僕はお前が好きだ。
僕は何回もそのことを否定しようとした。他の女の子と付き合って、その子のことを好きになろうとしたこともある。でも、駄目だった。その子は僕のことを好きになってくれた。でも僕は昭夫が好きだった。僕たちは行き止まりだった。
そして、僕は彼女に本当の事を言った。彼女は涙を流して、僕の元を去った。
彼女は最後に言った。
「その恋はむくわれないわよ」
僕もその事はわかっている。分かっているからこそ、つらかった。僕はそんなとき、ウイスキーを飲んだ。でも飲めば飲むほど、昭夫への思いは募った。僕の胸は張り裂けるくらいだった。なあ、昭夫。お前のことが好きなんだ。僕に微笑んでくれないか? 僕はそれだけで涙を流すだろう。
僕はお前に酔って何回も電話しようとした。電話して、お前の事が好きなんだといいたかった。でも、僕はその勇気が出なかった。僕は拒否されるのが怖かった。お前に変な目で見られるのが怖かった。拒否されると僕はおそらく、ばらばらになってしまうだろう。それくらいお前の事を愛しているんだ。
昭夫を好きになった「僕」。現実はなんて残酷なのだろう。青春小説。BLです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 18:05:29
2432文字
会話率:21%
ある夫人が夫に対して手紙を書き、香水をふるはなしです。
最終更新:2022-03-01 01:04:25
949文字
会話率:0%
別れた彼の車。
かつては自分の香水の匂いがしてた。
でもいまは、そうじゃない。
そんな話。
最終更新:2022-01-31 19:49:05
2512文字
会話率:26%
小説投稿サイトのカクヨム様にて先に掲載しております。
「エリザベス・スコット・オースティン! 貴殿との婚約を関係を今この時をもって破棄するッ!!」
と若い青年は声高らかに宣言した。
その声に誘引され夜灯りに集まる蝶の様に、学園の生徒
達が何事かとゾロゾロと集まり始めた。
「……今まで婚約関係を結んでいたことが恥ずかしいぐらいだ……」
香水の酷いぐらい甘ったるい香りを振りまいて、目の前で居丈高にそう宣った“元”婚約者のサザーランド王国第一王子。ベン・アーサー・クラークは、きっぱりと言い切った。
ベン王子は、王立学園の中庭の茶会などを楽しむ女子達の憩いの空間には、やや不釣り合いな同年代の男性が10人ほど、率いて押しかけてきていた。
私は何もやましい事はないのだからと自分に言い聞かせ。動揺した態度を見せないように心掛けて、勉強会のために入れていた熱い紅茶を口に含む構内を湿らせた。
周りの取り巻きを見ても誰一人として動、揺している者はいない事からも、相手をする王子たちにとっては、当たり前の要求を突き付けてくる腹積りなのだろう……。
そしてベン王子の傍らには、不釣り合いな妹のヘファイスティアが、その背に隠れるように佇んでいて、私のことをジッと睨み付けて来た。
「そうですか……一応理由をお聞かせいただいても? 国家間の問題ですから私の立場では、今この場でお返事をお返しする事は出来ません。今日の所はお引き取り頂いてもよろしいでしょうか?」
理由を聞いたのは実の子でないのに、私を憐れみ、どこに嫁出しても恥ずかしくないようにと、王族として恥ずかしくないように育ててくれた。伯母に報告するための事であった。
そして今ならまだ悪い冗談と言う事に出来るので、本国から連れて来たお友達と相談して冷静になってください、との二つの意味を込めて返事をした。
ベン王子には私の意図は全く通じなかったようだ。それも当然と言っていいだろう……先程王子の背中に何故か隠れている。義母の実の娘である第二王女ヘファイスティアの方を、見ても全く動じて居ないのであの娘は既に知っていたのであろう。
まあ、理由は隣にいる妹だという事ぐらいは容易に想像がつきますが……
はァ……ホントに馬鹿な娘……義母様ごめんなさい……できる限りの事はするわ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 00:00:00
5849文字
会話率:58%
一抹(ほんの)数分まえ、真っ赤っかな他人だった。
併(しか)し……大勢が家族になって行先(ゆく)。
通行人で終わる者もいた。
仄(ほんの)一寸(ちょい)前の事象(睦言)が永久に成って。ラッキーと云うか(「「二人異口同音に思う」」確かに生涯
幸せよ!)。しかし終(しま)いに事故と呼んだ(五組に一組は離婚の時代……家庭内離婚を含むなら三組に一組ゲッ)人も大量生産の時代――世界総人口は約77億万人。製品の仕上がり具合で異なって(交通事故に遭うより多く)。
親亡き後でも他者と助け合って行く「好きだぜ」「(RE)あら突然珍し、どうしたの」と囀(さえず)りながら。「365日多くは要らない」 vs.「毎日言ってほしいの」。
異文化持つ二人同士が笑い合いながら(言葉少なくても貌でトークし)、困難な時も解かり合い(君が居るから成せた。あなたが居てくれるから)、幸せをつくって往く(ゆく)。(カッケー)vs.(カッコいいから惚れた)、いえいえ馴れ初めはgorgeous(見た目の格好良さ)――中身は見えなかったから上辺だけで人生最大の二叉路に遭って。
倖の部(くみ)を創るお金を稼ぐため働く。百兆円の資産がどれほどなモノ(幸)のか知らないが、お金以上大切な人となって育(いく)……真剣になってアタリメだ。
先程来からGo!Go!マッハ。
洗面所で五分が十分の真剣な顔、髪を左にそして右に、復復(またまた)左にと、終に二十分。
「忙しんだよ!恋わ」
シャネル N°5 をパッとひと吹き。
鏡の前を後に、顔もパッと『天気晴朗ナレドモ浪高シ』と日本海海戦で打電した秋山真之少佐の 1/10 程の意気となって
「よっしゃあ!」。
玄関を跨ぐ。
サッサッサッ!
