〝災厄〟を司る地獄の女神ヘレは、退屈していた。
何度も何度も繰り返される、魔王と勇者の茶番劇。それが一体何度目の魔王と勇者の戦いかも定かではないが、彼女は気紛れに此度の勇者がどういう存在であるかを見てしまった
結果――
「はあ? クソ可
愛いんだが? というかなんでこんな可愛い子が魔王討伐とかいうクソ過酷な旅に出ないといけないの? もっと強そうなオッサンとかいるだろ。あー、ヤバい可愛い……好き」
ヘレは今回の勇者――ニケに一目ぼれしてしまったのだった。
「駄目だ。いてもたってもいられん。会いにいってくる」
「いやいや駄目ですって!! 一応、ヘレ様は勇者から見れば敵サイドのしかも大ボス……いや裏ボス? なんですから!!」
「知らん! あとはお前らでテキトーにやっててくれ」
ヘレは勇者ニケに会う為に、美少女の姿で顕現し、彼の前に現れたのだが――
「貴女が、旅の仲間になると女神様から教えてもらった聖女様だよね? 長旅だけどよろしくね」
「え? あ……いや……その通りですわ! 私が聖女ですわ! よろしくですわ!」
聖女と勘違いされたヘレは、こうして勇者ニケの仲間となって魔王やその配下(全員自分の部下である)を討伐する旅に出るのだった。
道中、勇者を利用しようとする人間サイドの悪意に晒されながらも、過保護すぎるヘレのせいで、ニケは無自覚のうちに歴代最強勇者になっていたのであった。
これは、自分が魔王側……しかもその黒幕だとバレないようにしながら、時に最強災厄の力で無自覚最強勇者のニケの旅を影ながら支える女神の、暴走した恋と冒険の物語だ。
*他所にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 11:02:17
6930文字
会話率:57%
ゆっくりリオルグ作ゆっくり茶番劇異世界編に登場するメインキャラクターグラディオの外伝!!
主人公レンフィールド
〜あらすじ〜
アジンニウム帝国の平民であるレンフィールドはある日とある貴族の屋敷に赴き護衛の任を任される...
そこで出会
ったのは1人の可憐な少女だった。
彼はその少女に近づく不穏な影を払い除けるために骨身を削って尽力する...
儚い恋と切ない運命の異世界ファンタジー
レン少年は少女とどのような運命を迎えるのか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 09:00:00
4523文字
会話率:79%
複数の神造の魂が天から降り注いでから六年。六歳となった半神半人の少女は誕生日の朝に起きると、自分が他の誰も持っていない、ある特異的な力に目覚めていることに気付く。
時に自分の持つ力への葛藤。自分の選んだ道の先にある数々の出会い。
楽しい、愛
しい、微笑ましい、そんな生きる上での無駄を極限まで愛した喜劇でも悲劇でもない、ただの茶番劇……の外伝です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 19:08:47
132552文字
会話率:44%
【第18回 ミステリーズ!新人賞 一次選考通過作品】
大学都市・オックスフォードの片隅で薬草店を営むオリヴィアの元には、准教授であり文筆家でもあるコナー氏をはじめ、今日も難有りの客がやってくる。
猫の酒場のずんぐり店主、斜向かいのパン
屋のいとけない幼女、あるいは町一番の仕立て屋のちぐはぐなおしどり夫婦。
ままならない人々の謎を紐解いた先で、オリヴィアはやがて己の問題と向き合うことになる。
果たして、彼女が下す決断とは――。
これは夢に臆した彼女と、夢を失った彼の、ささやかな日常の謎から紡がれる盛大な茶番劇である。
【1話完結型/全4話】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 10:00:00
30476文字
会話率:44%
雲一つない蒼空の下、白亜の宮殿前でテンプレ通りの婚約破棄劇が起きた。
破棄を突き付けるのは国の第一王子。
その背に庇われるのは異世界から召喚された主人公兼ヒロイン。
二人を囲むように立つ4人の攻略対象者たち。
彼らを真っ向から受けて立つ悪役
令嬢。
そんな茶番劇を群衆と共に眺めるサブキャラに転生してしまった私。
愛剣を突き付けながら王子が高らかに言う。
「今日、この時をもって君との婚約を解消する―!」
――よっしゃ計画通りーーっ!!
