俺は、今まで様々なタイプの人間を見て来た。
経験こそ対してないが、それでも俺には人間を観察して来た『観察眼』がある。
それは、絶望から生まれた恐るべき能力だった。
そんな俺が関心を示した少女がいた。
この世界を楽しんでいるように、明るく笑
う彼女だったが……。
心理学を追求した切ないラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 00:00:00
92504文字
会話率:21%
オレ・轟木霊(とどろきこだま)十五歳は高校生活を開始して、一人の少女遠野えるふに出会う。
黒髪ロングの似合う童顔の女の子だ。
最新のスマホが欲しいという不純な動機で彼女に近付き、ようやく念願の最新スマホをゲットした。
その翌日、オレは殺人
事件に巻き込まれてしまう。
スマホを買った帰りに出会った人物が死んだと言うのだ。
警察はオレを犯人として逮捕しようと考えている。
折角出会った彼女もオレを見捨てて逃げようとした。
オレは怒りに任せて彼女の髪の毛を掴むと、彼女がおかしな事を語り出した。
「私の正体を見たね?」
唖然とするオレが黙って彼女を見ていると、彼女自身が自分の秘密を教えて行く。
彼女が髪の毛をポニーテールにすると、髪の毛の色が変わり、幻獣の姿になってしまった!
彼女は、口封じとしてオレに付き纏う代わりに、事件を解決してやると交渉してきた。
オレは、ドキドキしながら彼女に全てを任せる事にした。
短編集です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 00:00:00
93944文字
会話率:17%
ある日、少女を庇って死んだ1匹の猫は、羊と融合する事によってヒーローモコネコへと生まれ変わった。
ヤギイヌ、ウミウシ、そしてもう1人の自分ブラックモコネコ。
迫り来る強敵達の前に、か弱い人類では成すすべもない。
次々とやられて行く
人々を助ける為に、ヒーローモコネコは全力で戦う!
果たして、ヒーローモコネコは人類を助ける事がでいるのだろうか?
真のヒーローの生き様を、君のその眼に焼き付けろ!
そして、そのライバル・名探偵シャーケット・ネコーズの誕生秘話。
新たな人類救出の礎となる為、1匹の猫が立ち上がった!
相棒のモコソンも引き連れて、邪悪なニネベの住民を救い出すのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-15 01:14:46
89867文字
会話率:28%
//300文字以上を作成時に入力する
最終更新:2018-05-14 23:32:32
90406文字
会話率:26%
死にたいけれど、死ねないなんて思う事はないだろうか。俺は毎日そう思っている。
退屈な日々の中、俺を取り巻く環境は一風変わっている。
心を壊した俺、俺を束縛して手中に収める千夏、幽霊しか愛せない毅、死んでしまった美咲。幼馴染である俺たち四
人は、何処かで狂っていると知りながらもそれをやめることは出来ない。俺自身も、死んでしまった心を生き返らせる事は考えられなかったはずだった。
しかしその考えは覆されることになる。
七月の夏真っ盛りなある日、この町にだけ、雪が降った。燦々と太陽が輝く中、雪は平気な顔をして降り積もったのだ。
そして同時に、夏雪は奈緒という女性を連れてくる。無邪気で天真爛漫で破天荒。楽しい事しか考えていないような彼女は、だけど俺の死んでしまった心を蘇らせた。ありていに言えば、俺は奈緒に惚れたのだ。
彼女に惚れた俺は、何とか振り向かせようと行動を試みるけれど、奈緒はそんなの気にも止めない。やがて夏雪が俺の町を侵食し始めて、それどころではなくなる。
雪に侵された町、神出鬼没の奈緒。その正体とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 21:08:58
105996文字
会話率:48%
北の方で平凡に暮らしていた女子高生・早川優衣は、ある日、雨降りのバス停で気妙な妖精・ちっさいおじさんに出逢う。なりゆきで同居生活が始まり、その日を境に前世の夢を見るようになる。
初めて見た夢で、優衣は前世での夫に遭遇する。若い軍人達を率いて
指揮を執るその人はクラスメートの大谷(おおたに)にそっくりだった。
次に見たのは、戦地に向かう大谷にそっくりな軍人を見送る夢。泣きながら見送った優衣は、そこが明治27年の日本だと理解する。夢を見る度、募る大谷への想い。前世と現世をおじさんと共に駆け巡りながら、恋や友情に臆病な優衣が逞しい心に成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 14:05:48
96763文字
会話率:51%
–––ふとした現実を、ちょっとだけスパイスのある人生にして見ないかい?
