「勇者」として黒野賢吾は異世界に召喚される。
ギフトとしてもらったスキルは「おもいだす」。
だがこのスキルはFランクというゴミと鑑定され、王宮を追放される。それどころか、生かしても仕方がないと囮役として、魔獣の巣窟へと放り込まれる。
黒野が
死を意識した最中、「おもいだす」スキルが発動し、現代世界に転生以前、異世界で最強と称賛された賢者であったことを思い出す。
最強と謳われた賢者として覚醒した主人公は、「隕石落とし」という魔法で、魔獣たちを殲滅。窮地を脱する。
一先ず、一介の冒険者となった黒野は、スキル「おもいだす」の力によって、過去に神獣であったことを思い出した奴隷の獣人、賢者のライバルだった剣神の血を引くエルフ、賢者の弟子の記憶を持つ幼女ドワーフを連れ、2度目の異世界を無双する。
まずは自分を殺そうとした国への復讐を始める黒野だったが、そこに1000年前に戦った魔族が暗躍していた……。
現代知識と異世界知識を合わせ持ち、1000年前の記憶を持つ仲間を連れた賢者の英雄譚!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 19:10:00
191054文字
会話率:40%
今から遡ること十一年前。
ガルディア帝国皇帝グランヴァルト七世は、竜人とヒトの共栄を提唱した。民は彼のことを、その容姿から『陽帝』と慕い、賢帝だと称賛した。
帝国の歌姫ユリア・シュトラスもまた、その一人であった。
二人が出会ったのは
五年前。建国二千年祭の夜のことだった。
歳月を重ねるごとに惹かれ合う二人。いつしか互いに特別な存在となっていた。
だが、異なる境遇が、異なる種族が、異なる身分が、二人の間に冷たく分厚い壁を作る。心が見えるのに、触れられない。
幼い頃に負った心の傷。にじり寄る不穏な影。
時代に求められ、愛された二人が、最後に下す決断とは——。
【章の構成(予定)】
❈ Prologue:at that time
❈ ChapterⅠ:5years ago
❈ ChapterⅡ:3years ago
❈ ChapterⅢ:a year ago
❈ ChapterⅣ:13 years ago(追憶編)
❈ ChapterⅤ:at this time
❈ Epilogue:from now on
※本作は、『竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~』(http://ncode.syosetu.com/n5249cy/)の番外編です。
※本編に加え、本作とは別の番外編『リリーベルの鳴る頃に』(https://ncode.syosetu.com/n1198dv/)を読んでくださった方向けの内容となっております。
※念のためR15指定とさせていただきます。
※本作は、「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 12:00:00
212460文字
会話率:40%
アニメが教育に使われる時代に、《歴史上の人物の推し活》は当たり前となっていた。
私、片岡美亜は大学一年生で史学を学び、最推しの女帝ミアを研究する根っからのオタク。
コミケで、女帝ミアにコスプレしたら「瓜二つ」と称賛の数々。
猛暑
の中、休憩無しで撮影会してたら、次第に意識が朦朧となってついに倒れてしまった。
次に起きた時、なぜか私は女帝ミアに成り代わっていた……
中世後期ヨーロッパ諸国の圧倒的支配者になる前の女帝ミアに成り代わってしまったただのオタクレイヤー。
中高大で培った女帝ミアの知識と愛で、
彼女を世の圧倒的支配者に成り上がらせることはできるのか!?
