雨の日の、午後五時五十五分の、スクールバス。
彼と彼女の、語らいのひととき。
……私はただそれを、聞いているだけ。
「梅雨」がテーマのコンテストに出した短編です。少し切なく、優しい恋心をどうぞ。
最終更新:2020-08-21 18:20:11
2197文字
会話率:47%
日常を刺激的に過ごせている者は結構少ない。自ら起こすか起きるのを待つか。
それは個々の自由なのだが、逆に何の変哲もない日々の繰り返しを、ただ笑って過ごしている者は一体どれほどいるのだろうか。
なんて偉そうに語らいでいるが、これは個性様
々、生き方様々な者達により紡がれる、日常の戯れ物語である。
室弥祥は大好きな妹の蛍と、親友の柳静と何気ない日々を過ごす。愉しい友人、面白い時間、それがこれからも続けばいいな。
そう・・・・、あの”都市伝説”と交わるまでは、それが一番の願いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 23:42:10
328099文字
会話率:58%
今は昔、食物連鎖の頂点に立つモノは人に非ず、“鬼衆(きす)”と呼ばれるあやかし也。
鬼衆共に怯える日々、すがるものといえば神の教え、そして、奇跡のみ。
唯一、鬼衆共に対抗できると噂されるのが、半死半生の女騎士達。
死人である鬼衆共を見抜く白
眼(びゃくがん)と、鬼衆を倒す事の出来る剣を帯びた呪われし『ディーサイド』。
“神殺し”と忌み嫌われる女戦士達に祝福はない。あるのは逃れようのない絶望のみ。
この物語は、ある女騎士と少年の記録。
やがて人々の記憶から消え去る彼らの物語。
せめて、わたしだけでも語らい伝えよう。
「聴いてくれるかい? 人の子らよ……」
『血の愛憎、種は来ませり!凍えるスラッシュ・ダークファンタジー開幕!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 11:22:25
87266文字
会話率:41%
郊外の大学に通う大学生、青木涼。大学からの帰り道、交通事故に遭いそうになった青年を間一髪で助けることになる。そのせいでずぶぬれになってしまった服を洗濯させてもらうことになり、青年の家に案内されるが、生活感の薄さに驚くことになる。
さらに
翌日、服を返そうと再度その家を訪れたときに涼が見ることになるのは、栄養失調で倒れている家主。
そんなダメな家主に、涼がご飯を食べさせ、お礼にコーヒーを淹れてもらう。
そんなゆっくりとした時間をすごしながら、二人は互いの過去に踏み込んでいく。
梅雨入りから梅雨明けまで、ゆっくりとした2人の語らいを描くお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 15:17:06
59092文字
会話率:24%
『私』は何でこんなどうでもいいことを運ばなければならないのか。そう考える『私』と『私』の矛盾の語らい。
最終更新:2020-07-21 14:50:15
2328文字
会話率:67%
───────魔法使いは人ではない、魔物である。
この世界で唯一『魔力』を扱うことができる少数民族ガナン人。
彼らは自身の『価値あるもの』を対価に『魔法』を行使する。しかし魔に近い彼らは、只の人よりも容易くその身を魔物へと堕としやすいと
いう負の面を持っていた。
人はそんな彼らを『魔法使い』と呼び、そしてその性質から迫害した。
三千年前の大戦に敗北し、帝国に完全に支配された魔法使い達。
そんな帝国の辺境にて、ガナン人の少年、クレル・シェパードはひっそりと生きていた。
身寄りのないクレルは、領主の娘であるアリシア・スカーレットと出逢う。
領主の屋敷の下働きとして過ごすクレルと、そんな彼の魔法を綺麗なものとして受け入れるアリシア……共に語らい、遊び、学びながら友情を育む二人であったが、ある日二人を引き裂く『魔物災害』が起こり――
アリシアはクレルを助けるために片腕を犠牲にし、クレルもアリシアを助けるために『アリシアとの思い出』を対価に捧げた。
――スカーレット家は没落。そして、事件の騒動が冷めやらぬうちにクレルは魔法使いの地下組織『奈落の底《アバドン》』に、アリシアは魔法使いを狩る皇帝直轄組織『特別対魔機関・バルバトス』に引きとられる。
記憶を失い、しかし想いだけが残ったクレル。
左腕を失い、再会の誓いを胸に抱くアリシア。
