アーノイス=ロロハルロント=ポーター。
世界で唯一人、フェルと呼ばれる災厄を払う『門』を開く『鍵乙女』。まるでそれは、夜空に浮かぶ白月のような、希望の光。
彼女は二年前、愛する者を失い、涙と叫びと共にその心を閉ざした。
そう。世界が安寧を
取り戻すと共に、一人の女性が喪失を手にした日から二年の月日が流れた。
人は、失われた平和を取り戻した安堵だけでは飽き足らず、次なる幸福へ貪欲に手を伸ばす。それは趣を異にする者との衝突を呼び、新たな血と死を呼び寄せていた。
失わせたが為に、自分を閉ざし続ける者。
失うが故に、何もかもを厭わない者。
失ったが故に、ただ目の前のものへ手を差し伸べ続ける者。
失ったが為に、新たな未来を描く者。
月の無い夜空では、世界を照らすに及ばない。涙も慟哭も、闇に紛れて消えてしまうから。
※前作「白月に涙叫を」
続編になりますが、本作品からお読み頂いても問題ないよう気をつけているつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-23 19:26:59
663188文字
会話率:44%
鍵乙女。それは、世界に救済と安寧をもたらす存在。
人々は彼女を敬い、崇め、畏れる。
フェル。それは、命あるもの全てに仇なす存在。
人々は彼らを疎い、戦い、恐れた。
鍵乙女が世界に現れるようになり千年。人々はようやく、死と隣り合わせの生
活から一歩離れる事が出来るようになっていた。
その世界を旅する、当代鍵乙女アーノイスと、従盾騎士オルヴス。
これは、与えられた役割、その為の力を受け止め、愛する人に着き従う青年と、苦痛の運命に翻弄されながら、課せられた宿命の路を歩む乙女の、月夜に織りなす物語である。
※2014/01/28より、文章の推敲をちまちま行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-07 00:00:00
527948文字
会話率:51%
神エンリールが地上の安寧の為に遣わした眷族エン・リシュメイルにより始まったエンリール皇国。その支配が終わり安寧の時代が終幕を迎える時、決して終わることのない人々の権力への執着と争いに、亡国の神の皇子は一つの思いを胸に行動を決断する。
最終更新:2016-08-22 00:28:37
19473文字
会話率:43%
聖教暦738年...剣と魔法と銃器が混在し、人々は魔女から逃れ安寧を手に入れるために神を信じた。
そんな世界で、魔女にも勝って忌み嫌われる存在、「錬金術師」。稀代の天才錬金術師の主人公は、生きる為に人を殺して金を稼ぐ「傭兵」として生活してい
た。そんな彼が、持ち前の不運によって様々な出来事に巻き込まれる...彼自身から巻き込まれに行ってしまっている節もある...物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-29 00:21:29
14011文字
会話率:33%
あの恐怖と安寧をもたらした事件から約一年。見上げた先には祝福の鐘、真っ白な美しい建物。おいおいこいつは一体何の冗談だ?途切れないお詫びはついにここまできてしまったのか!!秋原と梶嶋兄弟の縁はまだまだ切れない。
《前作を読まないとちょっと意味
不明なお話になっております。そして例によってテンションが異常》
*マイページに小話気紛れ更新*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-20 11:35:55
9371文字
会話率:21%
僕がこの世界に来てから遥か悠久の時が過ぎ去っていった。
魔王にさせられたのはいいが何もしたくない、その一心で魔王城に引きこもっていた。
しかし、その安寧も終りを告げる。勇者がこちらに近づいているらしい。
僕は面倒事を避ける為にも魔王城か
ら出る事を決心した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-20 01:07:11
5467文字
会話率:20%
不安に駆られる「私」の望むもの。
キーワード:
最終更新:2016-07-10 19:00:57
908文字
会話率:58%
「ぼっち」になることを、現代の大学生は何よりも避けて生きている。
常に誰かと行動を共にしていなければ、精神の安寧を得られないかのようだ。
「ぼっち」は圧倒的少数派であるために、多数派から奇異の目を向けられ、異端として扱われる。
この物語は、
そんな「ぼっち」の道を歩む三条翼の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-08 19:28:06
41939文字
会話率:39%
「勇者としてじゃない。人として、覆してやるよ」
裏切り者として元々仲間であった者達や慕ってくれていた人々から狙われ、魔王に救われた外村止愁【トムラシシュウ】。
