その日。夕方の日が傾いてその光に目を細めながら横断歩道を歩いていた。
そして、突然大きなクラクションが聞こえ、顔を向けた頃にはトラックとの距離はさほどなかった。
その後。俺は自分がどうなったのかを知らない。
ただ、一言だけ言
いたいのは「俺だって本当は『明日またここに来るな』と言った約束を守りたかった」という事だけ。
それに、俺はキチンと青信号を確認した上で横断歩道を渡っていた。だから悪いのは確実に運転手の方だ。
しかし、トラックと人間では当然人間の方が弱く、どうする事も出来なかった俺の脳裏に流れたのは走馬灯なんかではなく……あいつの顔だった。
それと同時に「ああ、これはダメだ」と悟って約束を破ってしまうのは確定。出来そうにない……そう思った時にはもうすでに遅くて……。
次に気が付いた時には俺は全く別の場所にいた。そこで俺は分かったんだ。
――ああ俺。死んだんだって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 07:35:57
23529文字
会話率:47%
小さい頃、両親が離婚した。
でも、それに対して悲しいと思った事はない。
だって父さんの顔なんて正直覚えていないほどだし、唯一覚えている姿も『後ろ姿』だ。
でも、そんな私がわざわざ父さんが働いているであろうこの土地に来たのは、病院にいる母さ
んの一言があったから……。
これはひょんな事から『事件』に遭遇してしまった『私』の束の間の休日の話―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 07:00:00
100228文字
会話率:54%
ベアトリーチェ・アリステアは、優秀な魔導師を輩出してきたアリステア伯爵家に生まれた。
だが魔法が使えず、両親はベアトリーチェに失望し、興味をなくした。
ベアトリーチェは優秀だが残酷な双子の弟と妹により、魔法の実験体にされる日々を送る。
ある日弟と妹に、浮遊魔法の訓練だと言って、池に飛ばされ落とされる。
池の中には先日父が捕らえてきた魔物、蛇竜がいる。
──食い殺されそうになった瞬間、ベアトリーチェは自分が前世大魔女と呼ばれたクリエスタだったことを思い出した。
その瞬間ベアトリーチェの魔道の力は開花して、弟妹や両親に教育的指導を行い、快適な住環境を手に入れる
だがベアトリーチェは自分がクリエスタだったことを隠しておきたかった。
だって、クリエスタは優秀すぎて周囲から嫉妬されて、冤罪の末に国王により処刑をされたのだ。
もう同じ轍を踏むのはごめんだ。できることなら今生は静かに暮らしたい。
それなのに、どうして王太子殿下の婚約者になっているのでしょう?
せっかく眼鏡をかけて髪をのばして地味な女として学園生活を送ろうとしたのに
どうして、問題ごとばかり起るのでしょう──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 07:13:17
45181文字
会話率:32%
若くして死んでしまった男子大学生。
彼は現代とは違った世界で女として生を受け、レイナと名付けられる。
性別が変わったこと。
貧乏だったこと。
親が母しかいないこと。
辛いことは沢山あったが、それでも母のおかげで、レイナは幸せ
に生きていた。
契機は、十五を迎えた年のはじめ。
職業神託の儀によって『聖女』を賜ったレイナは、気づいてしまう。
この世界は、前世でやった乙女ゲーム、『悪役令嬢だって幸せになりたい〜ぽっとでのヒロインなんかに負けてたまるもんですか〜』だということに。
レイナの転生した世界は、普通の乙女ゲームとは逆で、悪役令嬢が主人公。
レイナは敵役の正ヒロイン。
ゲームでの正ヒロインの末路は、数々の悪役令嬢と同じモノ。唯一の救いは各令嬢のBADEND扱いである友情ENDだけ。
しかし、レイナを危機に陥らせる悪役令嬢は五人いる。
更にゲームの知識はうろ覚え。
普通にやっていては、五ルートの死亡フラグを全て回避するのは不可能。
そこでレイナが思いついたのは、悪役令嬢たちを堕とし、百合ハレームを作ることだった。
果たしてレイナは、五ルート全てのヒロインを堕とし、生き延びることができるのか。
一味違った悪役令嬢モノ、ここに開幕。
(一瞬だけ男に傾きかける描写があるので保険としてボーイズラブを入れてます。本筋は百合です)
※初日以外はしばらく一日一話投稿。
カクヨム、ハーメルンにも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 07:10:00
165024文字
会話率:28%
「推しを殺すなんて、絶対にいやぁぁぁぁ!」
流行り病から目覚めると、前世でドはまりしていた少女漫画『アイリスの瞳』の災厄の令嬢と呼ばれるリディアナ・フローレスに転生していることに気が付いた!