敵対し合う組織に身を置く事になった二人は、再び出逢い、笑い合う事が許されるのか……それはまだ誰にもわからない。
==========
この小説はダブル主人公であり序章では二人の幼少期を、それから一章ごとに視点を切り替えて話を進めます。
==========
この小説はカクヨムやノベルアッププラスでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 00:00:00
402084文字
会話率:66%
朝がきて、夜がきて、ただ通り過ぎていく。
最終更新:2020-05-23 21:11:04
362文字
会話率:0%
貴君らに問いたいことがある、この世で最も重要なものは何か?文明を根底から支えてきた物はなにかと、
私は「文字」だと思う。
そんな文字を際限なく華麗に操る、それが小説家のあるべき姿であると考える。
そして今、小説家の世界に飛び込まんとする男の
話である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 22:51:03
1751文字
会話率:8%
私がこの「小説家になろう」というサイトにユーザー登録してからここまで、気がつけば三年間以上経過していました。初めは何もわからないままに手探りで執筆していた私も、執筆しながらいろんなことを試したり他の作者の方と創作について語らったりして色々な
ことを学び、今では創作についてそれなりに語れるだけのものを手にしていると自負しています。
ですが、その語らいもこの三年間で色々なことがあって、消えてしまいまして。今ではユーザーページの片隅に、過去の履歴としてひっそりと残るだけになってしまいました。で、それを見ていつも思う訳です。
――このまま埋もれさせるのは少しもったいないな、と。
このエッセイは、そんな今では誰にも触れることのなくなった創作論の数々をなんとかして表に出そうと、数十万字にも及ぶ過去の会話を眺めてテーマを抽出して創作論としてまとめてみようと試みた、そんなエッセイです。
まあ、読者もすくない、しがない作家の創作論ですが。よろしければ一度目を通していただき、なにか参考にでもして頂けたらな、なんて思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 18:40:25
25318文字
会話率:2%
ひどく静かで、そして美しい世界。
気づくとそこに流れ着いていた少年は、たった一人そこにいた少女と語らいます。
諦めと後悔と、そして懺悔。誰にもいえなかった苦しみを吐き出す彼に少女は優しく寄り添ってこう言うのです。
「それでも、あなたを諦めな
いで」、と。
「カクヨム」様でも投稿させていただきます。
カクヨムWeb小説短編賞2019にも参加している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 21:42:13
7265文字
会話率:32%
太平洋戦争を生き延びた、元海軍軍人を曽祖父に持つ少年――剣耀流は曽祖父の墓の掃除のため、夏休みを利用し田舎に帰省していた。そこで、一足先に墓前で手を合わせていた男性・竜崎焔と出会う。
曽祖父の教え子だったという彼との語らいの中で、戦争と
いう時代に生きた先人達の想いに触れた彼は――。
(本作はカクヨム、ハーメルン、暁、エブリスタでも掲載する予定です。また、本作は板野かも先生原作の「レッドに恋しちゃダメですか!? ~幻獣戦団アニマライザー~」及び「NAVY★IDOL ~海軍士官が現代でアイドルキャプテンを目指すようです〜」の2作品とコラボしております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 21:19:22
3812文字
会話率:67%
三題噺②
王様の秘密に対する夜の語らい
ルール:https://qwert1374.com/novel/3theme-rule
この作品は自ブログにも掲載しています。
https://qwert1374.com/novel/3theme-
2/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 08:00:00
1567文字
会話率:81%
マコトは友達のレンからふと「明日が終わるならどうする?」と聞かれた。それについて考えるが、マコトは特にこれといってしたいことがない。だから、その気持ちを正直に言うとレンに呆れられてしまった。
