11月は児童虐待防止月間です。
子供の目から見て大人の思いやりのなさを綴りました。
全てノンフィクションで描いています。
最終更新:2017-03-20 13:30:10
4917文字
会話率:6%
母一人子一人。シングルマザーの日向美月(46)は息子日向翔(21)を殺そうとしてる。
日向はボクサーだった。ランキング上位者との対戦。試合に負けた日向は引退を決意。日向はボクサーとしての限界を感じた。美月はショックから立ち直れない息子を
気にかける。
日向は仕事を始めるが長続きしない。美月はそんな息子に対し失望を抱きはじめた。
挙げ句の果て。日向はニートになった。ボクシングだけではなく、生きてく希望も失った。
ある日、美月は日向の日誌をのぞきみた。
それは驚きの内容。
自殺を何度も図る。だが死ねない。死ぬ勇気もない。
ニートはニートなりに生きる希望を探す。自分ができそなこと、とどのつまり楽な仕事。楽な仕事=犯罪まがいの事。すっかり腰抜け体質の日向。手を染めずに済んだ。
根っからの怠け者ではない日向。社会復帰をのぞんだ。区の離職者社会復帰プログラムに参加。山田望(のぞむ)(32)と出会う。山田は日向を見込んで自分の仕事を手伝わせる。福祉課職員の山田は障害者の社会進出の事業や、特別支援学級生徒の才能発表会、区民生活相談室。日向は面倒だと思いながらも山田に食らいつく。セカンドキャリアをスタートさせた。
日誌を盗みよんでいた美月は、日向に装い見知らぬ女性、水田のぞみ(25)にメールを送ったのを思い出す。のぞみの顔を見ようと駅に呼び出した。いつまでも日向を健気に待つのぞみがを見て、実情を吐露した美月。そこから意外な展開。美月が風俗嬢だと思い混んでいたのぞみは相談室の相談者だった。妹の奇行を相談。妹がトラブルに巻き込まれ男性から恐喝されていた。山田と日向はこれを解決させた。
いつのまにか、息子への殺意が吹き飛んだ美月。
美月は一杯引っかけに居酒屋へ行った。まさかの山田がそこにいた。うまい酒をこれまた偶然居合わせた日向の所属していたボクシングジム会長山廣順次(52)らと飲む。お代はもちろん山廣。
一方日向はのぞみといい感じ。のぞみと共に部屋へしけこんだ。 これは日向翔が社会問題ニートから社会復帰プログラムで更生した・母親に殺されずに済んだ、ひとつの案件である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-01 00:44:54
14389文字
会話率:22%
単身赴任から戻った家庭には、自分の居場所が見つからない。
6年前に新築したマイホームも、単身赴任と海外赴任のため一年も住んではいない。
まるで勝手がわからない。
我が家での初日、妻も娘も買い物に出かけていった。
一人っきりの休日を好き勝手に
過ごしたいという願いは、もろくも壊れてしまうのか、と思った時、
庭のヤマボウシが青春を思い出させてくれた。
高校生の時、福祉施設でボランティアをしていた時の思い出がよみがえった。
そこで出会った彰子という少女が喜んでくれた「お好み焼き」を作ることを思いついた。
買い物に行き、いろんな想いがよみがえる。
自分で作るお好み焼きとビールがおいしかった。
ヤマボウシの切ない思い出が、頭をよぎる。
2枚目のお好み焼に挑戦しようとした時、
妻と娘が帰ってきた。
「なに、この煙」
サッシを勢いよく開け放つ妻の前では蛇に睨まれた蛙になってしまう。
それでもちょっぴり、いい時を過ごせた気がする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 10:19:11
5901文字
会話率:10%
この物語は、実話を基にしたフィクションである。
主人公の徳永百合29歳は、離婚、リストラという失意の中、震災派遣代替職員として児童相談所へ就職する。そこで出会った主任・中村亮太38歳に恋に落ちるが、亮太は既婚者だった。
最終更新:2016-12-14 23:06:29
66954文字
会話率:51%
子どもの貧困が大きな社会問題としてクローズアップされるようになって久しい。
とりわけ憂慮されているのが、父親、あるいは母親の一方と子どもだけの、いわゆるひとり親世帯となった子どもの貧困である。そして、その多くは両親の離婚によってもたらさ
れる。
シングルマザーなる呼称がすっかり定着したように、ともすれば女性の新しいライフスタイルでもあるかのようにもてはやされることが多くなったとしても、子どもの幸福という観点からすれば、やはり父親という重要な存在を欠いた母子家庭であることに変わりがあるはずもない。
離婚に際してどちらか一方に親権者を決めなければならない状況下では、不可避的に子どもの争奪をめぐって夫婦間の熾烈な争いが演じられることが多い。一方の親による離婚前の子どもの連れ去りや、虚偽のドメスティック・バイオレンス申し立てなど、子どもの福祉そっちのけの手段を選ばない行為が横行しており、このために夫婦間の感情的対立がさらに高まり亀裂は深まる一方となる。
この両親間の不毛な諍いの狭間で、なんら罪のない子どもが極度の精神的葛藤を強いられる。