彼女の推しはリディアナの現在の婚約者で、
ヒロインの相手役の第一王子レオハルト……ではなく、当て馬ポジション、第一王子の親友である辺境伯の嫡子フィンリー。そのフィンリーは物語の終盤、ヒロインであるアイリスを庇い、リディアナによって殺される。
「どう考えてもフィンリー様の方がいい男じゃん! アイリス見る目ねぇ~~~!」
などど言っている場合ではない。今はまだ十歳、物語の開始まであと五年、もがけるだけもがくわよ!
推しの命を守るために! 自身の断罪を避けるために! 家の没落を防ぐために! そしてフィンリー様のイケおじ姿を拝むのよ!
第一王子? あんな不誠実な男、アイリスにくれてやるわ!
くれてやるって……言ってるんだけど……も……!?
あれ!? なんか王子様……思ってたんと違う成長してません!?
いやいやいやいや! 兎にも角にも人生の命題は推しの生命を守ること!
「彼のためなら命だって惜しくない!」
リディアナのどたばた奮闘記、スタートです!
※こちらはリメイク作品になります
加筆修正して一部変更しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 07:00:00
225527文字
会話率:52%
どこにでもいる普通の社畜漆間蒼はついにブラック企業に辞表を叩きつけた!
家には現実逃避の具現化である、深夜にネットで購入したお料理グッズにキャンプ用品、あれこれが溢れたまま。
「これを片付けたら海外旅行でもしようかな」
収入は途絶
えたが蒼には時間がある。有限だが、しばらくは働かなくても生きていけるだけの蓄えも。
浮かれたルンルン気分でこれからの生活を想像していた。
だがそれも長くは続かない。
「しょうくん!?」
コンビニからの帰り道、隣に住む好青年、桐堂翔がなにやら神々しい光に包まれ、足元には怪しげな魔法陣が……そのまま吸い込まれていく翔を助けようと奮闘するも、あえなく蒼の体も一緒に魔法陣の中へ。
「なんか余計なのがついてきた!?」
これまた荘厳な神殿のような場所に転がった蒼の耳に、
やっちまった! という声色で焦り顔の『異世界の管理官』が。
残念ながら蒼は、予定外の転移者として異世界に召喚されたのだ。
「必要ないなら元の世界に戻してくれます!?」
「残念ながらちょっと無理ですね〜」
管理官は悪びれながらも、ウンとは言わない。
こうなったら蒼はなんとしてもいい条件で異世界で暮らすしかないではないかと、しっかり自分の希望を伝える。
「じゃあチート能力ください!」
「いや〜〜〜残念ながらそれもちょっと……」
「ちょっと偉い人呼んできて!!!」
管理官に詰め寄って、異世界生活の保障をお願いする。なりふり構ってられないのだ。
なんたってこれから暮らしていくのは剣と魔法と魔物が渦巻く世界。
普通の元社畜の蒼にとって、どう考えても強制人生ハードモード突入だ。
「せめて衣食住保証してください!!!」
そうしてそれは無事認められた。認められたが……。
「マジで衣食住だけ保障してくれとるっ!」
特別な庭付き一軒家は与えられたが、異世界で生活するにも『お金』が必要だ。
結局蒼は生きていくために働く羽目に。
「まだ有給消化期間中だってのに〜」
とりあえず家の近くに血まみれ姿で倒れていた謎の男アルフレドと一緒に露天で軽食を売りながら、安寧の地を求めるついでに、前の世界でやりのこした『旅行』をこの異世界で決行することにした。
「意地でも楽しんでやる!」
蒼の異世界生活が始まります。
※他サイトにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 12:30:00
379846文字
会話率:46%
シアは小さな小さな村で、医師である父の手伝いをして暮らしてきた。
その父を亡くして三ヶ月、ひとりの寂しさにも慣れてきた頃、シアの前に突然救世の英雄様が訪ねてくる。
彼は『昔命を救われた恩を返したい』のだと言う。
確かにそんな記憶はあるけれ
