「WTuber」。それは、魔動体(アバター)と呼ばれる仮想の身体で異世界の暮らしを配信する者達。
ひょんなことからWTuberとしての資質があることは分かった少年「真藤悠星」は、「夜光」という魔動体で活動を始めることになる。
最終更新:2023-04-23 19:00:00
86373文字
会話率:40%
50年前、九州福岡の地で“カミソリ秋月”と呼ばれた心臓外科医がいた。大病院の跡継ぎ息子でプライドが高く、癇癪持ちで我儘で、派手な女性遍歴を持った冷徹で傲慢な男だった。あるとき、気晴らしに女子学園で学ぶ雪子の家庭教師になった。
秋月は独自
の指導法で厳しく教え込み、東大入試が中止されて激動の受験年となった昭和44年、雪子を早稲田大学に入学させた。
東京へ去った雪子に秋月は腹を立て、周囲に癇癪を破裂させる毎日を送った。彼は難しい手術を次々に成功させて、“若き心臓外科の神様”ともてはやされたが、雪子を求めて心は彷徨い続けていた。当時の心臓手術は執刀医の資質や職人芸に左右された未発達の分野であり、秋月のストレスは積み重なった。
秋月は、世間や世俗の欲をまだ知らない雪子にいつしか想いを寄せるようになり、瀕死状態の雪子を無認可の劇薬で救ったほど、愛するようになってしまった。やがて、ふたつの孤独な魂は寄り添い、魅かれあうが、東京と福岡を隔てる苛立たしい距離、どんなに愛されても大学へ戻って行く雪子、10歳以上年齢が離れたジェネレーションギャップに、秋月は悩み、疲れてしまう。
“神の手を持つ心臓外科医”と賞賛された秋月のラストLOVEと人生の怖さを知らない大学生雪子のファーストLOVEが錯綜する。秋月は実在の人物であり、病院は今なお存続しており、伝説のキスの逸話も残されている。
心臓手術方法や医療法人化、院内改革など、近代医学の黎明期に早世した秋月蒼一…… ケイタイやパソコンがなかった50年前のラブストーリーをぜひお読みください。
人を愛することは50年前であっても、100年後であろうと変わることはないが、『人は死ぬために生まれ、そして別れるために愛しい人と出会う』、この世で真実はこれだけだ! 懐かしき日々、Good old days!
(この作品は2021年にカクヨムに発表したものを再編集しました)
第一部 出会い(第1~第5話)、第二部 触れあう魂(第6~第10話)、第三部 医療法人への道(第11~第15話)、第四部 抱かれても心はどこ?(第16~第21話)、第五部 残酷な運命(第22~第28話)で掲載させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 16:18:33
330260文字
会話率:53%
空には竜が、地には精霊がいた時代。何処からか災禍の獣が現れ、世界は一変する。竜が滅び、精霊が滅び、生み出された魔獣で溢れた。
月日は流れ、魔獣の脅威は依然として凄まじいものの、他の生命も徐々に数を増してゆく。
魔獣に両親を殺され、養護院で
育った少年は、魔術の資質を見出され王立学院へと入学を果たす。
間も無く実施された院外学習にて、不運にも魔獣に遭遇してしまう。
全ては此処から始まった。
いつか呪いが解けるその日まで、繰り返し繰り返し、この日この場所へと戻ってくる。
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【更新情報】
毎日投稿 15:00更新
1話4千文字前後。全87話。
第一部:序章~6章
第二部:7章~
一人称視点、キャラ名無しの作品です。
※『カクヨム』『ノベルアップ+』でも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 17:00:00
389571文字
会話率:47%
小国の第一王子ステイレックは精霊使いの資質を持つが、如何せん頼りない。国王と王妃は婚約者をあてがって、王子に自覚を持ってもらおうとする。特技だけで婚約者に選定されたケフィナは、精霊を熱く語るステイレックと徐々に心を通わせていく。そんな時に、
王国には危機が迫る。危機を回避するには、経験則のない精霊との契約が必要なのだが……。
本作は、武 頼庵(藤谷 K介)さま主催『第3回 初恋・恋愛企画』参加作品で、ひたすら甘い内容です(当社比)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 21:48:47
4999文字
会話率:34%
ベーグ国は魔法大国で、国立の魔法大学校がある。その受付事務には二人の女性がいる。若い方とやや若い方。本作のヒロインは「やや若い、堅い」女性、ティミナである。彼女はかつて侯爵令嬢として、第一王子と婚約していたのだが、狩猟祭での出来事で、王子か
ら婚約破棄された過去を持つ。そんな彼女を慕うのは、帝国からの留学生であるベネリスだ。魔法の資質は相当高いと噂されているが、恋愛に関しては奥手の男性だ。ベネリスはティミナの婚約破棄の過去を知り、なんとかその傷を癒してあげたいと思うようになる。時は秋。狩猟祭の季節となっていた。ティミナは過去を越えていけるのか。王国にくすぶる陰謀に巻き込まれながらも、二人は狩猟祭に参加する。