魔王が死する直前で残した子孫たる少女・カルティエと共に安寧極まりない日々を送
りながら、人類が確かに、愚かに同族同士で滅んでいく所を睥睨していた時の事だった。
唐突に現れる目にした事のない魔物達。
魔物達の長は語る。
今生きる全てのものを屠り、この世を乗っ取る、と。
残された人類と、新たに現れた魔物達、そして以前から現存する魔族達による、三つ巴の戦が幕を開ける。
血に戦に、酒に夜に酔いしれながら、残された人類を、新参者たる魔物達を纏めて支配せんと、止愁はゆく。
これは狂ってしまった過去の勇者と、そんな彼を支える魔族達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 01:44:10
1073文字
会話率:30%
四大神により創世された世界はかつて繁栄と安寧を極めていたが、四大神が眠りについて以降、生まれた「人」は神を忘れ、神に変わる「王」をたてて国を築いていった。
古代神殿を領土に包括し、神への信仰を儀礼として受け継ぐ国・ハルヴァラの王位第二継
承者のモルドレッドは現国王のランドルフ・ブライドと、兄であり王位第一継承者のカリオステラと国の守護に務めていたが、ある日、東の大国ギークムントが先遣隊を派遣してきた。
ハルヴァラの所有する遺跡に秘められた神々の加護の力を狙うギークムントとの交渉に断固として首を振らないランドルフに、ギークムントが牙を剥いたとき、そこに現れたのは、ランドルフの「友」を名乗る青年だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-23 20:51:17
28043文字
会話率:33%
名医と呼ばれた男、ハルイチ・ヴォン・ヴォルグ。勿論日本人である。幼なじみを助けられず、其の身をロシアの軍隊に投じてしまう。そこでも恋人ナタリーを助けることが出来ず、退役、安寧な生活を送っていたハルイチは、趣味が講じて夜釣を楽しんだ、帰り道で
、ベルトを拾うと周囲が真っ白に…、次の瞬間居たのは、月が3つ有り、浮遊する岩が見える世界だった。心が少し?いや、かなり歪んでるハルイチが異世界で生き抜く為に、あれこれ実験しながら生き抜くあちこちに悪意あるお話が出てくる世界です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 06:00:00
41694文字
会話率:52%
蝦夷地の片田舎で生まれ育った少女ウキのもとへ、城下町から使者が送られてくる。
城主の若君がウキに執心で、ぜひ側室として迎え入れたいという。
悩んだウキは故郷の安寧と引き換えに自らを差し出し、若君の待つ雪竹城へ。
そこでウキの世話役を仰せつか
ったのが、玉月才蔵を名乗る男装の麗人だった。
日に日に心通わせるウキと才蔵。しかし様々な障害に阻まれ、二人の絆は引き裂かれていく。
※※※初投稿です。
作中に同性愛描写(女性同士)がありますので、苦手な方はご注意ください。
史実とは異なる点もありますので、時代小説風ファンタジーとしてお読みいただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 16:12:30
231809文字
会話率:26%
人類は自らの豊かさを求めるあまり、母なる星、地球を食い荒らした。その結果、海は濁り、緑は失われ、人口は瞬く間に減少した。人類存亡の危機を憂いた一部の人間は宇宙へと生息圏の移動を開始した。
そして月に初めて人が生活するスペースコロニーの建設が
完了した日を、太陽銀河歴と呼称し、新たなる人類史が始まった。
太陽銀河歴0073年。
人類は生活圏を地球、月、火星、木星、土星へと広げ、安寧の年を迎えていた。
同年2月1日。
人類によって破壊、汚染された地球を自然豊かな美しい星に戻すため、地球再生宣言と共に火星木星連合のMars & Jupiter Allied Forces《通称MJAF》は、地球人類除去作戦を強行した。
当然、地球に住まう人類は反発した。そして地球と月に所属する軍は即座に同盟を締結し、地球防衛軍を発足。MJAFに対抗した第一次宇宙大戦が起こった。
太陽銀河歴0076年。
戦争は熾烈を極め、地球防衛軍とMJAFは資金や資源を求め、両軍は中立を唱える土星へと進軍する。当然、土星では大きな争いが起こり、コロニーは破壊と略奪の限りを尽くされた。
それから5年の月日が経ち、復讐者となった土星の人類は禁忌を犯していた。それは戦争孤児達を教育、投与、改造し、強化人間《ネクスト》を創り出したのだ。
太陽銀河歴0081年2月1日。
奇しくも第一次宇宙大戦の切っ掛けとなった地球再生宣言と同日に土星の復讐戦は開幕した。
強化人間《ネクスト》No.21。200人の戦争孤児の中で、成功し生き残った21人中21番目の実力者、俗称『脱兎の21』は、可変型強行偵察機『黒兎』に搭乗し、戦場に降り立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-21 06:01:07
