一人の幼い少女が暗闇の中をひたすら走っている。
ハァハァと吐く息が白くなる冬の寒い時期だった。
何時から走っているのか、足は縺れる縺れる。
フラフラしながら動く足は止めない。いや、止めてはいけない。止めたら最後。
少女はずっと追いかけてくる
親だったモノをちらりと見ながら走る。
「あっ、、、」
雪に隠れていた木の根に引っかかっり、盛大に転けてしまった。幸い雪が積もっていたので大した怪我はしなかった。
怖さと寒さで我慢しきれなくなった少女は大きな声で泣いた。
助けて、怖いよ、寒いよ。
幼い子供の拙い語彙力で全部を説明するのは出来なかったが、吐き出したように叫んだ言葉は全て本心であった。
バケモンが近付き、少女を殺そうとした時、黒色の軍服を着た青年二人組がバケモンを倒していた。
倒し終えると震えている少女を一人が抱き上げ、名前を聞いた。
「君の名前は何かな?」
「、、、ルナ、、、」
「ルナちゃんか、いい名前だね」
優しく微笑む男性。
「ほら、オウバイも抱き上げてみなよ!」
ルナを抱き上げた青年は刀を持ったオウバイと呼ばれたに話しかける。
オウバイは言った。「ショウゾウ、その子はどうするんだ?」
ショウゾウはルナを抱き上げながら言った。
「本部で保護しよう」
「却下」
「え〜、、、」
却下という返答に納得いかないのか怪訝そうにオウバイに目を向ける。
「東京支部で良いだろ」
オウバイの出した案に渋々納得し、ルナは東京支部に保護されることになった。
それから十一年の月日が流れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 11:45:37
17236文字
会話率:34%
人の怨念、執念、あるいは全く偶発的に生まれる異形の存在「妖魔」
妖魔と異なり、人の形を保ちながらも、人外の力を手にした異端の存在「鬼」
世界の各地に存在し、この世で最も繁栄している生物「人間」
常に争い、時に協力し、三者は古来より生存を続け
て来た。
これは、一人の人間の物語。
小さな村に生まれた「長陽 辰之助」(おさび たつのすけ)は十歳の頃に村を焼かれ、家族を惨殺された。
殺した者の名は「神薙 荒」(かんなぎ こう)
その男の手掛かりを掴む為、「礎静町」(いしずちょう)という町へやって来た辰之助。
そこは任侠が管理し、統率する事で成り立っていた。
一見は平和だが、裏ではとある女が支配する悪党の町だと判明する。
紆余曲折を経て、二人の協力者と「討魔隊」と呼ばれる、妖魔から人を守る為に作られた組織の協力を得る。
果たして辰之助は、街を救い、神薙に近づく事ができるのか。
この戦いは、まだ序章だ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 13:00:00
293334文字
会話率:53%
サイレン公国史上最大の内乱「トールン大乱」のクライマックス、「ヒューリオ高原大会戦」にも決着の時は来た。
壮大な男の夢を掛けた祭は終わり、黄昏の草原では勝者と敗者の間に、様々なドラマが起こる。
果たして戦に正邪は存在するのか、誰もが自分の正
義を信じ誰かのために命を懸ける、それが戦ではないのか。
勝った側にも葛藤あり、敗けた側にも正義はあった。
実質的な戦闘は終結したが、これからもまだ戦後処理という大乱は続く。
ここに至るまでのそれぞれの思いとは、騒動の全貌はこれから明かされてゆく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-03 20:00:00
129836文字
会話率:45%
サイレン公国開闢以来、最大の内乱である「トールン大乱」を題材とした物語です。
前半部分は大乱のクライマックスである「ヒューリオ高原会戦」を、詳細に描きます。
中盤から後半では「トールンの大審判」と呼ばれる、戦後処理の裁判劇と大乱に至るまでの
すべてが語られます。
果たして戦に善悪はあるのか?
