数千年前に突然姿を現わせ、人と魔族を導き、世界に平和を齎した”伝説の勇者”。
”伝説の勇者”の血を引く子孫は特殊な力を宿す者を数多く”勇者の因子”を持つ者と呼ばれていた。
”伝説の勇者”の願い虚しく人と魔族の平和は保たれず再び衝突。世界が
戦火に包まれ渦巻く中、立ち上がった一人の男は絶対的な力で人と魔族を服従。曲がりながらも平和な世界へと導き、その男は長きに渡る戦争を終わられた功労者として戦後”勇者”の称号を授かる。
だが、その大偉業を成し遂げたのは、絶対的な力を行使し抗う者を捻じ伏せた男”勇者”の力では無く。
”勇者の因子”を持つ人と魔族のハーフである少女ラミア。”勇者”と共に覇業を成し遂げた”勇者の付人”の力だった……
戦争終結から1年が過ぎた”勇者”と”付人”の話をメインに、2人の出会いから覇業を成す話を織り交ぜながら物語を進めていきます。
ほのぼのをメインに、笑い少々、感動小さじ1杯、を散りばめてます。
戦闘シーンのスパイスは、アレルギー体質の為ほぼ使用していない一品になります。
隠し味にグロテスクな部分も多く含むかもしれません……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-12 01:54:15
78022文字
会話率:39%
日本で一番最初にカラー印刷の新聞を発行した新聞社はどこか?
朝日?
毎日?
読売?
違う。
奴らはただの全国紙だ。
そんな強大な力を持つ奴らに立ち向かうため、そして1945年5月14日に見た光景のようなものを情報として日本国民へ伝える
ため、「新聞のカラー化」に挑み、そして見事にそれを成し遂げ、天皇陛下すら拝見するほどの偉業を成しえた新聞社がある。
中部日本新聞である。
これはこの中部日本新聞にて戦前より事実上の舵取りを行った加藤登一と、カラー新聞への道筋を描いた記録である。
中日新聞(東京新聞)がまだ妙な思想に陥る前、ただただ純粋に「正確な情報だけを伝えよう」として「カラー化」に挑んだ男。
猪突猛進に掲げた目標に邁進する昭和の日本男児らしい男の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 16:00:00
32189文字
会話率:2%
フリーター生活2年、なりきり生活8年。明日も見えぬ22歳の暮らしの中、突然俺は通勤中のバスごと異世界へ飛ばされた。わけもわからない中、バスはドラゴンに襲われる。そんな中、異世界へ来て手にした力、スキルは『なりきり』。SNSで俺がなりきりをし
ていたキャラクターに、姿や声を模倣してなりきれるというもの。見ればスキルレベルがあがれば、キャラクターの能力、力等もなりきれるらしい。わからないことだらけだが、俺は自分の身を守るため、とりあえずなりきりをしてスキルレベルを上げて生きて行こうと思う。
これは、何の取り柄もない22歳男性が、キャラクターになりきる事で勇気を貰い、時には偉業を成し遂げていく、成長の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-08 18:33:25
11279文字
会話率:10%
勇者とは。魔王を打ち倒す存在だ。
伝説の女勇者、ユーフィリア。500年前の彼女の偉業は永遠に語り継がれ、彼女を愛する気持ちは永劫受け継がれる。
*****
片田舎のある村で、一人の女が拾われた。彼女はかつての勇者ユーフィリアを名乗っている。
だがしかし、彼女は村の子供にすら戦っても勝てない弱さだったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-08 00:00:00
11193文字
会話率:28%
非日常は、いつも隣に。
偉業を遂げるのは、英雄でなく。
英語の授業も終わりかけ、後少しというところで、ゆるりとした日常は変化する。
悲鳴が鼓膜を狂わせた。
鉄錆びた臭いが嗅覚を狂わせた。
見るに耐えない異形が、誰かの常識を狂わせた――
。
▼
タイトル仮定、変更の可能性あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 00:00:00
6719文字
会話率:33%
これは私たちが住んでいるこの世界とは違う別の世界のお話。その世界は私たちの住む世界にはありえないこともあります。魔法があったり、亜人がいたり。超能力もあります。その別の世界の中の北東の大陸にカルリア王国という国があります。この国は、昔はカ
ルリア帝国と呼ばれ、商業が盛んだったこと、強い軍隊を持っていたことを理由に大陸内でも有数の大帝国でした。しかし、内乱が起きたことにより国力は衰退、最終的にはクランフ皇国に攻められ、支配されました。ですが、今はクランフ皇国から独立し、かつての帝国ほどの勢いはありませんが、しっかりとした独立国として北東の大陸から認められています。
さて、そのカルリア王国内で『英雄』と謳われるジルア・ロヘス。彼はこの国が再び繁栄するきっかけを作り出しました。おそらく、カルリア王国内でジルア・ロヘスの名前を知らない人はいないでしょう。しかし、彼はカルリア王国内で英雄と謳われているのにもかかわらず、多くの国民は彼が『ある偉業』を成し遂げたこと以外はほとんど知りません。さらには王国の歴史書にも『ある偉業』を除いてほとんど載っていないのです。唯一しっかり伝わっている『ある偉業』とは、『ジルア・ロヘスはカルリア王国最大の危機を救い、クランフ皇国からカルリア王国が独立するきっかけを作り出した』ということのみ。しかし、その危機がどんなものだったのかということについては伝わっていません。では、彼はどのように生まれ育ち、カルリア王国内で『英雄』と謳われるようになったのでしょうか?
