『僕』は中学3年生だ。担任の妖怪『目力』こと河崎先生は国語科の女教師だ。
ある日、クラスの思い出作りにビデオを撮ることになる。そこで、事件が起きて……?
純粋で真っ直ぐな『僕』とクラスのみんなが変わっていく姿を描く。
『強く固くなっ
た団結と最高の思い出、こんなに変われるなんてまるで魔法だね』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 20:40:18
2757文字
会話率:30%
世間に隠した罪をもつ七人の罪人達……。
彼らの元に白い道化師は黒い箱を配る。
それは中にいれたものを別の箱にワープさせる魔道具【ブラックボックス】だった。
箱に送られてくる奇妙な物品。
チェリーパイ、カブトムシ、紙屑、ビデオカ
セット……。
そしてバラバラの人体。
罪人達の元に幼女のバラバラ遺体が届く時、彼等は遺体を巡り集う。
七人の罪人達それぞれの視点で犯人捜しが始まる。
罪を隠したもの達は奇妙な箱によって引かれあい、隠しきれないその罪を箱の中に積めるだろう。
あなたの罪はその箱に収まりますか?
***********************************************
注意
本作はクトゥルフ神話における神話生物、魔法、道具等の多大な独自解釈を含みます。
また非常にグロテスクな表現、反道徳的な内容を多分に含むため耐性のない方へはおすすめ出来ません。
御一読の際はご注意ください。
全三十五章。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 18:00:00
89201文字
会話率:33%
同僚が死んだ…
そいつの名前はK、Kは死の半年前
自分が死んだ時のためにと、ビデオレターの撮影をするよう俺に頼んだ
だがこのビデオレターこそが、俺が体験する機会な話の根源ともなることに
俺はまだ気づいていなかったんだ‥
最終更新:2018-05-23 18:47:20
1979文字
会話率:7%
『オカルトって知ってますか?
UFOとか魔術・幽霊・陰謀.と言ったものです。最近ツイッターとかで話題になってますよね?
SNSでは数か月前から話題になってきて、今では社会現象になっています。ところで、並行世界って知ってますか?パラレルワール
ドとも言いますね。実はそのパラレルワールドって意外とこの世界と変わらないんですよ。国家も文明も歴史もさほど違いはありません。違うところと言えば、≪巨大な電波塔≫が東京湾の埋め立て地に建ってるってことぐらいですかね。』
そう仮面の女がビデオカメラに向けて淡々と語りかける―――――
超常現象研究所のメンバー2人と変わり者達による≪電波塔≫の謎と、周辺で起こる奇怪な事件等を解明していく物語です。
※某オカルトライトノベルの影響を受けていますが、オマージュと言うことでお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-11 17:51:56
9993文字
会話率:22%
黄昏の聖騎士伝。そう呼ばれるOVA(オリジナルビデオアニメーション)があった。
まだインターネットなどというものが流行る前、今ほどゲームの類が豊富ではなかった時代。
ほんの一時期だけ、これでもかという程に乱造されたビデオアニメの一つ。
そう
したOVAの法則通り、黄昏の聖騎士伝もまた完結することなく、一巻で終わってしまった。
主人公たる「黄昏の聖騎士」がオープニングアニメにしか登場していないままに……だ。
だが、黄昏の聖騎士は救いを求める声に応え異世界アルフォリアへと降り立った。
同じように「世界を救えなかった」無数の英雄達の力を、その身に宿して。
そう、これは「救えなかった」英雄達が世界を救う物語。
今度こそはと願う祈りが、崩せぬ悪を打ち砕く物語。
【カクヨムさんでも連載始めました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 12:43:50
294025文字
会話率:48%
「なんで高校生がサークル活動でクッソ真面目にAV(アダルトビデオ)の構成を議論してんだよ!」
