付き合いはじめて1年の記念日。
陸と美琴は、思い出の遊園地へと遊びに来ていた。
想いを伝え合って、高校生のふたりの恋愛は、まだまだ始まったばかり。
幼馴染だった気恥ずかしさから、最後に言えなかった「大好き」の一言。
果たされなかった
約束。
もう一度、君の声が聞きたいんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 12:02:34
1892文字
会話率:38%
485年、ディゲーニア王国にてファスコ国王が死んだという知らせが王国中に届いた。
国王が死んだという知らせに国民は悲しみに暮れ、涙を流した。だが、アルクス協会の編纂者であったミラフェスはこの知らせに悲しみよりもがっかりした感情が優先してい
た。
国王は60年前、北に住む魔王ヴァシリッサを討伐したことにより、当時の国王から褒美として、妻であるノエル女王と結婚、国王に就任したのだ。
だが、本来武勇伝として語るはずの魔王討伐に関して、ファスコ国王は死ぬまでその詳細を一切誰にも語らなかった。
教会の編纂者であり王宮付きの編纂者でもあったミラフェスも何度も国王に交渉し、魔王討伐について自伝として書物を残さないかと言い続けてきたが一度もその口を開くことは今までなかったのだ。
しかし、国王が死ぬ数日前、唐突にミラフェスを自室に招き魔王討伐に関する過去を語ると言い出したのである。そして内容が膨大であると予想したミラフェスは準備のため数日後、取材をするというとウキウキし、取材の準備を始めた。
その矢先の訃報である。ミラフェスは心底がっかりした。
だが国王の葬儀が終了して数日後、協会にある青年が訪れた。ディオと名乗る人物は自らを国王の隠し子と名乗り、ミラフェスにファスコの過去を調べて欲しいと依頼してきたのだ。
ディオが本当に国王の息子なのかすら怪しい状況だったが、ミラフェス自身もようやく聞けるはずだった国王の武勇伝をこのまま終わらせていいのかという迷いがあった。
魔王討伐自体は事実であるため、その功績を辿れば本人に聞かずともこの魔王討伐に関する歴史が分かるのではないかと考えたのである。
そして同時に何故今まで国王が秘密にしてきたのか、このディオという青年が本当に国王の息子なのかもこれで分かるのでは?と思ったミラフェスはディオの依頼を承諾し、ファスコ国王の魔王討伐の取材に旅に出るのだった。
だがミラフェスは知らなかった。
この旅で国の存在を揺るがす重大な事実を知ることになると。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:00:00
46717文字
会話率:40%
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させ
られてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
※「約束企画」参加作品です。
※「アルファポリス」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 08:00:00
50642文字
会話率:67%
【異世界恋愛・ハピエンではありません】
ハイディ・レンベック伯爵令嬢は婚約者のいる男と恋仲になってしまった。
彼は婚約を破棄してハイディと一緒になると何度も言った。
「婚約者は病でね、寝たきりなんだ。良識ある親だったら婚約は辞退してくる
はずだ」
しかし、彼の婚約破棄の話はなかなか進展しない。
「すみません、なかなか先方が断りを入れてこなくて」
「病人をこちらから捨てるのはちょっと外聞が悪くて」
「見舞いは行っていますが、彼女とは何もありません」
「本当に好きなのあなただけ」
彼の言い訳にハイディはすっかり疲れ、人に誇れない不誠実な関係は確実にハイディを苦しめる。彼への愛はあきらめられなかったけれど、ハイディは心に休息が欲しくなって、田舎の領地に帰ることに決めた。
しかし、田舎に帰ったハイディのもとに舞い込んだのは、150年前の親族の遺体が発見されたという報告だった。奇跡的に腐らず若く美しいまま発見された元領主の遺体。元領主の残した秘密にハイディは激しく動揺する。元領主の死は果たされなかった恋の約束そのものだった──。
異世界恋愛、『失恋・微ざまぁ』モノです! ハピエンではありません。
短編(15,000文字超)です。設定ゆるいです。
お気軽に読みに来ていただけたらありがたいです。
家紋武範様主催『約束企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 18:00:00
14571文字
会話率:31%
「ルシアちゃんはぼくが護るから!」
「……うん、約束、だね……!」
それは、かつて少年が少女と交わし、そして果たされなかった約束――
空に浮かぶ大陸・アトラスガーデン。
錬金術師の楽園の片隅に広がる森の工房。そこで引きこもりを満喫し
ていた少年は、工房の主である金髪碧眼の魔女・アリスに半ば強制的に追い出され、学園都市の名門校・アルヴァート学院に転入生として招かれることになる。
転入初日、事件が起きた。
クラスメイト達の前で、少年・イツキは紅髪の女生徒にビンタされる。
「……約束、破ったくせに」
それは、かつての幼馴染・ルシア=サルタトールとの再会だった。
思いがけぬ再会と、昔とは変わってしまった二人。
学院生たちとの交流、ぶつかり合い、そして暗躍する者たち。
少年は、かつての約束を果たすため、いま一度己と向き合っていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 22:00:00
100969文字
会話率:35%
友人が死んだ。母親からの一報で思い出す、あの日々、最後の会話、果たされなかった約束。
最終更新:2020-10-01 01:13:27
4139文字
会話率:9%
子供の時にした、果たされなかった約束
けれど、ある晩、夢の中で……。
重複投稿
アメブロ、カクヨムでも投稿しています。
最終更新:2019-04-19 20:32:01
1416文字
会話率:34%
“名前”という概念がなくなった世界。
しにたがりな余命わずかの青年の前に突如現れたその幽霊はかつての親友だった。
彼女を成仏させるため、わずかな余命をかけて果たされなかった“約束”を求め奔走する。
彼と彼女の果たされなかった約束とは―
最終更新:2017-12-27 00:39:28
28091文字
会話率:55%
果たされなかった約束は、切ない。結構多いと思うけれども、私は慣れることができない。先輩と飲み会でした些細な約束は果たされるのだろうか。「あれ貸すよ」「ありがとうございます」そんな私と先輩の、約束をめぐる小さな話。
最終更新:2016-10-01 13:13:20
2544文字
会話率:45%
諦めてしまった恋があった。かつて、果たされなかった約束があった。そして、叶うはずの恋が叶っていなかった。
12月24日に、今年もある時計台の下で来栖空が、約束を果たすために一人で待ち続けていた。例年は、彼女への未練が断ち切れず、朝方ま
で待ち続けていたが、妹が現れたことによって空は、そのまま自宅へ帰ることができた。
「来年は違う年を送れるのかもしれない」
空は一つの決断をする。しかし、その決断が思わぬ事態を招き、さらなる決断を強いられることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-15 23:35:27
67486文字
会話率:55%
「よかった…ありがとう…」君の最期の言葉。桜の木の下での――果たされなかった約束。私は……君に何かできたかな?中学二年生の春、私たちの物語は静かに動き始めた。
最終更新:2009-04-03 21:42:30
70843文字
会話率:61%