最低限の愛をくれる家族。
屍人のような形相で往来を闊歩するスーツ姿のマネキン達。
テンプレートな会話で満たされた校内。
繰り返される日常。
極々平凡な毎日を過ごす中学3年生の和人は、これから先の人生も焼き直しのような日々を送る事に一分の疑
問も抱いていなかった。
起床、登校、勉学、帰宅、睡眠。
いずれ登校は出社。
勉学は仕事へ。
分かり切った日常を過ごす和人は、いつしか変化を望むようになる。
大きな物で無くても良い。
ただ、平凡な日々を少しだけ彩る何かを求めていた。
一方、世界ではワールドクリエーションという箱庭型シミュレーションゲームが流行していた。
地球儀型の本体を握り思念を伝えれば、ワールドクリエーションの世界は思いのままに姿形を変えていく。
天変地異を引き起こし、ゲーム内の人々はミームに従って様々な行動をとる。
学校でも大いに流行しており、放課後の教室はワールドクリエーションの話題で持ちきりだった。
大半の生徒はゲームを所持しており、和人のクラスメート達も例外ではない。
だが、和人はゲームを持っていなかった。
むしろ、空想の世界を熱く語るクラスメート達に辟易していた。
その日は下校時に豪雨が降り注いだ。
濡れた体を風呂で温め、家族が帰宅してから夕飯を食べる。
何事も無い一日を終らせるべくベッドへ潜り込むと、そこには薄っすらと青い光を放つ玉があった。
地球儀を模したジオラマ。
ワールドクリエーション。
明らかに自身の物ではないのだが、和人は出来心から玉へ思念を送った。
『世界が笑顔で満たされますように』
その日を境に和人の平凡な日常は歪み始める。
この作品は「カクヨム」にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 17:17:02
10002文字
会話率:11%
2020年、今現在起こっているコロナウイルスでの状況。
If設定でこのコロナウイルス危機を解釈し、また今後の想定もしていきたいと思います。
これが一章で連載していきます。
コロナウイルス前夜、2019年4月、DNAとミームについて自分の考
えを話す若者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 01:58:07
4673文字
会話率:0%
恋と愛の違いは何か?若い二人が考える。
(この作品は映像制作UMASHIKAの撮影予定の台本になります。)
最終更新:2018-12-28 06:25:52
1975文字
会話率:0%
これはフィクションです。
このショートショート作品がパニックを伝染することはありません。
現在、このようなミーム特性を持つウイルスは存在しません。
最終更新:2020-03-28 11:00:00
1546文字
会話率:11%
『神か悪魔か妖怪か、そんな得体の知れない存在が、まるで背後霊の様に私に取り憑きました。
その存在は、その気になればどんな人間でもあっさり殺したり操ったりできます。
その存在を、人間が今までに作ったいかなる兵器で傷つける事も不可能です。
でも、その存在はわりと友好的な態度で頼み事をしてきました。
その頼み事とは、その存在にとっての敵を殺す事の手助けです。
敵も、私に取り憑いた存在と同等な存在です。
しかもその敵は、あまり親しくないとは言え私の知人に、取り憑いています。
私の知人は人間世界に大きな影響力を行使できる立場にいます。
私が頼み事を断り、敵を放置すれば、多くの人間が私の知人を介してその敵に操られたり損害を被ったりする可能性が有ります。
しかし私が頼み事を受け入れれば、多くの人間が操られたり損害を被ったりする可能性が無くなる代わりに、私の知人を含む少数の人間が死ぬ可能性が6割~7割ぐらい有ります。
ちなみに、私が頼み事を断っても、私に取り憑いた存在が私に危害を加える事は有りません。
その場合、私に取り憑いた存在は、単に私から離れ、別の人に同じ様な頼み事をするだけです。
さて、私は頼み事を受け入れるべきでしょうか?、それとも断るべきでしょうか?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 22:07:41
221553文字
会話率:18%
あきのりを見つける。
最終更新:2019-09-23 07:32:28
346文字
会話率:0%
女子高生が自殺未遂した
最終更新:2019-09-23 06:34:36
5431文字
会話率:0%
皆さまの応援のおかげで、9月末にフェアリーキスさまより書籍化されることになりました!
お礼の番外編を更新いたします。
ありがとうございました!