ど、それはシアが四つの頃の話だ。助けた父だってもういない。
とんでもない事態におののいて、どうしたものかと途方に暮れて。
シアの、とんでもないことが起こりそうで何も起こらない、ほのぼの英雄同居生活が始まった。
――救世の英雄フィルディードが本当に返したい、恩とは。
のんびり更新で公開していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 07:00:00
27954文字
会話率:45%
エルナはド田舎に暮らす、『お姫様』に憧れる少女だ。
『お姫様』に憧れるあまり、ちょっと変な努力を重ねながら成長し、十五歳になって神の祝福を受けた。
エルナは神から神器を授けられ、聖女として王宮に向かうことになったのだ!
憧れの王宮、憧れの
お姫様。きっと会える、一緒にお茶をすることだってできるかもしれない。
期待に胸を高鳴らせ、迎えの馬車に乗ったエルナを待ち構えていたものは、しかし、『王子様』との全国一周馬車の旅だった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 18:30:00
10246文字
会話率:35%
王立貴族学園卒業パーティの最中。王国唯一の王子であるユーリウスが婚約破棄を宣言する。
その宣言を受け、ヒルデガルト公爵令嬢は嫣然と微笑んだ。
「ええ、わたくしは婚約破棄を受け入れるわ」
――だって、すべては彼女の掌の上。
※
ざまあ亜種、もしくは変則的ざまぁ。ざまぁタグをつけるのはためらいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 06:15:24
6666文字
会話率:28%
ある日、目覚めたら何故か森の中にいた。
周りで嘲っているのはエルフの子供たち。
うん?、こっちもエルフだって??
わはははは、そんな馬鹿なことあるはずが……は?。
きっと誰も信じちゃくれないだろうが、僕は七十歳の人間から七歳のエルフの少年に
なった、らしい。
せっかくだ。のんびりさせてもらおうかな。
主人公の設定が体は子供で中身は大人ですが、一人称は肉体に合わせるため「僕」としています。
違和感あるかもしれませんが見逃して頂けると嬉しいです。
前作の短編二作品と同じ世界になります。
「信じる者たちへ 〜私、異世界でも歌いたい〜」
「信じる者たちへ 〜俺は辺境の異世界人〜」
同じ人物が登場しますので、よろしければそちらもお付き合い下さいませ。
※誤字報告、いつもありがとうございます。
ただ誤字につきましては活動報告に2回、注意が書いてありますのでご一読の上でお願いします。
※この物語はフィクションであり、異世界設定であり、実在のものとは一切関係ありません。
※全て妄想の世界です。
※それを踏まえて、お読みいただけますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 06:00:00
1443406文字
会話率:35%
わたくし、大富豪の娘ですわ。
だけどある日、お見合いをさせられましたの。
納得いきませんわ!、だってわたくし、まだ七歳で、相手は貴族のお坊ちゃん。
ぜーったい、いつか婚約破棄させられるのですわ。しくしく。
そんなことにならないために、わたく
しやってやります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 06:00:00
4595文字
会話率:33%
「おい、魔王が復活したらしいぞ」
その噂は片田舎に住むごく普通の夫婦に変化をもたらす。
数年前の人間と魔王との戦争で知り合い、結婚した二人には秘密があった。
「冗談じゃない、今さら魔王が復活したからって、俺は魔王城には戻らないからな!」
「
でも、あなた、魔王の側近だって言ってたじゃない」
魔王の側近の夫と人間の女性勇者の妻。
