「わたしは先生に、その時計の針が指す方へ行けと言われた。あなたは、その時計を絶対に手放すなと言われた。――それってつまり、二人で行けってことじゃない?」
大陸の北東に位置する町・ロク。人が消える死の領域「零域」にほど近いこの地で、少年サク
は”モノを修復する力”を持つ、不思議な少女アサヒと出会う。
彼女はその力を「魔法」だと言い、さらに二年前に亡くなったサクの父を「魔法の先生」と呼んだ。
不器用だった父が手品師のはずがない。それならば、本当に「魔法」が存在するというのか。父の秘密を明かすべく、アサヒと共に旅に出たサクを待ち受ける真実とは――。
※最後まで書き上げたものを、推敲しながら少しずつ上げていきます。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 08:08:07
289117文字
会話率:41%
ものには、想いが宿る。
大切に使われた道具、繕われた布、長く愛された鞄──
それらはただのモノではなく、持ち主の記憶や願いを抱え、まるで命を持つように生き続ける。
そんな“想い”を見つめ、形にする仕事がある。
**創術屋(そうじゅつや
)**── それは、ものづくりと魔法を織り交ぜ、壊れたものに新たな命を吹き込む者たちのこと。
町の片隅の工房「継ぎ屋」で育ったツムギは、ものづくりが大好きな職人の娘。
温かく穏やかな性格ながらも、自分に自信が持てず、いつも父の背中を追いかけるばかりだった。
けれど、ある日、小さな男の子がボロボロのポシェットを抱えて訪れる。
「お母さんが作ってくれたんだ。だから……直したい」
お金はないけれど、大切なものを守りたい。
その願いにツムギは心を動かされ、初めて自分の力で“もの”を救うことを決意する。
試行錯誤の末に生み出したのは、ただの修理ではない、特別な“創術”を込めたポシェット。
ツムギの初めての仕事が、誰かの笑顔につながるとき、彼女は一歩を踏み出す。
「創術屋ツムギ」、はじまりの物語。
これは、壊れたものを修理するだけでなく、人々の想いを紡ぎ直していく、
ほのぼの温かい“ものづくり”の異世界ファンタジー。
魔法と手仕事が交差する世界で、ツムギの小さな工房から紡がれる物語が、今日もまたはじまる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 08:01:12
87823文字
会話率:49%
誰もが憧れるチーム「皇龍」の支配する街に、一匹の黒猫がやってきた。
「あの子は人とどこかが違う」
——言われ慣れたし聞き飽きた。
「生意気」
——違うよ。誰に対しても物怖じしないだけだ。
「頼むから、お前は何もしないでくれ!」
地味
に生活していたはずが、知らぬうちに望まぬままに、周囲に危険人物とみなされていた。
そんな不運に満ちた、彼女の青春物語。
※魔法のiらんどにて完結済みの作品を修正しながら掲載しています。
(https://maho.jp/works/15591074771455703105)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:33:38
613861文字
会話率:33%
幼馴染にいじめられる主人公トーマはある時不思議な夢を見る。
自身が荒廃した街で知らない男と戦う夢。
夢から覚めたトーマは不思議に思いつつも過ごしていると【ある番組】への参加が決まっていた。
いじめっ子の幼馴染も同じように参加が決まっており…
…!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:20:00
78889文字
会話率:38%
ある時、ニンゲンだった女は悪事を働いたとして島流しの刑を受けることとなる。
ひょんなことから地底世界に堕とされ、酷い目に遭い死にかけるも、大きな狼によって助けられた。
目を覚ますとあら不思議。
キツネの獣人になっていたのだ!