表情はそのまま、内心でガッツポーズをとった者が3人居る。
それは、私。
それは、悪役令嬢。
そして、ヒロイン。
これは、お約束通りの転生茶番劇をやり過ごした私たち3人に起こるED後の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 19:11:59
79808文字
会話率:20%
ブランデンブルク王国学園の卒業パーティーの挨拶を終えた後、パーティー開始の合図を出す筈だった王太子ヨハンが突如婚約者アグネスへ向けて婚約破棄を言い渡し断罪を始めた。
卒業生の一人だったルイーゼはその茶番劇に頭痛を覚えながらも、単刀直入に物を
申す──。
婚約破棄という茶番劇の関係者と、第三者のルイーゼによる群像劇。
全五〜六話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 00:00:00
18531文字
会話率:25%
社勇(やしろ いさむ)は絶望していた。自分には彼女が出来ないという現実に……現実世界でもてないのなら異世界に行くしかないと身を乗り出すいさむ。それを止める一人の少女。その少女はかつての同級生にしていさむの初恋の相手、白井まほ。彼女との出会い
……それは大いなる茶番劇の始まりでもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 19:00:00
48372文字
会話率:70%
「アレクシア・バートレット公爵令嬢! 君との婚約は破棄させてもらう! 僕の新しい婚約者は、ここにいるエルシーだ!」
この茶番劇の主宰者であるイーサン・ルーガン第一王子がそう宣言し、会場はどよどよとどよめきに包まれた。その群衆の中で、一人蠍
の毒刺を喰らったかのように硬直している公爵令嬢アレクシア・バートレットは、自身を冷たく睨み降ろす王子に向かって震える声を発した。
「とっ、突然どうして……!」
「どうして、だと!? しらばっくれるな! 貴様がここにいるエルシー・リリエンタールにした数々の悪行を知らないとは言わせないぞ! 貴様がエルシーを階段から突き落とし、大怪我をさせたことはわかっているんだ!」
「すみません、ちょっといいですか! アレクシア公爵令嬢が階段から人を突き落とした……というのはどうもいただけませんね。暴力的な表現を子供が見て真似したらどうするという苦情が入る可能性があります」
大陸一の敏腕婚約破棄コーディネーターである『私』は、すっかり悪役にされてしまった公爵令嬢とその婚約者である王子の、社会通念上最も適切と思われる表現による婚約破棄劇のコーディネートを依頼された。敏腕婚約破棄コーディーネーターである『私』は、この社会通念上最も不適切でしかない婚約破棄をどう料理し、社会通念上最も適切と思われる表現による婚約破棄にしていくのか。王子、悪役令嬢、平民の泥棒猫、隣国の皇太子を相手に、『私』の徹底的な指導が始まる。
【VS】
基本的にコメディですが、ところどころ『社会通念上最も適切と思われる表現』という表現をコケにした表現が含まれます。そういうの許せない、という方はご注意願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 12:00:00
12920文字
会話率:55%
悪役令嬢・リーゼロッテは、主人公であるロレッタを階段から突き落とした。
だが、突き落とされたロレッタは空中で体勢を整え、階段の踊り場にスタッと降り立ってみせた――。
ここはスマホソーシャル乙女ゲーム《ミエナイチカラ 〜INVISIBLE
LOVE〜》の世界。ゲームの舞台となるギリギリチョップ魔法学園に通う生徒は、全員が乙女ゲームのためだけに作られた存在。彼らは、疑似恋愛を楽しみたい人間=プレイヤーを満足させるため、日夜自分の役割を演じ、イベントのお膳立てをし、攻略可能キャラクターたちとフラグを立てる……いわば壮大な茶番劇に出演している役者であり、それは悪役令嬢役であるリーゼロッテも同じだった。
だがリーゼロッテは次第に、主人公であるロレッタが乙女ゲームとして想定されていない行動をとっていることに気づく。階段から突き落としても無傷だし、フラグを立ててもへし折るし、「調子に乗らないで」と凄まれても戸惑うだけ。挙句の果てには、ロレッタはこのゲームの攻略対象キャラクターではない、スチル絵もCVも立ち絵も全く存在しないモブキャラとくっつく始末。
