アリーラの生まれたレシュタット家は、ど貧乏だった。父は家族を捨て、母は過労で亡くなった。
だが、二百年前までレシュタット家は大金持ちの公爵家だった。一族に実在したファナという悪女が、王太子との婚約を破棄したせいで、没落したらしい。
ア
リーラは祖母の死ぬ前の最期の祈りが通じたのか、気がつくと二百年前にタイムスリップしていた。しかも公爵令嬢・ファナとして。
「こうなったら私が王太子に嫁いで、歴史を変えてみせる!」
王太子と婚約破棄なんて、絶対にさせない。
「一族の没落回避のため、私は妃になる」
現代のレシュタット家の繁栄のため、(自己都合により)未来を変えたい……のだが、ファナを取り巻く人々は、一癖も二癖もあった。
謎めいた王太子と、ファナを陥れようと画策する近衛騎士団長。そして思い通りに動いてくれない、第二王子。
何より、王太子を狙うライバルの令嬢が素敵女子過ぎて。
それぞれの思惑がアリーラによって動きだし、やがて事態は想定外の方向へと流れていく。
二百年間、悪女のレッテルを貼られた一人の公爵令嬢がたどった数奇な運命と、歴史に埋もれた一族の真実を解き明かす、愛の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 11:30:47
210020文字
会話率:32%
侯爵令嬢のエレーナはアスガルド王国学園に通う最終学年生。
魔術科の首席をずっと頑張って保っている。その理由は学園卒業後に国立魔術研究所に入り、治癒魔術を研究するため。
エレーナには幼い頃から恋心を抱いていた幼馴染、公爵次男のロキがいた。
ロキは幼い頃から魔力が強く、魔術師としての未来を約束されている才能に溢れた天才だった。
3年前、幼馴染仲間のアスガルド王国の王女シュリと近衛騎士団副団長のロキの兄の婚約が決まると同時に、ロキはまるで失恋の痛手から逃げるように隣国サカール国へ留学へ出てしまう。
ロキのエレーナへの態度が冷たく素気ないものに変わり、エレーナは自分がシュリ王女の婚約成就を手伝ったせいで、シュリ王女を好きだったロキに嫌われたと知りながらもロキへの恋心を消すことはできなかった。
それから3年後、留学から戻ったロキの横には可憐なサカール国の王女が佇んでいるのを見て、久しぶりに会ったロキと昔のように仲良しの友達に戻れるかもしれないと、淡い期待を抱いていたエレーナの心は無惨に砕け散った。
相変わらず、エレーナへの態度もつれないままだ。
きっと、ロキはまだ、初恋を邪魔したエレーナを許していないのだろうと思い当たったエレーナは今回はロキの恋路を邪魔しないと決意する。
まだ胸に残る恋心を押し込めて2人を見守ろうと決意するけれども、仲睦まじい姿を近くで見せられてしまい胸が痛い日が続く。
この状況から一歩踏み出すため、エレーナはあることを決意する。
不器用ヒーローと真面目すぎるヒロインのすれ違いの恋。
※最終話まで予約投稿済です。
※1日2話更新予定です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。楽しんでいただければ、幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 07:00:00
92642文字
会話率:37%
始まりは16歳の誕生日。
いつものように帰宅したヒメノを待っていたのはサンスティグマという聖なる痣の因縁。
サンスティグマを奪おうとした暗殺者の手でヒメノの父は帰らぬ人となってしまった。
ヒメノは今際のきわに父親から受け継いだ最後のサンステ
ィグマの力を使い、父親の仇討ちとサンスティグマの回収をするために、暗殺者たちと戦う決意を固めて王都に旅立つ。
暗殺者の名はサンスティグマーダー。
全部で5つあるサンスティグマの内4つを所持する、異能の職業殺し屋である。
登場人物
○ヒメノ・ユーハヴェイ
16歳。
ユーハヴェイ家の伝説にある5つのサンスティグマを持って生まれた聖痣の姫。
物心つく前に全てを一度失っているが、死と共に養父ミュージンから返却された空のサンスティグマを使い、父の仇討ち=残りの4つの回収を目指す。
○ミオ・コーヤマ
20歳。
水のサンスティグマの現在の持ち主。
サンスティグマーダーの幹部「四聖痣」の一人だが、父オクチョウの死に四聖痣のメンバーが関わっていると疑っており、ヒメノとの共闘を画策している。
○ガクリン・ドックウッド
16歳(ヒメノより半年ほど年上)
ヒメノの故郷、オバタの町長であるダイサクの甥で、元近衛騎士団長コサクの息子。
剣気術の腕前に秀でているが座学は苦手な気の良い騎士見習い。
