最強とうたわれた皇帝が、死んだ。
常に全員にとって最良である行動をとり、民衆に慕われた王の死因は、部下の謀反だった。新たな皇帝の政治は、自分勝手で、民衆や王のことを考えないものだった。結界は緩み、魔族が出入りする中で、前皇帝の娘を中心に、若
者達は立ち上がる。
――これは、揺れる時代の中、自由と復讐のために戦う、運命に導かれた者達のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 21:56:56
44050文字
会話率:42%
とある大陸のとある小国、そこにそれはそれは大きな豪邸が佇んでいた。周囲の建物とは一線を画した雰囲気を醸し出すその建物には常に人の出入りがあり、その国のシンボルと言って差し支えない程の活気があった。その豪邸には100を超える従者とそれらを従え
る1人のお嬢様、ソラナ様が暮らしておりました。
そのお嬢様はえらく人のことが大好きだそうで、従者はもちろん街の人間や偶然国に寄っただけの旅人であってもお嬢様とお話をしたい、という要望があれば全てにおいてそれを優先しお喋りをしていたそうな。その中でお嬢様に見初められそのまま屋敷の従者となった人間もいるとかいないとか…
これは、人を愛しすぎた女性と、その寵愛を受けた者達による恐ろしいまでに美しい愛の物語。その数幕である、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 22:00:00
2896文字
会話率:59%
4本腕のバックパッカーの少女·クレアは、余分な2本の腕を大きなバックパックで隠して旅をしている。
人類の祖先が築き上げたオーパーツなど現代科学で説明がつかない事柄は、まだ人類が神の子に近い存在であったから。人工的に退化させることが真の意味で
の「進化」であり、神の子を作ろうと目論む怪しい集団「退化論者」が出入りする教会に熱心に通う親に振り回されるクレア。
何の取り柄もない出来損ない扱いされていた、心優しき少年フィルが無理矢理「進化」に成功させられ、完全な透明人間になったことから、徐々に運命が狂い始める。
透明人間になって失踪したフィルを探す、クレアの無謀ともいえる旅が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 20:15:08
1228文字
会話率:0%
鉄騎兵なるものが世に現れたのは10年程前になるか。座したプレートメイルにも見えるそれはまず脚が4本あり、身の丈も10mほどある。当然人が着れるものではなく中に人が乗って動かすものである。ドワーフの金属加工技術、エルフの魔法技術、人間の汎用
性、いずれもそれを作り出すには足りない。素性が分からぬまま販売され、理解に及ばぬまま保有、使用されているのが現実である。
魔法によって天下を統べ500年続くゴールドバーグ帝国の平穏を揺るがす存在、そう考える者は少なからずいたが口に出す者はいない。なぜなら一番多く保有しているのは帝国そのものであったから。
かつて鉄騎兵なるものを販売すると出入りの商人からその話を持ち込まれたシルバーサンド公は振るえ上がったという。どう見積もっても剣や魔法を圧倒する武力を帝国騎士団を差し置いて所有するわけにはいかない。そう判断した公はその話をそのまま宗家であるゴールドバーグ皇帝に流した。一騎金貨1万枚、年に2騎、それを4年間、合計8騎の鉄騎兵がまず帝国騎士団に配備され、その後やっと一般に販売されることが許された。尤もそんな高額な取引ができる者はそういるはずもなく上位の貴族か豪商だけとなり、また帝国騎士団による許可が必要とされた。よって存在が把握されていない鉄騎兵は存在しないはずである。しかしその例外が今ここに現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 22:41:09
43887文字
会話率:65%
その他大勢に属するゲームプレイヤーの
とある掲示板にまつわる因縁。
嘘を嘘と見抜けない奴はというけれど、そこに嘘はなく。
ただ都合が悪い部分はちょっとカットしてみたり、前と後ろを入れ替えたりして読んだ人間の印象を操作する。
真実を知
る者に誰も確認をせず、噂だけが一人歩き。
多くの人が出入りするそこで、普通なら自浄効果で淘汰される噂話。
だが、話題が逸れた頃に思い出したように蒸し返す奴がいたとしたら?