オタクの推しにための奮闘日記です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 14:38:54
10137文字
会話率:18%
この物語は、心温まる家族のクリスマスの風景を描いています。結婚7年目の夫婦とその子どもは、互いにサプライズのプレゼントを交換するという年々の伝統を持っています。夫は毎年、プレゼントを送らないと言いながら、実は家族を喜ばせるためにこっそり準備
をしています。妻はその愛情溢れるプレゼントをいつも喜んで受け取り、家族の絆を深めています。サンタクロースからのメッセージを通じて、家族それぞれの一年間の成長と努力が称賛され、互いの愛を確認します。結局、物語は愛と感謝の気持ちでいっぱいになります。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-26 21:48:46
947文字
会話率:13%
※こちらは〈ログ・ホライズン〉の二次小説になります。
一応、原作・アニメ・セルデシアガゼット・ログホラTRPGを読み込みましたが、オリジナル要素も入っているので設定がおかしかったらごめんなさい。
もちろん二次小説なのでこちらは原作とは関
係ありません。
〈あらすじ〉
突如、〈エルダーテイル〉というゲームをプレイしていた人たちがそっくりの異世界に取り込まれた〈大災害〉から九ヶ月後。シロエが〈アキバの街〉で動いている一方で、ついに〈ナカスの街〉も動き出そうとしていた。
そのきっかけは一人の〈冒険者〉と〈大地人〉との出会いだった。
そして、仲間たちと出会い、〈ナカス〉奪還に挑んだセイたちは辛くも人質を救い出すことに成功した。
そんな彼らの称賛を称えレジスタンス組織は彼らに休暇を与える。ただし、セイと副官としてサポートしていたミコトにはとある任務が与えられていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:56:45
543815文字
会話率:36%
東京出身の19歳の大学生、山田一人は突然、中世のファンタジー世界に召喚される。この新たな世界では、謎の裂け目から現れる怪物的な生物と戦う運命にある。ここでは、英雄たちは称賛されることはなく、むしろ忌避され、彼らを脅威として描くプロパガンダに
よって歴史が書き換えられている。神秘的な剣のみを武器に、疑念に囲まれながら、山田一人は自分を恐れるよう教え込まれた社会を航行しなければならない。古の英雄たちについての真実を暴き、世界が引き裂かれる前に裂け目を閉じなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 05:22:43
5861文字
会話率:26%
人間と魔族の長年に渡る戦いは、今終わりを告げた。
勇者の強烈な一撃が魔王の身体を切り裂き、人間の勝利を勝ち取ったのだ。
世界の英雄として称賛される勇者アリア。
そんな彼に待ち受けていたのは、人間、いや、王国の裏切りであった。
人間の王はア
リアという『個』が強力な力を持つことを恐れ、禁忌の術を使用することで自身の忠実な下僕にレベルを分け与えた。
レベルが最低の1となり、国から命を狙われることとなったアリアは王城の地下室で捕らえられていた淫魔の女王と接触し魔族の城、魔王城へと足を踏み入れることとなる。
そこには、以前倒した筈の魔王が幼女の姿で転生しており、世界最強の二人は、世界最弱となって再会。
勇者は「自らのレベルを分け与えられた者たちを全て倒す為」に。
魔王は「自身が討たれた事で混乱する魔族たちを沈静化させる為」に。
お互いに手を結び、自らの過ちを精算する贖罪の戦いを実行することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 23:44:01
19872文字
会話率:44%
岩城灯牾はスーパーマーケットの青果部門で20年以上働いているベテラン社員です。手取りは30万円を超えないものの、彼は現状に満足しており、地域のお客様からは「野菜や果物のことは何でも知っている」と称賛されています。女性が苦手だったにもかかわら
ず、結婚し子供を持つことができ、仕事への情熱は変わらずに、野菜を育てることでさらに専門知識を深め、日々を充実させています。休みがなく、旅行に行けない状況でも、彼は常に前向きで、長年の経験が職場での居心地の良さに繋がっています。
入社時から見ると、会社の売上は4000億円から600億円にまで落ち込んでいますが、これは灯牾にとって大きな問題ではなく、彼は変わらずにお客様との関係を大切にしています。店長が変わっても、灯牾はその知識と経験で新しい店長からも尊敬され、お店の重要な柱となっています。今では、彼はそのスーパーマーケットで唯一の正社員であり、パートのスタッフと協力して仕事をこなしています。