私立卯月学園
都市郊外にあるこの高校は、生徒たちの自主性を尊び、新しいことに取り組む意欲と発想を養うことを第一としている。それ故、他の高校では
見られない制度をいくつか取り入れている。
その中の一つに、『生徒たちは在学三年間で新しいサークルを立ち上げなければならない。』というものがある。
サークルの立ち上げ条件はたった二つだけ。
一つは、既存の部活あるいはサークルと重複がないこと。
もう一つは、原則四人以上のメンバーが所属していなければならないということ。
そう、サークル立ち上げ条件は、この二つだけなのだ。
担当教員も必要なければ、活動内容も完全自由。まぁ危険なものは認可されないらしいが、俺が知っている限りでは立ち上げ拒否されたサークルは一つもない。
条件は既存のサークルと部活に重複してはいけない。つまり、それ以外(・・・・)とは重複しても問題はない。
生徒会 (サークル)。それが、この頭のおかしい集団のサークル名だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-13 20:06:19
12804文字
会話率:84%
世界政府がこの惑星を統一して凡そ二千年。
舞台はセカイ歴二〇四八年、近未来的な世界観を持つ、惑星ニオ・アシリア。
首都の郊外に暮らす主人公・赤羽俊介(アカバシュンスケ)と、二人の幼馴染・帳大地(トバリダイチ)と雨崎蓮(アマサキレン)。
高校二年生の三人は、某高校の映像研究部で、ひたすらにダラダラと映画を観る、という堕落しつつも愉快な日常生活を謳歌していた。
然しその年の春、映像研究部には一年生の新入部員が一人も入っておらず、三年生は既に引退してしまったため、部員は二年生の三人のみ。生徒会からは「夏休みまでに新入部員を獲得できなければ廃部にする」とまで通告されてしまっていた。
諦めかけていた夏休みを目前にした或る日、三人のクラスに一人の転入生がやってくる。
「趣味は、映画鑑賞です。最近、海月の恋人を募集中です」
自己紹介から電波(?)な発言を繰り出したものの、映画鑑賞が趣味であるという転入生の城之内美鶴(ジョウノウチミツル)を、三人は映像研究部へと勧誘し、見事に新入部員として獲得。
数日後、几帳面で綺麗好きな美鶴の要望で、ゴミ屋敷のように汚かった部室の清掃をしていたところ、一同は古びたビデオカメラを発見する。それは二十年程前、映像研究部の栄光時代に行われていた、映画の自主制作に使われていたものだった。
「このカメラで、映画を撮りましょう」
二〇四八年、夏。美鶴の提案により、映像研究部の映画製作が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-27 14:04:24
67186文字
会話率:47%
王立騎士団の何気ない日常を切り取ったショートストーリー第五弾!
マルコがゲイビデオに出演?!
新作AV制作決定?!
何がどうなっているんだ、王立騎士団!!
※アニメなら背景画が二枚で済んでしまうような、非常にコンパクトな短編となっており
ます。
彼らの知られざる戦いの様子を、どうぞご覧くださいませ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-22 01:26:24
8355文字
会話率:45%
ある日、届いたビデオレターを見た僕は、彼女の家を訪れる。
最終更新:2018-03-21 02:00:00
266文字
会話率:0%
バスケ部のマネジャーをやっている柚本深雪17歳深雪は幼馴染の樹のことが好き。バスケ部の後輩にあたる湯本麗奈は3カ月前から親が行方不明である。捜索願いを出しているが、なかなか見つからない。彼女の親以外にも行方不明者が相次いでいた。ある日バスケ
部の部員の私物が無くなる事件が発生した。それが誰がやっているのかが分からないままであった。そんなある日一人の目撃者がいた。その目撃者は証拠のためビデオカメラを回していた。そこのビデオカメラに写っていたのはなんと深雪が部員の私物を隠してる姿だった。深雪はその姿を見て自分には覚えがないと言うが周りの部員は疑う。樹さえ疑うため、深雪は絶望する。そんな帰り道モヤモヤする気持ちで歩いているとここではあまり見かけないバスに遭遇する。そんなバスに引き寄せられ異世界へ連れて行かれる深雪であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 17:39:30