繰り返し繰り返し目にするそれに、いつのまにか誰も違和感を抱かなくなった。
そんなよくある話の後日談。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-31 09:00:00
5177文字
会話率:25%
日本はカジノ法が合法化され、数々のカジノが建てられた。そしてそれに伴い、ギャンブルの種類も増えていったり、ギャンブラーとして生きていく者も増えたりした。
神原家。それは昔ヤクザの中で1、2を争う程の勢力を持つ最強の一族。しかし昔ヤクザが
段々と消えていき、今はヤクザなど殆ど居なくなってしまった。
姉・義美と弟・拓巳はそんな神原家の血を引いている唯一の人間。そんな2人の幼馴染 本山 健。
頭が良く、IQ170の健は運だけで、ギャンブルに勝ってきた。その為カジノから出入り禁止となり、現在作家として活動中。
そんな健にある日、麻雀をしようという誘いが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 22:08:43
13844文字
会話率:59%
北方領土返還要求運動の啓発を行う独立行政法人、北方領土問題対策協会の推進委員・桜井信はその立場と裏腹に、いつまで経っても成果が上がらない返還運動の現実に苛立ち、疑問を持っていた。そんな中、ふとしたきっかけで北方四島交流事業、通称ビザ無し交
流に参加し、色丹島に住むロシア人と交流することになった。
ビザ無し交流で信は九一歳の元色丹島島民・田丸精一と出逢う。精一は年商一兆円を超える日本有数の水産加工メーカーの創業者。引退後も業界や地域経済に隠然とした力を持っており、地元では〝妖怪〟と呼ばれていた。
精一がビザ無し交流に参加するきっかけは色丹島出身の幼なじみが亡くなった事による。この幼なじみの墓を色丹島に建てられないかと地元選出の代議士・向口茂に相談したところ、向口は北方四島を日本でもロシアでもない独立国にして元島民の島への出入りを容易にする計画案を精一に示した。向口にはこれにより日ロ間の懸案を取り除き、両者の間に平和条約を締結させるという目論見があった。
その計画は、民間軍事会社を使い国境警備隊を襲撃し無力化させると同時に四島の通信システムを破壊し四島を孤立化。復旧するまでの間に北方四島の有力者・ミンスキーを説得し四島の住民を掌握、実効支配をはかるというものだった。
ビザ無し交流で信は色丹島のロシア人と交流し、また精一が戦後色丹島を脱出した時の体験談を聞くことにより、色丹島の過去や現在の島民の思いを知る。そして、精一の計画は実施された――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 18:54:04
103540文字
会話率:40%
俺は面接の帰りに、猫を救ったら事故で死んでしまったらしい。そう教えてくれた猫女神は俺にこう告げた。「地球には帰れませんが好きな異世界を選んでください」 そして俺はウィタスと呼ばれる魔法世界を選んだが、次は猫どころではなくその異世界を救うこと
になった!? 崩壊寸前の異世界ウィタスを舞台に繰り広げられる冒険の先にあるものは、救いか……あるいは破滅か!? カクヨムでも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 06:00:00
731384文字
会話率:42%
山間部の村はずれの森は「お化けがでる森」として大人以外の出入りは固く禁じられていた。
来年には進学、上京の為に村を離れる事になった少年・栄次郎はお化けの正体を突き止め、森に忍び込む。
そこで銀作と名乗る、不思議な雰囲気を持つ老人と出会うが…
この作品はpixiv&カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-01 13:47:17
4705文字
会話率:25%
臆病者の高校二年生男子、菫香月はある日を境に変わった夢を見るようになる。それは夢でありながらにして現実と変わらない五感を備えたものであり、同時に、非現実的な存在が跋扈し、非現実的な能力を発揮することのできる世界でもあった。しかし夢の世界は彼
一人の脳内現象ではなく、あらゆる人間の出入りする、もう一つの現実世界とでも言うべきものであり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-17 17:00:00
163986文字
会話率:37%
ストーリー