暗い作業場で帳簿を付けながら、灯牾は昔のことを振り返ります。この物語は、変化する環境の中でも一貫して努力し、小さな幸せを見つけ出す人物の堅実な人生を描いています。彼の物語は、現状に満足し、日々の生活に意味を見出し、コミュニティーに貢献することの大切さを教えてくれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 11:29:30
8419文字
会話率:28%
こちらでは、主に転移・転生・タイムスリップ・乙女ゲーム・魔法をテーマとした作品を見て回った、個人的「異世界トリップ」の記録を感想っぽく書き纏めていきます。
作品とは呼べない代物です。
昨年末頃に拙作『聖女、地球へ還る』の構想がふわっと湧き
、所謂ライトノベルに疎い筆者は必要最低限の知識と認識補填の為、最も手近ななろうランキング上位にある投稿作や、有名どころのアニメーション・コミックなどをあちこち見物(トリップ)して回りました。
――折角トリップをしたので――
ここ半年くらいで目にした作品中、「当該作品によって一円以上のお金を稼いでいる人」の作品に限定して感想を書いていきたいと思います。
思い出した順に書きます。不規則で不定期です。
※あくまでも個人の意見です。
※『聖女~』既読の方は想像が付くと思いますが、感想は称賛とは限りません。当該作品に「さして思い入れの無い人」の閲覧推奨です。「ファン(作者本人含む)」の人は勿論の事、「アンチ」の人も読まない事を強くお勧めします。
※当該作品「未読」の方はネタバレ注意。
※閲覧は自己責任で。
※ベルヌ条約・法令遵守。営利目的での盗用、複製を固く禁じます。
※こちらはなろう内で多数作品感想文を書いていらっしゃる方々のページを参考に作成させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 21:09:44
22795文字
会話率:1%
新木祐介は人気Vtuberを多く抱える事務所で、マネージャーをしていた。
入社して3年、祐介は人気Vtuberの楠木くるみを育てあげた。
そんな新木のことを皆はこう称賛した。
“影の天才“と。
しかし、その手柄は上司に横取りされ会
社で孤立してしまう。
ある日、会社から解雇通知が届いた。
武器はただ一つの武器は“人脈“である。
ただ、この武器は大きな欠点があった。
それは、他人にはなかなか理解してもらえないということ。
これは、今まで築いた人脈と持ち前の営業術で新たな無名Vtuberを業界トップに導く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 12:02:00
24725文字
会話率:49%
おれが住む町、その駅近くに最近、ストリートピアノが設置された。誰でも触れていいみんなのピアノ。……見た瞬間、おれはため息が出た。
これで匂いを嗅ぎつけた蠅の如く自己顕示欲の塊が自分のマスターベーション動画を撮影しネットに投稿。感動しまし
た演奏者さん素敵感動が止まらない次に弾く人かわいそう私も生で聴きたい居合わせた人羨ましい! などと、称賛を浴びドクドクドクドク承認欲求満たしついでに金を稼ぎクソオブクソのキモイナルシスト野郎が始めは普通の会社員が下手な振りして実は超絶上手いんですとかカスみてーな演出しやがって……と思っていたら、どうも様子が違う。
「アン、アン、アンパンマ――」
と、ピアノの前で子供が演奏に合わせて楽しげに歌っているのだが、あれはそう、無人ピアノだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 11:00:00
1058文字
会話率:43%
とある中学校。その少年は始業チャイムが鳴る少し前。教室の後ろのドアの前で立ち止まり、深呼吸した。そしてドアを開けると
「お、宮田ぁ! 日本中学生、エベレスト登頂初の成功者おめでとおおおぉぉぉう!」
と、第一声を上げた教師の後ろの黒板
には飾りと、その旨の言葉が書かれていた。
「おめでとーう!」
「すごいよ宮田くん!」
「おめでとなぁ!」
「いやー、みんな、どうもどうも」
称賛と祝辞の嵐の中、肩を背中を叩かれ、へらへらしながら自分の席に向かう宮田少年。
鞄を下ろすとふぅと一息ついた。集まる視線にぶるっと身を震わせ、恍惚な表情。
「いやー、ほんと宮田はすごいなぁ」
「ふふっ、ありがとうございます、先生、いや、ビッグティーチャー」
「おいおい、アメリカかぶれかよ宮田」
