十六歳の少女、星野七瀬(ホシノナナセ)の趣味は、自分を育ててくれた大好きなおばあちゃんに教えてもらった星観察だった。
通称『星がふる場所』で、七瀬は幼い頃からおばあちゃんと一緒に毎日のように星を眺めていた。
巷では『星博士』と呼ばれる星好き
のおばちゃんの言葉に、七瀬はいつも目を輝かせていた。
・・・・だけどある日、大好きなおばあちゃんが七瀬のことを忘れてしまった。
目に見えない病気、『認知症』によって、おばあちゃんは面影はどんどん消えていく・・・・。
そして、七瀬の日常にも大きな変化が訪れた。
おばあちゃんを介護し続けるお母さんに変わって、七瀬は憧れだった高校生活の夢を断ち、家族を守るために働き続けるのだった・・・・。
七瀬はいつの間にか、笑顔を失っていた。
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「大好きな家族が認知症になってしまった」と言う、お話です。
半分実話なので、生々しい部分(?)も多分あります。
過激なシーン(?)がありますので閲覧の際はご注意ください・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 15:45:45
265110文字
会話率:14%
貴族令嬢のエリーゼは祖母の出身国の伝統であるベールを四六時中かぶっている変わり者である。と言うのが一般的な評価だ。だが実際は、その程度の変わり者ではない。ベールで顔が見えないのをいいことに、ドレスとベールを外したエリーゼは、男装して街でち
ゃんばらごっこに励む使用人見習いとして過ごしているのだ。
そんなエリーゼだが一人娘でありお家の為に母親に命じられてお見合いをしたところ、なんとその相手は男装時の友人、ハインツだったのだ。正体はバレたくないが、すぐに断られても親に怒られてしまう。なんとかうまくこのお見合いを乗り切らなければ!
とかなんとか言っている間に引き返せなくなってしまう、外面完璧だと思っているのは本人だけのポンコツ脳筋令嬢の話。
他サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 10:00:00
200753文字
会話率:48%
『あやかしは斬り祓う』一択だった無愛想青年と、事情を抱えたあやかしたち。
ときどき美味しい甘味を楽しみながら、あやかしと人の心に触れていく、ちょっと切なくも優しい物語――。
祖母から"お守り"の鳴らない鈴を受け取ってい
た、綺麗でカワイイもの好きの会社員、柊彩愛《ひいらぎあやめ》。
上司に騙されてお見合いをさせられるわ、先輩の嫉妬はかうわでうんざり。
そんなある夜、大きな鳥居の下で、真っ黒な和服を纏った青年と出会う。
「……知ろうとするな。知らないままでいろ」
青年はどうやら、連日彩愛を追ってくる『姿の見えないストーカー』の正体に気づいているようで――?
祓い屋? あやかし?
よくわからないけれど、事情も聞かずに祓っちゃダメでしょ――!
こじらせ無愛想青年がポジティブヒロインに振り回されつつ、絆されていくお話。
※カクヨム、エブリスタでも掲載中です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 00:08:29
143965文字
会話率:41%
我が家には、白い犬がいる。大きくてかっこよくてかわいくて、ばーちゃんと牛乳が大好きな、犬神の『雪尾』さんだ。
他の人には見えないモノが見える俺と祖父、そして犬神のしっぽしか見えなかった亡き祖母と、白い犬神。彼らと過ごした日々は、少し不思
議で温かくて、ほんの少し切ない――大切な、思い出だ。
『白いしっぽと私の日常』から数十年後を描いた、彼らの不思議な日常の物語。
※ 前作主人公たちの孫の高階悠、その同級生の藤井真歩子の視点で物語は進みます。 ※ 不定期かつ超亀更新ですので、気長に気ままにお付き合いください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 18:02:02
20050文字
会話率:26%
洋一は火葬場の祖母の焼かれた煙を見ていた。
只々見ていた。
それだけ洋一は「命」というものの重さに気づいていなかった。
その時、死んだはずの祖母が僕の横に現れた。
そして、僕の幼馴染の香との関係に少し変化が現れようとしていた。
「洋くんが…
」
そして香には洋一の知らない秘密が。
洋一と香の運命は。
そして洋一の祖母が関わりながら、洋一は命の尊さを学んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-16 17:56:32
6638文字
会話率:36%
小学校四年生の主人公タケシは、夏休みの一時期を長野の親戚の家で過ごすことになった。そこにはのんびりした伯母の一家、それに目の見えない祖母が暮らしている。
伯母の家の食卓は野菜が主体で、生野菜が苦手なタケシは食事のたびに好き嫌いに悩まされて
いた。もう一つの憂鬱、それは祖母の家にあるオルガンで、目の見えない祖母に聞かせて喜ばせたいとは思うのだが、いつもうまく弾くことが出来ずにいた。
親戚の家の近くにはアラジン山(荒神山)という大きな公園があって、緑豊かな丘陵地域にプールや野球場、それに図書館などの施設があった。タケシはアラジン山の見晴らし台でコウキチという青年と出会う。コウキチは忙しい職場で働いている会社員で、自分の未来について心の整理をしたい時期だった。だから無理をして休暇を取り、アラジン山の図書館に通っていた。
コウキチはタケシに夏休みの目標と宿題が大切だと教えてくれた。タケシは、自分の夏休みの目標は五十メートルプールを泳ぎ切ることだし、上手になったオルガンを祖母に聞かせてあげることだと気づく。そして夏休みの宿題は食べ物の好き嫌いをなくすことだと覚悟する。コウキチの目標は日々のサラリーマン生活でいつの間にか失くしてしまった子ども心をとり戻すことであり、図書館の民話を読破することだった。そして宿題は、タケシには告げていないが転職をする踏ん切りをつけることだ。
