対人乙女ゲーで、脇役をやってる俺君のお話。
※使われる言葉や設定から、R15の警告タグをつけました。
最終更新:2024-08-01 12:37:22
157686文字
会話率:49%
これは、悩みを抱えて生きる、普通に見せかけた少年少女の
物語≪ゲーム≫
主人公は、同性愛という性的指向を抱えて生きる少年、北原薫≪きたはらかおる≫と、男性恐怖症を抱えて生きる少女、
秋山実咲≪あきやまみさき≫。
二人共オンライン
ゲームで知り合ったプレイヤーたちと実際に会ったことで、心に傷を負ったという過去を持っている。
それでも、楽しそうなゲームが出たらプレイせざるを得ないというゲーマーの性≪さが≫から、ピリオドという新たなオンラインゲームを始める。そこで二人は出会った。
その中で様々な出会いやイベントを経て、二人は仲間≪ともだち≫と呼べる間柄になった。
そして、実咲の男性恐怖症を治すべく現実≪オフライン≫で会うことにした。
その結果、実咲は男性恐怖症を克服するも、薫に恋に落ちてしまう。
薫もそれに気づいており、どうしたものかと悩んでいた時。運命の出会いが二人の仲を引き裂いた。
実咲の兄である弘樹が薫に対し、実咲との接触禁止を警告しに来たからだ。
薫はそれに従うしかなかった。薫は自分を女子だと偽って弘樹と会った過去があり、それに罪の意識を感じていたからだ。
それにより音信不通となった薫のことを、実咲は諦められなかった。
実咲はゲーム内で知り合ったプレイヤーたちの力を借り、ピリオドに戻ってきた薫から話しを聞くことに成功する。
そこで薫の過去と同性愛者という事情を聞き、驚きのあまり一度は別れることになるが、実咲は弘樹と話しをつけて再び薫の前に立つ。
そうして、二人は互いのことを理解した上で、もう一度フレンドになった。
その後、薫は誤解していた弘樹からもキチンと謝罪を受け、三人は複雑ながらも明るい未来へと歩んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 17:02:28
102298文字
会話率:27%
アレンは幼い頃から古代の遺跡に強い興味を抱いていた若者で、歴史家の父親に影響を受け、考古学の道を志していた。ある日、彼は伝説の遺跡「光の洞窟」の手がかりを発見する。アレンは親友のマークと、古代の魔法使いの末裔であるリナ、優れた魔法使いのエリ
スと共に、遺跡の探索に乗り出す。
冒険の途中、彼らは多くの魔法の仕掛けや罠に直面するが、チームワークと個々の才能を駆使してこれを克服していく。光の洞窟に足を踏み入れると、洞窟の壁に埋め込まれた光る石が洞窟全体を幻想的な光で満たしていた。
洞窟の奥深くに進むと、ついに遺跡の中心部に到達する。そこには巨大な祭壇と、古代の石板が置かれており、石板には古代の賢者たちの知識と未来への警告が刻まれていた。アレンたちは石板を解読し、この遺跡が未来の危機に備えて建てられたことを知る。
古代の賢者たちは、強力な魔法の力を未来に伝えるために、この遺跡を築いたのだった。アレンたちはその知識と力を手に入れ、未来の危機に立ち向かうための準備を始める。
『幻想の遺跡』第1部は、アレンとその仲間たちが光の洞窟の謎を解き明かし、古代の知識と力を発見する過程を描いた壮大な冒険物語である。彼らの成長と友情が描かれ、物語の舞台はさらに広がっていく。
未来を守るための冒険はまだ始まったばかりであり、次なるステージで彼らがどのような試練と出会い、どのように成長していくのか、読者の皆様には続編もぜひ楽しんでいただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 18:59:02
34279文字
会話率:63%
アクションノベル作家を目指す青年、禿 恭兵(かむろ キョウヘイ)は自分の作品が書籍化されると連絡を受け、出版社へ向かう途中信号を無視してきた車に撥ねられてしまった。
恭兵が目を覚ますと、そこは何故か学校の視聴覚室のドアの前、しかも恭兵
の二番目の兄・浩次が原作を書いたエ〇アニメの中で、昏睡から目覚めるためには――
「相川メイの純潔を、25時間守り抜いてください」
――という内容で、ミッションに失敗したプレーヤーは死ぬと言われた。
更に敵対プレーヤーが兄・浩次であることが判明。生き残れるのはどちらか一人と聞かされ、どうすべきが悩むが、ドアの向こうではメイが襲われる寸前。
見捨てることができず恭兵はドアを破り、メイを襲う教師を成敗、メイを逃がす事に成功したが、本来のアニメの流れと違い、他の男子がメイを襲うとスキルの声に警告される。
浩次の事を考えつつ、メイを暴漢たちから守るために、趣味を利用したスキルを使って、恭兵は戦うのだった。
※この物語はフィクションであり、登場する団体・会社名・人物名等は全て架空のものであり、実在に同名のものが有ったとしても一切関係はありません。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 00:00:00
90984文字
会話率:37%
噂によると、〈!〉単体の道路標識は、『この先、幽霊が出るので注意せよ』ではなかったか?
