世界初のVRMMORPG《デュアル・クロニクル・オンライン》の発表を目にした二人の姉妹。
物語を追い秘された設定を解き明かすことが好きな刀使いの姉、深冬こと《クレハ》。
純粋にゲームとロールプレイを楽しむ槍使いの妹、千夏こと《ジュリア
》。
そんな姉妹の降り立った舞台《幻双界》での物語を追う、もう一つの物語。
※杜若スイセン氏の『Dual Chronicle Online 〜魔剣精霊のアーカイブ〜』との設定共有作品となります。
双方合意、相談の上で設定共有を行っています。誤って通報などを行わないようお願いします。
また、なろう運営様にもご相談し、大丈夫と確認を取ってあります。
※物語の裏側や拾い切れなかった設定を補完するストーリーとなりますのでパーティを組むことが少なく、VRMMOらしく見えないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:00:00
1951613文字
会話率:47%
ある日、突然別の世界にやってきた小市民、ハル(楠木小春)。
言葉が分からずカツアゲだと思って財布を出したらなぜか全持ち物と引き換えに、サイタリ族のワリュランスを買っていた。伴侶に合わせて性別を変えるサイタリ族。伴侶と目されるも、言葉が通じな
い、なぜか物事は進んでいく。伴侶(一方的)を溺愛するワリュランスと同居人だと思っているハル。無一文の二人は、生活費とハルの荷物を取り戻すため、国の許可印さえあればなんでも売買できるというセドに参加する。
思考は下手なのに語彙の少なさから発する言葉は大上段のハルと伴侶が伴侶と思ってくれない不憫なワリュランスのセド奮闘記……の予定。
※カクヨム、アルファポリスにも掲載中。
【と或る王の物語のハルのお話。本編のシリアスに耐えかねて書いてますので更新は不定期です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 12:40:10
182708文字
会話率:47%
ギミナジウス国のセド(競売)は国の許可印さえあればなんでも売れる。「クニウリマス」ある日国が売りに出された。誰が出したかは分からない。色に溺れた暴君は言った。「面白い、売ってやろう」その一言で、前代未聞のセドが始まった。
参加者は、大貴族ラ
オスキー卿に、国一番の大商人ニリュシード、領土拡大を狙うマルドミ帝国のタラシネ皇子、そしてセドを営む外国人少女ハル・ヨッカーとその後見のブロード・タヒュウズ。
それぞれがそれぞれの思惑を抱え、陰謀×友情×正義×愛がせめぎ合う。
これは、決して歴史に残されることのなかった、或る王とその周囲の真実の物語。
※群像推理劇ちょっぴり恋愛風味のお話を目指しています。
※カクヨム、アルファポリスにも掲載中。
※残酷描写・流血描写あります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 22:41:47
187177文字
会話率:50%
マルコは7歳。ある日マルコの住む村の一人が繭になった。そうして徐々に村人たちが繭になっていく。治すには銀河の彼方にある薬屋で星屑を手に入れなければいけない。マルコは一人、薬屋に向かう。
最終更新:2024-02-01 11:42:45
9662文字
会話率:44%
中学3年生の佐倉由奈は、ある日友達の美咲が上履きを隠され、白いソックスだけで学校生活を送ることになった姿を目にする。最初は「私だったら絶対に恥ずかしい」と思っていたが、次第に自分もそうなりたいという抑えきれない衝動が芽生えてしまう。そしてわ
ざと上履きを持たずに登校する計画を立て・・・。その時から靴下だけの学校生活を始まり、廊下の冷たさ、みんなの視線、足裏に伝わる感触——恥ずかしさと快感が入り混じる中、由奈はこの状況に次第に魅了されていく。
■佐倉 由奈(さくら ゆな)
本作の主人公。中学3年生。
内気で真面目な性格だが、秘めた願望を持っている。友達・美咲が靴下だけで過ごしている姿に衝撃を受け、やがて自分も同じ状況になりたいと強く思うようになる。自ら上履きを持たずに登校し、靴下だけで学校生活を送ることを決意する。最初は羞恥心に耐えられなかったが、次第にその状況を受け入れ、楽しむようになっていく。
