ある日、少女は前世の記憶を思い出した。そして同時に理解した、自分はヒロインであると。
自分にはここではない世界で生きた記憶がある、そしてここは一世を風靡した某乙女ゲームの世界によく似ている。だから間違いはないだろうと。
しかし、少女に
はなにもない。
魔法や聖なる力を使うことも、刺繍や調薬の技術も、異世界の知識も、なにもない。
さらに届け出が必要だといわれて届け出た役所で少女に与えられたのは【重要度ランクD】。
その人の持つ前世の記憶がいかに重要かを示したランクの中で、最も低いランクだった。
納得がいかずに騒げば、役所の奥の奥にある部署に連れて行かれた。
そこは〝なんでも相談課〟というふざけた名前の部署。
ふざけた名前の課に所属する職員はいう
「この世では、あなたのように前世の記憶を持っている人が大勢います。はい、沢山いるんです。あなただけではないんですよ。ですので、特別な技能や知識を持っていた方だけが重要度ランクが高いと認定されます」
少女の自分は「乙女ゲームのヒロインである」という思いを完全否定した職員は、少女に一冊の本を手渡す。
少女と同じように、特別な知識も能力もない一市民として生きたという記憶を持ったひとりの少女の十代半ばから二十代半ばに至る十年の手記を纏めたという本を。
「あなたと同じ立場だった女性のものですから、どうぞ参考にして下さい。こんな風に考えて行動した人もいたんだな、くらいに受け取って下されはいいかと」
本のタイトルは『派遣社員ジュリアン・エヴァンスの手記』という、なんのひねりもないものであった。
-*-*-
【毎週水曜日更新予定:事情により前後することがございます】
※誤字脱字については気を付けていますがどうしても無くなりません、脳内で正しい変換をお願い致します。
※身分や都市計画等全ての設定は架空のもので、実在のものや歴史上のものとは全く関係がございません。全てこの物語の世界の中だけのものです。
※設定などはふんわりしており、ご都合主義が普通に存在して当然のようにまかり通ります。そういうものなんだ、とご理解ください。
※お気に召さない場合は、そっと閉じてご自衛ください。
※諸事情ありまして誤字脱字の報告・感想は受け付けておりません。ご了承下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 10:08:18
145902文字
会話率:42%
不遇な生活をしていた伯爵令嬢エスニア・カーライトはある日「神託の乙女」に選ばれ、王太子妃候補として晴れて王宮へ行くことに。
しかしエスニアは王太子妃になんかなる気はない。なぜなら今世こそ「のんびりぐうたらな生活」がしたいから!
王太子妃とか
王妃とか、そんなの忙しいに決まっているから絶対に嫌だ。
前世の記憶持ちのエスニアは、忙しく働き通しだった前世からの憧れを今度こそ実現すると意気込んでいた。
というのに。
どうして王太子が前世の夫の顔をしているのかな?
どうして私を見つめてくるのかな!?
前世見合いで結婚した夫と自分の間には、情はあっても愛はなかったはず。
そんなに長く連れ添ったわけでもない。
あれは前世。もういいよね!?
というのに、どんどんぐいぐい王太子に囲い込まれていく、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 18:12:24
59180文字
会話率:28%
――俺はとある公爵令嬢に仕えている。
ルーカスが仕えている公爵令嬢ヴィクトリアには、転生してきた記憶があるらしい。その記憶には乙女ゲームや断罪などの話も含まれていて、聞けば、ヴィクトリア自身がゲームの悪役令嬢なのだという。
※恋愛関係のタ
グは主人公以外です。
本人はラブ予定ありません。今は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 16:44:39
10838文字
会話率:32%
この国の次期国王になる予定のマクライアンとその婚約者であるフェリシア。2人は前世の記憶持ちだった。そんな2人が選んだ未来とは……
ちょこっと思いつきで書いてみた、気楽に読めるご都合主義全開の異世界転生ものです。
最終更新:2024-02-04 14:26:07
3264文字
会話率:48%
貧乏子爵家四男の私に、公爵家から縁談の話が来た。子爵家の我が家が大貴族からの婚約打診を断れるはずもない。なぜ身分差のある縁談が来たのかというと、その公爵令嬢が『ゴブリン令嬢』と呼ばれる醜女で、婚約者探しに公爵家も苦労しているからだ。会ってみ
ると、令嬢は噂通りの醜女だった。だが私には前世の記憶がある。そう。キモメンとして散々バカにされてきた苦い記憶があるのだ。容姿で差別される辛さを知っているから、私は容姿で扱いを変えたりはしない。令嬢は優しくて聡明な人だった。私はこの縁談を喜んだ。ところが令嬢は縁談を破談にするつもりだった。権力で無理矢理婚約させられる私を哀れんでのことだった。「このような醜い女と結ばれるのはお嫌でしょう?」と彼女は寂しげに笑う。聞けば、もう結婚は諦めているという。キモメンだった前世の自分と令嬢を重ね同情してしまい、私は彼女を幸せにしようと決意した。◆これは、醜い令嬢を何とか幸せにしようと、彼女の婚約者が頑張る話です■■■全29話。完結まで予約投稿済です。毎晩0時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 18:10:02
255638文字
会話率:17%
公爵令嬢なにのに継母から虐げられているマーガレット。魔法も六代魔法でない重力操作とかマイナーなので父親からも見放されている。
使用人のようにこき使われて疲れ果ててベットに倒れ込んだら突然記憶が!現代で過労死した自分を思い出したマーガレット
はこの国と違う思考を手に入れる。あー、もう働くのはこりごり。やりたいことしたい!魔法もあるなら冒険者とかいいよね!