それがこの物語で、真に突き詰めたかった主題です。
第一巻は、戦闘に次ぐ戦闘が展開されます。
ただ単純に、戦場でのぶつかり合いをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 02:00:05
95049文字
会話率:38%
機械と生物の融合体【械獣】。
械獣たちが跋扈する世界で、ネコヒト族の少年テイルと、コックピット族の機械人インディは協力して狩りを行い、生活していた。
ところが、彼らが暮らす平和な村に突如、侵略者が現れる。
戦闘ロボに乗った人間の集団が、村
人たちを誘拐し始めたのだ。
運良く難を逃れたテイルとインディ、そしてテイルの幼馴染ミミーは、村人たちの奪還作戦を決行する。
だが最終的に敵を退けたのは、二百年ぶりに現れた【大械獣】の咆哮だった。
侵略者が去り、荒廃した村で立ち尽くす村人たち。
いつまた敵が戻ってくるかわからない。
ミミーの提案により、人々は森の奥にある安寧の地【機神の聖域】を目指す。
テイルたちの冒険が始まる。
(※)バンダナコミック応募作品の完全版。
応募作が中途半端な内容で終わってしまったので、細かい箇所を修正しつつ、当初のプロット通りに完成させました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 05:42:24
18569文字
会話率:59%
機械と生物の融合体『械獣』。
械獣たちが跋扈する世界で、ネコヒト族の少年テイルと、コックピット族の機械人インディは協力して狩りを行い、生活していた。
ところが、かれらが暮らす平和な村に突如、侵略者が現れる。
戦闘ロボに乗った人間の集団が、
村人たちを誘拐し始めたのだ。
運良く難を逃れたテイルとインディ、そしてテイルの幼馴染ミミーは、村人たちの奪還を決意する。
森の奥から械獣の卵を盗み、怒り狂った械獣を侵略者たちにぶつける作戦に出た。
しかし侵略者のリーダーは戦闘ロボに乗り、テイルたちを追い詰めていく。
森の中に追い立てられたテイル一行。
だがそこは、かれらにとって庭も同然の場所だった。
テイルたちの反撃が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 22:58:48
9983文字
会話率:62%
天使と悪魔は争い――それを分かち地上が生まれた
天界、地上、地獄の三つに分けられた世界では、かつてよりいがみ合っていた天使と悪魔は人類と地上を手に入れようと実質的な代理戦闘が行われていた。人間は悪魔もしくは天使と契約することで力を授かり、
彼らをその者をコントラクターと呼んだ。
そんな世界で自身がいつどこで誰と契約したかを知らぬコントラクター、スカリは前代未聞の行動に出る。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:00:00
45939文字
会話率:55%
<読み切りファンタジー小説>
そのパーティーは『龍殺しの子・アンデットヒーラー・脳筋魔術師・病弱格闘家・呪われた元王国騎士』
ドラゴン討伐。それはハンターにとって最高の名誉であり実力の証明であり名を轟かすもの。
だがその存在は探し出すことす
ら困難であり戦闘となれば並大抵のパーティーでは虫の如く潰されるだけ。さらに討伐ともなればほんの一握りのパーティーだけが成し遂げられるかどうか。
しかしそんな困難極まりないドラゴン討伐を2世代連続で成し遂げた一族が存在した。『龍殺しの一族 ドラクレス』。彼らは少人数のパーティーを率いてドラゴンを討伐した。そして龍殺しの一族に新たな世代が生まれた。主人公シグルズ・S・ドラクレスは父そして祖父を越えるためごく一部でしか語り継がれていない伝説の中の伝説ブラックドラゴンの討伐を試みる。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 19:00:00
20722文字
会話率:50%
一人の”女”がいた。
――レイ
空から舞い降りる銀。
敵も味方も殺さんと暴れまわる狂戦士の動きが停止した。
「GUAッGAAAAAAAAAAAAA!!」
絞りされる戦士の叫び。
その視線の先には銀があった。
怜悧な瞳が戦士を射抜く。
それは
戦場の熱に狂った戦士の熱をももさます
「死ね」
絶対零度の神圧だった。
覚悟が違う、殺気が違う、そして
――狂気が違う。
「GAAAAAAAAAAA」
狂戦士が叫び、”レイ”に殺到する。
それをレイは……
ザンっ!