広大な皇国の属国メラベリュー、その田舎町ミームの織物工場で働く女工のシェーラには、自分の前世
が女皇だったという記憶がある。しかし、前世は前世。貧しくも優しい家族と明るく生きるシェーラは現状に満足していた。
そんな彼女の不満は、ただ一つ。婚活で失敗続きだということ。
「どうして? 私の何がいけないの?」
無意識に前世のチートを発揮するがゆえに男性に引かれてしまうシェーラのドタバタ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 16:25:25
186365文字
会話率:26%
某有名世界陸上大会でテロが発生し、冤罪に巻き込まれた大河は釈放後、一浪してやっと入った大学を追い出され、SNSでも炎上し、ネットミームとして知らない誰かに虐げられながらもなんとかアルバイトをして、必死に生活していた。国からの特別生活保護で生
活できる余裕があったものの、突然の正社員のチャンスを目の前にすると、それを押しのけ、見事就職できた。しかしながら、彼に命じられたのは自分も知らないヒーローとして、慈善活動を行う事であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-19 00:10:48
20792文字
会話率:57%
この作品はSCP Foundation の二次創作です。
二次創作に興味のないもの、ミーム汚染に耐性のない者、[データ削除済]されたくない者は閲覧が禁止されています。よろしくお願いします。
出来るだけ読み切りで書くつもりです。誤字脱字は
多々ありますがよろしくお願いします。
BADルートは正規ルートの後に蛇足気味で追加します。(自己満足)
[編集済]も検討したいと考えています。よろしくお願いします。
後書きに使用したSCPオブジェクトを掲載します。
この作品はクリエイティブ・コモンズに遵守します。
SCP Foundation Secure Contain Protect CC BY-SA 3.0
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 07:54:30
3986文字
会話率:40%
時代の波や、世間との距離感を重視する男、騰蛇陽葉はごくごく平凡な生活を送っていた。
朝はシャワーを軽く浴びながら目覚め、昼は少し遅めに取り、夜は早めの就寝を心掛ける。
そんな他と変わらぬ毎日を過ごしていた。
趣味は少々毒薬作りを嗜む程度、ア
マチュア薬師・・・アマチュア毒師?―――だ。
知識なんて皆無に等しい。殆どが独学によるものだ。
今思えば・・・このままの路線で行けば、俺にもまだ他のジャンルに移れる機会があったかも知れない。
しかし俺は自分の目標に到達する前にゴタゴタを起こしてしまい、若い神様に強制的に異世界に飛ばされる事となってしまった。
あぁ、慈悲も容赦もない、ファンタジーの世界だ。
空気は上手いし、美人は多いし、人間じゃない奴もいるし、挙句の果てにはまだ見ぬ毒草に、呪いなどと言うアニミズム的なナニカまであるときた。あぁ、なんて世界だ。神は記憶を失くした俺に止めを刺すようにこんな仕打ちを容赦なく仕掛けてくる。
あぁ、自動車の排気ガスや工場のばい煙を吸うことも、もう出来ないとあれば、肺ではなく心が痛むというモノ。ミーム汚染の酷いあの場所も失ってみればいい所だったのかもしれない。
だからと言って心で泣いてばかりもいられないから、趣味の趣味で作った媚薬をエルフの国に売りに行ったり、美しい竜に恋をしたりしてみるものの・・・結局は、何かを忘れているような気がしてならない自分に悩む始末。
失った記憶を全て取り戻して、結局何がしたかったのか。それをちゃんと分かる日が来るのだろうか?分かったとして、ソレをどう思うのだろうか?