二人はアラジン山で一緒の時間を長く過ごすうちに親友になる。そしてある日、とっておきの冒険に出かけた。それは雲ができるという白いエントツ『雲の塔』を目指す自転車での旅だ。長いサイクリングでようやく『雲の塔』の正体をつきとめた二人は最高の夏の思い出を手に入れる。
冒険から数日後、風の色に秋の気配が感じられるようになった頃。コウキチの兄がアラジン山にやってきて、タケシはコウキチの夏休みがもう終わってしまうことを知る。その晩、タケシは祖母にオルガンを聞かせるがうまくいかず、癇癪を起こしてしまう。次の朝、祖母と朝の散歩をして仲直りができた後、コウキチと最後の別れをした。
コウキチが居なくなった後、タケシは人の気持ちや優しさについてすこし深く考えるようになり、コウキチとの思い出を大切に持ち続けて生きていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 08:00:00
75824文字
会話率:35%
はじめまして。荒井瞳です。現役女子高生です。それはさておき(さておくんかい笑)、街へ買い物に来ました。目が見えない祖母と一緒で、多少の苦労はあれど、なんとか、祖母の服を買ってあげればと思います。その道中、負のオーラ全開の男子と会ったり一筋縄
ではいかないけれど、祖母の服を買ってあげることは出来るのでしょうか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-24 18:22:06
4340文字
会話率:50%
未来(みく)は、長期の休みになると祖母の家に泊まりにいくのが習慣だった。ある年の春、そこで出会った十五も年上の男に、なんとなく憧れを持つ。休みの度に会いにいく少女と、男の話です。
発端は私が見た夢です。
風邪ひいて病院を探してるんだけど、
何故か私は裸足。そして、とても病院には見えないような家に辿り着き、薬を処方してもらう。そういう夢を一昨日見て、その時に、「あ、これ2度目だ。メモしておこう」と、そこからルーズリーフを取り出して、シャーペンで2日かけて書き上げました。
ざっと11枚ほどあります。みっちりです。
久々の手書きなのも、何かが間違っていると思いますが、書いちゃったものは仕方ありません。
入力する際に結構直しちゃってるんでそんなに差は無いですが。
夢の内容そのものでは何かが破たんしちゃうので、裸足だったことだけを活かしてのこりはすべて変えて、少女とオジサンにすべてを託すことにしました。
我ながら恥ずかしいのは、気にしないことにしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-15 23:00:00
26035文字
会話率:38%
主人公は、人には見えない幽霊がみえる
ある日戦時中亡くなった祖父に会い
祖母と祖父の事をしる
最終更新:2016-01-21 00:42:04
467文字
会話率:50%
薄幸の美少女という言葉が服を着て歩いているような不運の持ち主である少女・夢未(ゆめみ)。
幼い頃に両親を亡くし、そして今また自分を今まで育ててくれた祖母が亡くなった。
祖母の他に身寄りはなく、先が全く見えない状況に怯えた少女に手を差し出した
のは、気まぐれな創造主だった。
少女は創造主によって"最も自分が必要とされる場所"に連れて行かれ―――。
私、この世界を豊かにするため、自分の知識をフル活用します!!
※設定集・イラスト追加折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-23 22:48:46
55676文字
会話率:52%
幽霊な彼女と空気な私の物語。
見えていないことは確かなのに、埋められない2人の差。
ある日見つけた小さな幸せとは。
自分が嫌いな私たちが見つけた本当の自分とは。
最終更新:2015-10-21 18:14:01
3854文字
会話率:17%
早乙女椿は、祖母がフランス人と言うクォーター。少しどころか外見がもろ、ビスクドール。そんあ彼女のなやみは日本人に見えないところ。
洋よりも和を好む椿の奮闘。
正真正銘の日本人なのだが、椿は毎年四月になるとあることで憂鬱になる。彼女が憂鬱にな
るのは勤務先の幼稚園でのこと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-09 15:49:53
117970文字
会話率:34%
あなたは
耳は聞こえますか?
口は動きますか?
目は見えますか?
匂いを嗅ぐことはできますか?
手足は動きますか?
この話は目が見えなくなりつつある祖母の話をしてみたいと思います。
最終更新:2015-03-30 11:57:40
4377文字
会話率:8%
空をとんでいるお魚。
四歳になる真琴の目には、それが見えていた。身体を輝かせながら、星空をキラキラと自由にとびまわるお魚――。
どうやらそれは、父親にも、母親にも、祖母にも見えないようだった。
最終更新:2015-01-13 22:32:29
6579文字
会話率:39%
祖母は最近誰かと話している。
「私」は知る。見えない世界を見るために。その方法を。
(個人サイト『水たまり』やpixivで同じ作品を投稿しています)
最終更新:2014-11-18 16:51:43
1441文字
会話率:0%
私の祖母には人間以外にも友だちがいた。でも私には見えない。祖母以外には見えない何かだ。しかし私はそんなものに出会ってしまったのだ。祖母にしか見えないものと触れそれに関わりあう人はとても温かかった・・・・
最終更新:2014-06-10 15:00:54
4853文字
会話率:67%
ある問題を起こしてクラスで避難され孤立してしまった風多(かざた君です)のもとに、一通のはがきが届く。それは古い友人の祖母の葬式の案内だった
。先の見えない今とうやむやになったままの過去をどうにかしたくて、彼はひまわり畑が印象深い思い出の地に
向かう。
~男子高校生が縁側でおばあちゃんと話す物語~(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-25 23:54:37
23958文字
会話率:54%