2427文字
会話率:4%
日本で最も若者の集まる街、神柴町。
若者文化やファッションの中心地となるこの街に千裕は住んでいた。
みんなには羨ましがられるが、千裕自身はこの街が大嫌いだった。
「通りを歩けば人だらけ。少し歩くだけでケンカに巻き込まれるし、壁を見れば落書き
と酔っ払いのゲロ。ちょっと人のいない場所に行けば変なクスリでラリった奴がひっくり返ってるし、どこに行っても最低なことばかりじゃないか……」
そんな大嫌いな街で暮らす千裕だったが、街の人混みにクラスメイトの未散の姿を見つけた。
スカウトに声をかけられるのが日常なほど可愛い未散はこの街でも男に付きまとわれていた。
しかしその男は怪しいビデオの制作者で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-19 14:29:50
17586文字
会話率:54%
人の記憶は消えていくものだから、私が代わりに記録するのだ。
キーワード:
最終更新:2018-03-17 17:40:21
345文字
会話率:0%
俺の日常がそんな風になるのは本当にあっという間だった。
ゾンビ病……冗談にしか聞こえないようなその病名は、ものすごい早さで広まった。名前の通り、人間がゾンビ映画のごとく変貌してしまうのである。
三週間前には、隣の家のじいさんがゾンビ病
を発症した。
その一週間後、その向かいの家の美人なお姉さんが片腕のない状態で道を歩いている様子が見えた。
そして、昨日、俺がよく行っていたレンタルビデオ屋の店長が、道端に晒されているおっさんの死体を何人かのゾンビと一緒に漁っていた。
……とまぁ、こんな具合で、俺の周りの日常は、ゆっくりとだが確実に崩壊に向かっているようだった。
で、俺、赤井レオはそんな崩壊する日常を、自分の家から眺めていることしかできないのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-16 09:51:24
197380文字
会話率:48%
引きこもりの僕、184(イヤシ)が目覚めると、人類はあっさりと滅亡していた。
僕は外界との唯一の接点、引きこもりが集う掲示板、通称『小森の巣』で仲間を探した。
生き残った113(ヒトミ)から返事がきた。どうやら人類は僕たち二人になったようだ
。
彼女が言う。
「あなたがこの世界の王様です」
このお話は3話完結の短編です。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-22 00:16:59
3177文字
会話率:27%
(一章は読み飛ばし、二章から改めて楽しんでもらえると嬉しいです。色々とミスや反省点の多い一章は伏線だけ置いていきますねw)
<一章>
………潜在意識とは、新たな戦場だ。
容姿が可愛らしく、よく性別を間違えられる少年、田中ミノル。
FPS
というゲームジャンルでプロ―ゲーマーになった事もある彼の元に一通のメールが届く。
送信先は『東京ビデオゲーム高等学校』。
これが、過酷な運命を背負ったミノルの物語………その序章となる。
既に2章まで計画しているため、なかなか長くなる予定です。
不定期更新ですが、週一くらいを予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-20 21:32:42
44425文字
会話率:34%
処女の咲子は校内一のイケメン男、片桐和彦に恋をしていた。
何度も片桐に告白するが、遊び人の面食いモテ男の片桐からは全く相手にされない。
それもそのはず、咲子は冴えないガリ勉女だ。
しかも、駆け引きが下手くそで恋愛経験ゼロの処女。
片桐か
ら「お前の愛は受け取れないけど、ラブレターの文章上手いからさ。小説書いたら?もし、面白かったらデートしてあげるよ。」と言われる。