幸せな日常を守るために夫が下した決断は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 06:00:00
4489文字
会話率:42%
実父シブレット男爵に虐待される最中、リリーベルは自分の前世が最強魔術師『大自在の魔女』レイラ・アンドヴァリだと思い出す。その後は用意周到に準備を進め、9歳の時点で無事に実家からの追放を果たす。
その時点でレイラの死後10年目。
気になるの
は、遺した元夫シュヴァルツ・リヒトフェルト魔術伯の動向。
調べによると、すでに娘がいるらしい。
「後妻さんとの娘よね。かわいいわよね、絶対! だってシュヴァルツは美少年だったもの!」
悲しませてしまった元夫の、幸せな姿を一目見てみたい。
リリーベルは赤の他人の少女メイドとして、元夫の城に雇用されるが――
城に行けばぐちゃぐちゃ。
元夫はボロボロで、死んだ目をしてレイラを思って病んでいる。
そのうえ一人娘ユーグカを、レイラの娘だと言い張って育てていた。
「そそそその、計算が合わないのですが……」
「ユーグカはレイラの娘だよ。愛の奇跡で生まれたんだ」
「あ、あいのきせき」
確かにユーグカはレイラとうり二つ。『大自在の魔女』の能力も持っている。
産んだ覚えどころか、初夜すら迎えていなかったのに。どうして。
ともあれ元妻として、現お世話係のメイドとして、愛する家族をこのままにはしておけない。
リリーベルは誓う。メイドとして二人を幸せにしなければ、絶対に!
最強チートな能力持ちの転生メイド9歳が、家事に料理に奮闘し、
愛する元夫と娘を正体を隠して溺愛する、元気で明るいお話です。
ちゃんと実家ざまあもします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 06:00:00
115490文字
会話率:45%
「ジョニス王太子殿下に復讐いたしますわ」
集められたクレイサウザンド公爵家に使用人一同は、大好きなロゼッタ・クレイサウザンド公爵令嬢に開口一番こう告げられた。
謂れのない罪と噂と濡れ衣で公爵家を潰され、婚約破棄され一人寂しく最果ての修
道院に向かうロゼッタ。彼女のためなら使用人一同、何だってできる。彼女が復讐を願うのなら、彼女を陥れた連中全てをめちゃくちゃにしてやる!
――本当に心から優しく慈愛溢れる育ちの良い公爵令嬢ロゼッタ、彼女の考える「復讐」とは?そして彼女を信奉する使用人達の考える「復讐」とは?
すれ違いの物語です。ハッピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 12:07:13
5769文字
会話率:35%
王妃アイリーンは「花の盛りは過ぎた」と突然の離縁を告げられる。息子と娘を育て上げ、妻としての務めを果たし終えた彼女は、故国エルダーフラウ王国に戻る。そこで再会したのは、若い頃に魔術師になる道を諦めさせた金髪の魔術師だった。
「あの時はごめ
ん。……苦労したんだってね、あっちで」
「終わった話だわ。謝罪もいらない。魔術を教えて。今なら、魔術をならってもぶってくる父も家庭教師もいないから。ね?」
自由の身になったアイリーンは趣味として魔術を学び始め、同好の士と交流を深めたり、自由で穏やかな余生をいきいきと過ごす。
魔術の腕が上がるにつれ彼女の体は若返り、『魔術師』の素質が現れることに。そして次第に金髪の魔術師が、かつて彼女に夢を諦めさせた真意にも気付いていき――
人生の終わりと思えた離縁から、新たな人生が始まる物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 12:27:32
10742文字
会話率:31%
俺の名は錬是(れんぜ)。開拓や開発に適した惑星を探す惑星ハンターだ。
だが、宇宙船の故障である未開の惑星に不時着。宇宙船の頭脳体でもあるメイトギアのエレクシアYM10と共にサバイバル生活をすることになった。
と言っても、メイトギアのエレ