■橘 美咲(たちばな みさき)
由奈の友達。
2年生の時に誰かに上履きを隠され、それ以来、ずっと靴下のままで学校生活を送ることになる。恥ずかしがる様子は少なく、周囲に「仕方ないよね」とあっさり受け入れられる。由奈が「自分もそうなりたい」と思うきっかけとなった人物。
■高橋 莉央(たかはし りお)
由奈の親友の一人。
明るく快活で、少しイタズラ好きな性格。由奈の変化に最初に気づき、「わざとでしょ?」と問い詰める。由奈が靴下だけの生活を楽しんでいることを察し、からかいながらも見守っている。
・・・
■篠原 千夏(しのはら ちなつ)
クラスの女子の一人。由奈と特別親しいわけではないが、自然に彼女の状況を受け入れている。ある日、「もうそのままでいいんじゃない?」と軽く言い放ち、由奈の心を揺さぶる。
■藤原 翔太(ふじわら しょうた)
クラスの男子。ややお調子者で、冗談を言うのが好き。由奈に対し「恥ずかしくないの?」とからかい半分で尋ね、彼女の心を大きく揺さぶる。無邪気に発した言葉だったが、由奈にとっては強烈な刺激となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 03:50:57
13037文字
会話率:19%
天花神社の巫女
天花千夏に色々なものが来て
戦闘しないといけないことに!?
最終更新:2025-03-01 17:21:38
790文字
会話率:0%
時は二〇〇九年。能力者保護法により設立された『風車宗治を讃える会』(通称、組織)に所属する霜降伊代は【必中】の能力者である。ある日、組織の責任者・作倉卓からの命令に従い、伊代はかつて任務で救い出し、自らを尊敬の対象としている【分裂】の能力
者の日比谷忠治ともに、N県冬馬地区の寒村へと出かけた。冬馬地区には地母神と呼ばれる能力者がおり、組織は能力者保護法に基づいてこの地母神を保護しなくてはならないのだ。
地母神運営事務局にて巫女服の女性・芽衣に案内された伊代と忠治は『地母神』と相対するも、能力者保護法に基づきこの『地母神』を殺害する。冬馬の地を偽の神から解放した伊代と忠治は、空に青白く光るウマを発見した。
呪術師の集団『神切隊』の隊長・桐生あきらの協力により、この青白く光るウマが『冬馬』と呼ばれる怪異と特定される。伊代は【溶解】の能力者の常磐溶石を引き連れて、この『冬馬』を討伐した。
伊代の同期には天平芦花というファッショナブルな女性がいる。質素な格好をする伊代とは好対照だが、二人は仲がよい。ある日の任務により、芦花の旧友の婚約者を伊代が討たねばならなくなった。芦花は伊代に陳情するも、伊代は任務を執行する。芦花は自身の【転送】の能力により応戦せざるを得なくなり、マンションで上下左右に移動しつつの能力バトルが繰り広げられる。
秋月千夏という後輩がいる。組織の「期待のエース」として張り切る千夏は、能力者に関する研究にも興味津々であり、能力者保護法と密接に関わってくる作倉の高校時代の友人関係に首を突っ込んでくる。この破天荒な後輩に、伊代も巻き込まれてしまう。
霜降伊代の本名は作倉あゆといい、作倉卓の一人娘である。一人娘であることを隠し通すべく、霜降伊代と名乗っている。さまざまな能力者との出会いと別れを経て、伊代自身の過去に迫っていく連作短編形式の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 12:10:00
70091文字
会話率:45%
篠原幸雄を中心にした物語=『虚構の世界である偽アカシックレコードで描かれた偽アカシックレコードの“正しい歴史”』からスタートし、偽アカシックレコードを手に入れてしまった秋月千夏の『あのときのリテイカー』を挟みながら、その“正しい歴史”に介入
して物語の登場人物たちを全員ハッピーエンドに導くために奔走する真の世界の篠原幸雄の活躍までを時系列順に並べ直した全部入りのパーフェクト・バージョン! 連載開始!
