「君に伝えておくことがある。私は君を妻として愛するつもりはない」
結婚式が終わってやっと一息ついたところで夫になったばかりのアレクシスにそう告げられたメルフィーナ。
アレクシスから開拓中の貧しい土地をもぎ取り、公爵邸を後にしたメルフィー
ナの共はアレクシスのつけた監視役の護衛騎士、セドリックと無口な侍女のマリーのみだった。
結婚直前に前世の記憶を取り戻したメルフィーナは、ここが前世で雑学系乙女ゲームと揶揄された「ハートの国のマリア」の世界であり、自分がアレクシスルートの悪役、メルフィーナ・フォン・オルドランドであると気づいてしまう。
家族とは不仲、結婚相手には愛する気も子供を作る気もないと言われたメルフィーナは、何もかも馬鹿馬鹿しくなった。
実家も婚家も、もう知らない! あんな男のために悪役になって修道院送りになるのもまっぴら後免よ!
不遇に育ち不遇な結婚をしてしまったメルフィーナは、家族も夫も関係なく勝手に幸せになろうと決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:00:00
992042文字
会話率:45%
やあ、突然なんだが君に聞きたいこと、要は相談があるんだ。聞いてくれない?ああ、俺は此先暁人(このさきあきと)。ただのそこらにいる学生だ。そんな俺の相談なんだが…目が覚めたらゲームみたいな場所にいた。…どうにかなんねぇ?
最終更新:2024-05-18 12:00:00
17299文字
会話率:18%
『(ちょっと陰のある)クラスの人気者×ぷち不良男子』
遅刻をしたり授業をよくサボる花村尊は、とある放課後、自身の机に1枚のメモが置かれていることに気づく。そこには、誰のかも分からないメッセージアプリのIDが書かれていて……
友人と呼べる
のは1年の頃からつるんでいる2人のみで、それで別に構わなかったのに。メモの差出人の“chi.”の正体を当てるゲームが始まり、尊はクラスメイトの観察を余儀なくされる。
その最中、「こいつだけは絶対に違う」とクラスの人気者・三上千歳を真っ先に候補から省くのだが――
✩登場人物✩
・花村尊(はなむらたける)高2:遅刻やサボりをよくするぷち不良。恋愛に興味なし。ウェーブがかった黒髪、身長180cm。群れないタイプ。
・三上千歳(みかみちとせ)高2:クラスの人気者。いつもニコニコ、身長180cm。ミルクティー色のサラサラ髪。周りに意見を合わせるタイプ、そんな自分があまり好きではない。
※ムーンライトノベルズにも投稿しているものを全年齢版に改訂したものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:00:00
73365文字
会話率:66%
幼稚園の頃、事故にあってしまい、右膝から下と左足首から下を失い、左腕には大きな傷跡が残ってしまった、田中 花音(たなか かのん)
そんな彼の夢はモデルになる事。しかし、この足と腕では、塾の先生に「無理だろう」と言われてしまう。それから花
音は、仮初の夢で「将来の夢は?」という質問に答えていった。
ある日、学校が何者かに乗っ取られ、実に難しいゲームが開かれた。それは……
『全校生徒が屋上で、本当の≪夢≫を叫ぶこと』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 21:57:06
1537文字
会話率:37%
作家・九条祐樹は、授賞式の場で一人の男性に声をかけられる。
彼は、中学の同級生である佐藤葵だった。
転校生として出会った葵とは、性格も生きてきた環境も真逆。合わないと思っていた九条だったが、偶然が重なり彼の本質と本音を知っていく。
次第に葵
に恋心を抱く中で、幼さゆえの嫉妬と自尊心との葛藤が、初恋を苦い思い出へと変えていった。
喧嘩を機に疎遠になっていたが、再会を通じて、止まったままだった初恋が動き出していく。
※ボーイズラブ小説(全年齢)です
※更新不定期
※昔別サイトで投稿した短編のブラッシュアップ作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:10:00
20798文字
会話率:49%
ヨーロッパの最果ての島イニシュモア島。ここから物語は始まる。ドイツで製薬会社の駐在員として勤務していた主人公は、日本から発生したという謎の『黒い悪魔』という災害のせいで脱出を余儀なくされた。途中フランスの港町で出会った老人と少女とともにこ
のイニシュモアへと渡った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 11:49:04
121518文字
会話率:60%
飼うと決めてから覚悟はしていたつもりだった。
出会ってから十数年、よく生きてくれた……愛猫と間違いなく言える。
君と過ごす時間はとても穏やかで優しくて、ささくれ立った心を癒してくれた。
君が日に日に元気をなくして行く様に、改め
て覚悟が揺らぐのを感じていたよ。
側にいてやりたかった、ごめん……後悔が募る。
君がいない日々は酷く色褪せていて、とても無気力になってしまう。
食事も喉を通らない、どうでもいい……
今日、同僚に何か言われた気がするけど覚えていない……鬱陶しいと感じただけだった。どうせ仕事を押し付けてきただけだ。
騙されて、利用されて、嗤われて……うんざりだ。
あぁ、眠い……
夢で君に会えるかな?
