前略
昨日ぶりである。
私の入手した、ある女の手記を送付する。
君は信じるだろうか。
この世には、日常の裏に想像もし得ない恐ろしい秘密がある。
この世には、余人の理解も及ばぬような美しい奇跡がある。
これはそんなものに行き逢うたという女
の、儚く悲しい愛の独白記である。
あるいはこの世で唯一にして最初の宗教聖典のようだ。
ここに書かれた内容は真実かもしれないし、全くの偽りかもしれない。
何れにしても私には理解の及ばないものであった。
君が興味を持たれるかは分からないが、少なくとも今度会う時の話のタネにはなるだろう。
敬具折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 15:46:20
11276文字
会話率:0%
自殺未遂を図った王太子の婚約者。その婚約者を悪役足らしめたのは誰だったのか。どうして彼女は虐めを行っていたという汚名を着せらることになったのか。
それを、一番近くで見ていたある令嬢の告白。
※『約束の、破滅の日』後日譚その2です。『その希望
は、神に届かなかった』に入れられなかったお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 00:13:03
2726文字
会話率:0%
罪を犯した機械が処分される前に、“告解”を聞く少女シスター。
【AIサクラメント修道会】から派遣されたシスター・サクラは、自殺電話相談をしていたロボット・Iリスの告解を聞く。殺人機械が語る罪の物語とは……!?
最終更新:2020-06-29 01:08:03
5240文字
会話率:44%
男は心に傷を抱えていた。
かつて戦場で自らを犠牲にして男を逃した戦友。
男は毎晩その日の夢を見ては、叫び声を上げながら起床する日々を過ごす。
眠れぬ日々を過ごし、耐えられなくなった男は、ある行動に出る。
最終更新:2020-06-06 23:14:44
7507文字
会話率:27%
とある村__ヴィンチ村の教会の孤児、レオナルドは自らの運命を呪っている。過酷な少年時代を乗り越えたと思えば、親に売られ、買われたと思えば、購入者は自分に酔った気狂いの女だった。
同い年の子供がいると思いきや、そいつも又狂った青年だ。しかし存
外仲は悪くない。その青年、ヨハネが連れてきた赤子から運命の歯車が…正に文字通り、呪われたと言うべきなのだろう。
題材:レオナルド・ダ・ヴィンチを主としたルネサンスの芸術家折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-08 13:05:05
1120文字
会話率:40%
イラク帰りのとあるアメリカ軍人による、罪の告白。
最終更新:2019-10-27 19:58:17
2656文字
会話率:9%
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最終更新:2019-10-22 00:34:25
1102文字
会話率:0%
Twitterお題「神様なんていない」を、主人公「人、植物、動物以外」×舞台「宇宙」で書いたもの。
地球を離れ、宇宙で過ごす何者かが、久しぶりに人と遭遇する話。
最終更新:2019-08-08 10:57:45
1348文字
会話率:0%
教会で下働きをしているリーファは、神父に許されない恋心を抱いていた。清廉な彼に邪な心を抱く自分、日に日に増す罪悪感に、リーファはとうとう耐えきれなくなり、ある日、告解をすることを決意する。彼女の許されざる禁忌の行方とは__
※この作品は便
宜上神父という表現をつかっていますが、架空の異世界をテーマにしております。また、マグネット!にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 19:00:00
2142文字
会話率:55%
幼馴染だった彼に婚約破棄をされた。侮蔑の言葉を投げられ失意の中、私は修道院へ飛ばされる。ーーーーそして憎み続ける事10年、唐突に彼は修道院へ現れた。
最終更新:2018-07-27 19:07:50
2218文字
会話率:33%
告解部屋にて、私は神父様に語り始める。
私はもう神を信じておりません――と。
本当の幸せを求めたいのだ――と。
でも本当の幸せが何なのかは、知らない。
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2018年夏企画「告白フェスタ」参加作品です。
ハッピーエンド限定の告白もの、が
参加規程ですが、だいぶ暗い内容です。一応主要な登場人物は自己のための幸せを見つける、もしくは見つけようとします。舞台は最近世界遺産に登録されたあそこをモチーフに使わせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-19 19:23:13
9129文字
会話率:17%
『あのぉ………その〈ヒゲ〉、触ってみてもいいですか?』
………どう思うだろう?
少なくとも、初対面の相手に対して言い出すのは、中々珍しい言葉ではないだろうか?
しかし私にとっては。
これが、『彼女』との───最初の出会
い、だったのだ。
………ハッピーエンドは、待っていない。
奇跡なんぞ、起きはしない。
幸せになど、なりはしない。
これは。
ただの三十路男の………告解だ。
※20170417 一部修正。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-04 12:00:00
34320文字
会話率:26%
人であることについて。
最終更新:2017-10-24 03:10:04
5061文字
会話率:36%
1876年 アメリカ アラバマ州 メキシコ湾岸にあるプロテスタント教会、そこでは日夜、おのれの犯した罪を贖おうと多くの人々が、教会牧師ダニエラ・ホークスのもとを訪れていた。そして11月のある冬の晩、顔を隠したひとりの男が、ホークス牧師のも
とを訪れ、おのれが犯した罪を密やかに告解しにやって来て……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-03 21:50:52
14157文字
会話率:37%
若くして大神官の座に就いたエリオット。
しかし彼の信仰心はあまりに希薄である。
彼は今日も、意味のないことと知りつつも思考を巡らせた。
最終更新:2017-06-08 21:03:34
1820文字
会話率:36%
嗚呼、神様。赦しも罰も何もいりません。
ただ、あなたに捧げたいものがあるのです――
最終更新:2017-05-08 11:14:06
726文字
会話率:0%
「タザリア王国物語」作中詩
最終更新:2016-11-24 16:53:50
306文字
会話率:100%
自殺した旧友の墓参りをする老人の前に一人の少女が現れる。その姿は幼馴染の姿に似て――
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この小説はリレー小説です。
富田勢源→th→芝浦→北郷→熱朱鷺
キーワード:
最終更新:2016-11-01 21:25:15
12830文字
会話率:25%
驟雨はげしい春の夜、若き司祭アルセン・ベロワは廃教会にて子どもを拾う。類まれなる美貌を備えたその子どもはユーリイと名乗るが、彼はおぞましき異形の存在であった。
とある男が告解部屋で語りはじめる、かなしくも奇怪な物語。
最終更新:2016-06-08 01:12:26
36311文字
会話率:37%
自サイトにも投稿しています。ロレンスの休日。他のH&Rの短編を読まないと分からないと思います。
最終更新:2016-05-18 20:52:44
1963文字
会話率:35%