現在ではリンシードを南の民と呼ぶ。これは北の民ペトロールに対応する言葉だ が、本来リンシードといえばヨーシュダ紀元前七世紀に勃興した王朝の名称だった。リ ンシード王朝の領土はホルベイン大陸の中央砂漠地帯以北と推定される。惑星ブレイア におい
ては歴史に残る最も古い王朝だが、その実態は今も神秘のベールに閉ざされてい る‥‥‥
(第三世代ブレイア統治官の調査報告書より抜粋)
(1)憂鬱な前夜祭
リンシード暦三二八年オルトスタ王の二六年。
リンシード王国は辺境に反乱が続発し、大いなる変化の気配が濃厚だった。
青猫の月第3の黒の日、秩序の回復と体制の安定を求めて、王都リンシードでは第一王位継承者イア姫とタル・シニャック大公との婚儀が行われようとしていた。
ところが婚儀前夜祭の夕刻、何者かによって王女イア姫は誘拐されてしまう。
王女の初恋の相手でもあり、シニャック大公の弟でもあるラングーン城主ソルは王女の牙犬タロスとともに王女追跡を命じられる。
兄と王女への複雑な想いを胸にソルは魔の樹海「モアブの森」へと乗り込む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 12:25:31
109898文字
会話率:44%
ようこそ、旅のお人よ。
最近は、いかがお過ごしかな? 繰り返される毎日に、退屈を感じていたり、痺れるような恋愛がしたいなんて、そうは思っていないかい?
そんなお人には、この劇場がぴったりだと、私は思うんだよね。
今から始められる物語
は、闇に魅せられし者たちの狂演、愛と欲望のシンメトリーだ。きっと、君の退屈も吹き飛ぶことだと思う。
それでは上映だ。気軽に見ていっておくれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 19:31:19
14978文字
会話率:41%
今日バレンタインだね☆
最終更新:2019-02-14 21:07:41
683文字
会話率:0%
──これは翳。叡知の光ある限り、亡ぶことはない。
十四の誕生日を目前にした春の祝祭の夜、まじないの才を持つ少女・キイラの村は異教徒らによる襲撃を受ける。天涯孤独となったキイラを保護したのは、異教徒討伐の命を受けた〈二軍〉の魔術師らであった
。いわくつきの喋る指環・カドを携え、復讐を果たすべくキイラは〈二軍〉への入団を画策するが……。
国の行く末を巡る、貴石と魔術の復讐譚。
(第43話までは一日一話更新で、以降はカクヨム【https://kakuyomu.jp/works/1177354054882694691】で連載し、こちらにまとめて移植する予定です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 18:00:00
216829文字
会話率:57%
ここは、逆さ虹の森です。
遠い昔、この森に立派な虹が架かりました。その虹は逆さまの虹でした。そんな珍しい逆さまの虹が架かるようになった森はいつしか、逆さ虹の森と呼ばれるようになりました。
端っこが上を向いている逆さまの虹は、空が笑っている
ように見えます。なので逆さまの虹は、幸せの虹とも呼ばれるようになりました。幸せの逆さ虹を見ると幸せになれると伝えられる逆さまの虹は、毎年、冬の寒さが一番厳しい日にかかります。
今年も寒い冬がやってきました。森の動物たちは、一番寒い日だけ架かる逆さまの虹をお祝いするために準備をしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 08:58:52
6128文字
会話率:33%
東京、朝葉原《ともはばら》。そこに位置する学校・銀庭《ぎんてい》学園では一年に一回の文化祭が開かれようとしていた。ジュニアアイドルとして活躍する八人ミサキ達、抜群のコンビネーションで売り込むニャルラトホテプと鬼、何かを目論《もくろ》むハスタ
ー。果たして、三年A組のファンタジー喫茶は成功するのだろうか――。あなたの裏側を抉り出す、“アキバ系”サイコホラーアクション!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-04 11:11:18
7082文字
会話率:58%
実在しないのに祟りテキメンな四谷怪談のヒロインの誕生とその構造について。
あと昔やってた芝居について大幅な脱線あり。
最終更新:2017-11-15 22:51:16
2946文字
会話率:0%
“道路標示”の夜間作業中、暴走車に跳ねられた男・神室 進次郎。
彼が次に目覚めた場所は、リーランドと呼ばれる国の郊外・辺鄙な村の診療所だった。
どうしてこのような世界にやってきたのか? そして、帰る方法はあるのか?