もし、また会えるならまた一緒に暮らしたいな。
一緒に遊んで……
一緒に昼寝して……
穏やかで……
優しくて……
温かくて……
のんびりと……
だらけた時間を……
……
ミーナ……
また……
会いたいよ……
…………
……
その日、彼はその世界から姿を消した。
始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 00:00:00
2013181文字
会話率:57%
私、佐奈田雪緒は仕事帰りに、不慮の事故で死んでしまった。
気づけばそこは、異世界戦国時代風18禁乙女ゲーム「花押を君に」。通称「カオス戦国」の世界だった。
おまけに私、主人公の姫君でも悪役令嬢でもなく、攻略対象の「真木 雪村」になってる!?
え?雪村ルートって「死亡エンド」しか用意されてないんですけど。
私、こっちの世界でも早々に死んじゃうの!?
……死なない為には姫君に、他の攻略キャラのルートに進んでもらうしかない。
恋愛イベントの発生を抑えつつ、怨霊蔓延る異世界で、戦国武将として生きていかなきゃならなくなりました。
乙女ゲームの世界なのに……ぜんっぜん甘くない!
※ 途中でターニングポイントがあります。
※ 18禁乙女ゲームの世界なので、ソレを意味する単語はそこそこの頻度で出てきます。そういう単語も目にしたくない方は、閲覧をお控えいただけるとありがたいです。
※ カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 13:24:42
642654文字
会話率:30%
むかしむかし、日本によく似た異世界にも『戦国時代』と呼ばれる時期があり、戦国武将によく似た武将たちが存在していました。
これは今から450年ほど前、ひとの世に、神やあやかしが共に存在していた異世界 ”日ノ本”。
神龍を従えた『越後の龍・上森
剣神』、炎虎を従えた『甲斐の虎・武隈信厳』ら戦国武将が鎬(しのぎ) を 削っていた、群雄割拠の世のお話です。
※こちらの世界では『越後の龍』が女性ですので、そういった設定が苦手な方は閲覧をお控えいただけるとありがたいです。
※名前が似ていますが、史実のモデルとはまったくの別人です。
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こちらは『カオス戦国 ~気付いたら18禁乙女ゲームの世界に転生してました・でも私、攻略される武将側なんですけど!?~』のスピンオフ作品です。
本編の『カオス戦国』は、18禁乙女ゲーム『花押を君に~戦国恋歌~』の世界に異世界転生した話なのですが、この作品はその舞台になる異世界の 約20年前の話、前日譚になっています。
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・ 少しでも楽しんでいただけたら嬉しいですが、何らかの反応をいただけると、とても励みになります。
・ 本作よりコメディ要素が少なめですが、本編の方も覗いていただけると嬉しいです。
・ カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 17:11:04
12811文字
会話率:35%
夢を諦め帰郷した大町天真にはかつてダンサーを目指していた彼女がいた。最初は共に夢を叶えるため励んでいた二人だが夢に向かって前に進めずにいた。やがて二人は堕落し夢を蔑ろにする。だが天真は堕落した状況を打開するためにある決断をするのであった。
最終更新:2024-05-15 11:42:53
5323文字
会話率:21%
大工だったジェレミーは職を失い一カ月も次の仕事を見つけられずにいた。ついには街で力なく座り込んでしまうが見ず知らずの女性サマンナから金を借り生活難を脱出する。それから二人は仲良くなるがとある日サマンナは突然と姿を消した。数年待とうがサマン