毎日8時と18時に更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 18:00:00
261615文字
会話率:24%
夜風が静かに吹き抜ける田舎町。
幼なじみの千夏と蒼真はいつも一緒。
遠くの山々が夜空に溶け込み、漆黒のキャンバスには無数の星が散りばめられていた。
「流れ星に三回願いを唱えられたら、どんな願いでも叶う」
幼い頃の千夏は何度もその言い伝え
を信じ、夜空を見上げた。
隣にはいつも蒼真がいて、二人で肩を並べながら流れ星を探したものだ。
「蒼真、お願いしようよ!」
「何を?」
「大人になっても、一緒に星を見られますようにって!」
と千夏は無邪気に笑いながらそう言った。
蒼真はその笑顔が大好きだった。
「……そうだな」
本当は、それだけじゃなかった。
――”好き“
でも、そんな想いを抱くことさえ、どこか気恥ずかしくて言えなかった。
ずっと一緒にいられるなら、それでよかったのにーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 10:46:45
2583文字
会話率:37%
華道、茶道、書道…
世の乙女達は各々の道で己を鍛え、その道を極めんと、日頃から血の滲むような努力を糧とし、たゆまぬ研鑽に励んでいた───
そして、所謂、その三道の他にもう1つ、乙女の嗜みが存在した───
刄と刄のぶつかり合いで、己を体現
し、自らを高めあう───
桜刄姫道(おとめどう)と呼ばれる、乙女の、乙女による、乙女の為の武芸である!!
桜刄姫道を極めんとする、乙女達は刄姫(サムライ)と呼ばれ、いつしか他の乙女達からの憧れの的となっていた。
勿論、桜刄姫道にも披露の場は存在する…!!
男女問わず、観客全てが熱狂し、
競技人口は1億5000万人規模とまで言われている
競技名「RiVE(ライブ)」
本来の表記は雷舞(らいぶ)だが、世界規模の競技となると共に、表記統一という事で「RiVE」に改名された経緯がある。
この競技に参加し、様々な大会で優勝する事が彼女達のステータスとなり、ひいては将来のアドバンテージとなる。
RiVEを制するものは、世界を制す。という格言が生まれる程であり、決して過言ではない。
これは、刄姫(サムライ)達が雷舞(RiVE)で覇を競い、己を昇華させていく乙女達の成長の物語である。
そして、物語の始まりの舞台は「綺羅星女学園高等学校(きらぼしじょがくえんこうとうがっこう)」
略して、綺羅女(きらじょ)
ここに1人の少女が入学するところから全てが始まる。
名は東雲(しののめ) 雨千夏(うちか)
彼女もまた刄姫を目指す乙女の1人である。
だが、しかし──
お約束の展開かもしれないが、敢えて言おう。
この綺羅女には、なんと、桜刄姫道が無かったのである!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 23:41:47
123599文字
会話率:49%
ある特別な平行世界で、日本はソ連とアメリカによって東西に分割され、冷戦の影が依然として色濃く残っています。しかし、鉄のカーテンと灯台は徐々に揺らいでいますが、主人公の藤原誠一郎にはあまり関係ありません。
ある日、自ら火をつけた部下の水野千
夏を救った後、故妻・林玉華が遺した陰陽魚の指輪を通じて、女性「誠子」に変身する能力を手に入れました。
しかし、美少女に変身しても、反抗期の娘・美玲との疎遠な関係や複雑な人間関係に直面しなければなりません。
その一方で、伊邪那美神社の巫女・神宮寺神代は彼の正体を見破ります。
戒指の回転と共に、彼のために構築された「陣」が徐々に展開し始めます...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 00:03:33
41364文字
会話率:37%
全校生徒の過半数を死人で占める学校、私立霊結学園中学に通う少女、天江千夏。
幽霊に囲まれた学園生活に辟易していた彼女の家に、突然自称貴族の幽霊、仮粧坂雪実が現れた。
家に住み着くつもりの雪実の扱いに困った千夏は、雪実を学校に連れて
いき、校長に生徒として認めてもらうことにし、あっさりと認められた。