「やっぱ、エベレスト登ると違うよなぁ」
「いや、エベレストはネパールあたりでしょ」
「とにかくすごい! 宮田はすごい!」
まるで英雄の帰還に沸く教室。と、ここで「でもぉ……」と教師は腕を組んだ。
宮田少年は胸を張り言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 11:00:00
2781文字
会話率:92%
裕福な侯爵家の令嬢として生まれ、その美貌を称賛されてきたエステルはあるとき、顔に醜い火傷を負ってしまう。以来、彼女は「傷痕姫」と人々に罵られながら生きてきた。
やがてエステルは、自分に唯一親切にしてくれた心優しい子爵令息ソルに恋をする。
初めての恋に胸を弾ませていた矢先、ソルが自分に近づいてきたのは子爵家の再興と恋人を養う金銭を得るためだと知り、エステルはソルの幸福の踏み台にされたのだと悟る。
「ソルさまは、金貨一枚支払えば一晩一緒にいてくれる」
そんな噂を耳にしたエステルは、復讐の意味を込めてソルの時間を買うことに決める。二年間の「契約結婚」というかたちで。
「私と、二年間だけ契約結婚をしてくださいませんか。対価は一日金貨一枚で」
傷痕姫と罵られる令嬢と長い初恋を拗らせている令息の、すれ違いの恋物語。
※全32話。毎日お昼の12時に投稿します。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 12:00:00
145106文字
会話率:35%
平凡な中学二年生の少年、深澤栄介は、普通の人間を装っていましたが、その本質はとても危険な少年でした。自分の中に住まう邪な感情、内なる悪魔を自覚しながら、それをひたすらに隠していたのです。周りの人に決して気づかれないように。彼の得意とする作
り笑いは、それを気づかせないための隠れ蓑でした。こうしていれば、自分の本心を気づかれる事はない。彼はネット小説の世界、特に異世界モノを読む事で、思い通りにならない現実の憂さを晴らしていましたが、現実はやはり厳しく、また幼馴染の余計な慈悲も相まって、「美少女の幼馴染に好かれている」と言う好待遇を受けながらも、その待遇に不満を抱いていました。彼女の善が、自分の悪を縛っている。彼はその現実に悶々としていましたが、学校の屋上で邪神、欲を愛する美少女のホヌスと出会った事で、その運命が大きく変わって行くのでした。
この物語は、特にこのような作品を読みたい方にオススメです。
・昨今の異世界系で好まれている要素(最強主人公、主人公への称賛、ざまぁ、など)を肯定的に見ながらも、そこに更なる独自性を求めている方。
・悪魔の少年、闇の主人公を楽しみたい方(人間の少年が、悪魔に種族が変わります)
・物語の内容をゆっくりと楽しみたい方。
・現代直送系(死亡による転生や、召喚等の転移によらず、現代社会から直接に異世界へと転移する内容)を読みたい方。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 09:04:22
423700文字
会話率:57%
勇者とは、どの世界でも讃えられ、称賛される存在であり、未来ある少年少女の胸に「憧れ」として刻まれる存在なのだろう。
決して、魔王討伐ののちに恐れられる存在などではないのだろう。
人々は、もう一度、勇者を、英雄を欲している。
最終更新:2024-02-03 11:28:57
2122文字
会話率:10%
お約束としてトラックに轢かれたニートは転生部屋で女神と邂逅し、興奮してつい願ってしまった。異世界転生のテンプレみてぇな人生を生きたい。女神は即座に許可し、「じゃあオマエ、テンプレを外れたら即死ねw」と転生させた……。
テンプレみたいな転
生が良い、王道以外は嫌だと願ったのはオマエだ。
俺TUEEしたきゃすれば良い。当然チートは用意してるし、「俺、またなにかやっちゃいました?」とドヤ顔したきゃすれば良い。ハーレムを作りたいなら構わない。
だけどテンプレから外れた生活をすることは許さない。波風のない平穏な一生を送ろうとしたら即座に殺す(笑)
うっかり「王道」を願ってしまったニートが「テンプレ以外は即死」の異世界に翻弄されている裏では、ひとりの女が、よせば良いのに祈っていた。
「わたしは、英雄として人々に称賛されたい☆」
〈偉いね。悪役令嬢になってもくじけるなよ?〉
「え」
注)本作は、まったく同じ内容を「カクヨム」「アルファポリス」「なろう」の各サイトに多重投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 06:00:00
757076文字
会話率:34%
