先の総選挙に「期待の党」から出馬して落選し、泥酔して気がつくとカコトリアの首都エリアフォーに迷いこんでしまった主人公が、そこで出会った17歳の女子学生を通訳として雇い、1か月の在留許可を取得して、この国の政治報告「カコトリアンリポート」を
ブログにアップしはじめた。
カコトリアは道路革命(ロードレボリューション)によって自動車を廃し、自動車のために道路を作っていた政治家を廃した国だった。
この国には国会と政府と裁判所の三権の府が存在せず、警察署も刑務所も税務署もなく、会社も学校も病院もない。スマホがありさえすればこれらはすべて不要になる。スマホの普及が無政府主義革命を惹起し、無政府主義社会を維持していたのである。
カコトリアは超人口減少社会であり、国外に追い出された自動車会社が製造している人型ロボットが労働力として大量に輸入され、擬制戸籍を獲得した仮人となって人と共存し、それが産業のないこの国の豊かさ(国民一人当たりGDP)を支えていた。
主人公はこの国を理想郷として称賛していたのだが、しだいに暗部に気づきはじめる。やがてブログに触発されたフォロワーたちが、スマホを介して社会を支配する人工知能に対して、仮人革命を求めて一斉蜂起する。
これはスマホと人型ロボットの普及が無政府主義者社会と超人口減少社会をもたらし、やがて人類が幸福な絶滅を迎えると予言するIT社会の黙示録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-13 22:09:21
193545文字
会話率:24%
図書館で勉強中に思いつきました。
最終更新:2018-01-05 19:13:51
215文字
会話率:0%
南米の小国アンティルで何不自由なく暮らしてきたマリアは、政治家志望のルイスと知り合う。ルイスはマリアの神々しさを利用し、自分が所属する政治団体、社会革命クラブのシンボルと崇める。ルイスの押しの強さに負けたマリアは、ルイスと結婚し、政情不安な
アンティルのため戦う決意をする。しかし軍がクーデターを起こし、ルイスたちは革命にのめり込んでいく。アジトである酒場の女将エヴァ、スピーチライターのホアンと共に武装蜂起の準備を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-01 12:10:59
138756文字
会話率:40%
我々の、星のように輝いていた日常を取り戻す。
対クリーチャー部隊、W部隊が武装蜂起。そして再び姿が確認された人知を超えた生物「クリーチャー」。
W部隊の隊員全員の逮捕のため結成された特殊部隊「Star Days」。
この物語は彼らの戦
いを記したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-23 20:54:21
4727文字
会話率:21%
西暦末期、著しい進歩を遂げた人類の科学。彼らはそれにあやかり、自らの生活区域を銀河系全体へと広げていった。
やがて宇宙暦が始まってから数万年の時が経過した頃、人類は宇宙の遥か彼方にあるりょうけん座のM106銀河より来襲したイーヴァ帝国と交
戦状態に突入する。
人類の地球連邦とイーヴァ人のイーヴァ帝国。互いの存亡を懸けた戦いは数十年の時を経て、最終的に人類の降伏という形で幕を下ろすこととなった。
こうして地球連邦が保持していた銀河系の支配権を手に入れたイーヴァ人は宇宙暦15996年、「居住区域再編政策」を実行。中流階級以下の人類を、辺境の惑星へと追いやった。
太陽系第三惑星、"地球"はイーヴァ人のみが居住を許された区域となり、人類は故郷を失った。更にイーヴァ人は、人類に対して「従属を誓うこと」を強要する。
かつて地球連邦にて重役だった者達、多くの資産を持つ富豪などが「名誉イーヴァ人」として厚遇を受けているのを目の当たりにした労働階級の者達は、日増しにイーヴァ人に対する反感を強めていった。
宇宙暦15998年、かつてケプラー442bと呼ばれていた惑星メルコムにおいて、人類の反乱軍「ガイア」が蜂起。イーヴァ帝国に対して、史上最大規模の反乱を起こした。
反乱軍はメルコム各地でイーヴァ帝国軍を破るが、15999年の戦いにおいて反乱軍の総統が戦死し、イーヴァ帝国軍が反乱軍本拠地を制圧。これにて事態は収束するかと思われたが、反乱は更に激しさを増した。
彼らは、地球へ帰りたかった。先祖達が長い年月護り抜いてきた母なる大地を、この手に取り戻したかった。それは無謀な戦いかも知れないが、何もせずに虐げられ続ける訳にはいかない。
反乱軍の中には、地球を見たことすらない者達もいる。しかし、人類発祥の地を見ず知らずの者に奪われて、何食わぬ顔をしていられるはずがないだろう。