その唯一の手が
かりとなるのは、この国の王女が調達していると言う“現代のモノ”――何らかの鍵を握っているであろう彼女と謁見したいが、それには王都にて何らかの実績を残さねばならない。
しかし、“ドカタの経験と知恵”を持つ進次郎には、ゼロではない可能性があった。
それは――王都で土木事業を営む女・クレアを紹介してもらい、彼女が提案した新事業……交通に関する問題を抱えている王都に『“道路標示”を設ける』ことでなのである!
一方、王都の裏では大きな陰謀が動き始め……それに巻き込まれてゆく進次郎とクレア。
それぞれの道を切り拓くべく、二人は一世一代の“大仕事”に取りかかる。
☆ 以下、小説情報 ☆
・約91話・34万字程度(一話3300~5000字)
・投稿時間 平日:19~20時ごろ 祝祭日:15~16時ごろ
・特別用事がない限り、毎日投稿です
『ここの文章がおかしい』などがありましたら、お気軽にメッセージ下さい。
作品内に出てくる記号について――
・ ・ ・ は、時間の経過
◆◆◆ は、場面の変更
と、なっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 02:22:48
359003文字
会話率:33%
人を描けなくなったエコウ・ラシャは幼馴染の紹介で地元の学園の古式美術を教える事になった。
そこで出会ったのはかつて唯一、その姿を描きたいと思った少年イーオリ・ノート・コードだった。
彼はかつて祝祭で、聖歌を歌っていたのに、そこで見た彼は既
に歌を捨て格闘魔法球技に没頭していた。
講義を受け持つ、また学園のチームを応援する教師として接する様になる。
教師と生徒という穏やかな距離を保ちつつ
ともに過ごす日々が心を近づけていくのを
二人とも感じてはいた。
お互い立場を超える事無く続くと思っていた時間がやがて壊れる時がやって来る。
彼が高等課三年の夏、決勝の試合。
それは二人にとって忘れられない日となり、二人の運命の糸が急速に絡み合う。
この感情は依存か恋情か。これは同情か憐憫か。
二人は悩みながらお互いの手を取り、自身に向き合っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 17:00:00
275065文字
会話率:44%
季節がどうしてめぐっていくのかごぞんじ?
それは、季節を司る四人の女王様が、季節の塔で祈りを捧げてくれるから。だけどある日突然、冬の女王様が帰らないって言いだした。どうしてそんなこと、言いだしてしまったんだろう。
これは、今からずっ
とずっと昔、冬が終わらなくなってしまった国のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 02:35:41
22398文字
会話率:55%
全寮制のハーローツ少年学院に通う十四歳の少年・カルツには、よくできた双子の兄・カルセがいる。父の才能であった〈灯守(あかりもり)〉の血を継ぐカルセは、今年も灯神祭(とうじんさい)の花形として礼拝堂で歌をうたうことが決まっているが……
双
子の思いが交差する雪花の短編学園ファンタジー。
※pixiv、および個人サイト〈空想巡業〉にも同じものを掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 00:22:08
23252文字
会話率:37%
とある事情で修道女になったユリアは、年に一度の祝祭で踊った男がかつて縁談まで持ちあがった嫌な幼馴染だったことを知る。
さよなら、と告げて逃げ出したのだけれど……。
幼馴染の二人は、仲がこじれたままにそれぞれ騎士と修道女になった。
騎士の
愛は修道女に届くのか。それとも修道女は神への愛に生きるのか。
ロマンスというほどには未熟な恋の行方とは。
再会から始まる物語。
そんな感じの話です
主な舞台は女子修道院、登場人物たちも修道女が多いです
宗教は架空のものです
ヒーローは口が悪いので地雷な方がいるかもしれません
11月5日 恋愛の他にもいろいろな要素が出てきたため、ヒューマンドラマにジャンル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-08 19:00:00
103227文字
会話率:41%
横濱家系ラーメンで、トッピングパスポートをもらった。「有効期限以内なら、何度でも。何名さまでも」と書かれてあるが、有効期限が書かれていない。これは、永久パスポートということなのだろうか?