狼は自らを神と
言い、『ヴォルフ』と名乗る。
ヴォルフに『ふく』という名前を授かり世界を探索するのであった。
そして、旅の途中で出会う住人たちと心通わせていくうちに様々な出来事が襲い、彼らを守るため女王になることを目指すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 20:10:00
243130文字
会話率:43%
獣人探偵事務所を開いている犬獣人アドラ。彼はいつも奇怪な事件ばかりに遭遇し、解決へと導いていく。呪文と呼ばれる魔法が存在する世界で彼は今日も事件に遭遇する。そこで出会う一人の女性との出会いをきっかけに奇怪な事件が繋がり合う。
果たしてアドラ
はこの事件を解決できるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:00:00
212587文字
会話率:42%
若くして死んでしまった男子大学生。
彼は現代とは違った世界で女として生を受け、レイナと名付けられる。
性別が変わったこと。
貧乏だったこと。
親が母しかいないこと。
辛いことは沢山あったが、それでも母のおかげで、レイナは幸せ
に生きていた。
契機は、十五を迎えた年のはじめ。
職業神託の儀によって『聖女』を賜ったレイナは、気づいてしまう。
この世界は、前世でやった乙女ゲーム、『悪役令嬢だって幸せになりたい〜ぽっとでのヒロインなんかに負けてたまるもんですか〜』だということに。
レイナの転生した世界は、普通の乙女ゲームとは逆で、悪役令嬢が主人公。
レイナは敵役の正ヒロイン。
ゲームでの正ヒロインの末路は、数々の悪役令嬢と同じモノ。唯一の救いは各令嬢のBADEND扱いである友情ENDだけ。
しかし、レイナを危機に陥らせる悪役令嬢は五人いる。
更にゲームの知識はうろ覚え。
普通にやっていては、五ルートの死亡フラグを全て回避するのは不可能。
そこでレイナが思いついたのは、悪役令嬢たちを堕とし、百合ハレームを作ることだった。
果たしてレイナは、五ルート全てのヒロインを堕とし、生き延びることができるのか。
一味違った悪役令嬢モノ、ここに開幕。
(一瞬だけ男に傾きかける描写があるので保険としてボーイズラブを入れてます。本筋は百合です)
※初日以外はしばらく一日一話投稿。
カクヨム、ハーメルンにも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:10:00
180736文字
会話率:29%
現代ファンタジーな世界。
自身の<スキル>を盗まれた主人公は、とある誘いから異世界へ行き、冒険の末、世界を救った。その後、帰還する際に、何かチカラを持って行くよう言われる。
彼が選んだモノは……
そして帰還後、色々な経験から、壮
絶なビフォーアフターを遂げた彼の苛烈で過激な進撃が始まる。
(・▽・)<カクヨムでも連載しています。
(・▽・)<あちらの方が速いですので、
(・▽・)<先を知りたいと言う方はそちらへどうぞ。
(#ー#)<あっちは今の所毎日七時投稿。文字数は前々作と同じ位か?
(#ー#)<こっちは章が終わるまで一日二回投稿だ。
(㈩*㈩)<久しぶりの投稿だから、誤字脱字が多い。訂正や継ぎ足しもある。
(㈩*㈩)<生暖かく見守って。
(#ー#)<生は余計だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:10:00
451019文字
会話率:45%
「私ね、『誰もが幸せでいられる世界』を作りたいの」
『叶うわけないだろ、そんな世界』
少女の願いを、獣は吐き捨てる。
かつて在りし理想郷を崩壊させた大災害。誰もが獣となり、命を喰い合う。白と黒に塗り潰された世界を、たった一人生き延びる
少女は何の間違いもなく壊れていた。叶いもしない願いに囚われ、救う価値もないケダモノ共に手を差し伸べ、裏切られ、傷ついていく。
獣は――そんな馬鹿なガキに救われてしまった。
この地獄の底で、何よりも間抜けな『たった一人』だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:00:00
76222文字
会話率:48%
「負けるものか……あんな強いだけの|連中(えいゆう)に、アタシの|一番大事な人(えいゆう)が負けるものか……ッ!」
度重なる戦いが大陸を燃やしていた。無数の英雄がいた。奸雄がいた。勇者がいた。魔王がいた。
勝利があった。敗北があ
った。喜びがあった。悲劇があった。愛憎があった。恩讐があった。すれ違いがあった。呪詛があった。
だけれど、全ては過去のこと。
大陸はようやく手に入れた平和という果実を甘受し、人々の記憶から戦争は薄れつつある。
吟遊詩人は過去の戦いや英雄を、高らかと謳い上げ、人々は英雄譚に胸を弾ませる。