都内の某所には、とある困った体質のアジア系美人が営む喫茶店がある。店員もお客様もなぜか変人ばかりが集まる。
ちょっと“ドM”なパティシエに、仏頂面のシェフ、どう考え
ても危ない組織に属している“バーテンダー”でもこれって個性だからいいよね?
それぞれの過去から逃げながら、彼らは互いに傷つきあいながら現実と対峙する。彼らは一つの真実に出会うまで、この場所を逃れることはできない。
そしてまたこの場所に帰ってくるだろう、喫茶店“cachette”に。
※え、陰陽師にヤク○に○フィアに魔法使いまででるの!?
#新感覚ギャグ&シリアスコメディー
#大幅改訂をして改稿!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 12:01:57
27568文字
会話率:46%
女子高校生の尾上真理は自動車との接触事故に遭ったさいに、自らを「死神」と名乗る老人大庭与一郎に助けられる。それをきっかけにして半ば強制的に「死神の弟子」として働くことになる。
「死神」の仕事は最期を迎えるものを見守ることだが、出会っていく
人たちの「死」を目の当たりにして戸惑う真理に、「死神の仕事は運命を受け入れることが仕事だ」と諭す。与一郎の淡々とした「死神」としての姿勢に疑問を感じながら、真理は「死神の弟子」として役目を果たしていた。
女子高校生が傷つきながらも少しずつ成長していく、青春ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 06:00:00
108600文字
会話率:43%
高校2年生の岡上隆人(おかがみたかひと)は、日江井(ひえい)温泉という温泉街に位置する旅館の一つ、禰津屋(ねつや)の次男だ。手伝いで旅館の風呂掃除をすることが彼の日課となっている。ある日いつも通りに掃除をすべく風呂場へ向かうと、浴槽につかっ
ている男がいた。客がまだいたのかと声をかけようとするが、その人物が服を着たまま入浴していることに気がつく。その男が風呂から上がってくるのだが、身にまとった服が全く濡れておらず体も地面から浮いていた。その異常な光景に取り乱す隆人に、その男は自分がこの温泉地の神だと言う。隆人と神が出会ったのは、若者を温泉地に呼ぶためだと温泉地の神は言うのだが…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 13:17:51
97420文字
会話率:61%
「生き返りたければ、彼女を作るのじゃ」
片思いのクラスメイトに告白しようと屋上に呼び出した高斗は、何者かによって刺殺されてしまう。しかし、彼は生き返った。復活させたのは厄払いの神、直毘である。しかし、高斗は完全に生き返ったわけではなく、何
とゾンビになってしまった! 人として蘇る方法は、意中の女性と恋を成就させること。しかし、高斗に想いを寄せる少女が実は三人いて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 21:31:11
58342文字
会話率:48%
「不束者ですが、よろしくお願い致します、ご主人様」
厄介な許嫁騒動もひと段落し、亘理空は高校二年生、朱音は大学生になっていた。季節は春になり新入生が入ることに。空の所属する新聞部でも一年生の獲得に奔走するのだが、上手くいかない。ようやく
現れた入部希望者・美月銀夜は絶世の美少女にして良家のお嬢様だった。三つ指を突き、彼女は空のメイドとして尽くしたいと言うが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-21 15:41:14
100179文字
会話率:53%
「もう一度、私を結婚詐欺にかけてください」
克実進太郎は結婚詐欺師である。相方の原田早紀と金持ちの若い女性専門の詐欺行為を働いていた。ある日大金を騙し取った政治家の娘、森園優美に何故か思いを寄せられ、しつこく付きまとわれることになる。そし