おかしいよね? ここは乙女ゲームの世界、彼女はその世界の主人公なのに、何故誰ともくっつかないのか? 何故彼女だけはこの世界においてこんなにも自由なのか――彼女の正体を訝ったリーゼロッテは迷った挙げ句、単身、彼女との対話を試みるが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 20:07:29
17816文字
会話率:30%
バカップル断罪劇。
卒業式にバカな男子と少しクソな妹の茶番に付き合わされた姉の話。
最終更新:2021-03-25 16:10:26
1771文字
会話率:58%
「キトリ・モリーナ!俺は貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの恒例行事になりつつあった婚約破棄。今年もそんな馬鹿な真似をする人間がいたことに『俺』はため息を吐いた。
婚約破棄を言い渡したのはアロンソという俺からすれば印象のない男。
彼は公爵令嬢ネリーンと真実の愛を見つけたのだという。
しかし、普段饒舌なキトリだというのに、アロンソに対して何も言い返そうとしない。このくだらない茶番劇が長引きそうだと思ったその時、ネリーンが口を開いた。「あの――――わたくしからもいくつか、よろしいでしょうか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 17:58:52
5402文字
会話率:28%
「お前との婚約は破棄する」目の前で起きた茶番劇にアリディアは興奮していた。何ソレ、そんな事を本気でする人いたの?
浮気相手を腕に引っ付けて、何が真実の愛なの? え、なんで婚約者が悪いみたいな事を言ってるの?
浮気した "あなた" が一番悪い
んでしょう? この人、こんな無謀な行動してどうしたいのかしら?
ふふっ。そう、他人事だと思っていた時代もありましたよね。アリディアは遠い目をしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 12:00:00
49894文字
会話率:37%
短編「思い違いの茶番劇」のその後の顛末。
そちらを読んでからお読みください。
最終更新:2021-02-07 23:52:20
5342文字
会話率:31%
悪役令嬢の婚約破棄に見せかけた、そうでもない話。タイトル通りの茶番劇。
最終更新:2021-02-02 18:49:36
3424文字
会話率:46%
悪魔がお届けする無様な茶番劇。
最終更新:2021-01-19 00:26:58
2194文字
会話率:54%
クッソくだらない茶番劇。
頭を空っぽにして鼻くそほじりながら見てください。
最終更新:2020-12-13 16:31:28
1000文字
会話率:38%
たいそう真面目な茶番劇。
最終更新:2020-10-09 17:27:33
571文字
会話率:0%
私、琴葉(ことのは) 細魚(さより)は29歳OL。
ある日寝て起きたら、大っ嫌いなシンデレラの童話における『義理の姉』に転生していた。
そこで私は、決心する。
『この世界のシンデレラ・ストーリーを粉々にぶち壊してやる!』
だけど、悪役令
嬢としての役目を全うして、その上でこの茶番劇を壊そうとした私の思惑はことごとく外れる。
シンデレラからは感謝され、妹からも奇異の目で見られ、王子様からは……。
おかしい、私はこんな筈じゃなかったのに。
だから、シンデレラなんて大嫌いなんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 00:00:00
9116文字
会話率:33%
私、琴葉(ことのは) 細魚(さより)は29歳OL。
ある日寝て起きたら、大っ嫌いなシンデレラの童話における『義理の姉』に転生していた。
そこで私は、決心する。
『この世界のシンデレラ・ストーリーを粉々にぶち壊してやる!』
だけど、悪役令
嬢としての役目を全うして、その上でこの茶番劇を壊そうとした私の思惑はことごとく外れる。
シンデレラからは感謝され、妹からも奇異の目で見られ、王子様からは……。
おかしい、私はこんな筈じゃなかったのに。
だから、シンデレラなんて大嫌いなんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 21:00:00
4150文字
会話率:18%
私、琴葉(ことのは) 細魚(さより)は29歳OL。