そんな片桐の一言をキッカケに、咲子は小説家を目指す事になった。
しかし、咲子が出向いたSHOW出版社は・・。非常に奇妙な会社だったのだ。
彼女に仕事を依頼した佐藤雪というクールで不気味なスタッフの案内の元に、ある官能ストーリー作家を紹介される。
彼女の名前は、月野マリア。元企画AV女優。
波乱万丈な人生と過酷な仕事を繰り返した彼女は、ある日突然「ストーリー作家になる為、引退する」と言ってAV業界を引退した。
しかし、彼女はろくに義務教育を受けておらずロクに漢字すら書けない女だった。
だが、彼女の脳内で作り上げられた作品はどれも人の心を打つ作品で、出せば必ずヒット作となるのだ。
ストーリーを作り上げる事に関しては天才。
しかし、文章の書けない女。月野マリア。
ストーリーを書けば、歴史錯誤のセンス無しの駄作ばかり。
しかし、幼き頃からの親からの英才教育により、すこぶる文章の上手い女。伊藤咲子。
処女の咲子は、スタッフの佐藤雪により月野マリアの作り上げた官能物語を小説にする作業をして欲しいと依頼され官能小説家を志す。
ただし、月野マリアのゴーストライターとして・・。
ガリ勉処女の咲子は、咲子の秘書になることを決意した片桐と共に「官能小説」を書くための資料を収集しにいく。
月野マリアのアダルトビデオやエロ本を見つけては、複雑な思いを抱え。
また、大片思いをしていた片桐君への愛についても、徐々に模索してゆく咲子・・。
そんな最中、咲子と片桐の前に月野マリアの幽霊が現れたのだ・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-12 10:45:25
80512文字
会話率:10%
この短編はCOAT社の著作物「真夏の夜の淫夢 第四章 昏睡レ○プ!野獣と化した先輩」(編注:年齢制限に配慮し、一部を伏字にしました)からインスパイアされました。
実在のすべてのものに対し、関連はございません。しかし、上記ビデオやその周辺より
一部(セリフ等)使用いたしました。
また、学校水泳に関して、現実に対しかなりの変更を加えたことをお詫び申し上げます。
(小説の書き方を忘れたため、初投稿です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-16 00:04:47
3026文字
会話率:23%
京都で暮らす中学二年生の吉井沙羅は、小さい頃から悩みを抱えていた。
それは、人の心の声が聞こえてきてしまうこと。
なんとか中学校生活をできるだけ普通に送りながら過ごしていた。気の合う友達もいて、あまり目立たないように過ごし、外のテニスクラブ
に通って打ち込んでいた。
そんな中、クラス内で筆箱がなくなった。それがいじめであることに気づいた沙羅は隠そうとしている加害者が分かり、なんとか自身のことに気づかれないようできることを模索する。沙羅の打った手で、なんとかそれ以上のいじめに発展しないようにすることができ、いじめを受けていた子に寄り添おうとする。
また、異性が気になることもあり、ちょっとした男友達ともかかわっていくが、この時は恋愛に至ることはなかった。
高校はできるだけ落ち着いた学校ということで、私立の学校に通わせてもらうことになった。そこで、中学から続けていたテニスを部活動として頑張り続けていた。
ある日の下校の時、振り込み詐欺にあったであろう初老の女性と信号待ちで一緒になる。気づいた沙羅は、何とか防ごうと必死になる。
また、友達と一緒に下校をしていた時にも、交通事故にあいそうになる。
次に、女子高生モデルにスカウトされた友達と一緒にそのスカウトした男にあうことになった。そのスカウトした男はアダルトビデオを撮影する目的でスカウトしたことが分かり、沙羅はそれにも相対する。
部活動のテニスでは精いっぱいの気持ちで最後の夏の大会に挑む。
私生活では、仕事での悩みから自殺しそうなOLとも出会う。
大学生になると、アルバイトを始める。通り魔殺人者との遭遇、夜遅くに出歩く少年との出会い。大学生になって、一緒にいても不快ではない異性との出会い。いくつもの出会いから、成長し、悩まされ続けてきた力との付き合い方も分かってきて、沙羅は成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 00:00:00