一刀で両断する。
戦闘、バトルガール描写集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 09:41:22
795文字
会話率:23%
高校1年生の夏、貴花は3年ぶりにロボディアと呼ばれるロボットの戦闘競技大会に来ていた。
貴花のロボディアである椿さんは侍型という世間的にも歴史のあるロボットで、古いモデルではあるがポテンシャルが高い。
しかしそんな椿さんと貴花は実
力があるにもかかわらず、過去の出来事がきっかけで戦闘競技をやめていた。
復帰した今大会でも侍型の持ち味である刀を使わず、ワンランク下のアマチュア部門に出場していた。復帰してはみたものの、昔のように心の底から競技を楽しむことが出来なくなっていたのだ。
その様子を昔の知り合いである西園寺メリーに見られてしまい、半ば無理矢理、次の大会のセミプロ部門に出ることになってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 19:41:05
9212文字
会話率:57%
石金《いしがね》と称えられた少女がいた。
人を惑わす妖が跋扈する中で人に仇なす魑魅魍魎を山を築く程打ち倒し、とある戦闘組織にスカウトされ、そのまま斬り込み隊隊長に抜擢される程の身体能力を持ち、何よりも斬り込み隊であるが為に先陣を切って傷付
く部下を気遣い時に厳しく指導する器もあると言われていた。
彼女は正に手に余る事なく、その地位として相応しい活躍をし続け、その地位は磐石なものだと確信していた…恋という刀で斬れないものを知るまでは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 17:16:48
111310文字
会話率:30%
横瀧七於(よこたきなお)は12歳の夏、異世界へと飛ばされた。それから約三年後、15歳の秋に彼は元の世界に帰ってくる。異世界から帰って来た彼は諸々の事情で入院していたが、暫くして退院することとなる。そんな中、彼は人同士が殺しあう『ATTRA
:GAME』に参加することに……。人々がスキルと言う不思議な力で戦う中、七於は異世界で得た戦闘経験をもとに一目置かれる存在へとなっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 18:10:00
21769文字
会話率:16%
明治維新が起こり、文明開化の波が押し寄せてきた。僕は幕末の頃は剣術道場『屠龍館』の内弟子として修行していたが、今はO阪で蕎麦屋を営んで、妻と二人で暮らしている。
この時代のO阪は無法地帯で、ならず者とのトラブルは日常茶飯事だ。そんなO
阪に東京の警視庁から藤田五郎という警察官が派遣されてきた。
藤田は幕末の頃は、斎藤一と名乗り、新選組の三番隊・隊長を務めていたらしい。
その藤田の話によるとO阪に、明治政府の転覆を企てている高田源兵衛(旧名・河上彦斎)という元維新志士が潜伏しているという。
さらにO阪の町に、桜庭春花と名乗る銃の名手で、自称「政府に雇われた戦闘員」の巫女も現れた。
僕も木刀片手に、警察に協力して、高田一派との戦いに助力する。明治の無法街O阪で、壮絶な戦いが、今、始まった。
幕末『剣客未満』屠龍の剣の続編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 16:17:58
14806文字
会話率:45%
“亡叉町”に住む16歳の少女:悟原思乃はこの街にあるとある奇妙な噂を聞く。その噂は“願いの叶う神社がある”というものだった。
祖母が亡くなり、見つけた遺品の中にあった手紙を信じてこの街にある”願いの叶う神社”へと足を運んだ思乃は、そこでとん
でもないことに巻き込まれてしまう。
「ようこそ、怪裏界マーケットプレイスへ」
巻き込まれて行きついた先は妖怪の運営する裏世界のマーケットだった!
“亡叉町”を舞台に、様々な事件に巻き込まれながら繰り広げられる物語!謎・戦闘・そして願いと代償を天秤にかけた人々の選択に彼女は何を思うのか?
数奇な運命から始まる妖怪奇譚!願いの代償に、あなたは何を支払いますか...?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 07:00:00
73953文字
会話率:42%
二人で一つだと思っていた。
生まれた時からの婚約者であった二人は常に一緒であったが十五歳になり其々違う学校に行く事になった。それから五年、ようやく大学校を卒業したマードックが帰って来る、懐かしさを胸にセレーニアはロリス伯爵家へと向かう。だ
が屋敷に着いて直ぐ
「お互いの為に婚約破棄をして欲しい」
彼にそう言われたのだ。
理由は…
彼が男色になってしまったからだ。
「実に面白いじゃないか」
そう言い放つセレーニア。
「貴方が本当に必要とするのは私と彼どちらなのか…」
彼女が提案したのはロリス伯爵家まで着いて来たマードックの恋人のアルバードと対決する申し出だった。
大森林での脅威の魔獣との激戦を経て最後、二人で一つだと願い続けたセレーニアの達の結末は…
⚠︎戦闘シーンに架空の銃刀による暴力表現有り・触手表現が苦手な方はご注意お願いします(エロくはありません)
完結済全5話 毎日1話投稿
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 10:10:00
30854文字
会話率:57%
刀匠である武藤 刃(むとう じん)の親友が魔物に殺され、魔物への怒りを爆発させたことをきっかけに異世界で勇者だった時の記憶が甦った。
異世界の知識もあり戦闘に関する知識も能力も手に入れたその刀匠は、最強となる。
異世界化の謎の解明に動きなが
らも次々と現れる魔物を薙ぎ倒していく。
謎の異世界化に迫る!最強の刀匠と仲間達が魔物を次々となぎ倒す!