様々な幽霊と交流する中、雪実は1人の幽霊に頼まれ、鎌倉後期より流行った博打、「闘茶」を行うことになり、雪実は負けるはずがないとタカをくくっていたが、予想外の展開が待ち受けていた。
魔法のiらんどからの転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 21:00:00
46581文字
会話率:43%
高校生の悠真は、地元の高校に通うごく普通の少年。彼の幼馴染である千夏は、幼い頃からずっと悠真に恋心を抱いていたが、その気持ちを伝えられずにいた。日常の中で二人は自然と一緒に過ごし、周囲の友人たち、特に俊の温かい支えを受けながら、穏やかな関係
を保っていた。
ある日、千夏は意を決して悠真に想いを告白する。しかし悠真は突然の告白に戸惑い、すぐに答えを出せないでいた。彼は千夏をどう思っているのか、自分の気持ちを整理する時間が必要だった。それでも千夏は悠真の心が向くのを急かさず、これまで通りの関係を続けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 19:13:30
13766文字
会話率:42%
市川千夏は恋人であり作家でもある高野和彦がスランプに苦しんでいることに心を痛めていた。二人で状況を打開しようとするも、高野は自殺未遂を起こしてしまう。一命を取り留めたものの、高野は失踪し行方が分からなくなってしまった。
時を同じくして、警
視庁捜査第一課に勤める市川瞳は自らの身体を切り開いて自殺したOLの死に疑問を抱き、独自に捜査を再開する。
全くの無関係だと思われていた二つの出来事は、高野が残したある言葉をきっかけにして思いも寄らない恐怖へと姉妹を突き動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 08:17:42
194324文字
会話率:48%
ーー夏休み最終日、先輩は僕の前からいなくなった。
伝えたい事は山程浮かんでくるのに、言葉にしようとすると上手に話せない透真は、廃部寸前の文芸部で一人、変わらない日々を過ごしていた。
ある日、誰もいないはずの部室に行くと、長い黒髪を靡
かせた一人の少女が窓際の席に座っていた。
「私、日向 千夏! よろしく。後輩くん!」
いきなり現れた先輩は、どこまでも明るくて自信に溢れていた。
そんな先輩に振り回されて過ごすのにも慣れた頃、口下手であることにコンプレックスを感じていることを打ち明けると、先輩は意外な提案をした。
「小説を書いてみない?」
言葉が出なくて黙ってしまうなら、文章にしてしまえばいい。そう言った先輩に背中を押されて、小説と向き合うことで透真は段々と自身の問題へと向き合っていく。
尊敬か、恋愛感情か自分でも分からないまま、先輩に惹かれていく透真。先輩と過ごす時間が、かけがえのない大切な時間へと変わっていく。
「……このまま時間が止まっちゃえばいいのに」
そう言った先輩は、夏の終わりに姿を消した。
※12/5までに完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:15:52
64324文字
会話率:55%
オカルト事務所のアシスタントをする三枝千夏とその所長の日常。
最終更新:2024-11-22 22:14:40
6079文字
会話率:22%
世界平和=幸せとはありえるのだろうか。世間がこだわる美という感覚も結局のところ比較するものではなく個人の感覚だろう。誰かの感覚を押し付けられ、それに喜んで操られるなんて馬鹿のすることだ。そんな個人主義もとい厨二病を拗らせた千夏の前に1匹の狐
が現れる。そして千夏を嘲笑うかのように死の恐怖を次々と与えるそれに心が折れそうになる千夏に手を差し伸べるのは__折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-18 00:51:08
21384文字
会話率:59%
本が怖い。物語の中に入り込むことが怖くて、ずっと本を遠ざけてきた高校2年生の佐藤美咲は、突然図書委員に任命される。
そこで出会ったのは、物語を愛する少女、高橋千夏。本を大切そうに扱う彼女の姿に、美咲は次第に魅了されていく。けれど千夏には、
誰にも言えない孤独があった──。
「物語は、逃げ場所にもなるの」