クシアYM10がいれば身の回りの世話は完璧にしてくれるし食料だってエレクシアが確保してくれるしで、存外、快適な生活をしてる。
しかもこの惑星、どうやらかつて人間がいたらしく、その成れの果てなのか何なのか、やけに人間っぽいクリーチャーが多数生息してたんだ。
地球人以外の知的生命体、しかも人類らしいものがいた惑星となれば歴史に残る大発見なんだが、いかんせん帰る当てもない俺は、そこのクリーチャー達と仲良くなることで残りの人生を楽しむことにしたのだった。
筆者より。せっかくなのでコッテコテの異世界転移ものでも描いてみようと思ったんですがどうにもピンと来なくて、メイトギアを連れて未開の惑星に不時着・遭難という形にしてみました。
メイトギアを連れてるのは、サバイバル要素を前面に押し出す気がないからです。及び嫁一号ということで。
要するに、何のひねりもない異世界ハーレムものを自分が描いたらどうなるかっていうのをやってみたかっただけですね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 06:00:00
2927718文字
会話率:20%
私の名前は久遠観音(くどおかんね)、33歳。今年20歳になる娘を持つシングルマザーだ。『33歳で20歳の娘?』って思うかもしれないけど、娘はダンナの連れ子だからね。別に不思議じゃないでしょ。
世の中じゃ、『子連れ再婚は上手くいかない』みた
いに言われることも多いみたいだけど、そんなの、<上手くいかない例>がことさら取り上げられるからそんな印象が抱かれるだけで、上手くいってるところは上手くいってんだよ。上手くいってるからこそいちいち取り上げられない。だから見えない。
それだけの話でしょ。
親子関係だって結局はただの<人間関係>。相手を人間だと思えば自ずと接し方も分かる。
<自分の子供>って認識には、どうにも、『子供は親に従うべきだ』って思い込みもセットになってるみたいだね。だから上手くいかないんだよ。
相手は人間。<自分とは別の人間>。自分の思い通りになんていくわけない。
当たり前でしょ? それなりに生きてきたなら、そのことを散々思い知らされてきたでしょ? 自分だって他人の思い通りになんて生きられないじゃん。
その<当たり前>を受け入れられたら、そんなに難しいことじゃないんだよ。
私は、娘からそのことを改めて教わったんだ。
筆者より。
アルファポリスとカクヨムでも同時連載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 06:00:00
98964文字
会話率:19%
ママは、私が小学校に上がる前に亡くなった。ガンだった。
当時の私はまだそれがよく分かってなかったと思う。ひどく泣いたり寂しがった覚えはない。
だけど、それ以降、治らないものがある。
一つはおねしょ。
もう一つは、夜、一人でいられない
こと。お風呂も一人で入れない。
でも、今はおおむね幸せかな。
だって、お父さんがいてくれるから!
筆者より。
「美智果とお父さん」の美智果視点のお話です。かなりクセが強いです。可愛いだけのお人形みたいな女の子は出てきません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-29 12:00:00
98248文字
会話率:28%
永の命を持つ男を利用しようとまた新たな人間が現れた。彼はもう嫌だと断るのだが。
最終更新:2025-02-20 05:00:00
1129文字
会話率:54%
神様の手違いによって、天罰の巻き添えになって死んでしまったオレ。
お詫びに、いくつかの望んだ条件を得て異世界に転生させてもらうことに。
世界のあらゆる情報を手に入れることができる能力を得て農民の子『セイ』として生まれ変わったオレは、
新たな人生をエンジョイするために自重とかは投げ捨てて大暴れする。
神様と努力を怠らないって約束したしね!
異世界のヤツらに、情報を制するものは世界を制するって教えてやんよ!