おっさんながらの人間じみた所もお楽しみいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 19:00:00
99374文字
会話率:47%
平生22年11月27日主人公河内隆太が生まれた
零和14年2月26日ロシエト連邦はウクラシア共和国に侵攻3日ほどで制圧できると思っていたロシエトは予想よりも長期化国連は連合軍を結成
米、英、EU、印、豪、中東、民主化されたアフリカ、南米、東
南アジア諸国は西側にて後方支援戦闘を展開しているが戦闘終結の兆しは見えず…
時は零和16年10月8日ロシエト総書記議長である
ニコライ·アドミラル·クズネツォフは会見にて「ウクラシア共和国及び西側経済諸国に告ぐ我がロシエトは西側諸国に対し戦闘行動をやめるように命ずる!
期間はロシエト時間10月18日!
繰り返す!戦闘行動を中止しない場合は核弾頭を貴君ら西側諸国に撃ち込む!核の雨にさらされたくなければ大人しく我がウクラシア地方を明け渡せ」と発言。
武、米、英、豪、印、EU、東南アジア、中東、民主化されたアフリカ及び南米が所属する大東亜共栄圏の大東亜連合軍は刀京の防衛国防省に集まっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 22:49:13
812文字
会話率:60%
幼少期の子供に生々しいものを見せても、あまり問題にならない。理解する事が出来ず、カメラの様に記憶するだけに留まるから。
でも、その状態のままで何かを殺したくない。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
もう書けないね。バチッた戦闘シーン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 20:51:41
1048文字
会話率:30%
『銃剣警』。正式名称『銃器刀剣警備員』。
世界中で問題視されている凶悪犯罪に対抗すべく、最初に日本政府が作りだした制度。
場所は日本・東京都。銃剣警のライセンスを持つ高校生、妖村正刀(あやむらまさと)は、日本人で一握りの者達しかいないと言わ
れる、常人では扱えない奇怪な日本刀、『異刀(コトナリガタナ)』の内の1本、妖刀『村正』の使い手である。そんな彼はある日の帰り道、偶然出くわしたとある犯罪者が投げてきた大きなスーツケースを持って帰り、中を開けてみた。すると中には、全裸の拘束巨乳美少女が入っていた。困り果てた正刀は『村正』の助言もあり、その少女を妹(ペット)にする事にして……
現代を生きる妖刀使いが繰り広げる、戦闘あり、ラブコメ多分ありの物語です。
※この作品の主人公は一応変態です。また、この作品には異常な性癖等が現れる事がありますので、何卒ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 23:11:13
329501文字
会話率:49%
魔力――それは誰しもが持つ、未だ解明し切れていない不可思議な存在。そして魔力を武器として戦う魔導騎士が世界の平和を守るようになった現代。
魔導騎士を養成する学校、渦空魔導騎士学園に入学した宗像優輝は、生まれつき魔力を持たないという特異体質
に加え、過去の経歴が一切不明だった。
魔力が無く、魔導騎士としての能力が皆無の優輝は最弱無能(オール・ゼロ)と蔑まれるが、逆に魔力を使わない武力は学園最強と言っても過言ではなかった。
そんな優輝は周囲からの侮蔑を気にせず、学校への入学を勧めてくれた天王寺天也が小隊長を務める魔導騎士治安局第三八小隊に学生生活の傍らとして働く事にもなり……
「――あなたを殺して、僕は今日一日を生き延びます」
戦う事は止めない。生き残っていればそれで良い。
世界から“最弱”と呼ばれた少年は、そして“最強”と呼ばれるように……ならない。というか最強になる気が全くない、最弱少年が繰り広げる人生を記録した学園バトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 22:18:16
8690文字
会話率:33%
非戦闘才能とバカにされた渡上朔也だが、100年に一人のの才能で勇者をも超える最強冒険譚。
最終更新:2024-06-20 22:27:15
1552文字
会話率:45%
【完結予約投稿済・約10万字・44話】
戦艦やレシプロ戦闘機が主力兵器として使われる世界。海を挟むミルレンシアとヤハールの間で起きた戦争は、ミルレンシアの敗北という形で終戦した。