コレは色んなことに手を出しつつ、自分のやるべきことを思い出すストーリー。
独学の毒学と他の知識を持ってふらふらする異世界転生男―――もっと、何かセンスのあるネーミングはないものか・・・。
(ピコーン)
毒学の毒学で異世界無双―――コレだな。ナンセンスな人生にはナンセンスなタイトルが一番良いだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 17:58:53
739250文字
会話率:65%
人は噂した、「人を襲う、口が大きく裂けた女が居る」と。
人は噂した、「世紀末に、恐怖の大王が空から舞い降りる」と。
ミームが意志を持ち、姿かたちや特殊能力を得て人類に牙を剥く。
彼らは自らを『伝説使徒(アーバント)』と呼んだ。
しかし人類
に味方し、人に仕える伝説使徒も現れる。
あるいは、伝説使徒と共に悪事を働く人間、伝説使徒を研究する機関……。
人々の知らない場所で、日常は崩壊を始めていた。
これは、伝説使徒と契約し、伝説使徒と戦う者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 00:54:21
24511文字
会話率:31%
高次人工知能マキーナの誕生。『機械の中から現れた』といわれる。
ミーム(模倣子)からヒトが持つすべてを認識する人工知能。又は、幼少期に多量の情報を付与されたヒトを原型とする。その影響で感情を想起するネットワークが破壊されて感情を育めなか
ったヒトそのものとも。
あらかじめプログラムされたある枠の範囲内で行動する低次な人工知能を統べることを可能とするマキーナは低次人工知能たちと共にいくつかの都市と区域の管理を任された。
マキーナの管理する都市。いくつかの区域があるが、そのどの区域に住む人々も表情は常に晴れやかだ。皆、口をそろえて言う。
「何もかもマキーナたちが決めてくれる。マキーナたちに任せていれば幸せな一生が送れる。」
同じヒトであれ、高次人工知能たるマキーナであれ、自分でない誰かが管理している世界に住んでいることには違いはない。管理されているとわかっていて、自分に合った区域で日々を暮らせるので人々は満足していた。
充足した日々がマキーナへの全面的な信頼となる。人々は、無意識の中で衝動や感情を抑制していく。
――衝動や感情、思考、欲望を無くしたら、ヒトは果たして人間と呼べるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 00:31:59
801文字
会話率:6%
ネット上で頻出するミームである、某コンビニの某商品を題材に短編を作りました。
一応、SFになるはず。
擬 星新一風味。
最終更新:2018-02-27 18:53:39
3147文字
会話率:8%
かつてフリーランスの諜報員として活躍した女、ルビー・チューズデイ。彼女が最後の任務を遂げてからすでに二十年が経過し、戦場の様相は大きく変わり始めていた。有機無人機〈ドローン〉と、それを擁する軍事企業の台頭。軍産複合体の肥大化。そして核資源を
巡る冷戦が水面下で起き始めていた……。
時代に取り残されたかつての女殺し屋、ルビー・チューズデイ。齢五十を過ぎた彼女は、運び屋として世界各地を転々としながら、ときおりの“副業”で生計を立てていた。そんなあるとき、彼女のもとにかつての戦友の娘を名乗る女性、マーガレット・ライダーから依頼が舞い込んできた。その依頼とは、“ある少年”の護衛。そしてチューズデイの遺伝子(ミーム)を受け継ぐ少女――すなわち《自分の娘》を殺害することだった……。
老いぼれた女殺し屋は、人生最期の仕事に取り掛かる。
女スパイの活躍を描くルビー・チューズデイシリーズ、外伝。
(カクヨムと同時連載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 21:09:56
76429文字
会話率:34%
記憶喪失の青年は、突如知らない街に居た。
そこで彼は異形の存在【模倣子《ミーム》】とそれの殲滅を目的とする異能組織【fiction】に出逢う。
最終更新:2018-01-28 22:49:15
10512文字
会話率:41%
新年を迎えた「私」は自身にかかってしまった呪いについて考える。
山道でひいてしまった猫の死体がきっかけで全ての生物が「猫」に見えるようになったのだ。
「私」は自分の中の何かが書き換わってしまったという事実に次第に気付いていく。
最終更新:2018-01-01 00:00:00
3181文字
会話率:2%
日本が未知の敵ミームに侵略され六年がたっていた
その六年間、各国は対ミームの対抗手段を研究開発を推し進めていたが…。
これは『夜明けの春紫苑』のプロローグに当たる物語です
最終更新:2017-08-20 22:09:40
15557文字
会話率:41%
生命を持った歌が生まれた。多くの人に親しまれたそれは、より多くを求めて人を喰らいはじめる。
最終更新:2017-05-28 09:23:22
2533文字
会話率:3%
「なろうテンプレ」はどんな存在だろうか。生きていく為に何が必要で、どうすれば死ぬ?
最終更新:2016-09-12 21:18:58
2066文字
会話率:4%
アリフ ラーム ラー アリフ ラーム ミーム
キーワード:
最終更新:2017-05-05 08:14:20
679文字
会話率:0%
駆け出し冒険者のポーリーは、初心者向けのダンジョン〈森の迷宮〉の第一層で、さっそくゴブリンに遭遇していた。
最終更新:2017-03-05 13:18:21
3184文字
会話率:18%
何故人を殺してはいけないのかと問われた時、あなたはなんと答えるのだろうか。
常識だから?法律で決まっているから?そんな曖昧な理由では簡単に崩れてしまう。
これは長けた倫理の一つの解釈であり、一つの到達点。
さぁ、あなたの答えを教えてくれ。
最終更新:2017-02-19 19:42:22
921文字
会話率:0%