○アズミ・シリーグッド
16歳(ヒメノより10ヶ月ほど年上)
ガクリンに仕える専属メイドで、護衛や訓練相手として彼女も剣気術を嗜んでいる。
シリーグッド家は元々ドックウッド家が懇意にしていた商家だがアズミの両親は何者かに殺害されており、コサクが将来的には息子の嫁として迎えるつもりで引き取ってメイドとして育てている。
※ノベルアップ+に投稿した作品のマルチポストになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 18:07:07
103487文字
会話率:33%
日本に住む、大学に入学してまもない19歳のミカは、ある日突然、地面に吸いこまれるようにして、見知らぬ異世界フレア王国に来てしまう。
空から落下してきたミカを受け止めてくれたのは、金髪に青碧の瞳、白い騎士服に身を包んだ若き近衛騎士団長アラン・
ソーネット。
このアランの館に、保護の名目で軟禁されることになったミカ。
日本に「帰りたい」という想いを断ち切れないままに、表面上は明るく元気に振る舞い過ごすミカの元につきつけられたのは――……アランの婚約者になれという命令だった。
※最初は軽い雰囲気ですが、シリアス展開ありです。
※女性視点、男性視点、交互に進みます。
※物語の内容に変更はありませんが、文章の流れ・誤字脱字に関しては、随時書き直しをすすめていっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 23:08:04
578552文字
会話率:31%
【完結、全50話予約投稿済】
※シリアスで、重い内容を含む小説です。好まれない方はご注意ください。
婚約者の不貞現場を押えた子爵令嬢のセシルは、二度と家には帰らない決意で飛び出した。
不貞の事実は前々から掴んでおり、計画通りに家を出たセシ
ルは、安宿に泊まる。宿泊の交渉をしていると、背後から眼帯をつけた男に声をかけられる。男も宿を探していた。
宿には二人部屋しか空きがないという。仕方なく、二人は同室で泊まることにした。
眼帯の男は、セシルを男だと勘違いしており、旅人に扮したフード付きのコートを脱ぐと女が出てきて大いに驚く。
気にせず寝た翌朝、セシルは早々に宿をたつ。
王太子殿下が住まう御所は一年前から呪詛の霧に狙われていた。セシルはその霧を払う魔眼を持つ。太子が住まう御所を包む霧を一掃し、朝一番の仕事を終えた。
その日は前線で活躍した猛者が新任の近衛騎士副団長がやってくる予定であり、急いで近衛騎士団長の執務室へと向かう途中で、偶然、昨夜、宿を共にした男とぶつかってしまう。
彼こそが、新任の近衛騎士副団長。近衛騎士団長の弟であった。
名をデュレクという。
※暗い系統の小説がネット小説大賞の一次を通っており、たまにシリアスな小説を書きます。前回のような明るいタイプの小説は次に書く予定です。
※設定など諸々大雑把です。
(執筆期間:2022年5月8日~2022年6月9日:(C)柚祈)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 07:00:00
95632文字
会話率:39%
田舎から愛馬ロシナンテと共にメトロポリティーヌ王国の中心部へとやってきたシャルル·ダルタニャン。
その目的は、かつて自分の父がそうだった銃士になることだった。
王国に着いたシャルルは、成り行きで銃士隊でも女性三銃士として名を馳せるオリヴ
ィア·アトス、イザベラ·ポルトス、ルネ·アラミスと決闘をする羽目になる。
そして、シャルルはそこで銃士隊がすでに解散していることを知る。
それからオリヴィアとの決闘を始めた途端に枢機卿リシュリューの近衛騎士団が現れる。
過去の因縁から決闘は中断となり、三銃士と近衛騎士団の戦いとなる。
シャルルは三銃士の仲間として護衛士と戦う事を選び、騎士団の女副団長ジュサを打ち倒し、三銃士側を勝利させる。
この事件がきっかけで、シャルルは三銃士の家に住まわせてもらうことになるのだが――。
大きな夢を胸に抱いて、少女シャルル·ダルタニャンの冒険がここから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 20:11:37
110091文字
会話率:28%
エリート騎士団に入るため遠路はるばるエグルストン皇国にやってきた《ロイ・マクエル》
だが彼は「コミュ障」・「ブサイク」・「ヲタ趣味」の三大苦悩を抱えており、生い立ち故の逃げ癖まで付いているのです。
果たして少年は無事、近衛騎士団に入団出来る
のでしょうか?