更に子どもにとって深刻な事態は、両親の離婚をきっかけとして片方の親との絆が途絶してしまい、事実上の生き別れとなってしまうケースである。このような状況を放置したままにして、果たして子どもの人権は守られていると言えるのだろうか。
離婚先進国でもある欧米諸国で、離婚した両親間の子どもの人権を守るために何を優先すべきかについて1960年代から始まった長い議論の末、それらの国では離婚後の共同親権制度が採用されている。
単独親権制度から共同親権制度への移行によって、この国の子どもの貧困問題がすべて解決するわけではもちろんないが、少なくても離婚した両親の間にも、子どもの幸福のためにお互いに何ができるかを話し合う機会が残されることだけは期待できるのではないだろうか。
この著が、そうした議論が高まることへの一助になってくれればと願う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-11 16:04:57
6901文字
会話率:8%
〝怪異〟とは日常に紛れこむからこそ怪異なのである。
福祉用具貸与事業所に勤める藤森要(ふじもり かなめ)は仕事先で様々な怪異に遭遇する。
死者たちは何を思って現世に留まり続けるのか。
その答えは遭遇した者にしかわからない。
一話完結・短
編ホラー
藤森要の視点で描きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 10:57:26
4793文字
会話率:28%
4月1日午前9時
新人児童福祉司園田ハルの研修1日目がはじまる
最終更新:2016-08-04 00:55:25
257文字
会話率:0%
老人ホームと児童施設を併せ持った自給自足型複合施設を紹介している両親との縁が薄く、
親の愛情を受けられない子供たちと老人たちのコミュニティーを育む施設で子供たちに、
人とは、命とは、死とは、生きるとは、の人生観を先人の知恵から学び、
子供たちの個性に応じた生き方を見出し、
高水準教育により、一つの特技を習得させることで自信をもって人生を送られる健全な人材を社会へ排出する施設であり、人生の集大成に子供たちと過すことで両者が愛しみ会える終の棲家と,旅立ちの家と、の複合型福祉施設を描いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 08:16:11
18716文字
会話率:5%
或る日、東京福祉の学生スタッフとして招かれてしまう5人。それぞれが様々な感情を抱きながらおしりをシバき倒され感情の抑制と共に戦い、笑いの刺客達と出会い共闘し成長していく。絶対笑ってはいけない学生スタッフ24時。
最終更新:2016-07-11 00:13:35
17244文字
会話率:86%
介護士が紛れ込んだ場所で感じる違和感
目の当たりにする現実
隠蔽される謎
慣れ親しんだ世界の裏側に迫る
最終更新:2016-06-01 00:51:52
2033文字
会話率:38%
クレア・イエローは、国の養護施設で育てられた。
同時期に生まれた戦災孤児の5万分の1でしかなかったから、大人たちは行政がパンクしかかるほどの児童を「管理対象」として扱いはしても「慈しみ」を与える余裕がなかった。
結果、番号で呼ばれたほうがし
っくりくるような10年の果てに義務教育が終わると、すぐに軍の学校に放り込まれた。
この時期、国費で後期中等教育を受けられるのは軍関連しか残っていなかった。
長期にわたる戦後不況で失業率は過去最悪を更新し続け、福祉予算は破綻しかかっていた。
成績は優等だったが生活費と学費をチャラにする条件は軍への任官だけで、ここでも選択肢などなかった。
そして彼女の結婚である。
人生にある種、諦観していた彼女は軍による結婚の斡旋という強制にすら無感動になっていた。
ただ、結果的にシャーマン空軍大尉の、このすこしすねたところのある娘の気を引くにあたって自分の弟をダシにするという作戦は図に当たったといえる。
なにせ猫すら飼ったことのない娘が初めて接する「幼い生き物」である。
眺めているだけで飽きない。
こちらの一挙一投足にまで反応する。
かと思えばこちらの予想もしない行動を取る。
声がかわいい。
だっこするとあたたかい。
しかも自分になつき、甘え、信頼しきっているのである。
婚約者の弟は会えば必ず「生まれて初めて」を娘に経験させた。
それは彼女の人生の薄っぺらなことの裏返し。
それでも彼女は楽しいし幸せだと思っていた。
人のために笑い、怒り、甘えさせ、泣き、可愛がり、嫉妬さえした。
問題があったとすれば、それが世界でただ一人、10才にもならない少年にだけ、向けられていたことか。
ただ彼は楽観していた。
自分の弟といるときはあれだけ優しく笑える女性なのである。
自分の弟に嫉妬しても仕方がない。
ならば時間をかけてその笑顔を自分に向けさせればいい。
なんとも頼もしいポジティブシンキングの持ち主であったが残念なことに彼は結婚直前に事故で他界している。
彼が自分の葬儀で婚約者が泣かなかったことをどう思っていたか。
確かめる術はない。
かくして。
どこか心のこわれた娘と。
すぐ心がこわれてもおかしくない年頃の男の子が残された。