あの頃に生きたあの人たちの名前をした、飾っただけの英雄を。
それは、ありふれた光景。メリアにとっては|唾棄(だき)すべきもの。
数々の戦い。幾人もの魔王。
それらの多くに携わり、されど英雄と呼ばれなかった人がいる。
老婆メリアは愛するその人を、英雄どもに負けず劣らぬ|傑物(けつぶつ)だと信じて疑わない。
故に、世界中の英雄に挑むと決めた。
「あの人の物語で、私の【冒険商人カルマ・ノーディ】で、|ニセモノ(えいゆう)を皆殺しにしてやる!!」
こうして紡がれる一人の男の物語。
争いを好まず、女に弱く、知恵と機転で揉め事を解決する伊達男。
それこそが【カルマ・ノーディ】。
そして、迷走しながらも執念に燃える老婆の元に、英雄を知らぬ者が訪れる。
過酷な日々に感情を摩耗し、絶望と諦念に流されるままの少年カクタス。
二人の出会いが紡ぎ出すのは、救済か、新たなる呪いか。
この【冒険商人 カルマ・ノーディ の物語】は、拙作【聖パトリルクス修道院は今日も平和!】と世界観を同一とするものであります。
一部登場人物が重複する部分もありますが、こちらは単品で楽しめるものをご提供予定です。
もちろん、過去作を読んでいただけるとより一層お楽しみいただけるものと存じます。
土曜日以外の毎朝7時更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:00:00
104339文字
会話率:45%
絶世の美少女、伯爵令嬢ノエル・ブリザーグ。
薔薇にたとえられる美貌の彼女に、数多の男たちが求婚してきた。
そんな彼女には大きな秘密があった。それは……
「あー……米の酒が飲みてぇ……」
中身が極道(おっさん)だったこと。
足を洗ったハミダシ
モノは、異世界で家族の温かみに触れ、まっとうな令嬢になれるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:00:00
570987文字
会話率:37%
ドール公の令嬢メリヤナは一度死んだ。愛した王太子ルデルアンから婚約破棄されて間もないうちに、売国罪で処刑されたのである。死ぬ間際に悔いていると運命の神の計らいで、再度分岐点である11歳からやり直すことになった。今度こそ王太子の気持ちをつかむ
ため、協力者フィルクと共に、メリヤナはフィルクから教わった”メロメロの秘術”を用いて、ルデルアンの気を引くが……?
※数年前に投稿したものをリライトしたものです。第二部までは書き終えているため、ほぼ毎日更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 06:32:33
102056文字
会話率:41%
ここに記すのは、「俺/わたし」(面倒なので、以下一人称は全て「俺」で統一する)が、今まで長いこと歩んできた、本当に”つまらない”人生の備忘録だ。
所謂、”異世界転生モノ”のテンプレの数々を綺麗に踏んでしまった俺。
自称”運命の神様”と
かいう、何処をどう見ても胡散臭ヤベー奴から【ギフト】を貰い、異世界転生をする……なんてことに。
聞けばこの神様、人々の人生をただ傍目から眺めているだけで、
『何故かどうしようもなく楽しい!』
のだそうで。
なんつーか、本当に悪趣味だよなぁ。としか……
『ただね、それもちょっとだけ飽きてきちゃったのさ。そこで君に相談なんだけど、本来なら今まで生きてきた経験・記憶等、必ずリセットされちゃうそれらを全部持たせたまま、新たに人生を送らせ続けていったら、人は最後どうなってしまうのか? って。それがずっと気になってしょうがなくって、一度検証してみたくなったのさ。悪いけど、協力してくれないかな?』
……などと、巫山戯た事をほざきやがる。
その見返りとして、新たな人生を歩む毎に何か一つ特別な【ギフト】を授けてくれるのだとか。ギフトとやらは、生まれる前にランダムで決めるらしい。
そして記憶だけでなく、今まで得てきた経験と知識を余すこと無く次代へ持ち越せる様にしてくれるのだとも。
まぁ、チートありの”強くてニューゲーム”がずっと続いていくのならまだ……ということで、俺は気軽に了承してみせたのさ。
……それが、永劫とも思える永きに渡って続いていく後悔の日々への誘いだったとも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 06:30:00
352100文字
会話率:21%
魔法に関して書いてあります。
どこにも売っていないので、僕が書きました。
その性質上、独特の表現を使っています。
『』内の文章は、思考を翻訳したモノです。
方言混じりの会話口調では、通じないからです。
『』内の ・・・ は、
迷いを表現しています。
つまり、スラスラと、
答えが出た訳では無い事を、意味します。
これが本当に魔法の書なのか・・・?