何故、故郷を追い出されなければならない? 何故、望まぬ土地での生活を強いられなくてはならない? 自分達にも、"人間らしく"生きる権利はあるはず。
数千光年の彼方にある、青き星を夢見て――― 彼らは、宇宙を支配する帝国に、人としての意地を懸けた戦いを挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 04:05:04
4264文字
会話率:34%
高校一年の僕と幼馴染み三人と黒猫が乗った観光バスが事故に遭って、全員が異世界に転生し、なぜか僕たちは12歳から、黒猫は子猫から人生を再スタートした。(後日、こっそりついてきた幼馴染み二人も事故に遭って五人いたことが判明する。)
僕たちは最初
から魔力等各種スキルの潜在能力が異常に高く、異世界の国々から狙われた。
入学した魔法学校では、学校を牛耳る魔法ファミリーの序列九位から一位まで、強敵を次々と撃破した。
この活躍のおかげで、隣国から魔王討伐の話が舞い込み、超弩級の魔王を倒して『勇者』となった。
その後、エルフ族蜂起の噂で帰還を命ぜられ、首謀者の四天王を捕らえたが、途中で見つけた世界最強の剣「ハルトゥシャルテ」別名エクスカリバーが、僕の運命を大きく変えた。
やがて魔界騒乱の渦に巻き込まれ、そこに現れた超絶な剣捌きをする女剣士とともに、新たな魔王討伐を進めることになった。
そして、最後に現れたのは、人間界を滅ぼす超弩級の空中要塞。これを破壊しないと!
今ここに、エクスカリバーの真の力が試される。
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第二回ツギクル小説大賞で投票してくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。ツギクル運営様から感想をいただきました!(同サイトにて公開しています。)今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 10:35:04
584314文字
会話率:30%
時は2035年、意志を持つ『ウィリングロボット』が西田博士によって開発され、各家庭に普及した。しかし数年後、世界中のロボットが一斉蜂起し、大都市は全て荒野と化し、人類が一万年以上有していたこの世界の統治権はロボットに剥奪された。果たして人類
はロボットに奪われたこの世界を取り戻すことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 15:27:16
4602文字
会話率:34%
戦国時代の日本と似て非なる異世界の島国・和国。
皇祖神を奉じる神宮の社領・伊勢では、圧政に耐えかねた民衆が、天竺より来訪したという龍神の加護を受けて蜂起した。神宮を倒して下克上に成功し、一揆衆による新体制となった伊勢は、幕府や近隣州とに
らみ合いつつも、特産品である医薬の交易を再開した。
「龍神様の霊験あらたかな伊勢の薬はいらんかね。労咳(ろうがい)、疱瘡(ほうそう)、蝮毒(ふくどく)、癌(がん)、治らぬ病などありはせぬ。お代は一服百文也。少々値は張るが、命の代価と思えば安い物。銭がなければ、代わりに赤子一人でも結構だよ」
旅の薬売り兼人買いが主人公の、和風ファンタジーです。
※2017年6月23日に運営からの指摘を受けた事により、性描写のある章をR18として「ミッドナイトノベルズ」へ移転しました。但し、一般相当の章(第1章、第4章)は「小説家になろう」側に残置し、第8章以後は内容によって、章ごとにレーティングを判断します。
※贄食(にえじき)…いけにえを食すという意味の、私の造語です。
※Arcadia、カクヨムにも併載しています。(併載する各サイトの基準により判断しますので、必ずしもレーティングは「小説家になろう」グループと同一ではありません)
※アンモラルな要素、特に劇中人物が差別を肯定する場面を含む箇所がありますので、苦手な方は御注意下さい。現実の差別を助長する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 19:41:31
29867文字
会話率:52%
かつて瀬戸内の覇者として君臨した海羅鬼海賊。
その4代目頭目、海羅鬼水吉は敵の罠にはまり無念の死を遂げてしまう。
それと同時に海羅鬼は三好に吸収され滅亡海羅鬼の歴史は途絶えたと思われた。
だがそれから7年…。
殺された水吉の嫡男とその弟妹達
が蜂起海羅鬼復興の為に立ち上がった。
彼らは父を殺された恨みと一族を汚された雪辱を晴らすべく刀を振るう。
血と復讐に満ちた海賊If歴史戦記開幕!