て彼女は、克実にある計画を持ちかける。それは自らと結託して自身の親を相手に億単位の結婚詐欺を働くという、前代未聞の結婚詐欺だった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 01:56:45
82558文字
会話率:56%
有名大学の付属校に進学したサトルは、焦燥感で破裂しそうになっていた。中学生時代はトップクラスだった自分が、優秀な生徒ばかりの高校ではビリグループから抜け出せず、自分の存在に不安を覚えていたのだ。同時に、つきあっていた中学校の同級生シノハ
ラから自分の驕ったエリート根性を痛烈に批判され、ショックですべての自信を失ってしまう。
夏休みの初めの公園で知らない男性、テリーさんから声をかけられたサトルは、彼の会社でアルバイトを始める。商業高校に通うシノハラが勉強する簿記を軽視していたサトルは、悔しさと未練から、仕事を兼ねて簿記を勉強しシノハラを見返そうと考える。
テリーさんの会社はカウボーイに関する商品を扱うネットショップを営んでいた。テリーさんは一風変わった人物で、サトルは仕事を通じて、これまでの自分とは違う物の考え方や価値観を見せつけられる。しかし、父親からややいびつなエリート意識の薫陶を受けて育っていたサトルは、そうした自由な発想を受け入れることができない。
夏休みも半ばを過ぎた頃、怪我で休職していた社員のシドさんがやってくる。ロックバンドをやっている大雑把な性格のシドさんに、当初サトルは反感を抱く。ところが、シドさんに付き添って行った病院で、シノハラが交通事故に遭い意識不明のまま入院していることを知り、やがて、シドさんや、シノハラが現在つきあっているキクリンとともに、シノハラの目を覚ますため、事故のきっかけとなった猫探しを始めることになる。
この夏、関わった人たちの言葉に影響を受けながら、サトルは自分の心を見つめ直し、過去の自分と、未来の自分の分岐点である現在を、新たな気持ちで生きていくことになる。自分の傲慢さに気づき、父親の弱さも知ったサトルは、次のステージへと進み、シノハラに呼ばれていた「サルトル」というかつてのあだ名と訣別することとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 00:05:14
85622文字
会話率:42%
柳君は大好きな友人を失う
最終更新:2018-05-08 01:32:43
662文字
会話率:0%
兄貴こと黒歴史を交えてかきました。
感想書いてください
最終更新:2018-05-07 23:56:27
13987文字
会話率:25%
高校三年生の塚野孝一は、現在一年生の新城結衣と交際をしながらも、彼女には内緒で、かつて交際していた同学年の成瀬香澄と土曜の夜、十一時からの一時間だけ電話をしていた。
ある土曜の夜の電話で香澄から、相手に何でも一つ命令出来る権利をかけて、中間
テストの点数で勝負をしようと持ち掛けられる。
普段勝負毎を好まない彼女の発言に、若干訝しみながらも、勝負を受けた孝一は僅差で勝利する。孝一が賞品を行使して、昔付き合っていた際によく足を運んだ喫茶店グリーンドアに話があると言って、彼女を呼び出す。最初はあまり会いたがらなかった香澄だったが、次第に会話も温まっていた。そこに突然、現交際相手である新城結衣が現れる。驚く孝一に、結衣から自分と香澄は両親が離婚した姉妹だと言う事実を明かされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 15:57:10
144877文字
会話率:43%
平成26年の夏、《僕》が勤める銀行が強盗に襲われた。
その日をきっかけに出会った二人の友人に翻弄される《僕》の、
後ろめたい夏を綴った独白。
※一部実在の人物についての記載あり
最終更新:2018-05-05 20:09:28
77519文字
会話率:31%
私は暗闇の中に居た。全ての概念を必要としない世界の中で。
しかし、時は流れ私の世界には光が差し込んだ。
私が今居るこの場所から私は一歩も動くことも無ければ私から話しかける事も無い。