疑問に感じると思います。
しかし、心配はありません。
読み進めれば、それは発動します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 06:12:02
3942295文字
会話率:4%
目が覚めた時……。
俺の意識は、『パーソナル・ラバーズ』という乙女ゲームに登場する悪役令嬢カミュ・ロマーノフへと乗り移っていた。
これは……悪役令嬢への転生!?
――でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。
こ
の世界には……『パーソナル・ラバーズ』には、人型機動兵器が存在する。
なら、ロボットモノ大好きオタクである俺がすべきことは、ただ一つ!
破滅回避も何もかも、知ったことじゃない。
この世界で、最強のエースパイロットを目指すのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 06:04:46
539788文字
会話率:21%
ロボットアニメオタクな営業マン橘勇斗が目覚めると、そこは巨大な甲冑が動き回る戦場だった。
甲冑の一体に見つかり、死にたくない一心で逃げまどう優斗だったが、そうしている内に、擱座している甲冑の一つへと潜り込む。
すると、その中は操縦席の
ような構造となっており……。
しかも、優斗のイメージへ応えて、アニメの主役機へと生まれ変わるのだった。
地を這い剣や矢で戦う甲冑たちが、空を舞いビームが撃てる主役機へと勝てるはずもなく、優斗は大戦果を上げることになる。
そう、彼こそは、超大国の侵攻を食い止めるために召喚された勇者なのだった。
これは、イメージでモノが生み出せる世界に召喚されたロボットアニメオタクの英雄譚……。
※カクヨム、ノベプラにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 06:16:34
49828文字
会話率:21%
美少女モノのソシャゲを趣味としつつも、クラスではオタバレしないよう振る舞っていた高校生――万田圭介は、ある日、うっかりゲーム起動中のスマホを教室の床へ落としてしまう。
そのスマホは、隣席の無口な美少女――百地に見られてしまったが、幸い
、彼女は誰にもそれを言わなかった。
ばかりか、放課後、万田を呼び出した彼女は、同ゲームのフレンドになってほしいと頼んできたのである。
入学以来、席は隣同士でも接点のなかった二人は、以来、急激に距離が近くなっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 16:28:19
96642文字
会話率:21%
【異世界恋愛・クズ聖女・ざまぁ系・溺愛系・ハピエン】
グルーバー公爵家のリーアンナは王太子の元婚約者。
「元」というのは、いきなり「聖女」が現れて王太子の婚約者が変更になったからだ。
リーアンナは絶望したけれど、しかしすぐに受け入れた。
気になる男性が現れたので。
そんなリーアンナが慎ましやかな日々を送っていたある日、リーアンナの気になる男性が王宮で刺されてしまう。
命は取り留めたものの、どうやらこの傷害事件には「聖女」が関わっている模倣。
できるだけ「聖女」とは関わりたくなかったリーアンナだったが、刺された彼が心配で居ても立っても居られない。
リーアンナは、これまで隠していた能力を使って事件を明らかにしていく。
しかし、事件に首を突っ込んだリーアンナは、事件解決のために幼馴染の公爵令息にむりやり婚約を結ばされてしまい――?
異世界恋愛・10万字ほどの長編です。完結まで予約投稿済み!