俺、杉上 悠(スギガミ ワタル)は人を殺めてしまったことがある。
幼い頃に強盗事件に巻き込まれ、その場で持っていた叔父の小太刀を使い、今にも人質の少女を手にかけようとしていた犯人の腹部を刺した。致命傷をおった犯人はそのまま死
亡、結果的に強盗を防ぎ多くの命を救った勇気ある少年として一時期はテレビなどのメディアで取り上げられた。
しかし、実際は学校でのイジメや近隣住民からの嫌がらせ、目が合えば殺されると言われ、まともな扱いを受けることは無かった。
今でもあの事件がフラッシュバックで鮮明に蘇る。忌々しい記憶、あの時の犯人の苦痛と怒りに歪む顔、俺の全身を濡らした犯人の返り血の感触が・・・。
時は流れ中学校卒業間近になった俺は幼い頃から通っている祖父の営む剣道場で突然、祖父に破門とつげられた。
あの頃の事件がトラウマになっており精神が不安定な状態を続けていた俺は、剣道場への出入りを禁止され、獲得していた真剣携帯の免許と段位も剥奪されてしまった。
そんな厳しい祖父だが、俺にその精神を叩き直してこいと現代民衛騎士養成機関、桜風学園への入学をすすめられる。
俺の時代では騎士という存在が国家公務員としてりっぱな職業になっており
軍隊というよりは警察に近い存在だ。
警察が頻繁に行うことの出来ない市内の巡回や、一般市民とのコミュニケーション、それらを統合した形の街の治安維持、事件の捜査など多くの職務がある。
俺はこれも修行だと自分に言い聞かせ、自分を見つめ直し、過去と向き合うためにも騎士になるための学園へと通う決意をする。
適性検査など多くの試験をなんとかパスした俺は、入学初日から民衛騎士団であるナイトオブラウンズへと入団し、同じ見習い騎士の仲間達と共に騎士としての1歩を踏み出す・・・・・・はずだったのだが・・・・・・。
「・・・・・・なんか・・・・・・俺の思ってたのと違う・・・・・・」
騎士団の仲間は誰もユニークかつ個性豊かで活動をするにも四苦八苦、こんなので過去と向き合うことなんて出来るのかな・・・。
現代での騎士の活躍を描いた青春ラブコメディー、オーダー・ユナイテッドをどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 14:01:54
14364文字
会話率:44%
ごく普通の大学2年生の星河有人は3年前に行方不明になった幼馴染・鳴谷莉佳と自室で再会した。何でも、押し入れに異世界を行き来出来る結界を作ったらしい。
…待てよ、それ、マズくね?バレたら世界情勢・軍事バランスが崩壊の危機!?日本の国際的立場
が崖っぷち!?
シリアスなのかコメディなのか方向性不明の「異世界転移」×「異世界から帰還」、ここに開幕?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 07:00:00
2130文字
会話率:35%
『理(ことわり)の館』で起きる謎を解決すれば、願いを叶えてもらうことができる。鍛治智博(かじともひろ)は自宅に届いた手紙を信じ、イベントに参加することを決めた。三ヶ月前に失踪した恋人の居場所を突き止めるために。
イベントの主催者の名は
格内麻郎(かくうちまろう)―――日本を代表するテーマパークとなった『ミステリーワールド』の創始者であった。彼には両腕両脚がなく、台車に乗って移動していた。円柱形をした麻郎の別荘が会場となり、招待されたのは六人の男―――KJ(鍛冶)、エーツー、ヤマケン、テルテル、セバタ、ナベ。麻郎の指示により、六人は本名や叶えたい願いを隠したまま過ごすこととなった。麻郎は他にも、タイムリミットは三日後の正午であり、それまでは屋敷から出ることができないと告げた。六人が調査したところ、唯一の出入り口である扉は開かず、脱出する方法は不明だった。
こうして状況も理解できないまま、何者かによる連続殺人が開始される。一人ずつ殺害され、遺体の一部が切断された状態で発見される。犯人の正体も、目的も、方法もわからぬまま、彼らは生き延びるために推理を開始する。
最後に隠された真実へ辿り着いた時、誰の為の殺人だったのか明らかとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 21:08:37
146765文字
会話率:56%
場末の娼婦から類稀なる美貌を持って生まれたエミーリオは、将来、特殊な声を持つ歌手となることを母親に期待され、声変わりのしない体にさせられる。しかし華やかな歌手になるよりも先に、金のために特殊な性癖を持つ者の家に出入りさせられるようになる。