それでも私の周りではたくさんの人たちで溢れかえり、希望に満
ち溢れている。
初めて出会った人である『美咲』は夢を叶えるために。
その友人である『佐紀』は彼女に感化され自分自身を追い求める。
『拓真』は子供ながらに夢を見つけ、それに向かって走り出す。
決して夢を追い求めるだけでは事は進まない。見なければならない現実があるのだ。
私は美咲とも、拓真とも成長した。
ゆっくりと着実に芽吹きつつある私の心を知らずに。
私がその心を知った時、拓真の横には女性が居ることを知り、高い壁をあることを理解した。
それでも私は想うことをやめない。それをやめるのは私が私で無くなった時だから――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 23:00:00
24347文字
会話率:30%
県立南成高校に入学した『天馬』は明るすぎる女子生徒、『日野』と出会う。
そして彼女と彼女の周りの人たちの秘める熱量を感じ取り、日野が部長を務める吹奏楽部に入部。
学校行事や、コンクールのたびに輝く日野に天馬は人生で初めての恋をする。
し
かし、思い通りに事は進まない。言うべきかどうか、悩んだ矢先の出来事だった。
それを乗り越えられない天馬は何もかもが無意味に思える。
諦めきれない感情で溢れたとき、あるキッカケが訪れる。それすら無視しようとした天馬だったが、日野の強い想いを思い出し、再び日野の前に現れる。
そして彼らが名前を呼ぶとき――
注)『報われないバレンタイン』の大規模改稿版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-05 16:44:58
6176文字
会話率:49%
音無澪はコミュ障気味の超マイペースなトカゲオタク。
興味のないことには全く目を向けない性格と、意外と喧嘩っ早く敵を作りやすい本性および
外見に頓着しないところが災いし、危うくNEETへの一歩を踏み出しかけ、慌てて
就職するため親友に助言を得
て、本性を隠して擬態することにした。
見た目はどこにでもいる普通のOL、中身はトカゲ以外には興味のないリケジョ。
就職先で、やたらフレンドリーなチャラ男と無愛想で威圧的なヒゲ男に遭遇する。
ある意味夢見る乙女(ただし見ている夢は爬虫類パラダイス)の行く先はいずこか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 00:25:33
100096文字
会話率:35%
高校二年生の安久下(あくした)義人(よしと)は、夢を明晰夢として思い通りにするのが得意だったが、もっぱら性的な事ばかりしていた。
ある夜、夢に出た母校の図書室で、二年から同じ組になった朱野(しゅの)恵理(えり)を見付け襲おうとするが、思
わぬ反撃で返り討ちに遭い、そのまま目覚める。
夕刻、義人が級友の策略で図書委員になった折、女子のそれに恵理が立候補し、彼女の話から、夢が共有されたものであった事が判明する。
彼女は和解の条件として、再び夢の中の図書室へ来るよう言い、夜、それは半自動的に果たされた。
やがて二人の記憶をそれぞれに持つ、鮫の因幡(いなば)と狐の玉藻(たまも)も加わり、皆で人気のない夢の中を探索する事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-02 23:27:08
130438文字
会話率:55%
女子高生になったばかりの阪口法子の元に、お隣同士で育った九才年上の従兄、信也が帰ってくる。
法子は生まれてこの方ずうっと彼に片想いをしている気がしている。
だが、信也は介護をしていた父親を亡くし、昔の彼ではない。「子供返り」をしている
らしい。
信也の立ち直りをどう支えるか、迷いながらも側にいようとする法子。
法子の知る信也は、音楽の神さまを祀る長秋神社の神官であり、「音楽の申し子」と呼ばれるほど歌や舞、楽器の演奏に長け、皆に慕われていた。
音楽を癒しとして授けるはずの神官が傷ついた場合、どう癒せばいいのか。
そして法子の恋の行方は?