敵の情報は読み取り放題! 効率のいいレベリング方法だって、最強武器の場所だって、オレに手に入らない情報はない。
それでも上を見ればキリがなく、チート能力があれば何もかも上手くいくわけではないけれど、人生楽あれば苦もあるって言うからな。
やりたい放題やるけど、悪いことはしないよ。ホントだよ。
調子に乗らないように頑張るぜ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 01:49:31
1008583文字
会話率:25%
「黄色の壁――、だって?」
自身の、鮮やかな黄色のひび割れた掛け軸を前にして、左官偽能アーティスト、る・美祢八が言った。
その美祢八の聞いた、ある茶室の、奇妙な“壁”に関する“噂”。
しかも、その茶室が、後日訪れる予定の東京にあ
るとのこと。
また時を同じくして、パク・ソユンとドン・ヨンファの変人コンビのふたりも、東京へ行くことに――
■ 主な登場人物
●パク・ソユン
モデル体型の美女で、ソウの芸名でDJ兼モデル。あだ名は“ソウ”、“ジグソウ・プリンセス”。最近のマイブームはギンピギンピの漬物。
●ドン・ヨンフォ
黄色とピンクの組み合わせの奇妙なスーツを着た、長身の兼業実業家。あだ名は“フラワーマン”。
●る・美祢八(る・みねはち)
アーティスト。天然パーマ。
●神楽坂文(かぐらざか・ふみ)
妖狐。ポンコツダヌキ。どらえもんのようなナニカ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 01:30:26
66659文字
会話率:48%
元気で明るく前向きな女の子リリャ・アルカンジュは、親友のちょっと気弱なルコ・アムールと共に、魔法学園アジュガへと入学をした。新しい環境、新しい仲間、新しい魔法、夢にまで見た魔法学園にワクワクしながらも自分の目指すべき魔法使いとなるべく、リリ
ャは仲間たちと共に、人生の中でも一瞬で過ぎ去ってしまう楽しい、とても楽しい幸せな時間を過ごす。少しだって後戻りできない日々、リリャの魔法学園生活が今ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:22:55
185064文字
会話率:50%
公爵令嬢リリカ・エバルディに転生した主人公はとある理由から王太子に契約結婚を申し出た。
前世でファンタジーが好きだったリリカは転生したことに初めは喜んだが、しかし
「紅茶しかないじゃない!!」
転生先は中世ヨーロッパのような世界。
リリカ
は前世では日本茶が大好きで、紅茶は砂糖を入れないと全く飲めなかった。
「それなのにこの世界では何も入れないのが常識って有り得ないっ!!」
そうした中、日本茶に似た茶葉を王宮で育てていると知った。
絶対に茶葉を手に入れる!!
大好きなお茶のためなら何だってするんだから!!
そう、これはそのためだけのただの契約結婚だった。
それなのに
「君は面白いね」
なぜか興味をもたれて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:12:37
116354文字
会話率:62%
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズ
ワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:00:00
58821文字
会話率:32%
カワイイ神から罰ゲーム感覚で救世の命を受けて旅する男、彼の帰宅を賭けた命懸けの冒険とツッコミの旅が今始まる…
「え?なんで俺映してんの?いいじゃん地球組で!俺の旅なんて俺ツエエエエするだけだって。え?アレ使ったらもう一周追加?マジで言って
る?」
という訳で四部を担当するのはファンタジーに難癖付けたらレポート仕上げる男『アキト』の無一文で始める異世界紀行となります。
「無一文!?聞いてねぇぞ!せめて飯食える環境寄越せ!」
とまあ、文句を言っているようですが始まり始まりー(byオリジン神鳴)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:00:00
158821文字
会話率:44%
僕の名前はアルト。
前世でも恋人いない歴=年齢のまま生涯を終え、今世でもそれは継続中。
王立クラウディア魔剣士学園、入学初日。僕はここで、絶世の美少女たちと出会った。七剣姫と呼ばれ、この世界に七つある属性それぞれ最強の魔剣士。
僕も英雄