5代目頭目の名は、海羅鬼炎尾!
ブクマなど待ってます。
この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-06 23:32:18
38422文字
会話率:35%
一年前のクリスマス・イブ。
子どもたちの夢や希望を取り戻すため、|元特殊部隊の老兵たち《サンタクロース》が蜂起した。
突然の反乱に驚く“統一国家”中央政府。
一時は一気にケリが着くかに思われたものの、物量にモノを言わせた政府軍の反撃
により戦線は膠着。
内戦状態に陥り混乱が続くその街では、今を必死に生きる子供たち。
少女は子どもたちの先頭に立ち、命を繋ぐための“クリスマス・プレゼント”を手に入れるため、自ら立ち上がった。
===
今年のクリスマス掌編です。 昨年の続きとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 12:14:00
3541文字
会話率:6%
「人狼」
それは古より存在した「人ならざる者」
人であって人でなし。
狼であって狼でなし。
故に人類は彼らを忌み嫌い、何世紀にも渡って戦争が行われてきた。
彼らは住処を追われ、いつしか人間社会から忘れ去られていった――――。
時は現代。
人狼、吸血鬼など、かつて実在したはずの異形は伝承のみの存在となり、数多の物語の中で語り継がれるようになった。
しかし人狼は、過去より蔑まれてきた記憶を忘れてはいなかった。
人類の目を逃れ、1つの組織として結集していた彼らは遂に蜂起。
侵略を開始したのである。
『我が同胞よ! 今まで虐げられてきた人狼族の怨念を晴らすのだ!』
人間社会に溶け込んでいた人狼は瞬く間に人類の作り上げた文明を破壊した。
人類に対抗する術は無く、世界の殆どを制圧された。
生き残った人類は結集し、レジスタンスとして人狼と戦い続けた。
一枚岩に見えた人類であるが、やがて二分化される。
1つは、完全に人狼を絶滅させる事を目的とした「赤ずきん」。
もう1つは、協力する人狼を擁護する一方で、反抗する人狼の殺戮も行い、地上に『神の大地』を築かんとする「涙の教会」(通称:ティアーズ)。
時に協力し、時に相反する2つの組織は、氷河期を迎える地球上で収束のつかない戦いを続けていた。
舞台となるのは、侵略から10年後の世界。
組織「赤ずきん」の中でも特に異端児として名を馳せていた、24歳の女性ガンナー、ジャンヌ。
別名:赤ずきんの復讐者(The Avenger of Little Red Riding Hood)。
家族を皆殺しにされたジャンヌの壮絶な復讐劇が幕を開ける――――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 00:50:11
50016文字
会話率:38%
天正と号された二十年は、とある人物のためにあった時代と云えよう。天下人、織田信長である。
それまで信長は室町幕府将軍足利義昭を擁していた。が、元亀四年(1573年)義昭が抵抗の意を示したことを切っ掛けに京を追放。その年に元号を元亀から天
正と朝廷に奏上し改元した。信長の天下の幕開けともとれる出来事であった。
そして最果ての地、津軽に於いても、一人の姦雄が台頭した時代でもあった。
下克上をなした信長に続けとばかりに、後の津軽藩初代藩主、大浦為信が蜂起したが同じ頃。
それまで津軽は南部家の治めるところにあったが、堀越を皮切りに、石川、和徳と次々と城を落とすと、天正四年(1576年)には滝本播磨守重行が護る大光寺を、その二年後の天正六年(1578年)には、地域一帯を治めていた公卿の末裔北畠の浪岡御所を攻略。破竹の勢いをみせていた。
要害汗石城の千徳大和守政氏を懐柔し、津軽西南をほぼ手中に収めたが、この地に於いてただ一人、大浦の世を良しとしない者がいた。