4610文字
会話率:22%
女王陛下の力によって安寧が約束されている世界。
そんな女王陛下には妹が1人と7人の補佐官がいました。
その妹と補佐官が恋をして結婚したある日の出来事。
※新作がイマイチ進まないので、昔書いた二次創作をいろいろ設定とか名前いじって書き直した
ものです。
元ネタのゲームは未だに新作が出ているので、なんとなく「これって実はあのゲームネタ?」ってわかる人にはわかるかも~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-12 22:27:36
3495文字
会話率:41%
後漢末期の時代。
官宦が悪政を行い、世は乱れ、戦乱の世となり、重税に民たちは疲弊していた。
そこに立ち上がる三人の英雄たち。
そしてその中にもう一人、黒き英雄が緑の英雄と共に民の安寧のために黒槍を振るう。
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この作品は『真・恋姫†無双』の二次創作です。
オリキャラが出ます。
ルートはハーレムになります。
ちなみに蜀伝です、一刀も蜀にいます。
一刀に対抗……原作主人公に勝てるわけねえだろお!
な、方はお戻りください。
あれ? と思うところがあるのは作者がいろいろ路線変更を強制してるからです。
オリキャラハーレムが苦手な方もお戻りください。
上記が許せる方のみ、どうぞ手にお取りください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-23 11:44:05
406397文字
会話率:44%
異なる世界で、少年はいかにして生き、いかにして死んでいくのか。乾いた大地、溢れる魔物、押し寄せる蛮族。本土から遠く離れ、なんの支援も得られない見捨てられた地、ファーザニール。少年は、辺境の止まった時間を再び動かすことができるか。この世界にー
ー安寧の地を作り出せるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 22:35:55
13248文字
会話率:21%
10年前に異世界に飛ばされた少年。
彼はその世界で降りかかるさまざまな不幸によって、疲弊し、絶望し、安寧を求めた。
だが彼に安寧はなく、セーフティネットのない崖の縁で必死に生きていた。
そんな彼を拾いあげた女が一人。彼はその女
を姉と慕い、彼女がいる世界で少しでも彼女に近づこうとした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 13:22:46
5978文字
会話率:30%
安寧と秩序をつかさどる太陽の国シゲル。その国の地味な貴族の青年、ミシェル・バルビエ(無職)が、ある日奇跡的に募集があった王女様の教育係になった。人の世話を焼くのが好きなミシェルは天職だと喜ぶが、王女にはその国の王女として致命的な問題があった
・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-29 21:41:31
118786文字
会話率:51%
漢(ハン)(後漢)末の世を転生した現代高校生が駆ける。かれこそは後に斉武帝(チーウーディ)と呼ばれるようになる、この世界線の中国(チョングォ)に安寧をもたらす、運命の天子(ティエンズー)である。※凍結中。
最終更新:2016-03-18 23:46:08
18891文字
会話率:44%
いわゆる優等生であった尾張健司は、己の人生を憂いて、くだらない理由で自殺を図った。そして、彼が目を覚ました時、そこには、どこまでも広がる荒野が待ち受けていた。
彼は異世界に転生したのだ。
しかし、その世界で起きるのは、美女に囲ま
れたハーレムでも、安寧と繁栄に包まれたほのぼのでもなく、身もふたもないクソリアリズムであった。
きっと、彼以上に不幸で、恵まれない、『終わってる』転生者は、この世にいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-03 17:00:00
81866文字
会話率:50%
村には立ち入り禁止の森がある。森の中には神社があり、村人は十年に一度生贄を捧げ、その引き換えに村は安寧を得る。そして姉はその生贄になると昔から決まっていた。だというのに、何故か妹である私が無理矢理生贄にされてしまった。神社で神様と出会い、死
んだ!と思ったが神様は人を食べないと言う。そして、その日から私と神様の生活がはじまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-02 00:00:00
26618文字
会話率:37%