クズ聖女を書きたくて、こんな話になりました(笑)
いろいろゆるゆるかとは思いますが、よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 04:20:00
94786文字
会話率:40%
【ヒューマンドラマ・TSモノ・1000文字・なろラジ応募作品】
「不潔!」という甲高い声で竜騎士ダレンはハッと目が覚めた。
寝ぼけた目を上げると婚約者レナが目を吊り上げて怒っている。
ルームメイトと添い寝してなんでキレられるんだよ――って
、添い寝?
え? 誰、この見知らぬ女! 何、この状況っ!?
なろラジ応募作品、使用したお題は「ルームメイト」です。
設定ゆるいです~お手柔らかにお願いいたします! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 04:10:00
998文字
会話率:56%
【異世界恋愛・ハピエンではありません】
ハイディ・レンベック伯爵令嬢は婚約者のいる男と恋仲になってしまった。
彼は婚約を破棄してハイディと一緒になると何度も言った。
「婚約者は病でね、寝たきりなんだ。良識ある親だったら婚約は辞退してくる
はずだ」
しかし、彼の婚約破棄の話はなかなか進展しない。
「すみません、なかなか先方が断りを入れてこなくて」
「病人をこちらから捨てるのはちょっと外聞が悪くて」
「見舞いは行っていますが、彼女とは何もありません」
「本当に好きなのあなただけ」
彼の言い訳にハイディはすっかり疲れ、人に誇れない不誠実な関係は確実にハイディを苦しめる。彼への愛はあきらめられなかったけれど、ハイディは心に休息が欲しくなって、田舎の領地に帰ることに決めた。
しかし、田舎に帰ったハイディのもとに舞い込んだのは、150年前の親族の遺体が発見されたという報告だった。奇跡的に腐らず若く美しいまま発見された元領主の遺体。元領主の残した秘密にハイディは激しく動揺する。元領主の死は果たされなかった恋の約束そのものだった──。
異世界恋愛、『失恋・微ざまぁ』モノです! ハピエンではありません。
短編(15,000文字超)です。設定ゆるいです。
お気軽に読みに来ていただけたらありがたいです。
家紋武範様主催『約束企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 18:00:00
14571文字
会話率:31%
命の更新期間中……
無数にある、不思議な空間、ポータルで……
様々な世界そのモノ達、様々な世界に住むモノ達が……
婚活チャージする。
生きるため……
色々な結婚情報を、「味わい」「拘り」「叫び」……『命に積み増す』
最終更新:2025-02-25 04:00:00
515212文字
会話率:1%
命の更新期間中、どこかのポータルで、世界そのモノ達が、雑談する。
次の世界での、結婚の有無を決めるため、
婚活チャージのネタの非難を、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(チャージ)に積み増す』
最終更新:2022-03-19 14:00:00
3976文字
会話率:0%
気づくと僕は、魔王が支配する帝国にいた。秀でた能力も持ち合わせず、魔力は常人の十分の一。ちょっと夢見た冒険譚は夢のまま、ハローワークは踏んだり蹴ったり。カフェの看板娘に励まされ、軍の大幹部に煽られ。渋々赴いた海辺の街に、烏羽玉の羽根が影を落
とす。奇跡のマモノ、インケラーシャ。世界をひっくり返す怪物に、ついに魔王が動き出す。僕の意志ではないけれど、ここに史上最大のハローワークが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 03:48:54
87083文字
会話率:45%
「もしもーし、死んでいますかぁ?」
こんな第一声など三流以下の詩人でも使わないだろう。
つまり、それ以下の状況なのかもしれない。
森の中で記憶喪失。それが今、俺が置かれている状況だった。
視界に広がる三方の景色は木、木、木。そし
て、その第一声から一転して目の前で震える少女。いったいココは何処で、どんな森なのかもわからない。手元にあるのは剣、ペンダント、硬貨の入った小さな袋、そして着ているボロの衣服。森を歩くにしてももう少しまっしなモノを持ち歩くべきだと思うのだがその理由すらわからない。
……どうしてこうなってしまったのか。