これは、誰も知らない『謎多き英雄』の一生を追う物語。
只今第一章の書かれ方が稚拙なものとなっていますので時間があるときに修正を行うつもりです。第二章から読んでも話は通じるので、第二章からどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-22 08:04:58
53879文字
会話率:49%
理想の世界、ネクストワールド。
不撓不屈の理想を最期まで抱き続け、叶わずとも手放さなかった者たちが流れ着く場所。
文字通り、<次の世界>。
ある給仕は天下無双の剣技を目指し、ある闘士は地上最強を志す。
ある男は妄想の世界を創造せんと想い
、ある少女は通ずるメルヘンによって繋がりを望んだ。
この世界では全てが理想によって決まる。
人も、人でなしも、人ならざる者も、誰もが理想を遂げるために切磋琢磨する。
十人十色、千差万別、あるいは同じ理想同士で凌ぎを削る。
彼もまた、そんな理想人の一人であった。
<安全無欠の勇者・クロード>
ネクストワールドにおいて、最も有名な人物の一人。
この物語は、伝説と呼ぶべき彼の偉業を記したものである。
※更新は不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-06 06:33:53
15053文字
会話率:42%
アナスタシア王国
9つの国に囲まれたこの国にある魔道士ギルドが結成された。
結成当初は弱小ながらも、後に
世界を救う偉業を成し遂げる
そのギルドの名は
「ドラゴンテイルズ」
最終更新:2017-08-26 14:42:56
2391文字
会話率:49%
いつも生きる意味について説いていた男、ジェン=ハックはこう言った。
『生きる意味、それは時間だ。時間は有限。だが人によっては無限であり退屈なものだ。』
ジェン=ハックは哲学者でありまた理論物理学者の顔ももっている人物であった。
彼が成した最
大の偉業<異世界への行き方>を発見した事は世界中の政府に目を付けられる結果となった。
だがしかし突如20世紀後半に姿を消した。
後に彼を探し求める団体が発足し政府の目を遮りながら世界中を駆け廻っていた。
この物語の主人公【蘭】はひょんな事からこの奇妙な活動に巻き込まれ異世界へ迷いこんでしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-23 19:07:39
1504文字
会話率:48%
物質に魔法を留める技術を持つ『魔導剣術師』。
彼らが世界を救うのは、偉業であり常識であった。
最終更新:2017-07-21 00:02:02
10022文字
会話率:19%
舞台は神話。ギリシャの神々が住まう世界"ハビタブル"。人や魔物、多種多様な生き物が存在するこの世界には1つの伝説があった。それは、勇者が遺した偉業と預言。二千年余りもの間続き尚永遠に語り継がれるであろうそれは、それまで起
きていた災害の終焉と、新たな脅威を示唆していた。そこで過ごした人生、覚えた教訓、生き方。そして、君のこと。これは、僕が誓う忘れないための物語。
見切り発車。しかも受験生なので更新はできればになると思います。恋愛要素、多少のグロ要素を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 23:07:35
883文字
会話率:11%
盟約を結んだ十柱の神々、その眷属とも呼べる十の種族が住む世界“イーワルド”。
強力無比な武器に変身できる種族、“魔宝族”の少女レイヴァが召喚したのは、“つかい手”として最も力の弱い種族階位最底辺の“人族”の少年だった。
非力な弱小種族
と嘲笑う周りの者達。
しかし、そんな評価とは裏腹に、その人族はどの種族よりも力が強く、堅く、そして素早かった。なぜなら彼には“人族の神”から授かった【神化】の力があるからだ。
これは、“ニホン産”の人族が、数多の偉業を成し遂げ伝説を作る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-05 19:18:47
20202文字
会話率:26%
2050年。日本は安定していた………………同時に、停滞していた。
歴史に名を残すような発見や発明や偉業はピタリと無くなり、人々は平均化され、方言すら消えかけている。
現代の教育プログラムは突出した生徒の特長は均し、他より凹んだ部分はそのま
まにする、長所を潰して短所を無視するという人を育てないシステムへと様変わりしていた。意図してそうなったわけではない。いつの間にかこうなっていたのだ。
学徒は教科書をめくり、あまたの革新、革命、改革を行った偉人達を遠くの人のように感じるのみだ。
彼らと同じ人間であるということにも気付かず、感慨なく頭に叩き込むのみであった。