4658文字
会話率:27%
非リア大学生、伊藤立木はある日、ネットカフェを訪れた。アダルトビデオを視聴中、ふと時を止める能力が欲しいというくだらないことを考えていると頭の中に誰かが語りかけてきた。
最終更新:2017-11-17 06:13:13
3544文字
会話率:42%
主人公である蝶野コウジは、暗い山道を車で走っている際に事故を起こし、崖下へと転落してしまう。
そのせいで怪我を負い、スマホが壊れてしまう。
助けを求めようと真っ暗な森を進んでいると、とある廃墟へとたどり着いた。
どうやらそこはテーマパークの
廃墟で、中にはいるとひとりの女性が気を失い倒れていた。
蝶野が女性を起こすと、その女性は自分が誰で、どうして自分がここにいるのかわからない、と言う。
女性は頭を怪我しており、そのせいで記憶喪失になっていた。そのせいでスマホの暗証番号がわからず、助けを求める電話もできない。
女性の記憶を喚起させるために、彼女の持ち物だと思われる落ちていたビデオカメラの中身をたしかめることにする蝶野。
ビデオカメラには大学のサークルであるミステリー愛好会による、ドキュメンタリー映画の撮影の様子が記録されていた。内容は蝶野たちがいまいるこのテーマパークが廃墟になる前に、ここで起きた未解決事件の謎を探る、というものだった。
その事件の内容は、何者かによって謎の遺骨がテーマパークに遺棄され、その際にそれを遺棄した人物が逃走し、片足の靴を残した。そのため事件は『シンデレラ事件』と呼ばれていた。
ビデオを観終えるも、女性の記憶はもどらず、しかたなしに出口へ向かうと廃墟の扉は何者かによって閉ざされ、閉じ込められていた。
困惑するふたりは、女性のサークル仲間もここにまだいるはずだと結論づけ、彼らを探して助けを求めようと廃墟をさまよう。
すると男の死体と、そのかたわらに落ちていたビデオカメラを発見するふたり。
いったい何が起きたのか知るためにビデオカメラの中身を確認すると、そこにはレインコートを羽織い、狼マスクをかぶった殺人鬼が映っていた。
そいつは連続誘拐殺人犯として巷で有名な殺人鬼で、通称『ウルフ』と呼ばれていた人物だった。
やがてふたりは悟る。危険な殺人鬼がいる廃墟に閉じ込められていることに……。
こうして命がけのサバイバルがはじまる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-17 19:33:57
142526文字
会話率:60%
海で嵐に見舞われ、ボートから転落し遭難した主人公が目覚めると、孤島に流れ着いていた。助けを求めるべく、人を探し求めてあたりをさまよっていると洋館を発見する。助かったと安堵するも、洋館の中には複数の死体が転がっていた。
思わぬ事態に驚愕する
主人公。何が起きているのか把握するために、死体のそばに落ちていたビデオカメラの中身をたしかめる。するとそこにはこの島に集った十人の人々と、彼らの身に起きた惨劇の様子が記録されていた。狼マスクをかぶった殺人鬼の手により、射殺されていたのだ。しかも殺人鬼はこの島に集った十人の中のだれからしい。だが襲われた彼らは自分たちのなかに犯人がいるとは考えてはおらず、外部犯の仕業だと決めつけていた。
その事実を知り主人公は絶望する。助けを求めようと生存者を探して接触しようとすれば、これでは犯人扱いされてしまう。へたすれば、犯人だと決めつけられて殺されてしまうかもしれない。さらには助けを求めた生存者が犯人だったとしたら、邪魔者扱いされて殺されてしまう。
名前もわからぬ十人の人々のなかから犯人を特定するべく、いつ生存者と犯人から襲われかねない状況のなか、主人公は洋館を探索しながら、犯人につながる手がかりを探しはじめることになる……。
第62回 江戸川乱歩賞 一次通過作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 15:07:48
141572文字
会話率:61%