何がどうなっているのかもわからない。そう、今の俺は……
『空』
過去の記憶も戻る場所も自分が誰だったのかもわからない。
戻れる後ろはなく、ただ前に進むしかなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 02:54:30
265337文字
会話率:44%
ロードランド帝国にある騎士団のひとつ、サクラ騎士団。
その騎士団にはある噂があった。
その騎士団の団長は神の化身である。故に白銀の団長は歳をとらず永遠の少女である。
その副団長は少女の加護を受けている。故に漆黒の副団長はあらゆる
災いを祓い勝利に導く。
噂や評判を表現した吟遊詩人の言葉らしい。
ただ、その誇張された言葉に対してサクラ騎士団の人数は五百騎にも満たず、世にあまり知られていない。
神出鬼没、一撃必殺、百戦百勝。姿を現わせば必ず勝つ摩訶不思議な存在からその二人は魔女とも呼ばれているらしい。
そんな話を珍しく村に訪れたとある旅人が話をしてくれ、気づけば私は目を夢中でその話を聞いていた。
そんな私に話を聞かせた旅人は話を終えるとほほ笑む。
「面白かったかい?」
「うん、でも……」
けれども、私はただの村の子ども。旅人の話に興味は感じるけれど、この小さな村から出る機会もなければ物語の団長のように活躍できるとも思えない。
「平穏で退屈な小さな世界がこれからもずっと続く。そう諦めるかい?」
俺はその言葉に驚き旅人を見る。
「それもいい。平和は良いモノだよ」
「でも……」
思いを口にしようとして躊躇う。
口にしたところで笑われると思ったから。
そんな俺の頭にポンポンとして旅人は微笑む
「なら、まずは自分を信じて動く事からだね。それは望んだ結果とは違うのかもしれない。後悔もするかもしれない。でも、それでも信じて誇るんだ」
「でも、もし間違いだったら、もし失敗したら……」
「それが生きているって事だよ。成功するまで続けても、そこで諦める事になってもね」
その日、その時からから私は剣の稽古を始めた。
その一歩は無意味かもしれない。無駄な努力かもしれない。
それでもただ憧れる時より少しだけ、心が躍る日常に変わったような気がした。
R15は基準が不明なので保険です。
造語、非常識的設定も含まれます。
本小説は現時点で一章までの投稿となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 23:06:08
223085文字
会話率:44%
転職活動に苦しんでいた30歳の男性、表見アオイは、かつてミュージシャンとしての夢を追い続けていたが、思うように結果が出ず、現実の生活に苦しんでいた。
ある日「未経験歓迎」のVTuberスタッフ募集の求人を見つけ、興味本位で応募する。面接
を受けると、ラフな格好の面接官・西園寺タクミに迎えられ、やりとりの中でかつて友人と遊んでいた時の女性の声のモノマネを披露。
すると、西園寺は驚き、彼に女性VTuber「紅音ウララ」の声を担当させることを決定。アオイは急遽、モーションキャプチャースーツを着て、ウララとしてのデビューに挑むことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 02:21:47
98390文字
会話率:49%
こちらの世界に侵入し、山の鹿や熊まで喰って数を増やした異世界のケダモノ、蒼貂熊(アオクズリ)が僕たちの学校を襲った。僕たちの学校だけでなく、ほぼすべての学校を。その目的は、もちろん効率的に若い肉を喰うため、だ。
弓道部の僕は、弓弦に矢をつが
える。生き延びるために……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 02:18:07
192693文字
会話率:29%
『忍者』・・・戦国時代においては諜報活動や放火などの行為を行い主に尽くし、江戸時代では藩お抱えの忍者として存在していた。
かつてはどこにでも忍者がいたのだが江戸時代が終わったところで忍者の存在が途端に消える。
武士の世が終わり、忍び者達
は滅したのであろうか?
否である。
忍び者達は密かに忍者として生き続けていた!
そして現代でも数は少数なれど世のために密かに活動している忍び者達はいた!
現代を生き抜く女忍者の物語ここに開帳せり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 00:56:30
101654文字
会話率:42%