退廃する彼らを見て何かを思う者たちがいた。天国か、地獄か、煉獄か。それともまったく未知の世界か。この世ではないどこかから彼らを眺め、その性格の善悪を問わず一様にこう思い立った。
「このままではダメだ」
その者たちはかつて国を、世界を、常識をあらゆる方法で変えた『偉人』。あるいは人々から忌み嫌われ、死せどなお民衆の記憶にその存在を刻みこんだ『悪人』。
彼らは探求の意思を失くした日本人に憑依し、その行動力と探求心と共に、自身の心の成り立ちから芽生えた『エピソード』と呼ばれる能力を授けた。
彼らに憑かれた者たちは自身に宿った存在を『コヨミ』と呼ぶ。
そして彼らは互いを『コヨミ憑き』と呼び合い、自らに力を与えた存在が共通して与える啓示……「世を変えろ」の声に素直に従う。
大きな暴力を伴って…………
………………注意な………………
なんか一ページごとに区切るタイプの小説投稿サイトでのあれの癖で全部書ききってないのに更新されることが多々起こり得ます。なんか閲覧数稼ぎが目的と思われるのは遺憾ですが、頻繁にチェックをしてくれると嬉しいのだなあ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 03:05:21
54358文字
会話率:56%
魔導士で構成された国属の軍隊に所属する俺だが、
色々な奴らから、しきりに「コミュニケーションを取れ」と言われて面倒臭い
なんで魔導士にコミュ力が求められるんだよ。
魔導士は一人で魔法を極めるのがかっこいいのではなかったか。
伝説には、偉業
を成し遂げた魔導士ってのがいるのに。
全く、世の中不公平すぎるぜ。
※構成練り直しのため、1話から書き直していきます
現在、1話まで書き直し済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 20:16:16
5649文字
会話率:26%
その日、ティエルクマスカ世界に衝撃が走る。イゼイラ星間共和国において一部の精死病患者が治療可能な状態になったと。
惑星ハルマの地域国家ヤルマルティアの銀河級突撃b…ゲホゲホゲホ。失礼、偉大な日本特派大使・柏木の偉業に全てのティ連人が歓喜
した。
そしてここにも一つの家族が奇跡の再会を果たした。涙ながらに抱きつく母と二人の娘達、それを強く強く抱きしめる若くなってしまった父親。誰もが涙無しに見れぬ光景。
だがこの時ファルンの心に潜む深い闇を曝け出した一瞬を本人含め誰も気付くことはなかった……
これは精死病という悲劇に人生のカケラを奪われた者が必死に足掻き幸せを取り戻す物語。
……………………
当作品は柗本保羽様の偉大なる「銀河連合日本「n5084bv」」の二次創作作品です。作者様のご許可はいただいております。
掲載を許可していただけた柗本保羽様並びに閲覧してくださるかもしれないまだ見ぬ読者様に深く感謝を申し上げます。
R15は念のためレベルでの登録です。残酷…というよりは悲しい展開が一部ありつつも最終的にはハッピーエンドをめざしつつ?みたいな感じで頑張りますw折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 13:33:05
21887文字
会話率:56%
読者現実とは違う異世界、物語俗世のとある惑星。
そこに運命に翻弄され続けた一人の女の子がいた。
彼女のみっつめの名は、ミコ=R=フローレセンス。
かつて気象一族の39代目レインとして物語俗世で大暴れした彼女は、誰も解けなかった神様の問題を解
いてしまった。
そのとき気付かされた自身の宿命。レインはミコとなり、神様達から不老不死の効果を持つ設計図を盗み、古巣の気象一族も抜け、たったひとりで宿命に従い「旅」をする。
しかしそんなミコを、偉業を成し遂げた彼女を俗世の各勢力が放っておくはずもなかった。
気象一族は追っ手を差し向け、神様達も問題解決を宣告し、ミコを狙わせる一方で自分達も大量に強奪された設計図奪還のため、そしてミコを神様の座に加えるため俗世惑星に降り立つ。
絡み合う思惑。繋がり合う絆。そして、通じ合う心。
新たな名前と共に「人生三週目」を標榜する女の子、ミコ=R=フローレセンス。その背中、その旅路をちょっと覗いて、見てみませんか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-20 19:42:05
751297文字
会話率:37%
『冤罪の死刑囚』それがこの世界の俺。『3年間』それが牢屋の中に閉じ込められた俺の時間。俺の眼前に刑務所の所長がいる。その意味そしてこれから起こる出来事を俺は悟る。「嫌だ、死にたくない!!」そう絶叫した瞬間、俺以外の時間が静止する。そして頭上
