その青年は心を病んで、全身に憎悪を纏いつかせていた。一体何を抱え込んでいるのだろうと興味を惹かれて、私は腰元≪メイド≫に扮して彼にしょっちゅうちょっかいを出すようになった。
間近で見ると、憂いを帯びたその瞳は珍しい澄んだ青で、空を映したよう
だった。―空の色。私の焦がれて止まない自由の象徴。
どんなに手を伸ばしても完全には手に入らないと一度は諦めた自由。
けれど今やこの手が届く距離にある。
砂漠の国の姫君が恋した相手は一介の旅人だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 08:16:29
1517文字
会話率:30%
この世界には“色者”とよばれる異能力者が存在する。詳しくは解明されてないが、覚醒する者は基本的に20歳で覚醒し、特徴としてどちらかの眼の色が通常と異なる。能力の種類や規模は、その者の経験や思考、環境など多くの因子に影響される。
これは“色者
”として覚醒した少年ナシロが、18歳の時に見た空の色を求めて冒険する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 23:38:57
843文字
会話率:32%
あの日、あの海、生きる意味を教えてくれたのは彼女だった──
多くの死者がでる重大なバス事故を起こした青年、逢坂部賢悟(おおさかべけんご)
彼は静養のため全てのものを捨て、静養のため岩手県宮古市にある景勝地、浄土ヶ浜(じょうどがはま)
を訪れる。
その地で彼は、白木沢帆夏(しらきさわほのか)と名乗る女子大生と出会った。彼女の母方の実家が営んでいるという民宿で滞在期間を過ごしているうちに、次第に彼女に惹かれていく自分に気がつく。
やがて恋に落ちる二人。だが、重大な事故を起こしたという重苦しい過去が、罪の十字架となって彼の肩にのしかかる。
「二年だけ、待って欲しい」
悩み抜いた末に結論をだした翌日。彼は、白木沢帆夏の驚愕の真実に触れる──。
※表紙絵はいぬちよ様からの頂きものです。
※「景勝地 浄土ヶ浜」の挿絵はファル様。「告白」の挿絵は騰成から頂いたファンアートです。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-22 19:26:02
111840文字
会話率:25%
桐島悠一朗は高校三年生の夏、受験を控えていた。勉強のほうは四月の交通事故で入院していたせいもあって遅れている。
その上、脳を損傷した彼の視界には、謎の緑色が不自然に映り込むようになってしまっていた。
夏休みのオープンキャンパスの途
中、悠一朗たちは突如、事件に遭遇する。
同じ時間を永遠に繰り返す世界に閉じ込められてしまうが、その繰り返しに気づくことができるのは悠一朗ひとり。
孤独と苦悩のなか、何度もリセットされる世界に心を蝕まれながらも、彼は脱出の方法を探っていく……
☆遠い昔に一括でアップした作品ですが、長すぎるのと改行などの読みやすさを改善するため、章立てにして再アップしています。(旧題 神様にアリセプトを)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-08 19:38:52
55653文字
会話率:55%
人の見える世界は違う、そう、私の見える空の色も違って見えるのかな。
最終更新:2019-07-14 17:09:03
249文字
会話率:0%
いつも見ている空の色は同じ色…。
これを変えるにはどうしたらいいか。
今の俺にはわからない。
最終更新:2019-07-01 21:59:18
3058文字
会話率:12%
全てが文章で見える男の子と、そんな彼に写真を見せたい女の子の純愛的な何か。
最終更新:2019-06-12 00:30:32
7064文字
会話率:31%
紅い、それはある一定の時間になると訪れる空の色を変化。綺麗なその光景は人々の心を和ませ、今日という日の終わりを告げてくれる。
たとえそれが良い日でも悪い日でも…
最終更新:2019-05-03 02:09:44
7061文字
会話率:19%
曇天の空の色も、自分の涙の色も、彼の瞳の色も、知らなかった。
藍色の花だけが、私の全てだった。
最終更新:2019-04-28 23:55:55
931文字
会話率:25%
公募ガイド TO-BE小説工房、空のテーマで書いたものに加筆修正を行った作品です。
この作品は、エブリスタでも投稿しています。
最終更新:2019-03-22 23:23:03
1402文字
会話率:25%
小国マルブル王国の少女軍師レージュは天翔る翼を持ち、強国カタストロフ帝国からの侵略を、古代の道具と数々の奇策を用いて守っていた。しかし、三年の激闘の末に片目と片翼を奪われ、レージュとマルブルは敗れた。
敗北から半年後、隻眼片翼となった半
分の天使レージュは、赫赫《かっかく》の髪を持つ義賊ヴァンと共にマルブル残党軍を率い、マルブル再興のために立ち上がる!