ふたりとも残されたとは思っていなかったけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-19 20:00:00
58684文字
会話率:39%
介護業界で働く人間として、介護の事に興味を持ってもらえるように介護の実情等を書いていこうかなと思っています。
※その一環として介護の世界に親しみを持ってもらえるように異世界を舞台にしたケアマネの小説を書き始めました。良かったら読んで見
てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-03 21:01:11
1199文字
会話率:5%
2046年、日本は関東平野への人口密集化を図り、一つの都市国家として成立した。省エネルギー化や福祉サービスの向上を目指して行われた改革だった。一方、自然へ還った地方と、そこに住む「アウトサイダー」と呼ばれる人々にとって、航空機で生活必需品
や食料を運ぶ「ブッシュパイロット」は生活の上で欠かせない職業となった。学生テレビチャンネル「Alley mur mur」ドキュメンタリー部門記者の水口リアは、民間飛行隊「Flying Challengers’ Squadron」のパイロット、氷川時哉に取材を始める。水口の大学の学園祭で氷川の曲技飛行を披露することを計画し、進められていったが、そこに富士山噴火のため付近の人員を避難させるという緊急依頼が舞い込んできた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-26 23:00:00
71756文字
会話率:34%
長年児童福祉に携わり、退職後非行や犯罪に巻き込まれる子供に寄り添ってきた私は、ある日雨の中不思議な少年に出会う。
そしてその少年は不思議な話を始める。
心温まる恋愛ファンタジー
最終更新:2016-03-24 04:58:52
2986文字
会話率:0%
現代の医療、福祉、介護等についての疑問等を、著者の考えや在り方などを記して。
読者に、考え疑問に思ってもらう為の書です。
キーワード:
最終更新:2016-01-30 08:52:19
2294文字
会話率:0%
ある夜、雨宮紡が1人公園で煙草の火をくゆらせていると彼に隕石が落ちた。その影響で死んだ人間やクレーターを戻すため、異世界に送られることに…。前世で福祉を職にしていた彼は、異世界でも人と寄り添うことに決めた。人の生活を支え、笑顔を支え、共に笑
い、食べ、生きるために。居場所を作るために。そんな1人の青年を取り巻く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 10:55:01
10472文字
会話率:39%
「……あなた、さっさと出て行った方がいいわ」
都会の役所からど田舎「南山村」に転勤してきた塚田シュン。
養殖と農業がさかんな「南山村」で、桃代や重蔵たちといった底抜けに明るい住人たちに振り回されつつも、徐々にその生活にもなじんでゆく。
そ
の中で、ただひとりシュンに冷たい態度を取るミミ。
その理由、そして、この村の秘密とは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-10 23:49:07
2399文字
会話率:42%
中編異世界転送ファンタジーとなります。
社会福祉系大学在籍 夕我名譲 艦夏姫静香 同級生で高3の卒業式、謎のメールを残し突如姿を消した愛田健人が異世界へと導かれ性転換する。マルクとジルバ両国に分かれて運命の歯車が回り出す。三人は無事元
の世界へと帰られるのであろうか?犠牲の名の元に両国のひり付く闘いが始まる。
2015/10/9 5年以上かけて完結させました!
*ゲームのテイルズシリーズとは全く関係ないので
あしからず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 15:02:26
65700文字
会話率:39%
そう遠くない未来、携帯・PC・その他家電などを統合的に管理できるAI<スロス>が広く普及していた。
感情・道徳観を理解できるスロスは福祉・教育分野での活躍が期待されていたが、ヒューマノイドの開発は難航していた。
ロボット開発者、
森政弘はあるロボットの開発に取り組んでいた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-07-05 22:50:58
4291文字
会話率:60%
今までの人生、いろいろな人に会ったので、いろいろな人が出てくる小説を書きたいと思って書いてみました。
基本的に青春と福祉、さらにヤクザのお話です。興味があったら読んでみてください。
話しが後半にいくほど、ノワール風味が出ててきます。
残忍な
描写や危険な表現、下ネタ天こ盛りなので苦手な人はスルーしてください。
あと改稿しました。三部は新章が追加されていたり、視点キャラも増えているので、前読んだ方も読み返してくれるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-14 23:35:29
417895文字
会話率:33%