この作品は武 頼庵(藤谷 K介) 様とXI様の合同企画『穏やか事務員さんの真実!!企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 23:04:45
8682文字
会話率:32%
かつて、一人の年若い皇子がいた。
時の帝の第三子。
容姿に優れ、文武に秀でた才ある人物。
自由闊達で、何事にも縛られない性格。
誰からも慕われ、将来を嘱望されていた。
皇子の母方の祖父は天智天皇。皇子の父は天武天皇。
皇子の名を、「大津」
という。
かつて祖父が造った都、淡海大津宮。祖父は孫皇子の資質に期待し、宮号を名として授けた。
壬申の乱後、帝位に就いた父親からは、その能力故に政の扶けとなることを命じられた。
父の皇后で、実の叔母からは、その人望を異母兄の皇位継承を阻む障害として疎んじられた。
皇子は願う。自分と周りの者の平穏を。
争いたくない。普通に暮らしたいだけなんだ。幸せになりたいだけなんだ。
幼い頃に母を亡くし、父と疎遠なまま育った皇子。長じてからは、姉とも引き離され、冷たい父の元で暮らした。
愛してほしかった。愛されたかった。愛したかった。
愛を求めて、周囲から期待される「皇子」を演じた青年。
だが、彼に流れる血は、彼を望まぬ未来へと押しやっていく。
ーー父についていくということはどういうことか、覚えておけ。
壬申の乱で散った叔父、大友皇子の残した言葉。その言葉が二十歳になった大津に重く、深く突き刺さる。
遠い昔、強く弱く生きた一人の青年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 21:04:04
116398文字
会話率:40%
かつて人々から【魔王】と呼ばれ、恐れられた男がいた。
亜人たちの長として君臨し、圧倒的な強さで敵軍を蹂躙してきた彼だが、ある時、勇者一行の卑劣な不意打ちにより非業の死を遂げる。
祖国に戻り、英雄として迎えられる勇者たち。
だが彼らは気づか
なかった。真に魔王の資質を秘めていたのは、息子の方であると言うことに。
目の前で父を惨殺されながらも、逃げることしかできなかった少年。
彼は誓う。世界最強となって、勇者たちに復讐すると。
しかし、彼はもう既に世界最強の力を手にしていた。
そうとも知らず、彼は冒険者としての道を歩み始めるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 01:00:00
22398文字
会話率:26%
皇后の姪である公爵令嬢エリーデには、武神の加護による天与の剣腕があった。その資質を見込まれて、従弟にあたる皇太子ディルフェイルが生まれると同時に侍従兼警護役を任される。エリーデはその期待に応え、刺客の魔の手から皇太子を護りながら、姉代わりと
してその成長を見守ってきた。
…年頃となったディルフェイルだが、婚約者は決まらないし諸国の姫との顔合わせも袖にしてばかり。まずは皇太子の結婚を見届けてから自分の番にしようと思っていたエリーデは、自身はそろそろ適齢期がすぎてしまう。
「わたくしが勝ったら、隣国の姫君との縁談を進めていただく」と決闘裁判に訴えたエリーデだが、ディルフェイルは「皇太子としての体面のために結婚しろだと? だったら格式は足りているから、おまえでいい」などと言い出した。
「世間体を繕うための妥協の女」呼ばわりされ、さすがにエリーデもキレてしまい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 21:14:07
12025文字
会話率:36%
ドラゴン、グリフォン、ワイヴァーン……巨大飛行生物を用いる戦争が一世紀近く続いていた。
現在の交戦勢力は大きく南北にわかれている。
そのうちの一方、北部連合防空軍に所属している「私」リフィア=ローパクトは重銀竜ベルグリューンと契約を結んでい
るドラグーンだ。祖父が契約を結んでから三代。単に契約者の子であるだけではドラグーンの継承はできない。父も、私も、常に資質を問われてきた。
いつしか私は、終わりの見えない戦いの決着に関わる大きな流れに巻き込まれてゆく……。
2006年ごろから不定期でラノ様(rano.jp)に掲載しましたが、気がついたら元サイトが店じまいしていたので引っ越します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 22:34:44
152606文字
会話率:17%
資質による差はあれど、誰もが魔法を使える世界で全く、魔法が使えない代わりにアホみたいなタフさと筋力を持つ主人公、フィラと最高位の資質を持つがその奇人変人っぷりから尊敬とは最も、程遠い位置にいる天才キュキュリアのハチャメチャバディ物語。
──ユニゾンシステム起動!
