『神か悪魔か妖怪か、そんな得体の知れない存在が、まるで背後霊の様に私に取り憑きました。
その存在は、その気になればどんな人間でもあっさり殺したり操ったりできます。
その存在を、人間が今までに作ったいかなる兵器で傷つける事も不可能です。
でも、その存在はわりと友好的な態度で頼み事をしてきました。
その頼み事とは、その存在にとっての敵を殺す事の手助けです。
敵も、私に取り憑いた存在と同等な存在です。
しかもその敵は、あまり親しくないとは言え私の知人に、取り憑いています。
私の知人は人間世界に大きな影響力を行使できる立場にいます。
私が頼み事を断り、敵を放置すれば、多くの人間が私の知人を介してその敵に操られたり損害を被ったりする可能性が有ります。
しかし私が頼み事を受け入れれば、多くの人間が操られたり損害を被ったりする可能性が無くなる代わりに、私の知人を含む少数の人間が死ぬ可能性が6割~7割ぐらい有ります。
ちなみに、私が頼み事を断っても、私に取り憑いた存在が私に危害を加える事は有りません。
その場合、私に取り憑いた存在は、単に私から離れ、別の人に同じ様な頼み事をするだけです。
さて、私は頼み事を受け入れるべきでしょうか?、それとも断るべきでしょうか?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 22:07:41
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会話率:18%
破滅の扉は開かれた。燃える東京で人類の英知を模した悪意の塊が動き出し、勝利者も敗北者も無く始まった終極の争いが人々の業を炙り出す。ナノマシン、不破硝子、サテライトアタッカー、合成遺伝子、クォンタムコンピューター、AI、サイコロジカルプロジェ
クションマップ、核融合、ヒュプノソシオロジー、超対称性粒子、プライベートニュークリアー、GIO。近未来科学の只中で人々が絶対座標を知った時、真の時間が動き出す。近未来科学SF【GIOGAME】まだまだ連載中。*2014年現在、数か月単位で投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-24 08:00:00
717801文字
会話率:35%