最終更新:2019-07-13 08:24:04
897文字
会話率:67%
森に住む不死者の少年が森に来た人と関わりながら生きる話。
最終更新:2019-06-22 11:56:18
2626文字
会話率:59%
きょうの旅人 あらすじ(ネタバレを含みます)
白と文字が世界を織りなす場所に立つ僕。何を成すべきか、何もわからない僕の傍に、そっくりな君が立つ。君は僕の役割を知ることだと告げる。日々の眠りはきょうの僕をやめるスイッチ。だが、その不連続の
連続たる毎日は、何か大きな自分になるための学びのようなもの。君との語らいでそれを得た僕は、きょうを旅するために、白の世界を行く。
※この物語は自己符号化より着想を得ました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-10 00:41:55
4255文字
会話率:45%
平成の御世にあの樋口一葉が突然あらわれます。場所はなぜか大森の某公園。人もあろうに、なんとそこで彼女はひとりのプータローさん(?)と邂逅してしまうのです。そこにおける二人の語らいを綴る作品なのですが、しかしそもそもこのワープによる出会いを
介在したのは、はたして誰…?いや何だったのでしょうか?それはお互いが持っていた鬱屈の心だったのか、それとも理不尽な世に抗う姿勢だったのか…よくわかりません。とにかくここでのひとときの「共有」を経て、二人はいささかでも充足されるに至ります(特にプータローさんの方が)。その折り二人の会話と心模様の変遷をどうぞお楽しみください。
なお前書きでも書きましたが、この作品は身の不遇と、世の理不尽さに会って苦しんでおられる方、怒り心頭に達しておられる方に読んでもらいたい作品です。それこそこの作品と「共有」してみてください。しかしそれはただ「怒りとうっ屈の中で傷を舐め合おう」というのでは決してありません。この短編はいったんここで終了しますが、続編とも云うべき「一葉恋慕・明治編」の中で我々の懊悩は必ず晴らされ、昇華されることでしょう。どうぞそちらの方へも読み進んでください…。
ではとにかく、東京大田区は大森の、夜の公園へと、私が皆様をエスコートいたします。どうぞこちらへ…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-26 21:54:49
20415文字
会話率:19%
どうやら異世界に転生したらしい。
死亡フラグを回避しながら時にモフモフを愛で、時に兄の命を救い、時に王子と愛を語らい、時に稀代の魔女として生きていくお話。
※上記あらすじについて嘘はついておりません。
最終更新:2019-04-04 00:00:00
37120文字
会話率:33%
今日もまた、その喫茶店では来客のベルが鳴る。
人々は多くを語らい、時に聞き耳を立てながら、日々の体験を歓談という形で交換していく。
その喫茶店のマスターも、話を聞くことが好きな人だった。面白い話を聞かせてくれた人にはサービスを弾むこともあ
る。
さて、今日はどのような来客があり、どのような話が紡がれるのか。ちょっとだけ、覗いてみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-27 07:00:00
9623文字
会話率:53%
作者の四つの作品のクロスオーバーです。
【シスコンの皮を被った腹黒お兄様がいると姫君は苦労する】
【ロリ姉妹の若返り転生記】
【ケッペキショーの珍道中】
【最強魔術師のほのぼの王宮生活!?】
の主人公達と作者が語らいます。
若干ネタバレ注意
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-01 00:00:00
5079文字
会話率:53%
悪魔的に華やかな宮廷で、マリーは王太子妃争いに敗れた。暗殺未遂の疑惑をかぶって。
父親にも見放されてひとりみじめに過ごす舞踏会の大広間を後にする。
行く先は人気の無い庭園の東屋。しかし、そこには王太子との政争と恋のさや当てに敗れた王弟クロー
ドがいた。
なんだ、先客がいたのね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-20 19:00:16
13491文字
会話率:48%