「変身!」
魔法と科学が融合するとき、新たなヒーローが生まれる……かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 20:18:06
8320文字
会話率:57%
エイブベティス王国の王君アツンド・チオニールは、たった一人の息子シザサー・チオニールの後継者としての資質に頭を悩ませていた。
王宮内を二つに割ってしまうその問題を解決するため、アツンドはある提案をシザサーへ突き付ける。
突然降ってきた難
題に懊悩するシザサーの前に、デルソフィア・デフィーキルが現れ、シザサーの物語は動き始めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 16:59:25
135083文字
会話率:20%
国内で謂れのない差別を受けるアランフット・クローネ。彼はある日誤って妖精を食べてしまったことにより不思議な力に目覚める。そして謎の存在によって自分の存在の正体も知ることとなった。
十歳になったアランフットはコレジオに入学し訓練を積むこと
となる。だがそこで「ある」資質を発揮してしまった彼は遂に国王から目を付けられ命を狙われてしまう。
だがそんな運命にアランフットは抗う。自分の人生誰かに決められた通りに動くなど考えられない。
「自由になりたい」
内から湧き上がるその衝動に従い、アランフットは運命に挫けず襲い来るの困難を乗り越える。
数々の異能力が飛び出す圧倒的王道ハイファンタジー!!
○○○
少しでも気に入って頂けたら評価、感想、ブックマークよろしくお願いします。
ツイッターのアカウントがあります。
@forfre12345
です。フォローよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 08:00:00
328766文字
会話率:44%
ダンジョンは明るくアットホームな育成現場です。
魔法技術が確立してから世界は大きく変わりました。学術や肉体の鍛錬による人間的資質の向上が社会的に価値があった時代から、魔法に対する適正をあげることが社会的に成功する近道になりました。
そんな社
会の中、ダンジョンなら効率的かつ安全確実に、そしてなにより楽しく皆様の魔法適正を上げることができます。ダンジョン攻略者の仲間たちと一緒に、たくさんレベルを上げましょう!
そしてなんとなんと! レベル30を超えられた強者の方はダンジョン経営者として公的に保証された仕事に就くことができます! 賃金最低50万保証、休み最低週に1回(必要であれば応相談)、残業なし!