多くの人との出会いが彼に待ち受けます。頑張れコミュ障キモヲタのロイ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 19:26:17
317561文字
会話率:37%
NO1娼婦へと上り詰めた少女―"ミリ"はある晩、後輩娼婦のララによって殺されてしまう。
絶世の美女、完璧なスタイル…そう言われ続けてきた彼女の転生先は乙女ゲームの白豚悪女で?!
めちゃ可愛い義姉(ヒロイン)とツンデレの
弟、頼れる義兄様。
(ちょっと腹黒だけど)格好良い王太子殿下に、生真面目な次期宰相、犬系の次期近衛騎士団長。
仕舞には隣国の、色気たっぷりな元英雄に、俺様だけど純情な隣国の王子様まで!?
優しい人達と出会い、囲まれながら、アリシアは新しい物語を紡いでいく―。
「今日も推しが尊い!!」
『義姉ヒロイン×最推しメインヒーロー』のスチルを間近で見るため、アリシア(ミリ)は男装して執事となるが…?
全ては〈推し〉と〈萌え〉のために!
乙女ゲームヲタク×転生悪役令嬢×男装執事×ちょっとチート な主人公アリシアが織り成す乙女ゲーム転生ラブコメ!
※前世が娼婦ですが、エロくありません。雰囲気付け程度です
※毎週水曜日の24:00に投稿予定です
※完結は保証します。大丈夫です
※題名は何回か変わっております。〈男執〉で覚えてください
★アリシアの得意魔術属性が〈風〉→〈氷〉になっております。注意してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 00:00:00
125514文字
会話率:34%
事故にて命を失った私…
心残りは、あの小説の続き…
どうか、私にあの続きを見せて!!!
そんな声を聞いてくれたのは…女神様でした。
モブの私は静かに、本当にあの小説の続きが見たいだけ。
王子様、宰相、近衛騎士団長、第二王子、隣国の皇帝
そんな方々は遠くから見てるだけで十分!
悪役令嬢、ヒロイン、ご馳走様です!近づきたいなど思いません!設定を変えるなどご法度です!
そう思っていたのだけれど…
自分だけ、モブだと疑わない主人公は、あらゆる事から逃げるが何故か王子が付いてくる!
それを全力で回避しようとする私。
気がつけば、設定が変わっている!?
なんでぇ!?
王子が近くに、悪役令嬢も、宰相も次々と私に近づいて離さない。
私に物語の続きを見せて〜!!!!