その四年後、占領統治下であるミルレンシアで行われた空戦競
技会のチャンピオン戦で、ミルレンシアが戦争末期に使用した傑作戦闘機ブリッツ・シュヴァルベによる襲撃事件が起きた。事件はテロ機に乗っていたシュペリの自殺という形で終わった。
その数日後、シュペリの元部下であるオルフは、シュペリの妹を訪ね彼の死を悼もうとした。
しかし、その折り、彼は占領軍に連行され事情聴取を受けることになる。占領軍は、戦後徹底管理しているはずの軍用機エンジンが、どこから出てきて、テロ機に載せられたのかを追っていた。それが分からない限り、新たな火種が消えないままとなる。
オルフは占領軍の提案に乗り、事件の解決のため、ミルレンシア空軍再興のため、彼らに協力する。
果たして、オルフ達が追う事件の真相にあるものは何か?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 17:10:00
105363文字
会話率:51%
大戦が終わって数年。
徐々に戦災復興が進む中、大戦時の撃墜王トキマ=クロノは空戦競技のチャンピオンとなっていた。
そのチャンピオン防衛戦にて、突如として武装した機体が飛来する。
不意打ちのような形で、瞬く間に挑戦者を撃墜する所属不明機。
救
援は絶望的。トキマ=クロノは一人、その所属不明機との戦いを強いられることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 12:01:42
10324文字
会話率:15%
現代日本で人vs人の異能力バトルをします。
~~~あらすじ~~~
一〇年前から人類は深い殺意を抱いた時、稀に超常エネルギー〈殺気〉を操る〈殺気遣い〉に覚醒するようになった。
主人公の玖凪シラヒは親を殺気遣いに殺され、犯人への殺意
から殺気遣いに覚醒した。殺気術〈送電戦線〉と〈放〉を操り、殺気遣いを狩る特殊戦力鎮圧機関〈森の狩人〉の一員となる。
非殺気遣いの天才メスガキ髑髏躑躅蹴鞠、〈獣王無塵〉須玖師縫衣、〈物騙り〉七瀬薫、〈双頭竜↓双刀流↑〉仁王ノ宮晶や、非殺気遣いにして〈電子遣い〉〈ネットの得意なギャル〉の和泉レナなどと協力して、殺気遣い達と戦い、殺害しつつ、両親の仇である千本桜良を追う。
~~~~~~~~~~
「教育」だけなぜかミステリ要素入って戦闘が始まるのが遅いですが、他は大体ちょろっと導入したらすぐ戦闘に入ります。
タイトルの~内はそのうち変更すると思います。
《現代異能バトル》でランキング上位に入りたいので、是非とも評価・ブックマークよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 01:25:13
158339文字
会話率:38%
【第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞作品】
仲間を助けた事によって断罪されてしまった、小柄な元Sランク冒険者サン・ベネット。
彼は追放された王都から出ていく際にとある極秘クエストの存在を知る。
「騎士団長から直々のクエスト……面
白そうじゃん!!」
そのクエストに興味を持ったベネットは、早速クエスト依頼書に書かれていた雪山中腹にある小屋へと向かった。
だがそこにいたのは騎士団長などではなく……。
「赤髪の女刀鍛冶!?」
「……誰だ君は」
そう冷たく言い放った女刀鍛冶の名はナツキ・リード。美しい赤髪と長身が特徴的な、気品漂う女性だ。
そんな彼女とひょんな事から同じ小屋で過ごす事になったベネットだったが、次第にベネットは彼女の仕事でもある”刀作り”に興味を持ち始め、自分も刀鍛冶としてナツキに弟子入りする事を決心していく。
しかしナツキという女性、実は数十年前に世界を恐怖に陥れた魔王を討伐したワケアリ元Sランク冒険者のようで……。
なんならサン・ベネットも、実は前世の料理人としての記憶を取り戻していたようで……。
この出会いが2人の人生にとって最も重要で、最も尊いモノとなるのはまた数年後のお話。
「ナツキさん、今日も俺の料理でお腹一杯にしてあげますからね!!」
「あぁ、今日も期待しているぞベネット……!」
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・アルファポリス様「第16回ファンタジー大賞」奨励賞作品
・不定期更新
・たまに戦闘、たまにラブコメ、たまに日常のストーリーです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 06:00:00
280780文字
会話率:32%