そんな千夏の言葉をきっかけに、美咲は初めて本の世界に足を踏み入れる。そこで見つけたのは、今まで気づかなかった物語の温かさと、千夏の隠された想い。
幼なじみの木村先輩が見守る中、二人の少女は本を通じて、少しずつ距離を縮めていく。
この物語を、この想いを、言葉にしたい──。
梅雨空の下、図書館でささやかに紡がれる、二人の少女の青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 19:22:23
6882文字
会話率:54%
災害と戦時中の混乱の中で、千夏たちが生き抜くために戦い、仲間と共に築く絆を描いています。戦争が終わらない状況における彼らの希望と闘志が、タイトル「絆の残響 ― 静寂の中の闘志」に象徴されています。
最終更新:2024-09-24 17:21:22
7287文字
会話率:46%
親友。幼稚園から共にいるふたりの女の子。いつも「渡部千夏」が余裕がなくなりキレて、「黒木なぎさ」が諭す。いつものことのはず。でも今回は引けない理由があった。かつての約束を思い出す話。
最終更新:2024-09-23 20:08:10
6579文字
会話率:44%
その辺の公立高校に通う高校生、火野涼介。彼の学校には、涼野千夏という一人の美少女が居た。クールで知的な雰囲気を醸し出す彼女は当然学内でも大人気、ファンクラブが非公式に設立されるほど。
ある日、涼介はふとしたキッカケから千夏の答案を意図せず覗
き見る事態になったのだが……。
大枠で見て多分恋愛、のはずな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 04:40:20
1959文字
会話率:65%
大学一年生の高咲茜は念願だった天文部へ入ろうとする。
サークルオリエンテーションで賑わう構内。その奥底のひっそりとした場所に天文部のコーナーはあった。
「あっ、エリ。お客さん」
「本当だね、千夏」
茜を待っていたのは部長の坂本千夏。そして副
部長の吉村エリだった。
部員が二名しかいない天文部。ワイワイとみんなで楽しめる部活ライフを想像していた。けれど──。
茜は入部を決意する。
その日の夜にエリの車に乗せてもらって山に行った。
久々の天体観測だった。よく晴れた高原は寒かったけれど空気が綺麗で、星空もキラめいていた。
幸先のいい大学生活が始まりそうな予感がしていた。
そんなある日、桜が咲く中お花見をしていた時に千夏とエリの二人から告白される。
二人の猛烈なアピールに気圧されながらも学外の人を呼ぶイベントの準備としてプラネタリウム作りを進めていく。
三人で協力してお客さんを喜ばせるために準備を重ねていった。
そんなある日、茜はエリの家にお呼ばれされて食事をして──キスされてしまう。
キスされたことのショックに、逃げ帰るようにエリのもとから去っていく。
翌日、謝罪するエリ。そして千夏も同じく謝る。
二人とも茜からは手を引くと言うが自分が誰を好きなのか気が付いた茜は口論の末に部室から飛び出す。
無為に時間を過ごしていた。
せっかく自分が誰を好きなのか分かったのに──。
二週間後。家でテレビを見ているとイベントの宣伝のためにローカルニュースに出ている千夏とエリの姿を偶然見つける。
「行かなきゃ──」
茜は天文部へと戻る決意をする。
緊張しながら部室に入る。
そこには千夏が待っていた。プラネタリウム作りを手伝い、しばらくして完成させた茜は千夏に告白する。
「先輩、諦めないでください」
「えっ──?」
「先輩言ってましたよね。私の好きっていう気持ちが千夏先輩に追いつく日を待ってるって。追いつきました。追いついたんですよ! 千夏先輩の気持ちが分かりました。私、初めて恋をしました。千夏先輩に恋をしたんです。だから諦めないでください。私、千夏先輩が大好きなんです──」
千夏を抱きしめる茜。戸惑う千夏は、しかし告白を受け入れて茜を抱きしめる。
プラネタリウムの中で二人はキスをするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:06:32
64867文字
会話率:56%
大学生活になかなか馴染めない蓮見千夏の前に中学時代の先輩、葛西が現れる。
久々の再会に、葛西は自分がもう死んでいると告げるが――。
最終更新:2024-07-31 22:28:53
9701文字
会話率:38%