三十と一夜の短篇第8回。
最終更新:2016-12-03 00:00:00
4231文字
会話率:16%
わたしを見て――もっと見て。
腕の切断や臓器売買など、グロテスクな表現があります。苦手な方はお控えください。
書きかけの小説を掘り出したので補完してみました。
どうやら書き始めたのは2年前。まさかの完成。
病んでるけどデレがないし執着
と病みが無関係なのでヤンデレではないと思います。
剣も魔法も錬金術もそこそこなファンタジー世界なので、拒絶反応なんてないよ。
この作品はpixiv、カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 21:07:35
4638文字
会話率:36%
四大大国の1つ、クリストファバール。
魔法大国として、大陸にその名を馳せる帝国。
新皇帝が就き、正妃を迎え国が祝祭を上げる中。皇帝の実妹である第2皇女アイリスは、1人の従者を連れて何時ものように遠出に出掛けていた。
祝祭に出席する為
に、各国から大使が集まり新皇帝と正妃に祝辞を述べる中。1つの事件が発生。
第2皇女アイリスを嫁として貰い受けたいという、モノ。
己の結婚話が浮上しているとは知る由もないアイリスは、神聖アルカデリックの国境付近の森を散策していた。
その森では、アルカデリックから何とか逃げ出せた第2王子が野盗に襲われ1人の従者と戦いを繰り広げ、ピンチの所を危機を察知したアイリスに助けられ、城へと迎えられる。
そうして、城へ戻ると2つの問題が浮上する。
アイリスの嫁の件と、中立国のお家騒動。
まるで無関係の様な2つの事件。
解決策を模索する中、アイリスとアルカデリックの第2王子カイデルの距離が縮まって行く。
そんな中、密使による調べで今回の件の様相が明らかになる。
別々であった筈の2つが、1つに繋がった時。
そこには、過去に起きたある事件が根底にあった。
それはまだアイリスが魔法兵団の大隊長であった頃に起こった事件。
皇女でありながらも、高い魔法力と剣術の腕前を持ち、自ら国家の中でも随一と謳われる軍隊、魔法兵団に入団したのだった。
アイリスは、全てを終わらせる為に自ら剣を手にして軍を率いる。魔法兵団は、アイリスの軍と言っても過言ではなく。全ての裏を握っていた人物が起こした事件も、魔法兵団が関わっている事もあり、迅速な対応を求められた。
事件解決に乗り出した魔法兵団と、それに参戦するカイデル。2人の距離は縮まる一方で、戦いの火蓋は切り落とされた。
事件は無事に解決出来、アイリスとカイデルはどのような未来を選択するのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 21:41:58
2929文字
会話率:35%
桜の季節なので、桜をイメージして書いてみました。
幻想耽美風になっていたらいいなあ。
最終更新:2016-03-19 09:47:51
712文字
会話率:5%
中世の祝祭は12月25日の誕生祭から1月6日の公現祭まで続いた。その伝統のほんの僅かな名残りだけが現在でも存続し、そして殆どは消え去った。
最終更新:2015-12-24 23:58:20
7397文字
会話率:0%
キューケンホフゆかりのじゃじゃ馬姫に翻弄されつついつの間にか成りあがり、善良公の海軍提督となった男の話。
主人公は辺境ゼーラントの騎士の息子、赤毛のフランク。
彼が出会ってしまった相手は主君の姫君。男の名前を本名に持ち、幼児のときからフラ
ンス王子を婿にしている。床入りの儀が行われる年、姫は自ら謝肉祭を主催する。夫不在の祝祭には騎馬試合も催され、若者たちは姫を争う。けれど試合前夜の宴で、仮装の姫はささやいたのだ。フランクの耳元で、必ず勝て、と。
主要人物紹介、参考文献、どこまでが史実由来かなどは
http://ncode.syosetu.com/n4876cx/
をどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-15 04:31:15
191755文字
会話率:60%
勤労感謝の日。それは休む為の祝祭。けれど、休めない者もいる。だからこそ彼等は行く。例えどんな仕事であろうとも一人の笑顔のために――!
最終更新:2015-11-23 21:13:17
4019文字
会話率:30%
『あわいのとき』シリーズの七作目です。(注)一作目〜六作目に登場する、治癒能力者にして男装女子高生、美月が出て来るまでしばらくかかります。
鈴村星哉、三十五歳、独身。押し付けられた休日のただ働き先で出会った女性、綾乃に懇願され、辺境にある宗
教施設の前での座り込みに参加することになる。しかし現場に向かう途中の車内には、同行するものと思っていた綾乃はおらず、代わりに綾乃の彼氏と名乗る金髪の男がいて、座り込みの現場の雰囲気も、どこかおかしく不安が募っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-01 00:00:00
68279文字
会話率:52%