次から次にモブだと思っている私が色々な事に巻き込まれる物語り。
そして、沢山の人を知らず知らずに救ってしまう物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 14:11:51
103995文字
会話率:39%
国を守る役目を担ったフォレスト辺境伯の長女アンネ=フォレスト。
彼女は第一王子イグニスとの婚約が決まって以来、何度も暗殺されそうになる。
その黒幕が王子を始め王族だと知ったアンネは、王族が揃う謁見の間でイグニス王子に婚約破棄を突きつけ辺境領
へ戻ることにした。
アンネの行いに激高した王族と、メンツを潰され恥をかかされた王国最強の剣士である近衛騎士団長ガラハッドは軍を上げ、アンネを追ってフォレスト辺境伯に攻め込んだのだったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 12:01:13
9438文字
会話率:38%
フリッツ王太子の婚約者が毒を煽った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラ
を罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 01:00:00
63414文字
会話率:24%
~とある王国の元魔法騎士の物語~
王国の近衛騎士団に属していた、シェンリ。名家に生まれ、魔法の能力にも恵まれ、将来を期待される魔法騎士だった。しかし、ある事故をきっかけに魔法能力を失ってしまう。失意に暮れるシェンリは、騎士団を抜け、家を
飛び出し放浪することになる。
ひょんなことから、ある冒険者と出会い、それをきっかけに亜人や獣人など多様な種族が住まうダンジョンの冒険者ギルドのメンバーとなる。
なりゆきで始めた冒険者稼業だが、依頼をこなし、ダンジョンや周辺の人々と交流するうちに、閉ざしがちだったシェンリの心にも変化が…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 16:00:00
47987文字
会話率:30%
【コミカライズ企画進行中】
『氷の王子』と呼ばれるザヴァンニ王国第一王子ウィリアム・ザヴァンニ(23)。
自分より弱い者に護られるなど考えられないと、実力で近衛騎士団副団長まで登り詰め、育成を始めた彼には浮いた噂一つ無く、それによって心配し
た国王と王妃によって、ザヴァンニ王国の適齢期である伯爵家以上の令嬢達が集められ……。
視線を合わせる事なく『コレでいい』と言われた伯爵令嬢は、いきなり第一王子の婚約者にされてしまいましたとさ。
……って、そんなの納得出来ません。
何で私なんですか〜(泣)
2020年5月15日、ビーズログ文庫様より書籍化
2020年11月14日、2巻発売予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 19:20:18
65244文字
会話率:25%
賢く美しく、そして強い。
絵に描いたように完璧な公爵令嬢は、婚約者の王太子がアホであったがゆえに追放されてしまいます。
しかし!
そこで挫けたりしないのが、この物語の主人公!
「誰にも踏み躙られない。誰にも蔑ろにされない。私は、私と
して尊重されて生きたい」
追放されたが故に、彼女は最強の令嬢に成長していくのです。
さて。
この最強の公爵令嬢には一つだけ欠点がありました。
それが『恋愛には鈍感である』ということ。
彼女に思いを寄せる男たちのアプローチを、ことごとくスルーしていくのです。
帝国一の騎士と謳われた皇子。
「私の、つまらない嫉妬心です」
近衛騎士団の中間管理職。
「……私も、お会いしたかったです」
文化人でダンスは名人級の伯爵家の三男坊。
「それをお話しするには、まだ少し陽が高いようです」
物語みたいに主人公にひざまずいて忠誠を誓ったイケメン。
「どうか、私の忠誠をお許しください」
幼い頃に主人公に救われ国境を超えて旅してきた青年。
「俺、必ず行くよ。姫さんのそばに。……俺が姫さんを守るよ」
とにかく決闘大好きな剣の天才。
「俺と、結婚してください!」
名門侯爵家の後継者で騎士団の副団長。
「哀れな騎士に、お慈悲をいただけませんか?」
一癖も二癖もある七人の騎士たちの、必死のアプローチの行方は……?
追放された『哀れな公爵令嬢』は、いかにして『帝国の英雄』にまで上り詰めるのか……?
そして、アホ王子には天罰が降るのか!?
どんなアプローチも全く効果なし!
鈍感だけど最強の令嬢と騎士たちの英雄譚!
どうぞ、お楽しみください!