現代知識で無双?しようと思うけど特に特別なことはしてきていない。どうしよう?でも、記憶を取り戻したら何故か魔力があがっている。
重力操作ってめっちゃ便利で強くない??
これは虐げられた少女が幸せを掴む物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 22:39:34
65929文字
会話率:62%
ある日、第一王子が婚約者であったヒルビア侯爵令嬢に婚約破棄を告げた。まあ、それは起きるかもとは言われていたけど、まさかさ、わたくし、マルティナの婚約者である第二王子がヒルビア嬢に婚約を申し込むとはね。
王族二人に失望したからさっさと婚約破
棄を受け入れて、次の人生設定を考えましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 13:00:00
3765文字
会話率:43%
借金のかたに婚約を申し込まれた前世の記憶持ちのティアナ。相手は厄介な呪い持ちだったけど。前世の記憶があるティアナにとってそれはまさしく天啓だった。
最終更新:2023-06-29 13:00:00
3104文字
会話率:33%
ポロック伯爵家の次女ヴァレリーは貴族学院を卒業すると結婚式を待つばかりであったのだが、その卒業式の日に婚約者から「好きな人が出来たから婚約を破棄する」と告げられた。
頭の中が真っ白になりどう答えて良いかわからず立ち尽くすヴァレリーを正気に
戻したのは、同級生の公爵令嬢の言葉だった。
「恥を知りなさい!卒業という善き日にそのような言葉で水を差すとは一体どういう了見ですの?そういう内輪の揉め事はお身内だけでなさい」
****
そして婚約は解消され、ヴァレリーは王太子妃に乞われて侍女として彼女に仕える事になり3年が経過。
元婚約者との思わぬ再会が待ち受けていた。
さらには婚約クラッシャーの前世の記憶持ちピンク頭や、謎の殺し屋まで加わって、ヴァレリーの周囲は謎と不審人物でいっぱい。ただただ勉強が好きで、それを活かせるからと王太子妃付き侍女兼女官となっただけなのに。
とりあえず、こっそりと自分を付け狙う(本当は警護している)元婚約者にガツンと言ってやらねば!
勉強大好き超絶美女で他人の心に鈍感なヴァレリーと、理由があって初恋を拗らせまくった元婚約者ウィリアム、ヴァレリー大好きな王太子妃、王太子妃大好きな王太子達の繰り広げるラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 21:00:00
55463文字
会話率:34%
家族との関係に悩む孤独な少女百合奈は、家族旅行で出向いた高原の森で、圭と名乗る少年と運命的な出会いをする。
それから3年間、毎年夏の夜に百合奈と圭は森で会って話した。
2人の交流は続いていたが、4年目の夏の夜、圭は『君の事を絶対忘れな
い』と言って、百合奈の前から消えた。
文字通り、目の前から忽然と消えた。
本来ならパニックになりそうなところを、百合奈は何故か、ああ、帰ってしまったのね、と受け入れた。
あり得ないような現象をどうして受け入れたのかわからない。しかし握りしめていた胸元の石がほんのりと熱を持っていることに、百合奈は気がついていた。
実は圭は膨大な魔力を使って時空を超えてやってきた異世界人だった。
一方、百合奈にも秘密があり、百合奈は自分自身を救うために、時空を超える決心をするのだった。
全5話予定です。
*
異世界転移がメインの話ですが、設定はゆるゆるです。
結果的に異世界転生になります。
異世界ではありませんが、生まれ変わりの記憶持ちが出てきます。
魔力を溜めて異世界へ渡る原動力にしたりしますが、そこら辺は本当にゆるい設定なので、軽い気持ちでお読みいただけると幸いです。
自死やナイフで刺されたりと、センシティブな表現が出てきます。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 21:00:00
26758文字
会話率:27%
柚木奏恵はアラフォーの研究員。ある日、交通事故で死んでみたら驚いた。
目の前に異世界転生へのお誘いが書かれた透明な板が現れたのだ。
ものは試しと受けてみたら…それは悪意満載の転生だった。
彼女や他の者を転生させた神の思惑は単なる『遊び』。
送り込んだ者たちが不幸になることを望み、そうなるよういろいろと画策していた。
「人をコケにするのもいい加減にしろっ!。いいだろう、そっちがそう来るなら私は何が何でも生き残ってやる。この世界で幸せになって何の憂いもなく大往生してみせるっ」
そう思い定めた彼女の明日は如何に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 12:00:09
376142文字
会話率:43%