半分の天使と赫赫の義賊が様々な謎を紡ぎだす万緑叢中紅一点なリアル系ファンタジー戦記。どうぞご照覧あれ!
★はぐろはみ様による挿絵付きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 20:02:56
470602文字
会話率:51%
私は模様を作り出す 糸を染め 色をつくる
ひと針ひと針 願いを込めて
作り出す
最終更新:2019-02-10 16:25:15
858文字
会話率:0%
弓の名手であり『戦場の道化師』との異名で呼ばれる彼女は、荒廃した地球を巡って祖父の遺品を集めながら、違法ギルドと敵対していた。違法ギルドの若い幹部は、彼女も知らない彼女の秘密に気付き、接触を試みる。人間業を超えたバトルの間に生まれる、人間的
な交流。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 11:18:20
16458文字
会話率:34%
診断メーカーで出た厨二的な異世界の人物がなんか知らんが戦っている。人死が出るので残酷な描写ありにチェックしましたが、残酷といわれて期待するような残酷話ではないと思います。
最終更新:2018-10-19 23:14:51
2728文字
会話率:34%
忘れっちまったぽろぽろは
月虹(げっこう)しみこむ空の色
忘れっちまったぽろぽろと
酔うた赤目に風が吹く
最終更新:2018-07-30 14:17:35
180文字
会話率:0%
一ノ瀬若葉は視野が狭い。部屋も狭いし心も狭い。
しかし、それでいいのです。と本人は自覚している。満足もしている。
というよりは気にしていない。
狭い部屋の小さな窓から空の色を眺めて日常を過ごすだけ。
が、その安定は身内によってあっけなく
崩れ去る。
崩れ去った先にあった日常で初めて見た空が彼女の狭い狭い視野にどう映るのだろうか。
そしてどう影響するのか、というような話し。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-26 23:23:11
31045文字
会話率:27%
――空が青いなんて言ったら怒られるぞ
あるとき隣の男の子がそう言った。でも、そんなことあるわけがない。だって、見上げると空は青いもの。
最終更新:2018-05-19 11:43:57
2478文字
会話率:43%
高校生の桃倉小春(ももくらこはる)は
同級生の秋月白夜(あきづきはくや)が大好き。
何度迷惑な顔をされようとも、
人生、後悔しないしないように生きる!がモットーな小春は、
今日も大好きな白ちゃんのもとへ行く!
最終更新:2018-03-27 23:59:32
13439文字
会話率:43%
『君のこと、大好き』
そう、思っていたのに。
御寺で会ってから、君にずっと恋をしていたのに…
最終更新:2018-01-21 20:22:13
336文字
会話率:0%
水のにおいも 空の色も
最終更新:2017-11-17 10:00:00
219文字
会話率:100%
スーパーお嬢様、「令丸 透」に恋し敗れた主人公「夕紀 怜」。キラキラしていた小学生時代・・・だが今となっては自宅警備員に。過去を悔やみ世界を憎みだしたその時、空の色が真っ赤に染まり、2人の女の子が。
「サア、選べ!この世界を捨てるノカ!夢を
捨てるノカ!!」
世界を捨てる事を決めたレイ。
目覚めるとそこには・・・?
初投稿作品です。更新ペースは遅めかも。
よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-04 23:00:00
2061文字
会話率:52%