そんな日々を繰り返している中、貴族の家で賓客として宿泊していた若き皇帝ローデリヒの目に留まり、彼に引き取られることになる。
宮殿でエミーリオはローデリヒに寵愛されて暮らしていたが、未婚の皇帝が少年を愛人としている現状をよく思わない皇太后がエミーリオそっくりの皇后候補を用意し、ローデリヒがその娘を受け入れたことで、二人は離れ離れになる。
二人が再会するまでには何年もの年月を必要とした。ほんの少し足を伸ばせば顔を見ることができるぐらい、すぐ近くに存在していたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-29 20:00:00
41933文字
会話率:35%
女性二十歳を過ぎたら「行き遅れ」のレッテルを貼られ結婚が難しくなる風習のある国で、魔女であるために二十歳ぎりぎりでまだ結婚できずに焦るリシェ。
魔女である祖母から譲られた水晶玉に浮かび上がった文字「婚活レシピ」
その言葉に希望を抱いてみるも
のの隠し場所は魔女出入り禁止の王城だった。
おりしも従妹の結婚で王城に入れるチャンスをつかんだものの、王子の替え玉にそれを知られ取り上げられてしまう。
見つけた本は白紙だった。
替え玉王子に気に入られそれから王城に出入りできるようになり、白紙の本から手がかりを探そうと躍起になる。
本から出てきたものは木片で、使い道もわからない。
そんな折、今度は王子に迫られて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-28 19:28:09
67749文字
会話率:27%
密室殺人。
「おい、これ。」
「鍵、ですね。この部屋のものでしょうか。」
続いて僕は窓に近づいた。
同じ事を考えたのだろう。彰さんも、同じタイミングで立ち上がり窓に寄って行った。
窓の鍵は閉まっていた。
他に出入り口はない。
「密室殺人って
やつだな。」
脱出不能。
「いや!帰る!帰る!私は関係ない!!」
突然、咲さんが叫んだ。
咲さんは談話室を飛び出して、玄関に向かった。
しかし、すぐ絶望した顔で戻ってきた。
彰さんが近寄って聞く。
「どうしたんだ。」
俯いて言った。
「外、すごい雨、風も。この嵐じゃ、島から出られない。」
人殺しが中に。
「この中に人殺しがいるんだね。」
薊が震えながらしがみついてくる。
「そういうことになるね。」
嵐で閉ざされた孤島を舞台にするクローズドサークル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 02:11:16
35226文字
会話率:28%
桐谷真央が通う学校は、4階建ての校舎が3つ。基本的に部活動以外で立ち入ることない3号館2階の突き当たりに彼が通う部屋がある。その部屋は一般的に生徒からは『整理整頓』というイメージが持たれている部屋であり、そこに出入りする人間は『真面目』と
いうイメージを持たれている。桐谷真央も最初はそんなイメージを持っていた。だが彼はイメージは所詮イメージでしかない、ということを思い知らされる。個性的なメンバーに時に困惑や恐怖を感じ、時に常識人としてツッコミを入れながら彼は高校生活を送っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-31 01:09:17
469325文字
会話率:46%
25歳女性。世間ではアラサーの始まりとされる年齢になり、漠然とした不安や充実しているはずの日々に満足できない気持ちで毎日を過ごす私は、近所に高校の同級生が古民家でレンタルスペースを出していたことをある日突然知る。そこに出入りする個性豊かな
人々との出会いで色づいていく毎日で、一体何が巻き起こるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 12:15:32
2054文字
会話率:5%
大学生の立野くんは、とある研究所に出入りしている。そこで博士が三体のロボットを作ったんだけど、ちょっとこれはねぇ・・・。
最終更新:2017-05-27 07:00:00
3172文字
会話率:62%
ある学園都市、マンションの一室には”黄昏の鍵”を持つモノが自由に出入りできる環境が存在していた。これは主にそれぞれそこで生息、入浸り、逃走している馬鹿3人組が他の鍵の所持者を巻き込みバカをするだけの日常。
最終更新:2017-04-13 17:00:00
1328文字
会話率:63%