微かに口角を上げ、聖女ティナと意味ありげな視線を交わすのを。
卒業パーティーの後、婚約破棄を告げたマキシミリアーノ第二王子が、そんなセシリアの元にお忍びで訪ねて来た。
「半年前まで、君の魔法で時間を巻き戻して欲しい」そんな依頼をするために。
大金を積まれて、第二王子の依頼を引き受けたセシリアは、婚約破棄の舞台裏に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 08:37:55
41091文字
会話率:30%