になってみたい。
もし、それが無理でも、せめて普通の青春を送りたい。
友人を作り、仲間と共に強くなり、そして――運命の恋人に出会う。
この学園で甘酸っぱい思い出を作りたい。
転生したこの世界でなら、きっとそれが叶うはずだと信じていた。
……だが、そんな甘い期待は入学したとたん粉々に砕け散った。
ここでは入学時にスキル判定で僕は「スキル無し(無能)」の烙印を押された。魔剣士学園において、これは致命的な欠点だった。
スキル判定会場では僕はまるでさらし者になった。
七剣姫はわざわざ僕のことを見に来た。
炎の王女(1年生):モモア・フレイム・アルトドルフ
「無能なんだ。信じられない。初めて見た!激レアね。ちょっと燃やしてみてもいい?」
雷の皇女(1年生):リア・ヴォルデンベルク
「……私だったら恥ずかしくてこんな所にいてられないですね。どんな神経をして学園生活を送るのでしょう。」
大地の公女(1年生):ユノア・グランツバッハ
「決して努力が報われないって不憫ね。同情するわ。まあ、素行の問題かもしれないけど。」
水の聖女(2年生):メルキア・アクアリス・アクイナス
「女神様に見放されているのね。前世の行いが悪かったのでしょう。」
光の神姫(2年生):レティシア・ルーメンシュタイン
「やっぱり無能っぽい顔してるわね。例えスキルを授かっていたとしても、きっと役に立たない程度のものだったでしょう。」
癒しの巫女(3年生):トア・フェルディナント
「まあいいじゃない。トイレ掃除要員で学園においておけば?」
闇の竜姫(3年生):ロザリア・ドラグライオス
「弱い者は戦場で最初に死ぬ役割がある。それだけでも価値はあるさ」
こんな屈辱の中で、学園生活を送らないといけないのか。
つら過ぎる。
でも、まさか……彼女たちがスキルを失い、僕に助けてもらうことになろうとは、この時誰も予想していなかったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 23:36:16
22453文字
会話率:32%
婚約者の王太子から「お前の妹が好きなんだ」と婚約破棄されたけど、私は決してあきらめません。だって、好きだから。
最終更新:2025-02-19 23:22:43
1850文字
会話率:41%
婚約者の王太子から「お前の妹が好きなんだ」と婚約破棄されたけど、私は決してあきらめません。だって、好きだから。
最終更新:2025-02-19 16:42:41
1850文字
会話率:41%
「おまえらが手にする拳銃は『サクラ』…日本警察正式採用5連発リボルバーだ。期待しているぞ…!鳥嶋…!」
鬼教官がオレの肩に手を回してくる…。
「はい!」
「おう!いいねぇ!若いもんは! 活気があってよ!」
ガハハ! と鬼教官は笑う…。
あ
の頃は若かった…。希望に満ち溢れていた…。
オレが…オレ達が…日本を守るんだって…
警察官は…正義の味方だって…!
そう思っていた時期がオレにもあった。
世の中には、法で裁けない人間がいる。
法の抜け道を知っているヤツらがいる…。
法律で裁けないのなら…オレが裁いてやる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 22:30:41
33615文字
会話率:44%
誰も血を流さない「ざまぁ」ラブコメ!
主人公(俺)は、可愛い彼女を先輩に寝盗られた!?
しかしそれがトリガーとなり、関わりのあった女子達の様子が……!
彼女達の想いに気づかない俺!
距離感がおかしくなった彼女達!
誰が勝つか分からな
い、主人公を振り向かせるためならなんだってやってやるわ!
彼女達の想いは、いつか俺に届くのか……。
カクヨム、アルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 22:10:38
9675文字
会話率:27%
何とかして勝ちを得たい悪役の『魔王ちゃま』は主人公の『勇者様』と友達になることにした!
魔王ちゃま「1話完結なので是非読んでくれよな!」
勇者様「あらすじで乞食するな!」
最終更新:2025-02-19 22:00:00
26855文字
会話率:85%
僕は冬が嫌いだ。だって上着を着ないと寒いし、運動を楽しくできない。
それに───
家から締め出された時、寒くて仕方がないから──。
終わりにしたい人生と、苦しみに復讐するため、自身を犠牲にしながらも、努力する霧竺幸也のお話。
最終更新:2024-12-21 20:55:27
5942文字
会話率:34%