と我が道を大股で闊歩する真の姿格好。
振り返る通行人たち。
香水のせいか?
「 ドンドン~ヒャララ~ドンヒャララ~」お祭りは皆んな姿格好を童心へ、天真爛漫な面立ちに、回帰行。
磁力マッハ!となって「進路ヨ―ソロ―! 面舵おもかじイッパイ―!」と、我ながら無邪気なことをゆうもんだなぁとつい苦笑してしまう。
「(そこに居た彼女、突然重大発言)お嫁さんになってやる~!」
「(応じた彼、山彦のごとく)百年、チュッしたる」
「「すきー!」」と思わず一斉に二人の口調がオソロ。
中3中2の気持ちはブッ飛び路線!――ハッチャケった。
愛の容(かたち)が…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 08:51:07
58247文字
会話率:18%
とある、買い物の日のこと。
最終更新:2022-01-17 22:00:42
641文字
会話率:0%
主人公の岡本 紗江子はある日、婚約者の長谷川 幸二から「真実の愛を見つけた」、「君の香水の匂いが気に入らない」と、一方的に婚約先を言い渡される。
失意に沈む紗江子が香水をトイレのゴミ箱に捨てていると、謎の美青年が現れた。
驚く紗江子
に向かって、青年は高級香水ブランドの社名と、神谷 誠という名前が記された名刺を差し出した。戸惑いながらも、紗江子は誠に惹かれていく。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 22:05:01
42612文字
会話率:48%
不思議な香水から始まる物語
最終更新:2021-12-09 23:16:14
1000文字
会話率:0%
容姿平凡、頭脳平凡、な平凡尽くしの平民リノアには2つ、普通と違うところがある。
一つは、とても腕の立つ空術師だということ。
そして、もう一つは――極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵(イケメン)にリノアの空術師の力を
遺すために嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ! だって、旦那様ってば顔がいいもの!!」
朝食をたまに一緒に取るだけで満足だ。寝室別(これは政略結婚的にどうなの、と思うけれど)でも、他の女の香水の香りがしても、全然平気! ……なーんて思っていたら、旦那様の様子が何だかおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ旦那様ってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか??
それを私につける??
じょ、冗談ですよね―!?!?
※アルファポリス様に掲載していて放置していたものを内容を少しかえて、連載します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:08:06
4744文字
会話率:28%
一時期、よく夜中に目を覚ましていました。
最終更新:2021-11-26 14:03:30
703文字
会話率:0%
木戸島優勢(きどしまゆうせい)。後一週間は中学生だけど。この春から高校生だ。
僕の家の近所で、女子の制服が一番可愛い高校を選び、無事入学をはたした。可愛い女子に良く似合う、可愛い制服。一緒に登校して、一緒のクラスだったり。ああ、夢が広がる。
デートしたい!
そのために、僕はおしゃれに気を使った。眉を整え、髪も行きつけの自称美容院のおじさんに、スマホの画像で懇切丁寧に説明して切ってもらった。
お年玉で買った香水と、ワンポイントがおしゃれな靴。さり気なく制服のネクタイに付けるピンも、女子ウケしそうな可愛いキャラにしてみた。
さあ、準備は万端だ。僕の高校生活は、薔薇色の予定で満たされている!