出張の帰り。おれは先輩から重要な契約を結べなかったことで責められた。
叱責はエスカレートするもんだから、さすがのおれも頭に血がのぼり、首を絞めて殺して
しまう……。
先輩の遺体をトランクルームに押し込んだおれは車を走らせるしかなかった。
もう後戻りはできない。かくなるうえはこの先のどこかに遺棄するしかない。
そのうち寂れた田舎道の路肩に、例の標識を眼にする。
〈!〉だ。警告標識だった。ただし、下の補助標識には『ハルパゼイン注意』とあるのが謎だったが……。
今さら引き返せないんだ。このまま行くしかない。
そのうち道路は行き止まりに着く。そこには聳えるばかりの大木が立っていて、得体の知れない羽音が聞こえるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 15:01:44
9154文字
会話率:13%
水害復興で貧乏まっしぐらの子爵家令嬢エディス。二人の王子の婚約者を見繕うと噂された王子の誕生会は参加必須で、やむを得ず母のお古のドレスを手直しして出席するも、既に婚約者は決まっている様子。庭園で時間を潰していると隠れている少年を見つけ、それ
が今日の主役の一人、カーティス王子と分かり、ついつい説教してしまう。その後エディスは王宮の侍女の職を得、カーティスのいる第一王妃宮に配属となる。
婚約を破棄したい生意気王子と、王子を守りたい口の悪い侍女の物語。
ほぼ平和ながら、後半R15あり
全33話くらいを予定 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 12:00:00
85943文字
会話率:29%
とある旅人と、“迷いの森”に建つ高い塔の上に住む猫のお話。
御用で都へ向かう旅人は、森の手前で宿屋の主人から警告される――この先は“迷いの森”だから、迂回したほうがいい。
しかし好奇心旺盛な旅人は、主人とある約束をして森へ入る。そこにある
のはごくごく普通の森で、順調に歩んでいく旅人の前に高い塔が現れた。その塔には、天文学者の青年ライナルトとシルバーグレイの猫クリスティーネが住んでいた。
都路の休憩のつもりが旅人は天文学者と意気投合し、すっかり日が暮れてしまった。そのまま旅人は一夜の宿をもらう。
翌朝、天文学者と猫に見送られて、旅人は出発した。
都に着き御用を済ました旅人は、きた道を戻ろうとする。
再び森に入ろうとする旅人に、都の人はこんな噂を旅人にきかせる――あの森は、昔、政略結婚を嫌がった姫さまとその兄王子が隠れて住んでいる森で、森を荒らすと不幸が起こるから避けたほうがいい。
あの天文学者との再会を楽しみにしていた旅人は、そんな噂に気にかけることなく森に入っていくのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 19:30:00
82864文字
会話率:25%
これは忠告だ。
好奇心に飲まれるな。
後悔するぞ。
戻れ。
最終更新:2024-07-09 18:30:01
2256文字
会話率:2%
【不定期に後日談を追加していきます】
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つける
どころか、誰かに近づくことすらできない日々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 17:16:22
13386文字
会話率:45%
――これ以上近づいたら、死ぬ。
ヒヤシンス侯爵家の“氷結令嬢”エリサーナ、十八歳。
彼女はあまりにも洗練されすぎた氷魔法の血統から、触れるものをみな凍らせてしまう性質を持っていた。結婚相手を見つけるどころか、誰かに近づくことすらできない日
々。
そんな折、彼女は父に婚約者をあてがわれる。
サンフラワー皇家の“灼熱皇子”イグナイト、二十歳。彼もまたあまりにも強力な炎魔法の血統を取り込みすぎて、近づく者をみな焼いてしまうらしい。エリサーナと魔法性質は真逆だが、似たような状況に置かれている者だった。
この相手なら、互いの魔法を打ち消せる――そう親に決められた婚約。ついにやってきた顔合わせの日に、出会った二人は以心伝心でお互いを理解した。
「むしろ天敵じゃないですか」
「あぁ、本能がビシビシ警告を発している」