※本作はカクヨムにて先行公開しております
「獅子姫と七人の騎士 カクヨム」で検索!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 20:00:00
109470文字
会話率:49%
近衛騎士団の主任団長を務めるパウル・バルドーネに聞こえてきた噂。それはある男爵家の令嬢の婚約者たちが連続して不審な死を遂げていると言う内容だった。パウロは噂の真相を知るため、終身法務官であるビョルン・トゥーリと共に男爵家の令嬢がいる北属州へ
向かう。調査を開始する彼らはこの噂に隠された悲しき事実を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 03:57:48
21676文字
会話率:52%
2度も異世界召喚された先代勇者と当代勇者。当代勇者達を近衛騎士団の精鋭部隊に任せて、冒険者としてレベルアップをします。邪神シヴァルツの討伐なんて、メンドくせぇ。俺は俺のやり方で頑張ります。
最終更新:2021-11-21 20:56:19
2047文字
会話率:53%
貴族出身の女流画家が、皇女の肖像画を描く栄誉を与えられた。近衛騎士団副団長アンティストが、女流画家を迎えに行く役目を仰せつかった。そこから始まる短いお話。
最終更新:2021-10-13 23:49:39
3028文字
会話率:33%
剣・魔法・美貌全てが秀でた辺境伯ご令嬢のフィーネリア
近衛騎士団の魔法騎士になりたかった彼女だが女性は近衛騎士団に入隊できない。
駄目もとで近衛騎士団副団長の兄へ交換条件のもと交渉したところデビュタントを迎えるその年のひと月だけ仮入隊させて
もらえることに
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 09:40:41
1702文字
会話率:35%
ゴルドーリア王国の王都を守る任についていた特務魔術師キャスバート・ランディスは、その存在をよく思わない宰相ジェイクと王太子ゼロドラスから「国王も許した」と騙されて解雇される。彼は古い血統『ランディスブランド』の一族だが、宰相たちはその血筋よ
りも能力と自分たちへの忠誠を重んじたのだ。
無職になったキャスバートは世話になった人たち……王都守護魔術師団長や近衛騎士団団長に別れを告げ、故郷への旅に出る。能力の高い魔術師や近衛騎士が、仕事をやめてついてきたのだけが彼には予想外であった。
※「特務魔術師の不当解雇~伝説の血統が本当だと気づいてももう遅い~」( https://ncode.syosetu.com/n2457gq/ )の連載版ですが、ちまちま変わっていくと思います。ヒロイン分増量予定。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 21:35:08
397505文字
会話率:53%
「リンティーナ=ミラーフォトン公爵令嬢っ。貴女との婚約は破棄させてもらいます!!」その言葉に本当ならば喜んではいけなかったのでしょう。ですが、わたくしはどうしても、どうあっても、喜びを隠せませんでした。王妃教育。将軍や近衛騎士団長といった猛
者たちに痛めつけられ、死ぬ前に治癒魔法をかけられてまた痛めつけられるだけの日々から逃れられるとなれば喜ばないはずがないでしょう。そして、わたくしは新たな婚約者と出会います。「── 我が全霊をもってめくるめくハッピーライフを約束しようではないかっ」なんだか物理的に距離が遠い、女性が苦手な貴方に。これは文字通り血反吐を吐くほどの王妃教育から解放された公爵令嬢が幸せになるまでの物語である。──短編『王妃教育は文字通り血反吐を吐くものでしたので、喜んで婚約破棄を受け入れました』の連載版となります。第一話は短編と同じ内容ですので、短編のほうをお読みになった方は第二話からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 12:38:39
82088文字
会話率:32%
「リンティーナ=ミラーフォトン公爵令嬢っ。貴様との婚約は破棄させてもらいます!!」その言葉に本当ならば喜んではいけなかったのでしょう。ですが、わたくしはどうしても、どうあっても、喜びを隠せませんでした。王妃教育。将軍や近衛騎士団長といった猛
者たちに痛めつけられ、死ぬ前に治癒魔法をかけられてまた痛めつけられるだけの日々から逃れられるとなれば喜ばないはずがないでしょう。そして、わたくしは新たな婚約者と出会います。「── 我が全霊をもってめくるめくハッピーライフを約束しようではないかっ」なんだか物理的に距離が遠い、女性が苦手な貴方に。これは文字通り血反吐を吐くほどの王妃教育から解放された公爵令嬢が幸せになるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 21:13:01
11887文字
会話率:37%