ナは現れず、ジェレミーは借りた金を返すべく彼女を探す旅に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 06:41:50
4138文字
会話率:48%
「君に仕事を頼みたい。次の定期発表会で、俺の衣装を仕立ててくれない?」
王都の端っこ、とある仕立て屋で住み込みアルバイトをしながら仕立て屋を目指す萌稀(もえぎ)は舞台芸術オタク。
ある日、師匠に連れられて「王立魔法学術院」の芸術クラス
による定期発表に訪れた。その発表の最後、色素の薄い金髪の少年が、手回しオルガンを奏でながら歌った歌にかつてないほどの衝撃を受ける。
その後、師匠の伝手により楽屋で出会った三人の学生に誘われ、舞台衣装を作らせてもらうことに。
舞台芸術をこよなく愛し、舞台衣装もこよなく愛するワケあり主人公が、とんでもない表現力で歌を聴かせる高貴な三人組に出会い、時に魔法に苦しめられたり、時に師匠に扱かれながら衣装を仕立てるために頑張るお話。
(しばらくはコメディ強めでお送りします)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
376604文字
会話率:48%
ある事件をきっかけに、声を失っていた少女・柚羽は、転入先の学校で自身を恨み、憎む人たちに出逢う。
そんな柚羽に手を差し伸べたのは、何故か柚羽のことを知っている少年と、学校中の人達から嫌われている人。
──この出会いは、純白に埋もれていたある
恋を呼び覚ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 18:25:59
7815文字
会話率:36%
これは、一人の男子高校生の周りで繰り広げられる、青春恋愛物語。
複雑に絡み合う人間関係、中々伝わらない想いにもどかしくも、どうしていいか分からなくなる。
そんな苦悩と、葛藤を詰め込む。
そんな、少年少女たちの貴重な時間をこの物語に。
主
人公を取り巻は、長年の腐れ縁となった幼馴染、常に成績優秀で勉強熱心な女の子、昨年の体育祭以降話しかけられるようになったスポーツ女子。
なんでも相談できる、気心知れた親友。
この友人達と描かれていく、甘酸っぱい青春物語。
となると思っていた、あの子が出逢うまでは。
これは、よくある青春物語ではなく。
一人の少女が蠢く愛望を満たそうとする。
悪魔のような少女との物語だ。
好きな人を独り占めにする、行き過ぎた愛情の先とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 23:02:48
24094文字
会話率:53%
桜の鉢、春になる訪れる季節の顔。
ふと花屋の前を横切ると、目に止まりませんか。
春を待つ“流川桜”、春を届けたい“水雲一心”。
二人の出会いは、なんてことない公園から始まる。
一夏の恋模様を描いた物語。
出会うきっかけとは、春を待ち春
を届けたいとは。
満開に咲き誇る、大木の桜ではなく。
力強くも美しく桜一本の桜。
人によって春の顔は様々。
そんな、二人の春を物語にしてお届け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 12:34:04
12121文字
会話率:24%
ルピアは大国の王女だ。秘密だけれど、滅んでしまった魔女の末裔で、『婚姻相手の怪我や病気をその身に引き受け、完全に治癒する』魔法が使える。
「けどねー、痛みや苦しみもそのまま引き受けるから、よっぽど相手を好きでもない限り、身代わりなんてできな
いから!」と周りを説得し、幼い頃から恋をし続けてきた隣国の王フェリクスに輿入れする。
彼のことを一途に思い、気持ちを隠そうともしないルピアのことをフェリクスは好ましく思うけれど、……誤解から彼女が裏切ったと考え、冷たく当たってしまう。
―――そんな彼の身代わりとなり、ルピアは深い眠りについた。
「……いいよ、ルピア。君にとって苦しみでしかないのなら、私への思いを忘れればいい。だが、私はずっと君を愛するし、必ず君を取り戻すから」