阪口家が奉じる神社を舞台に繰り広げられる、ゆっくりとした心のやりとり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 03:47:08
99437文字
会話率:51%
御堂寺珊瑚はとある事情で、同じ年頃の友達がいたことがない。そんな珊瑚が勇気を出して「蛇屋」を訪れたのは、望まぬ見合いを破断にするため。「蛇屋」のシキは蛇と心を通わせ自在に操る、十六歳の少女だった。
全てをひっくり返す便利なカードなんてな
い、だから一緒に考えてみようよとシキは言い、蛇屋のコネを使って珊瑚を孤島の私立学園へ連れていく。考える時間を稼ぐために。だがそこには、鬱屈した思いを抱える珊瑚の異母姉がおり、年下の許婚も珊瑚を追ってやってくる。
珊瑚は学園内で直接許婚に不服を申し立て、そして思う。自分には圧倒的に経験が足りないと。そしてたったひとりでいい、友達が欲しいと。
「だからシキ、友達になって」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 20:00:00
82975文字
会話率:43%
2007年発行のピュアフルアンソロジー「手紙」の中に収録されています。
この続編が未発表のままだったので、誰かに続きを読んでもらいたくて。一番最初、始まりの物語がこれなので、編集部に許可を得て掲載しました。
完結済み作品ですので、毎日
19:00に投稿していきます。
人里離れた山奥に建つ閉ざされた学園──。聖葉女子学園は、裕福かつわけありの少女たちのみが集められた全寮制の学園。この学園を創立した一族の直系で、跡取り娘でもある高橋妃穂は、従者の茨木貴子にだけ心をひらいて暮らしていた。
みずから繭の中にこもったような静けさは、だが、天涯孤独となった少女、尾崎晶の編入によって破られる。
「ずっとここにいたらいいじゃない」
妃穂が晶に言った言葉と、
「こういう子が閉じた扉は無理やり開いちゃっていいんだよ」
晶が言った言葉が響きあい、影響しあい、ゆっくりと混じりあって、少しずつ変化を見せていく。
それは少女たちがその学園を卒業し──そして大人になる日まで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-26 19:00:00
82672文字
会話率:49%
ただただ真面目に働き平凡な毎日を送り、老後の計画もばっちりだけど決して華やかとは言い難い冴えないOLの冴島麗亜(さえじまれいあ)はある時、知人から押し付けられるようにして一体の人形を譲り受けた。
それは三分の一ほどの大きさで、十代前半くら
いの少女の姿を模した球体間接人形だった。
それ自体は決して珍しいものではなかったけれど、その人形は彼女が知るどんな人形とも決定的に違っている部分があった。それは、なんと生きている人形だったのだ。
まるで人間の子供のようにワガママで寂しがり屋のその人形、璃音(りおん)との奇妙な同居生活により、麗亜は自分が生まれてきた意味を改めて考えるようになるのだった。
この小説は次のページでも公開してます
https://www.alphapolis.co.jp/novel/452360109/74147519折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-28 17:00:00
97250文字
会話率:31%
青木市ひのき台に住む女子大生、四宮(よんのみや)レイは、ある日、入院することになった父親から呼び出された。
父親曰く、自宅の裏に建っているアパートの大家業務を代行させたいのだという。
渋々ながら承諾した彼女を待ち構えていたのは、一癖も二癖も
ある個性的な住民たちで、就任早々、レイは振り回されてしまう。
これは、レイと住民たちによる、笑いあり涙ありの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-26 13:00:00
106263文字
会話率:53%
家庭にも学校にもストレスしか感じていなかった女子高生、川上文(かわかみあや)のクラスには、少し変わった女子生徒がいた。しゃれっ気もまるでなく、しかも女子にも拘らず制服の下はスカートではなくスラックスを穿き、いつも一人で本を読んでいるか宿題を
しているかという状態だった。
そんな彼女のことが気になった文は、その彼女、山伏一実(やまふしひとみ)に対してあることをきっかけに思わず声を掛け、それによって二人は互いを『ヒトミ』『フミ』と呼び合う友人となり交流を深めることになり、ヒトミのことを知れば知るほど彼女が持つ独特の考え方と言うか<哲学>に文は惹かれていくのを感じたのだった。
さらに、神木野好栄(かみきのこのえ)、陽谷瑠美(ひかりたにるみ)らと次々に出会い、時には衝突しながらもお互いを認め合う仲へとなっていき、彼女らは成長していくことになったのである。
筆者より。
以前に投稿した「イチコの哲学」を基に、完全に独立し完結した物語として再構成したものです。登場人物は全くの別人として描いており他の物語とはリンクしませんが、ある意味では平行世界の一つかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-26 06:00:00
99502文字
会話率:35%