鄙館城代、千徳掃部助政武である。
しかし衆寡敵せず。鄙館千徳の命運は風前の灯と云えた。
※ タイトルは「さいかちのはな はくげつにさく」と読んでください〜。
転生もタイムスリップもしませんが、何卒よろしくお願いします〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 15:57:07
10365文字
会話率:45%
聞き覚えのある声に真田亮二は目を覚ますとそこは見覚えがない戦場だった。
撤退命令が出たという事を聞かされ、身体中の痛みに耐えながら幼なじみの一条総司を名乗る声の主に半ば強引に引き連れられる形でその場から命からがらたった二人で何とか前線基
地まで引き上げる事に成功する。
撤退の際に亮二は総司から、日本という国が独裁政治によって、いつしか自衛隊が国防軍と名前を変えて同盟国と共に戦争に参加していた事、独裁政治によって廃止されていた徴兵制度が再び制定されて自分たちが徴兵令で軍属となっていた事、戦っている相手は中東で武装蜂起した“共産枢軸”という“自称国家”の武装勢力である事等を聞かされた。
亮二は負傷者とは言っても、爆風による全身打撲程度で軽傷の部類に入っていたが、何故、自分は今戦地にいるのか、記憶の欠陥が著しかった事もあって、基地に着くとすぐに基地の病院に収用された。
撤退命令と同時に一時的な停戦合意が締結された事から、少し余裕が出たのか病院では記憶欠陥に対する様々な検査を受けていたが、しばらくすると記憶の欠陥以外は回復していた。
その為、亮二は記憶の欠陥を補う目的も含めたリハビリで、基地内の訓練施設で復員に向けた様々な訓練と教本を基礎から読まされる事になっていた。
身体的な訓練では不思議と他の者よりも良い成績が出ていたが、記憶の欠陥からそれが何故なのか亮二にはわからなかった。
停戦合意が締結されているとは言え、いつ破棄されるかわからない状況と兵員の補充の問題から記憶の欠陥は無視されてしまい所属大隊に新たに新設された“新兵器の実戦運用部隊”への配属が言い渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 13:07:21
90962文字
会話率:23%
幕末の頃、今の奈良県御所市に当時日本初の女医がいた。彼女は、天誅組事件で首謀者の一人だった吉村寅太郎の傷を、逆賊でありながらも恐れずに治療した。天誅組の蜂起は失敗に終わり、彼らを支援した人々も犠牲になった。明治時代の夜明けを見ることもなく、
日が昇る前にあらわれる幻のような光(かぎろひ)のように消えていった人々である。女医はその後も、一生を医業に捧げた。
この作品はアジア文化社「文芸思潮」作品の広場にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 08:40:37
17530文字
会話率:36%
異世界。魔界。別次元。並行世界。魔族。魔物。マモノ。男。女。子供。大人。責任。実験。改善。解体。改造。改悪。科学。似非科学。疑似科学。偽化学。異形。異常。奇形。侵攻。侵略。制圧。駆除。処分。正義。悪。善。教義。妄信。盲信。猛進。信仰。肉体。
精神。分離。乖離。支配。使役。自我。意識。精神。過剰。飽和。放棄。蜂起。悪辣。良心。眷属。王族。神。救世主。削減。適正。七色。九色。
青。緑。黄。橙。藍。紫。白。黒。緋。
※同じ世界観の短編集となる予定です。
※どこから読んでも大丈夫な作品になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-02 23:22:04
7389文字
会話率:26%
いつ、だれが造ったとも知れぬ巨大な底なし穴、「大竪穴」。