※youtubeの企画で書きました。友人B「https://www.youtube.com/channel/UCoJBTSJraIwBF-3-12tg-oQ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 22:20:40
44313文字
会話率:37%
新宿にダンジョンが現れて10余年。
怪物を打破し、迷宮を踏破する冒険者達、の"コック"として生活してきた主人公。
着たら死ぬ呪われたパワードスーツを着ても何故か死なない彼は、その資質を見抜かれて死亡率100%のラストダ
ンジョン攻略に抜擢される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 21:43:31
5657文字
会話率:33%
疫病と紛争が続き、疲弊した国。
記憶を失った「僕」は、ある資質を買われて《施設》に入れられ、少年兵として訓練を受けていた。
ある日突然、見知らぬ少年少女と共に、無人の廃墟に監禁されるまではーー。
《城》と呼ばれる廃墟で
始まった、奇妙に平和な、静かな生活。
生命をおびやかされることのない環境、心優しい友人たち。
どうかいつまでも、このままで。
願う僕の前に、やがて、あるものが姿を現す。
ーーそれは《ゆりかご》から孵るもの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 07:00:00
178790文字
会話率:18%
公爵家の嫡男である俺、テランは、その豚のような醜悪な見た目により、眉目秀麗で文武両道のチャールズや父ゾック、そして使用人すらからも日々罵られ、馬鹿にされる毎日を送っていた。
しかし、テランはそんな不遇な境遇にも負けず、家督をつぐために日々
研鑽を積んでいた。
だが、そんな忍耐と努力は身勝手な家族たちによって無残にも破壊される。
醜いだけという理由でテランを処刑し、弟のチャールズへ家督を継がせようとしたのだ。しかもそれは王家も了解しているという。
「なぜこんなひどいことを。家督が欲しいなら言ってくれればくれてやるのに。家族じゃないか」
「ははははは! 笑わせるな! この豚! 僕はお前を家族なんて思ったことはない!!」
最後の希望まで打ち砕かれ、死の森という魔物が徘徊する森の奥へ全身を殴打された状態で捨てられたテラン。もはや死ぬことは時間の問題と思われた時、彼の魂の美しさに惹かれて一人の女性が現れた。それはこの世界でもトップレベルの女神であり、伝説に残る精霊神リリアーナであった。
テランは彼女に、これまでの研鑽や努力、そして魂の資質を反映した真の姿と力を与えられ、精霊の王として最強無双の存在となる。
とは言え、憎しみや報復などというくだらないことを考えないテランは、マイペースに振る舞う。だが、それを快く思わない公爵家の家族や使用人たちは、勝手にテランに言いがかりをつけようとして、逆に自業自得の形で自滅していく。
また、精霊の王として精霊国を建国するすることで、自分を殺すことを了解した公爵家や王家は、テランに見捨てられどんどん衰退していってしまう。
これは魂の美しさによって本来の姿と力を得たテランが、地上最強の存在として無双するとともに、女神リリアーナをはじめ、いつの間にか仲間に加わる女性たちと彼が織り成すハッピーエンドの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 18:01:06
16449文字
会話率:43%
超未来、マイナス重力物質と超空間航法の発展により地球を脱出した人類は遥か彼方の宇宙まで進出していた。その結果、人知を越えた数多の資源、あらたな技術を獲得し、さまざまな社会問題をクリアし文明は繁栄の一途を辿る反面――戦争から脱却できずにその
業がありとあらゆる宇宙民族に及びついにかつてない規模の宇宙戦争が勃発していた……。
――そんな、宇宙の片隅で。
一人の兵士が『軍人の資質無し』と解雇されようとしていた。彼は物心が付く頃から武器以外を握ったことが無い根っからの人殺しだが、それが信の厚い上官の勧めとはいえ二つ返事のノープランで軍を除隊してしまった。さて、これからどうやって生きようか――転職の充ても無く仕事を辞めてから考え出す阿呆はそこで初めて人生というものに悩んだ。
ドッカンドッカン、ズゴーン、バコーン! していれば生きていられた、それ以外の生き方を知らなかった。とりあえず平和な街で彼に出来る仕事はない、なら一先ず都会を出ようと短絡的に向かった空港で、受付嬢に薦められた。広い宇宙辺境での開拓民の募集――
ノルマを熟せば開拓した土地と家に住民権まで手に入るというそれに、元軍人はまた何も考えずに行先を決めた。とりあえず、これなら死ぬことは無さそうだ、と。
……だだっ広い宇宙で、また一人の若者がスローライフを始めようとしていた。
その行く先で、一人の天使が舞い降りるとはまだ知らずに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 21:00:00