ある日寝て起きたら、大っ嫌いなシンデレラの童話における『義理の姉』に転生していた。
そこで私は、決心する。
『この世界のシンデレラ・ストーリーを粉々にぶち壊してやる!』
だけど、悪役令
嬢としての役目を全うして、その上でこの茶番劇を壊そうとした私の思惑はことごとく外れる。
シンデレラからは感謝され、妹からも奇異の目で見られ、王子様からは……。
おかしい、私はこんな筈じゃなかったのに。
だから、シンデレラなんて大嫌いなんだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 21:00:00
2751文字
会話率:20%
ある学園の昼下がり――
「ドロシア・ヘリング公爵令嬢! 貴女はこのリアーナ・マッカレッル男爵令嬢へ数々の嫌がらせを行ってきた! 先日は暴漢を差し向ける等、看過出来るものではない!」
王太子の側近候補の二人が男爵令嬢を連れ、突然怒鳴り
込んできた。
突撃された公爵令嬢のドロシアは一緒のテーブルに居る王太子、ニコラウスに一度視線を走らせてから、一団に向き直り、呆れ顔を隠しもせず口を開いた。
「……はぁ。それで?」
突然始まった茶番劇の舞台に上げられたドロシアとニコラウスは…
今回も恋愛要素薄めだったりします…すみません…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 17:49:27
4339文字
会話率:61%
幼い頃に自分は魔王の生まれ代わりだと思っていた少年、倉戸春人。
高校生になった春人は幼馴染の恋人、ふざけあえる友人がいる幸せな日々を過ごしていた。
そんな春人の人生はある日に一変する。
高校一年の二学期初日に、異世界転移に巻き
込まれる。
今の生活に不満はなかった春人だが、クラス全体を巻き込んだ転移の魔法に多数決で負けて異世界へ行くととなってしまった。
元々魔王の転生者であった春人は魔王として転移することとなるのだが、魔王というその存在は異世界では争いの種であった。
幸せであった元の世界に帰るために、異世界転移した幼馴染みと共に、最強の魔王ステータスを持った少年が、戦乱の異世界で巻き起こす壮絶なる茶番劇が今始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 08:00:00
132204文字
会話率:25%
シルビア=ロッシュは自身の学園の卒業式と祝賀パーティの時に第二王子たちに悪役令嬢として断罪されることを知っていた。この世界が乙女ゲームの強制力から逃れるためには、祝賀パーティーで行われる『断罪劇』を終わらせてゲームのエンディングを迎えなけれ
ばいけない。最悪の正規ルートを回避するための対策はシルビアが生まれる前から練られていた。そして今日という日を迎え、ようやくふざけた茶番劇が始まる。その顛末の話。
23000文字くらいの話です。7話完結。完結まで書き終わっているので本日全て投稿できたらしようと思っています。→無事に投稿完了!完結しました。修正しながら上げていたら終わってみれば28000文字まで増えてました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 22:50:57
28421文字
会話率:50%
万年戦争大陸と呼ばれる青い焔は、危機に瀕していた。度重なる戦火に大地が耐えきれず、海の藻屑と消える寸前だった。
命の生き死に、命の生き様を見守る風の王・リティルは、その大陸出身の破壊の精霊・カルシエーナを思い、大陸の命を救う為、ついに動き出
す。
風の城総力を挙げて仕掛ける、戦争を止めさせるための、無謀な茶番劇。
青い焔の戦争は止まるのか?それとも、滅びるのか?
三国の共通の敵役には、破壊の精霊・カルシエーナと、再生の精霊・ケルディアスが。
人間の国の導き手には、風の王・リティルの、やさぐれ次男である混血精霊のレイシが。
獣人の国の導き手には、雷帝・インファの息子である、殺さない殺人鬼・インジュが。
半獣人種、ウルフ族のランティスを契約者に、リティルは、インファと補佐官・ノインのジャッジに挑む。
ワイルドウインド・シリーズ五作目。万年戦争大陸編です。
恋愛要素ありの、冒険ファンタジーです。
※前作ワイルドウインドからお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 22:21:57
190804文字
会話率:45%