そこは奇怪な獣や先住民『うちびと』と、失われた文明の遺産や宝を狙い住み着いた外界人が雑多にひしめく世界だ。その片隅で探偵社を営むのが「私」、ベク=ベキム。黒いフェルト帽と、蜥蜴の顔を
持つ男――欲望と謎の渦巻く幻想世界を、軽口を携えて冷血の探偵は駆ける。異世界ハードボイルド・ファンタジー。
※「冷血探偵」は連作シリーズです。
時系列順にはなっていますが、各章ごとに完結しているのでどの章からでもお読みいただけます。
最新シリーズ: 涯(はて)なき夢の涯
メイユレグ蜂起からひと月あまり。空中市場とともにジャムフは奈落に消え、それと入れ替わるようにして大竪穴の底からは「神の狂気」としか言いようのない奇妙な生物群が群れをなして登って来ていた。
そんな中、ベキムは赤鎖隊隊長ロイから、思わぬ依頼を受ける。大災害の後処理をするため開かれる外王国との会合において、外王国の「大竪穴封じ込め」工作を阻止してほしいというのだ。ベキムはロイと共に第1大隧道へと登るのだが……!
イユル=ゲマフを巡る謎と、大竪穴の狂乱に、今終止符が打たれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 04:27:31
1476091文字
会話率:45%
ある日あかりの父は、娘が帰ってこない淋しさから、核武装で蜂起。独立国家を立ち上げてしまう。
最終更新:2016-01-26 20:35:02
15339文字
会話率:46%
東北農民の窮状を見かねた青年将校団は、首相以下要人を殺害し官庁を占拠して真崎大将への大命降下を実現しようとする武装蜂起計画を立てる。意見を求められた安藤大尉は、天皇が反対すれば本計画は失敗する。要人殺害など不要。むしろ宮城を占拠して天皇の身
柄を拘束し、天皇に直接諸策実施のための勅令発布を願うべきであると主張した。天皇が応じなければどうするのかとの問いに、安藤は銃剣を突きつけて天皇を脅迫してでも勅令を勝ち取るべきだという。青年将校団は決意を固め、宮城占拠を果たす。国内の貧富の差を解消すべく安藤らは、勅令発布を天皇に強要し、天皇一家を人質に取られた政府は、各勅令を実施する。従来の統治機構を残したまま、いつしか安藤らは実質「天皇親政」を主導する「下克上」を実現していた。国内社会改革に専念することにした安藤らは、台湾・朝鮮・満州以上の対外膨張政策をとらず、欧州対戦にも巻き込まれなかった。昭和21年、欧州大戦が終了し米欧が疲弊する中、日本国は経済的にも安定し平和を謳歌していた。「鼓腹撃壌」が政治の理想であるとの安藤の言葉に天皇は賛意を示すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 15:10:43
9091文字
会話率:21%
詩です。学校、会社のルールは自分達を守ってくれているけれど、なぜか不自由を感じてしまう。だからこそ勇気を出して、あと一歩を、もう一歩を踏み出してみよう! と決意する男の子の詩です
最終更新:2016-01-06 13:14:15
507文字
会話率:0%
異世界人の襲来により、世界は変わった。
北米大陸の崩壊と難民の日本流入、在日米軍の蜂起。日米の生存圏を賭けた戦争は東京をも戦火で包み、多くの犠牲を出した。
九年後、東京攻防戦を経験した少年、煌(かがやき)進(すすむ)は日本軍の秘密
部隊で人型機動兵器GD(グラヴィトンドライバー)のパイロットとなっていた。進は戦場で絶体絶命のピンチを迎える中、九年前の東京で死んだ幼馴染み、保村成恵と瓜二つの女、焔北極星に出会う──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-03 15:00:00
600746文字
会話率:37%