280062文字
会話率:35%
理系技術者が神様の手違いで、訳も分からず剣と魔法の世界に転生されることになり、元々ネゴシエーター資質の主人公はてんこ盛りのチート才能を要求。神様は成長と共に才能は伸ばすものと説得するが、口約束は嫌だとごねる。「全ての要求をすぐにほしい」と
強引に要求、半ば呆れた神様は「どうなっても知らないからね!」と能力を与えて辺境伯寄り子の子爵家3男に転生させた。
赤子に詰め込まれた膨大な魔力とスキルにより生まれてからしばらくは生死をさまよう羽目になり。やっと5歳で能力を抑え込むことができた。「さーてチートで世界的革新を」と意気込むが、あまりにも異世界文明は発達していなくて、その乖離に苦しむ元自衛官(砲兵)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 19:09:12
1505文字
会話率:28%
人族と魔族が争いを繰り返すこの世界、人族は幾つもの国が同盟を結び、連合国として一丸となり魔王の支配する魔王領に対抗していた。
数百年に一度現れるという勇者を旗印に据え、人族は魔王の支配する魔族達の地を幾度となく攻める。
人族達の旗印に据え
られたのは勇者ディラン・ハイランド。元農民ながら勇者としての資質を見出され、連合国が送り出す兵士達の先頭に立ち、数多の戦争を勝利へと導いていく。
これまで人族は幾度と無く魔王領に対し兵を送ったものの、勇者が現れるまでは強力な魔族達の前に何度も攻勢を退けられていたが、勇者が現れた事で戦局は少しずつ優勢に傾き始めていた。
しかしそんな中、勇者ディランはあちこちの戦場に休む間も無く駆り出された結果、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまい、遂には「…もう俺は知らん!」と己の役割を放棄して戦いの日々から逃れる事を決心する。
向かった先は連合国領にも魔王領にも属さない深き森。その森は"人喰いの森"と呼ばれ、奥地に踏み入ったが最後、誰一人として戻った者はいないとされる危険な樹海ではあるが、勇者ディランは構う事無く森の奥へと突き進む。
役割を捨てた今、勇者ディランは危険な森だとわかっていながらも、気楽に冒険ができる自由を噛み締めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 01:05:40
93514文字
会話率:43%
異世界への人材派遣が一般的となった世界。男は派遣人材を選考する職に就いていた。
とある二人への面接を通じ、異世界派遣人材に求められる資質について、男は考えるのだった。
最終更新:2022-10-06 12:00:00
2741文字
会話率:40%
私立『藤明高校』。
超一流大学への進学率No1のこの高校は、知力・運動能力・容姿・コミュニケーション能力・リーダーの資質など様々な項目で生徒の能力をポイント化し、生徒毎にランク分けを行う実力主義の校風が特徴だ。
この学校を最上位クラスで卒業
すると、海外の有名大学の進学だけでなく、その後の就職先の内定や起業資金の提供まで補償される破格の特典がある。そのため、日々『決闘』というシステムで生徒同士でポイントの奪い合いが行われていた。
そんな学校で最上位クラスにいた主人公の皆川は、ある日同じクラスで付き合っていた彼女に裏切られ、ポイントを全て失ってしまう。
そんな皆川は彼女への復讐を決意する、のではなく。
「親に申し訳ないが、全部どうでも良くなったから高校生らしい生活しよう」
のんびりと高校生活を謳歌する事に決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 22:10:08
21613文字
会話率:43%
精霊術師であるにもかかわらず契約精霊を持たないジルは肝心な時に使えない役立たずというレッテルを貼られて所属していた冒険者パーティを追放されてしまう。
「くそ……契約精霊さえいれば……」
「でも、納得のできない契約はきっと後悔することになる
」
しかし、ジルの精霊術師としての資質は一級品で、精霊との高い親和性や幅広い属性を扱うのとができる能力など才能はあった。
だが、その才能を活かしきれる精霊との出会いがない。自分で納得のいく契約を結ぶことができない。
そんな悩みを抱えて失意の元ソロで活動していたジルだったが、ついに運命の精霊との出会いを果たす。
「私の名前はルカ・アメジスト。封印を解いたのはあんたね」
ちょっと偉そうで口が悪い闇の精霊ルカ。
封印されていた彼女を蘇らせたジルはひょんなことから彼女と精霊契約をすることになる。
「ルカ! 力を貸してくれ!」
「フン、せいぜい使いこなしてみせなさい」
最強の相棒を手に入れた精霊術師と、最高の契約者を得たツンデレ闇精霊――――二人の冒険はここから始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 22:24:41
143656文字
会話率:42%