僕の残金は、所持金3538円と貯金が21091円。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 16:20:09
20539文字
会話率:33%
彼女はとても綺麗だった。
最終更新:2021-10-28 19:20:15
670文字
会話率:35%
二回目の感想文なエッセイのような……。
今回も私なりに考えて、予定より時間もかかってしまった…。しかし短い……。文章の力が欲しい。
ダメ出しも受付中……。
最終更新:2021-09-23 10:35:01
918文字
会話率:0%
「わたし」の恋は消費されなくてはいけないのか?
最終更新:2021-09-18 20:56:47
12502文字
会話率:51%
※この作品は「カクヨム」「エブリスタ」にも掲載されています。
※本編完結済みです。いずれ番外編をシリーズとして投稿予定。
最強の悪人たちしか生き残れない呪われた街、百塔街。
この街生まれのアレシュは、天才的調香師だった父の莫大な遺産を食
い潰しながら暮らす美貌の青年だ。『無能』で『無職』な彼だが、百塔街を愛する気持ちは人一倍ある。
悪徳の中にこそ美と自由がある、と信じて百塔街での暮らしを満喫するアレシュ。
そんなある日、百塔街を浄化しようと、最強の司祭が乗りこんできた。
ありとあらゆる奇跡を起こしまくる善意の暴走特急を前に、『無能』のアレシュは百塔街最凶の悪人たちをそろえて立ち向かう!
【キャラクター紹介】
アレシュ……主人公。黒髪赤い目、まだ少年くささの抜けない装飾品のような美青年だが、着飾って女遊びをすること以外はとことん無能。親の遺産である魔香水を使って無法の街百塔街を生き抜く。
ミラン……主人公の自称兄貴分。常にものすごい厚着なのは氷結の呪いを受けているため。職業は符術士。様々な護符や呪符を扱い、その腕は確か。ばかばかしいほどテンションが高く、アレシュには「下僕」と呼ばれている。
ハナ……アレシュの家の押しかけメイド少女。頭に巨大な巻き角がある魔界の住人。よく喋る陰気なツンデレで、毒舌がものすごい。空間を繋げる扉の術を使う。家事は苦手。
カルラ……アレシュの元彼女の魔女。年齢は1000歳とも言われる。見た目は頼りない恋多きお嬢さんで、美しい少年に目がない。「猫」と呼ばれる使い魔を使う。
ルドヴィーク……百塔街の死体売買組織「葬儀屋」の最高幹部。アマリエと名付けた人形を外套の下に抱き、仕込み杖であらゆるものを切り伏せる。気味の悪い老人だが、アレシュのことは気に入っている。
サーシャ……アレシュの元親友。今は死んで幽霊になっているようだが……。
クレメンテ……百塔街に乗りこんできた七門教エーアール派司教。あらゆる奇跡をダダ漏れにして歩く80代の老人、ただし見た目はどう見ても20代の美青年。得意技は聖職者パンチ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 11:18:19
286618文字
会話率:31%
きなこもちさんとチョコもちさん。 最後の話。
テレビ番組『大人の悪友三人組。』きなこもちさんとチョコもちさんに異国語さんがアグレッシブなツッコミ『鼻アルコールスプレー!!』『墨汁ソース焼きそば』『泥酔アルコール香水で酔っぱらい野郎にする
!』『その黄色いしょんべんから硫黄を採取する。』『アルコールプールで1週間生活。』『シフォンケーキにおならかましたら味変わる?』等々大ヒット企画続々制作中。。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 15:10:37
3977文字
会話率:0%
僕が勤めるケーブルテレビ局の人気リポーター、基子さんには複雑な弱みがあった。
最終更新:2021-07-10 19:23:51
3481文字
会話率:45%
とある田舎町の高校に通う綾見 麗愛【あやみ れいあ】は、大好きな人がいる委員会に入ったものの、その人にはもう、、、?略奪・嫌悪・好奇心・恋心・青春が入り混じった未経験ローファンタジー!いまだ体験したことのない臨場感とスリル、物語の展開をお楽
しみあれ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 03:00:00
3513文字
会話率:52%
香水の香りを残して、出ていってしまった彼女
最終更新:2021-04-22 18:52:11
268文字
会話率:0%
フードを深く被った人物が懺悔室に入ってきた。懺悔室に取り付けられた小さなバラ窓から甘い香水の匂いがする。多分彼女は裕福な女性なのだろう。エドワードグリーン神父は聖母に祈りを捧げると静かに彼女の懺悔に耳を傾けた。
2021年4月1日 日間異
世界(恋愛)15位ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 00:00:00
5268文字
会話率:9%