日本を食い物にしようとしたカルト組織は、主人公らの活躍で滅んだ。
かくして世界に平和が訪れる――かと思いきや、なぜか事態は悪化の一途をたどり始めた。
遺伝子(ジーン)を模倣子(ミーム)に変換する神器「オルガン」が、逆に模倣子から遺伝子への変
換を始めたのだ。
世界にドラゴンが現れた。
ドラゴンとは名ばかりの、ワーム状の生物が。
「神話は実在した」
社会のカルト化が加速し、日常が壊れてゆく。
半年ほど気絶していた主人公は、その事実を知って愕然とする。
なんとかしろと言われるが、する気も起きない。
動機もない。
かつてあこがれた女は、数千億の借金を背負い、ただの無職と化していた。
焼きそばがさめた。
(※「オルガン」の続編です。ジャンルが違い過ぎるので別作品としました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 20:00:00
110048文字
会話率:41%
『神か悪魔か妖怪か、そんな得体の知れない存在が、まるで背後霊の様に私に取り憑きました。
その存在は、その気になればどんな人間でもあっさり殺したり操ったりできます。
その存在を、人間が今までに作ったいかなる兵器で傷つける事も不可能です。
でも、その存在はわりと友好的な態度で頼み事をしてきました。
その頼み事とは、その存在にとっての敵を殺す事の手助けです。
敵も、私に取り憑いた存在と同等な存在です。
しかもその敵は、あまり親しくないとは言え私の知人に、取り憑いています。
私の知人は人間世界に大きな影響力を行使できる立場にいます。
私が頼み事を断り、敵を放置すれば、多くの人間が私の知人を介してその敵に操られたり損害を被ったりする可能性が有ります。
しかし私が頼み事を受け入れれば、多くの人間が操られたり損害を被ったりする可能性が無くなる代わりに、私の知人を含む少数の人間が死ぬ可能性が6割~7割ぐらい有ります。
ちなみに、私が頼み事を断っても、私に取り憑いた存在が私に危害を加える事は有りません。
その場合、私に取り憑いた存在は、単に私から離れ、別の人に同じ様な頼み事をするだけです。
さて、私は頼み事を受け入れるべきでしょうか?、それとも断るべきでしょうか?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 22:07:41
221553文字
会話率:18%
高次人工知能マキーナの誕生。『機械の中から現れた』といわれる。
ミーム(模倣子)からヒトが持つすべてを認識する人工知能。又は、幼少期に多量の情報を付与されたヒトを原型とする。その影響で感情を想起するネットワークが破壊されて感情を育めなか
ったヒトそのものとも。
あらかじめプログラムされたある枠の範囲内で行動する低次な人工知能を統べることを可能とするマキーナは低次人工知能たちと共にいくつかの都市と区域の管理を任された。
マキーナの管理する都市。いくつかの区域があるが、そのどの区域に住む人々も表情は常に晴れやかだ。皆、口をそろえて言う。
「何もかもマキーナたちが決めてくれる。マキーナたちに任せていれば幸せな一生が送れる。」
同じヒトであれ、高次人工知能たるマキーナであれ、自分でない誰かが管理している世界に住んでいることには違いはない。管理されているとわかっていて、自分に合った区域で日々を暮らせるので人々は満足していた。
充足した日々がマキーナへの全面的な信頼となる。人々は、無意識の中で衝動や感情を抑制していく。
――衝動や感情、思考、欲望を無くしたら、ヒトは果たして人間と呼べるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 00:31:59
801文字
会話率:6%
記憶喪失の青年は、突如知らない街に居た。
そこで彼は異形の存在【模倣子《ミーム》】とそれの殲滅を目的とする異能組織【fiction】に出逢う。
最終更新:2018-01-28 22:49:15
10512文字
会話率:41%
”お前は俺の創造主だが、俺はお前の主人だ。従え!”『フランケンシュタイン』
ミーム(模倣子・情報子)が主でジーン(遺伝子・肉体)が従の世界で、私たち人間は言語型生命体やら情報型生命体やらの培養液に等しい……
−−みたいなことを言われてもよ
くわかりませんけど、私は生きている。でも、生きてるって、何? 私の思考は本当に私のもの?
頭がくらくらするようなミムセントリック(情報中心世界)での日常ドタバタ青春ストーリー。
(base on 妖精現実)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 21:11:09
15164文字
会話率:34%