八百万(やおろず)の神が存在する世界ゴッドーイ。
今、世界は闇の神の力を手に入れた大神官ネクラムの脅威に曝されていた。
そこに現れたのは黄金の装備を纏う勇者ゲイリー。
人々に称賛される彼は、実はクソ人間だった。
最終更新:2024-01-01 10:57:16
108654文字
会話率:53%
世界に突如現れたダンジョン。多くの人が一攫千金を狙って探索者になる中、『王子』と呼ばれる男は称賛の声も羨望の眼差しも興味がなかった。男にあるのは先生へ捧げる成長した自分の姿だけ。
ただ先生のためにと強くなり続けた男と、
ちょっとこいつ私以
外も見てこいよ、と軽く追い出した先生のハチャメチャなダンジョン探索が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 17:31:20
16525文字
会話率:31%
王立バッカウゼン学院での卒院謝恩会の夜会にて、王太子フェリクスが婚約者である公爵令嬢アンネリーンに婚約破棄を宣言した。そして、冤罪で断罪しようとしたフェリクスとその恋人ドリカは、アンネリーンによって逆に国庫横領と讒言の罪を暴かれる。
フェリ
クスの罪を暴き国家転覆の危機を救ったとアンネリーンは称賛され、その褒美と王家からの賠償を兼ねて第二王子イフナースとの婚姻を提案されるが……
「どうして、加害者の家族との婚姻が褒美と賠償になると思われるのですか?」
タイトルは第一話部分くらいにしか関係ないかも。
短編のつもりが王国の背景とか色々蛇足的なことを書いてたら長くなっちゃったもの。
王位から逃げたい王子がついでに不満ある高位貴族と結託してついには王家ごとポイしちゃう話になりました。
※『小説家になろう』様・『アルファポリス』様に重複投稿、自サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 00:00:00
19840文字
会話率:35%
危険な胞子が地上全土に降り注ぎ、地下の生活圏に全人類が移住した世界。
地下都市における閉鎖的な生活空間にて、人間たちは貧富の差を著しく生む社会構造を築き上げる。
少しでも自分が他人よりも良い生活を送ろうと考える者たちが、限られた生
活リソースを独占しやすくする仕組みを作り上げるのは一種の必然であった。
社会構造の底辺へ追いやられた者たちは困窮の中で暮らすこととなったが、彼らよりも低い身分として扱われるのが、人に似て人ならざる存在「リズァーラー」であった。
市民権を持たぬリズァーラーたちは、地下都市の社会構造のなかでも、特に人間たちに嫌われ蔑まれる仕事に就くこととなる。
最たるものが、罪人たちに不名誉な死を与える、処刑任務であった。
顎と牙が大きく変異したリズァーラー「ハリコ」は、暗闇でも周囲を見通せる目を持つリズァーラー「マナコ」とパートナーを組み、罪人として認定された市民を処刑する役目を担っている。
その仕事ぶりが世間から称賛されることは無かったが、ハリコは犬のごとく命令に忠実な働きを続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 21:46:00
830914文字
会話率:44%
アリシア・リコルヌは聖女と共に大陸に夜明けを導いた聖獣の一つ、ユニコーンの末裔であった。
しかし幼い頃にその魔力を暴走させ、母国のとある街一帯を滅ぼしたことで人々に蔑まれ、【災厄】を招く悪女と呼ばれていた。
母国から離れるも、生きているだ
けで忌み嫌われ、理不尽に困惑しながら過ごす毎日。
けれども彼女は事件以降、魔力が全く使えなくなっていた。
本当に事件を引き起こしたのが自分なのか、その真相を明らかにしたいと考えていた折、十八の歳になったことで母国、ソレイユ帝国への帰還を命じられる。
だが国ではアリシアの力を憎む者、逆に利用しようと考える者たちに身の危険にさらされる日々。
一刻も早い真相解明のためにアリシアが取った行動はー。
「私と一年だけ、結婚してください」
「はい…?」
帝国で英雄や軍神として称賛されている若き侯爵、リュシアン・ジラードとの婚姻を結ぶことで我が身の安全を確保しようと画策したが…。
「危険な真似は金輪際やめてください」
「一年だけの仮初の婚姻とはいえ、我々は夫婦なのですから、あなたの考えを教えてください」
「俺にとってあなたは…」
一年だけのはずなのにどうしてこんな複雑な気持ちになる?
これは果たして正しい選択だったのか。
そしてアリシアはずっと知りたかった過去の真相には辿り着けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 07:09:23
70856文字
会話率:34%