夫のことが大好きな妻と、妻のことがもっと大好きな夫の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 22:00:00
354411文字
会話率:29%
現在日本で起きている政治・経済・歴史・世相問題について書かれた実用書に成ります
小学生・中学生・高校生に向けて書いております
是非とも学生諸君にお読み頂き、日本の各種問題について知識を得て頂きたく存じます
大人の方々にも、ご参考に為れ
ば幸いですのでお読み頂ければ幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 15:00:00
1597564文字
会話率:4%
いよいよ高校受験の時期が来た。その最中一年の凸凹コンビがどうしても台本を書いてくれと頼まれる。山岡先生は流感らしい。仕方なく引き受けるが何時もの様には行かず最後の所はミュージカル風にするようにとアドバイスする。彼女らもそうこうするうちに台本
の書き方のコツを覚え、赤毛のアン2は出来上がるが、ミュージカルにしたため音楽の大桐先生の力が必要になり先生同士の仲が近くなり、みんなの気がかりに。受験の方は皆それぞれに無事合格したようだ。一方千鶴はオリンピック選手の補欠としてパリに行ける事になり、沢口君にはバスケのスカウトからちらほら声がかかるようになっていた。敦君は共に通学するので、悪い奴から真理を守るため、筋トレに励み、武志君は只管勉学に励む毎日。そして山岡先生が転任すると知った大桐先生は・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 14:08:23
48049文字
会話率:69%
中2の3学期になり、中3の武志君は受験を控えさすがの真理も今は訪問中止。演劇部の台本を書きたくても肝心の山岡先生の顔色がさえない。真理が演劇の高校に入る事を条件に3年を推薦入学をさせたためらしい。真理は推薦は受けず普通にテストで入り、初めは
演劇部に入ると提案。やっと先生の気分も晴れて劇が決まる。その劇は今まで違ってどちらかと言うと喜劇仕立てでドタバタものだ。皆笑いを取るため大袈裟に演じることに。一方塾の方からも塾の為に有名な進学の高校に入るように頼まれ、受験することは引き受けることに。武志君は希望する高校の入試も無事終わりパス出来た。
学年末の試験が迫って、真理はばっちゃんから送られてきた「魔法の粉」なるものを飲みながら、物部君に負けないよう頑張る。殆ど満点に近い点数を取って、又1位になったが、物部君の窶れ様を見て、自分が1位になったのは魔法の粉の所為だと伝える。
今回は杉並の祖父母も劇を見に来るが、出ずっぱりではあるが凄い汚れた格好でがっかりしていると思う。途中健太などのヤジで暗礁に乗りかけたが、無事幕となった。
六色沼公園で皆集まり高校進学のお祝いをすることに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 15:05:27
46538文字
会話率:53%
私と君、いろいろと違う。
私は静かで友達もいない。なのに君は明るい。活発的で友達も数えきれないほどいる。
私は運動が苦手。なのに君は運動抜群、全く疲れない。
私はテストが苦手だ。大体は50点ほどしか取れない。なのに君はいつも90点以上だ。
私は遅刻することがある。欠席になったこともある。なのに君は遅刻したり欠席をしたことがない。
私は感情を持たない。悲しく思ったことなどない。なのに君は感情を持つ。たいてい笑っているが泣くことだって怒ることだってある。心配することだってある。
私はクラスで発言したことがない。なのに君はたくさん発言している。質問や回答、コメントなどをたくさん。
私は昼休み、だれとも話さず自分の席で本を読んでいる。なのに君は外で遊んだりほかの生徒と話したりしている。
私|+《と》君は違う。何もかもが違う。君が人間ならば私は何?宇宙人?ただの生き物?それとも人工知能?