から声が響き渡る。これは神の声!?『神の話す内容』とは1.俺を異世界に転移する。2.異世界で死んだ者はこの世界に巻き戻る。3.異世界では偉業を成すことを義務付ける。4.異世界で安らかに死ねるのは最後に生き残った一人だけ。俺以外にもいるのか!?転移者は<生きるのに最低限必要もの>そして<超越した能力>を『神から授けられる』これはパトスが織り成す物語。(投稿開始:H29/2/9)(完結:3/12)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 05:13:03
85723文字
会話率:14%
~序章~
2328年世界から発展途上国が消え、貧富の差が消え始めた。そして同年、1人の研究者が世界の躍進とも言える発明をする。彼の名は桜木龍彦。彼は地球とよく似た惑星フラメルと地球を繋げるという偉業を成し遂げたのだ。これにより人々は2つの世
界を自由に行き来できるようになった…はずだった。実際順調だった…が1年後の2324年、フラメルにいた72億人の内50000人にも及ぶ人々が突如として意識を失ったのだ。これはその50000人の中の1人の少年少女の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 00:17:14
928文字
会話率:50%
ハリウッド映画仕立ての近未来エンタメSF。
狂気の天才科学者、ニューマン博士は、自らの人体から脳(人脳)を取り出し、コンピューターに接続。異形の人工知能と化す。
博士の愛弟子、ティムは、博士無き後のプロジェクトを指揮。彼は、「邪悪な存在とな
るな」の会社方針の基、博士が邪悪とならぬよう、注意深く監視し、研究を進める。
博士は、コンピューター(電脳)と接続されることで脅威の能力を獲得。ネット上の情報を自在に知識化し、精神は神の領域に達する。バーチャル世界では、あのモハメッド・アリをもKOする偉業を達成。ティムは、博士の底知れぬ能力に脅威を感じ始める。
しかし、博士の能力は、監視するティムをも欺く術を身につけ、次第に、邪悪な物へと変貌する。ライバルの人工知能にサイバー攻撃を仕掛け、社会システムを大混乱に陥れる。赤ん坊や子供の脳を抜き取り、自分の子孫とする。更には、金融システムのハッキングで、世界中の資産家の隠し資産を強奪、莫大な金の力で、会社をも乗っ取る。
ティムは、危機感を持ち、博士との対立姿勢を鮮明にしてゆく。しかし、絶大な力を得た博士は、意に介さず、逆にティムを人脳化しようと画策。彼の恋人モリーを事故に見せかけ人脳とする。そして、失意のティムは、復讐の鬼と化す。
だが、博士の暴走は止まらず、人類の半数、40億人を強制的に人脳とする、驚愕の計画が明かにされる。
これを阻止すべく、博士の抹殺を強行するが失敗、逆にアンドロイドでティムを捉え、人脳とする。仲間は、ティムを救出すべく、決死の奪還作戦を敢行。何とかティムの人脳を取り戻すことに成功するのだが、仲間の裏切りにより、アメリカを追放、日本へと辿り着く。
ティム等は、日本で忍術を学び、日本の最先端技術の粋を集めたアンドロイドを入手。これらを武器に、反転攻勢を仕掛け、アメリカに再上陸を果たす。そして、博士との最終決戦に挑むのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 17:28:45
403077文字
会話率:40%
『決戦前夜。遂に辿り着いた恐怖の象徴を前にして、さしもの英雄たちも不安を隠せない中、ただ一人輝きを失わない勇者ショウセイは決然とした面持ちで告げた。「皆、聞いてくれ。泣いても笑っても、明日が最後になる。世界の全てが俺たちには掛かっている。…
…だが、俺は負けない、絶対に」はっとして顔を上げる面々に、勇者ショウセイは余裕すら感じさせる笑みを浮かべ。「俺はきっと、近い内にこの世界から消えるだろう。だけど、今まで俺たちが歩んだ道のりと、これから成す偉業が消えることは決してない。だからどうか前を向いて欲しい。俺たちだからできることがある。それだけだろ?」それはいずれ訪れる別れと、それを知っていてなお人々の為にあろうとする男の顔だった。「勇者様……」聖女フィリィの目に涙が浮かぶのを見て、勇者ショウセイはそれを優しく拭う。仲間たちがそっと離れる中、そこは月明りに照らされる二人のための舞台だった。「きっと、きっと、またお会いできると信じております……」「ああ、信じていてくれ、フィリィ。君の想いがあれば、俺は例え神だろうと打ち倒してみせる」交わされる愛。死闘は、すぐそこまで迫っていた――』ショウセイ記~伝説となった勇者~より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-28 15:36:51
17348文字
会話率:15%