リザリアの前世は小説家だった。
転生後も文才は健在だったようで作家として成功する。
当人は普通の物書きと思っているが、その周囲にいるのは曲者揃い。
影士と呼ばれる元スパイの執事長、仕事を貫徹する為ならどんなことだってやる編集者
作品のガチオ
タたち、魔道具作りに命を懸けてる変態発明家、策略家の王妃&王太子妃。
彼らの厄介ごとに巻き込まれ続けるリザリアの騒がしくも楽しい日々をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 10:00:00
83018文字
会話率:37%
「かならず迎えにくるから」 自分を慈しみ愛してくれた精霊レスタと、異世界から落ちてきた女子大生皆川千早は約束を交わす。そして魔女の手を借りてこの世界に生まれ変わった彼女は、10歳の誕生日に前世を思いだしてつぶやいた。「性別指定するの忘れてた
……」――――動物の姿を模した精霊が住まう世界で、精霊王と呼称される精霊レスタと前世の記憶持ち魔道皇子が絆を育み、ともに旅をする物語。――――*前作「異世界女子、精霊の愛し子になる」の続編となります。 *女性の記憶持ち青年とライオンの姿の精霊との恋愛です。 *特殊事情過多なのでタグにご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 20:00:00
151883文字
会話率:48%
ヒルヘイス子爵家アリシャは前世の記憶持ちだが、この世界には意外とたくさんいるため、これといった特徴も特技もなくその他大勢として埋没していた。本人もそれでいいと思っていたが、とある婚約披露パーティでうっかり若い女性の遺体を発見してしまい…、居
合わせた公爵令息と事件解決に乗り出す…、『乗り出したくない、巻き込まないで、そーゆーの、間に合ってますっ』。平穏を愛するアリシャがなんとなく事件に巻き込まれて、なんとなく解決する話。(全7話)※推理、サスペンスものではありません。※殺人事件や不倫など道徳的にアレなワードが出てくるため念のためR15にしていますが、物騒な話ではなくラブコメよりです。
※個人的な理由で誤字脱字、感想などすべて閉じています。申し訳ございませんが対応、返信もしておりません。誤字脱字や適当な言い回し、あまい設定が許せない方はブラウザバックをお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 17:00:00
75796文字
会話率:37%
真白 羊花(ましろ ようか)は、臆病で地味な女の子。一応前世の記憶持ち。
塾の帰り道に不良同士の喧嘩の場に居合わせてしまい、咄嗟に隠れたが、何故か通りすがりの総長にお持ち帰りされてしまう。
ヤンキー漫画に転生した女の子が、主要人物で
ある総長に何故か餌付けされる話。
※短編だったものを連載に変更したバージョンです。1、2話は短編の時と同じものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 00:00:00
149650文字
会話率:29%
私はついにスローライフをするための目標額を貯めた。若くしてこの金額を貯めるため、私は若くして軍に入り、この五年は自ら志願して人類の最前線で朝も昼も夜もなく働いてきた。
その結果、ついにスローライフを始める! と言いたいのだけど、同僚の魔法の
天才少女マリオンが限界に病んでいたので一緒にやめることにしたりと、計算がどんどん狂ってしまう。
まあでも、なんとかなるさ! 目指せスローライフ!
異世界ファンタジー年の差百合。主人公は前世の記憶持ちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 10:00:00
46221文字
会話率:40%
ある日3歳年下の義弟が「前世の記憶を思い出した。俺は異世界の白の大賢者と呼ばれていた」と、中二病を発症しました。
電気で魔法が使えないか実験?
かなり本気です。そんな義弟は超かわいいです!あ、私、ブラコンなんで。
まって!これ、本物の魔法?
!義弟って、本当に前世の記憶持ちなの?
現代×魔法×前世×義弟×私=?<重複投稿>
★★★★★★世界をまたいだざまぁするだけの小説★★★★★★★
★★★★★★ブラコン姉と、ツンデレ気味義弟の話★★★★★★★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 16:41:11
57161文字
会話率:35%
『猫には九つの命が有り、最大で9本の尻尾を持つ猫は猫又と呼ばれる存在へと進化を遂げる』。
……では十の命に至った時は?
中くらいの国の中くらいの爵位である伯爵家の令嬢として産まれた主人公。異世界で生きた記憶持ちだけどそれは何と猫としての
記憶のみ!?
そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 08:14:50
15042文字
会話率:8%
剣と魔法の世界にて、英雄と呼ばれる五人それぞれの冒険譚がひとつになる。ひとりめの英雄、現地人のリインは、余命宣告を受けた。ふたりめは異世界で生を受けた。さんにんめは元の世界に妻子を残してきた。よにんめは無理やり呼び出されたがノリノリだった。
最後のひとりは、あるものを探す旅をしていた。五人の運命は必然的に交錯する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 20:24:59
106861文字
会話率:40%
どん底から始まる、悪役令嬢の英雄譚? 魔物も悪魔も魔法でぶっ倒せ!
悪名高き我儘公爵令嬢、ルシール・ネルソンは、王子に婚約破棄され、悪魔と契約しようとしていた。しかし、悪魔と契約する一歩手前、ルシールは前世の記憶を思い出した。
自分が悪役
令嬢であること、このまま契約していたら悪魔に体を乗っ取られていたこと。
「危ねええええ」
色々罪を犯しすぎたルシールは新たな人生を送ろうと、隣国に逃亡することを決意する。
その際に見た、自身のステータスがチート級の数値をたたき出していて、これ幸いと彼女は隣国で『エイリー』と名を変え、冒険者を始めるのだった……。
自重? 遠慮? 作戦? 敬語? 身分? 女子力? 何それ美味しいの?
レベルが高いことしか取り柄のない元悪役令嬢(女子力皆無)が送る、異世界ファンタジーのコメディ、開幕!
カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054886567434)で先行更新中。
なろうでも投稿始めました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 19:00:00
520685文字
会話率:47%
不仲の継母たちのせいで、戦いの末に呪われて人外となった騎士に嫁ぐことになってしまった伯爵令嬢・アレクシア。
しかし輿入れ当日、出会った当の勇者・セリオンの姿は――彼女が前世で大好きだったロボット、そのものだった。
思わず黄色い悲鳴を上
げたり、素材とかについてかぶりつきで質問攻めにしたり、勢いよく趣味に走り始める若奥様と、恥ずかしがり屋の勇者様のはなし。
短編版(https://ncode.syosetu.com/n1566ie/)がご好評いただけてとても嬉しいです。皆さんの応援に勇気をもらい、無事に連載版を始めることが出来ました! 短編の続きの話になります、まだの方は先に読まれることをお勧めいたします。こちらもどうぞよろしくお願いいたします!
たぶん連作短編。前世の記憶持ちでロボット大好きな令嬢が、呪いでロボット化した旦那様をカスタマイズしたり、何だかんだ仲良くなって職場見学に行ったり、お友達が出来たり、ついでに意地悪な継母義姉さんをぺいってしたりしなかったりするお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 17:05:12
96461文字
会話率:53%
私は、前世の記憶持ちで時間を戻せる、ハッピーエンド好きのかわいい少女だ。
何を言っているのか、頭は大丈夫かと聞く前に、私の話を聞いてほしい。
実は前世だけでなく、生まれ変わった人生すべてを覚えていたりする。―――設定を盛りすぎだと言うまいな
、私もそう思ってる。
絶望も希望も飽きてしまったので、私の好きなハッピーエンドを勝手に仕立て上げるのが最近のマイブームだ。
今世も今世とて、ピンク髪の如何にもヒロインな親友とキラキラまぶしい王子様が目の前で手を取り合っている、まさにハッピーエンド。
―――なのに。「……なんで、なんで王子はっ、どうやっても死んじゃうんだ、コラァ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 14:35:11
22486文字
会話率:29%
───私はあと何回“悪役令嬢”と呼ばれ“婚約破棄”されて“ざまぁ”されるのかしら?
自分には、様々な乙女ゲームに転生して生きて来たたくさんの記憶がある。
その過去は、全て“ヒロイン”が現れると、
必ず婚約者に心変わりされて最後は“悪役令
嬢”と罵られて婚約破棄と断罪(ざまぁ)されて捨てられていた。
そんな転生人生を何度も繰り返しすぎて、いつしかベテラン悪役令嬢になってやさぐれていた自分。
「悪役令嬢? 婚約破棄? ざまぁ? もう、どれもうんざりよ!」
鬱憤晴らしの愚痴のつもりでそう叫んだ前回の人生の最期。
それがいけなかったのか……再び転生して新たな“悪役令嬢キャサリン”として始まった人生は、これまでとどこか違っていた。
───悪役令嬢の私を捨てるはずの婚約者様が私……キャサリンを愛しているですって?
(あ……これ、きっとバグだわ)
ベテラン化した悪役令嬢、キャサリンの新たな人生はどうなる……?
✿アルファポリス様にて投稿・完結済✿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 21:00:00
85822文字
会話率:46%