妙に打ち解けてしまったが、絶対に結婚できない二人は、のんびりとお茶会をはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 18:00:00
4045文字
会話率:45%
ある夜、突然の非通知の電話で目を覚ました主人公は、電話の相手が「助けて」と一言発するのを聞く。声は苦しげで、不安と恐怖が胸に広がる。その電話が行方不明になった幼馴染の家からかかってきたことを知った主人公は、好奇心と不安に駆られて幼馴染の家の
跡地を訪れることにする。
幼馴染の家の跡地に着くと、何もない荒れ地が広がっている。しかし、「こっち」という声を聞いた瞬間、意識が途切れ、目が覚めると幼馴染の家の中にいた。状況に混乱しながらも、何度も訪れたことのある部屋に懐かしさを感じないという違和感を覚える。本能が「逃げろ」と警告を発するが、なぜか外に出られないという感覚に襲われる。
探索を進める中で、主人公は古びた日記を発見する。日記には、幼馴染が「影」という存在に囚われていることが書かれていた。地下室への扉を見つけた主人公は、好奇心に駆られ地下室に足を踏み入れる。そこで見つけた長い箱の中には何もなかったが、古びた手鏡があり、その鏡には「影を封じる力」があることが書かれていた。
再び家の中を探索するうちに、影の存在が明らかになっていく。壁に掛かる写真や「助けて」と刻まれた文字から、影が幼馴染の魂であることが判明する。手鏡を使って影を封じ込めるため、主人公は家の中心部にある大きな鏡の前に立つ。手鏡を大きな鏡に向けると、影が現れ、攻撃を試みるが、主人公は勇気を振り絞って影を封じ込めることに成功する。
影が消え去り、幼馴染の魂が解放されると、家全体が静まり返り、薄明かりが差し込む。幼馴染の姿が現れ、感謝の言葉を残し、静かに消えていく。主人公は安堵の息を吐きながら家を後にする。
影の館を後にした主人公は、日常に戻ろうとするが、あの夜の出来事が完全に消えることはない。夜になると再びあの声が耳に蘇り、不安と恐怖が胸を締め付ける。あの手鏡、地下室、そして声。全てが一つに繋がっているような気がしてならない。再び館に戻る日は近いかもしれない。その日が来るまで、主人公は不安と恐怖に立ち向かう準備をし続けることを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 20:43:42
2644文字
会話率:0%
40才過ぎのおっさん、安武典男はいきなり始まった日中戦争に巻き込まれた直後、異世界転移する。
現代日本に帰還するためにカルアンデ王国国王からの魔王の討伐依頼を受け、学力体力向上と魔法を鍛えるため王立魔法学園に編入するものの、わずか半年で戦況
が悪化し学徒動員されてしまう。
そもそも戦争を終結させることができるのか?
生きて日本の地を踏むことができるのか?
嫁さんはGetできるのか?
改訂版です。物語内容共に基本変わりません。
より読みやすくなるよう一話辺りの文章量を減らしています。
警告、この作品はチートはありますが俺TUEEEではありませんし、成り上がりでもハーレムでもありません。
注意、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 17:33:21
188222文字
会話率:57%
時は応仁の大乱から三十年。
鏡の社(かがみのやしろ)に伝わる古文書によって警告されていた大厄災、この世の終焉を意味する恐ろしき事態が現実のものとなった。宮司の親子は特別な精霊を持つ少女と、戦で郷を失った精鋭の忍び達と共に、この世を守る為、大
厄災に挑む事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:49:26
153878文字
会話率:68%
殺し屋による戦闘シーン集です。
不定期更新・時系列無視で書いていきます。つまり、作者の思いつきだけの作品集ですね。
【一応警告】
流血シーン、残酷描写多いです。R18にならないよう気を付けますが、リアリティほしいのでしょうがないですね。苦手
な方は容赦なくブラウザバック願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 22:50:39
160563文字
会話率:47%
気をつけて!