私|+《と》君。何かと人間。暗い私と明るい君。何の関係もない私|+《と》君。なのになんで君が気になる?君に恋をしているから?君が好きだから?君が有名だから?
私は君が憎い?君を殺したい?君に殺されたい?わからない。でも私は君が気になる。気になってたまらない。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-13 08:00:00
12247文字
会話率:8%
何度でも、私は君に殺される。
繰り返す、
幼なじみに殺されるまでの3日間。
·̩͙꒰ঌ ┈┈┈┈┈┈♡⃛ ┈┈┈┈┈┈ ໒꒱·̩͙
〖あらすじ〗
ある日、私は殺された──。
自分が殺される夢を見て目覚めた菜乃は、その後、幼なじみ
の理人によって実際に殺されてしまう。再び目を覚ますと、なぜか時が戻っていた。殺されるまでの3日間を繰り返すようになる。同級生である仁の助けを得ながら死を回避すべく奮闘するうち、理人の本心が見え隠れし…。歪んだ想いが織り成すループ・ラブサスペンス!
〖Contents〗
❤︎第一章 純愛メランコリー
❤︎第二章 恋心と愛憎
❤︎第三章 灰色の記憶
❤︎第四章 綺想ノスタルジー
❤︎第五章 ノイズ
❤︎第六章 兆候
❤︎最終章 狂愛メランコリー
※エブリスタ、野いちご(ベリーズカフェ)、魔法のiらんど、ノベマ!、アルファポリス、ノベルアップ+、にも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 22:35:57
102611文字
会話率:25%
これは私が君に言葉を送るまでにかかった日々の物語。
キーワード:
最終更新:2024-05-12 22:13:19
14608文字
会話率:79%
「君に必要なのはそう…………ハーレムを維持する力だ」
見えない脅威によって人類のほとんどが消えて各所の城塞都市に籠る僅かな人類のみが生き残る世界。都市に迫る見えざる獣と呼ばれる存在から都市を守る防衛隊に所属する昼月陽はある日の防衛線で死の
淵に立った時に宙を舞って獣を屠る一人の少女を目撃する。
生還した陽はその時見た少女を死の淵で幻視した天使かと思うが、予想に反してそれからすぐに少女と再会する…………但しその天使は公衆の面前でで全裸で興奮していた。
「ろ、露出狂…………」
「ち、違うの…………わ、わたくしは変態ではないの!」
これは長い孤独の中で戦い続ける見えざる魔女と呼ばれる少女達と、彼女たちの心のケアをしつつ内ゲバを防がないと人類が滅亡するという重責を押し付けられた一人の少年のお話。
※小説家になろうでも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 18:01:08
425757文字
会話率:56%
ある日、海辺の高校に通う少女「柊楓」は学校を出るとぼろぼろになった街を見た。校門をくぐる前はいつもの風景だったのに、一変した。家に着くとやはりそこも崩れ果てていた。先に帰っていたはずの弟の姿は見当たらず、一階のカフェにいるはずの両親の気配
も感じられない。捜索隊がやってくると見るに堪えない家族が見つかった。月日が経ち、楓は捜索で見つかった家族が眠る墓の前で神に祈った。また弟たちに会いたい、と。
葉月弥生は高校一年生の春、発展しすぎた科学によって作られた空間に歪に幼馴染の朱火紅葉と迷い込む。そこで見たのは、見覚えのあるような荒廃した街だった。しかし、その町の記憶は二人にはない。あるはずがなかった。謎の大群が人の集落を襲っているのを見て、二人は科学の力で自らの体に刻み込まれた力でその大群に対抗した。未だ解明されていないこの歪の先にあった世界、それを生み出した超科学、それはいったい何なのだろうか。高校での生活と並行して弥生と紅葉の二人は調査を進めることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 16:41:08
29954文字
会話率:53%