リンクがズレますよ。
最終更新:2024-05-29 18:20:10
526文字
会話率:0%
【全75話、予約投稿済み】眠りから覚めた12歳の侯爵令嬢ファビオラは、先ほどまで見ていた長い夢が、まるで現実かのように感じられた。「私がこれから間違いを犯さないよう、神様が警告してくださったのかもしれないわ」なぜならば夢の中では、ファビオラ
の家族が濡れ衣を着せられ処刑された上に、ファビオラ自身も19歳で非業の死を遂げていたのだ。「そうならないように、私は正しい行動しなくてはいけないのね」決意を固めるファビオラはまだ知らない。それが夢ではないことを…。(他サイトさんにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 07:00:00
275282文字
会話率:35%
英語で警告メールが会社に届いた。担当部署に連絡もした。あとは何もしなかった。
最終更新:2024-05-14 22:00:00
2682文字
会話率:36%
小学5年の将生は友達とサッカー中に、項垂れているのに、こちらをじっと見ている白い人に気が付いた。しかし、次の瞬間には見えなくなっており、目の錯覚だと思いながらも気味悪く思っていた。
だが度々起きる錯覚。友人の大倭と鈴の音が錯覚と共にある事に
気が付いたものの、原因はわからないまま中学へ上がった。
大倭の誘いで部活を始めた将生。部活中に大倭の鈴を見た帰り道、また白い人を見る。
翌日大倭から家系の話を聞き、心霊現象かもしれないと分かった。鈴が大破しているのを見て恐怖を覚えた。
大倭と共に修行を始めようとする将生の前に、性別不詳の金髪の人物が現れる。
白い人以外を見たことがないのか確認されるも、将生も大倭もないと回答してしまう。
しかし、白い人よりも恐ろしい存在が2人に近づこうとしていた。
警告音を発する魔除けの鈴。
恐怖で硬直する2人に間の手が伸びる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 01:00:00
21339文字
会話率:45%
この物語は、歴史上繰り返し起きたことであり、現在も起きていることであり、未来の予言でもある。
対立する両陣営の片方は、異質なものを排除し、同質のもの同士で団結することで社会が良くなると考える人たちである。歴史上ではクー・クラックス・クラ
ン、各宗教の原理主義、ナチス政権、オルタナ右翼などがこれに当たる。もう片方は、異質なものを包容することで社会が良くなると考える人たちである。多文化主義、宗教間の共存、無宗教、移民、同性愛などを肯定するリベラリストがこれに当たる。
この物語の主人公は、自分と同質のもの同士で団結し、異なるものを排除しようとする極右思想の持主である。主人公だからといって擁護すべき、感情移入すべき人物ということではない。それでも彼に照明を当てるのは、彼の経験と感情と思考回路に触れなければ、彼の不満と憤りに対応することができないからである。今まで社会はその問題に取り組んではきたものの、十分に対応しきれていなかった。
ジョージ・オーウェルの警告した、自由と多様性を抑圧する全体主義時代の後に、世界では自由民主主義が普及し、多くの地域で勝利した。だがまだ根強い対抗勢力があり、その完全勝利は訪れていない。問題はどこにあるのか。どうすればよいのか。
この物語の登場人物たちが、時に迷いながら、時に遠回りをしながら、道案内をしてくれることだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 07:05:02
189786文字
会話率:25%
<警告>
本作品は小説・エッセイ等、他者に読んでもらう事を想定した文章ではありません。
精神的に壊れかけている筆者が、衝動的な自殺を回避するためだけに、心情を吐露する為だけの言葉の羅列ですので、文章にすらならない時が有るかもしれません。
毒
を吐く事もあり得ますので、自身に悪影響を及ぼしたくない方は、ブラウザバックして下さい。
特に、精神的に未熟な自覚のある方の閲覧はお控えください。
社会的に不適切な表現や、読後に気分を害した等の事が有っても、筆者は一切の責任を負いません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 07:59:34
1907文字
会話率:46%
BOMB!
どこかで、爆発している。
人が、どこかで、爆発している。
未だ、爆発している。
忘れた頃に、爆発している。
一日、2,500キロカロリー。
これが、人一日の、摂取可能カロリーである。
これを、1,000キロカロリー上回れ
ば、その人間は、爆発する。
一食、800キロカロリー。
これが、人一食の、摂取可能カロリーである。
これを、300キロカロリー上回れば、その食事は、爆発する。
健康対策の為、生活習慣病対策の為、この仕組みが作られてから、久しい。
カロリーの取り過ぎが、爆発を誘引することになってから、久しい。
幾ら注意・喚起・警告しても、野放図に太る人間は、後を断たない。
世界的に、後を断たない。
先進国の、健康年齢低下。
途上国の、寿命年齢低下。
中堅国の、若年層不健康化。
世界的に、健康対策に手を打つことは、気象対策と並んで、待った無しとなっている。
ベルデは、歩く。
車道を、消防車と救急車が、行き過ぎる。
最近では、すっかり、消防車と救急車の出番は、少なくなる。
正確に云えば、カロリーに関する爆発で、消防車と救急車が出動することは、少なくなる。
カロリー・スカウターが、出来てから、だ。
カロリー・スカウターを、一人一台、持つようになってから、だ。
カロリー・スカウターは、サングラスの様なもの。
眼許に、装着する。
カロリー・スカウターを通して見た食物には、表示される。
その食物を摂ることで、摂取するカロリーが、表示される。
カロリー・スカウターは、表示する。
レンズ面に、その日の摂取カロリーを、表示する。
《あと何キロカロリー、摂取可能》かも、表示する。
カロリー・スカウターがあれば、爆発することはない。
爆発に巻き込まれることも、まあ、無い。
それでも、時に、爆発が、起こる。
カロリー・スカウターを使っていても、爆発が、起こる。
人間の思考停止・自暴自棄は、恐ろしい。
人のことを考えないことは、恐ろしい。
人間の性は、悲しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 10:36:29
21157文字
会話率:30%