天野塚。それは「天才たちの墓場」と呼ばれる場所。女性だけによる日本屈指の歌劇団「天野塚歌劇団」と、そこへの唯一の道である「天野塚音楽学校」の総称である。
「愛と正義と美に生きよ」を校訓とする音楽学校の倍率は二十倍超という狭き門。才能を持
ち、努力を重ね、容姿端麗な選びぬかれた者しか入れぬ場所。そしてその中でも競い合い、入団してからも競い合い、真に選びぬかれた極少数の者だけが歌劇団で「トップ」の肩書を得ることができる。どれほどの天才であってもより強力な才と努力を前に敗れ、場合によってはその名すら忘れられ消えていく、まさしく天才たちの墓場。
その墓場で、彼女たちは運命に直面する。絶対的な天才という運命。人生を決定づける出会いという運命。親子三代の悲願という運命。超有名芸能人の子という運命。そして、幾度もの敗北を重ねた何者でもない彼女の運命。
そこで己も屍となるか。この塚を盛る名もなき骸の一つとなるか。それとも生きてそこを登り、その頂きで光り輝く星となるか。その運命は、神のみぞ知る。
さあ、幕が上がる。少女たちよ、天才たちの墓場で歌え。
※ https://ncode.syosetu.com/n1663gg/ ←「ライブ・オブ・アイドル」こちらも是非読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 18:02:47
47120文字
会話率:67%
相良心陽は小劇団の舞台女優で、いつか大きな劇場でのヒロイン(カーテンコール)を夢に頑張っていた。
長野では心陽の元義父の井津博が妻の香央里を殺害する事件を起こし、事件後、逃亡し、警察から全国指名手配を受けていた。
事件から数日が
経過したある日、博がテレビ局を通じて、次の殺人予告を行う。
が、博は誰を殺すかまでは特定せず、警察の捜査も行き詰っていく。
心陽は博の一人息子の尊の引き取り手がないという事と、尊が虐待を受けていた可能性がある為、東京で一時的に引き取り、一緒に暮らす事になる。
心に傷を負っていた尊は心をなかなか開こうとせず、心陽は戸惑うが、精一杯、尊と向き合おうとする。
そんな折、心陽の元に大劇団から次回公演のオーディション参加の依頼が舞い込んでくる。自信がなかった心陽だったが、同じ劇団の仲間などの後押しもあり、オーディションを受ける事にする。そして、見事、ヒロインの座を勝ち取る。
香央里の殺害後、逃亡をしていた博だったが、ようやく殺すべき相手と思われる星野俊道を発見し、東京に姿を現す。星野と対峙した博は真相を知る事になる。博の香央里殺害の動機は一人息子の尊に対する香央里の虐待で、尊を守る為に香央里を殺害したのだった。警察の捜査などで、尊の本当の母親が博に殺害された香央里ではない事が分かる。
心陽は舞台公演の初日、実の父親が星野だと判明する。星野は今回の舞台を主宰する立場だった為、自分がオーディションで勝ち取ったヒロインは星野の情であったのかと動揺するが、星野に父親としてではなく、舞台人として説得され、舞台に上がる事にする。星野は星野で昔、恋人だった心陽の母親の相良美晴を思い、書き下ろした作品であった為、この作品のヒロインは心陽にしか演じられないと考えていたからであった。
心陽が生まれるまでにも、心陽の母親の美晴と星野の間には出会いから、別れなど色々な物語があった。
そこには二人のそれぞれがそれぞれを思いやる出来事もたくさんあった。
最後に心陽は舞台を無事に務めあげ、念願だった大勢の観客からの拍手、カーテンコールを経験するのであった。
そして、心陽は尊とも心を通わせていくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 20:00:00
65014文字
会話率:60%
魔導の力によって平和と繁栄を極める国……オズ王国は、突如として現れた「真のオズの王」を名乗る男の侵略により、かつての平和を失った。
続く戦乱の最中、記憶を失った少女ドロシーは、自分の意思に関わらず戦いの渦にのまれて行く。
ライマン・フラ
ンク・ボーム著『オズの魔法使い』のストーリーを下敷きにした、ファンタジーエンターテイメント。
※この作品は2017/01/27 ~ 2017/01/29 に、劇団ゴサンケ第2回公演として上演した『Doroshy-ドロシー-』の脚本を、小説として再編成したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 11:03:58
2457文字
会話率:35%
王国を揺るがす婚約破棄騒動から一年、小銭稼ぎとざまぁ目的で公爵令嬢が書いた小説は大ヒットし、遂には舞台化される様になった。舞台化にあたり専門の劇団が作られ、団員の募集が行われた。そしてある日、二名の採用面接が行われたが、応募者の片方が婚約破
棄で平民落ちした元王子だった事で面接はおかしな方向へ進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 14:22:42
3823文字
会話率:71%
帝都で騎士をしているスヴィは、ある劇団員のクリストフの大ファン。
彼の公演の時には、なにがあっても絶対に観に行く!
そんなある日、クリストフとお近づきになるチャンスがやってきて……。
ただのいちファンでいられなくなってしまったスヴィ。
今日も一途にクリストフを追っかける!
小鳩さんブッ刺せ企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 20:36:59
32015文字
会話率:51%
主人公の猿田真理子は芸術系の専門学校を卒業後、就職先が見つかりませんでしたので、スマホの求人サイトで見つけたデパートの屋上で、着ぐるみのアルバイトを始めることにました。
そこで知り合った、「劇団秘密の隠れ家」に所属している桃山郁子に入団を誘
われることになったのですが、そこは子供たちに大人気の「プリティ西遊記」のショーをやっている有名な劇団でしたので、入りたい気持ちでいっぱいになりました。
入団した彼女はプリティ孫悟空の役に選ばれて、その日から厳しい稽古を受けて、ステージでショーをやったり、子供たちと楽しく交流もやってきました。しかし、お仕事は楽しいことばかりではなく、様々なトラブルに巻き込まれていきますが、彼女はこの状況をどう乗り越えていくのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 10:17:52
39263文字
会話率:62%
いつまでたっても売れない劇団員の憲一。自分の人生は、こんなはずじゃない。いつかは大物に。そうやって毎日を生きてきた。しかし、気が付けば三十歳。冴えないけれども、愛すべき人生の一幕を描いた小さな物語。
最終更新:2021-12-13 16:44:02
1826文字
会話率:13%
アルフォンシア=ハウは一流の女優を目指すしがない役者のタマゴであった。ある日、巨大な人型のマシーンとの出逢いを果たすことで、彼女の人生は大きく変わる。彼女の物語は、宇宙という広大なステージへと飛び立つのであった。
最終更新:2021-11-30 22:24:28
10084文字
会話率:47%
劇団ロケットの団長兼作家の芝は悩んでいた。
悩みの種は彗星の如く現れた新人、草間十華その人であった。
劇団を分割した二人のトップスターの諍いを鎮めた草間に対し、何を悩むことがあるのだろうか。
最終更新:2021-11-30 19:52:45
1737文字
会話率:52%
時は大正時代、宝塚少女歌劇の発足により至るところに女子だけの歌劇団が作られた。ここ横浜にある白百合歌劇団もその中の1つ。
15才の少女香咲花絵は3期生の娘役志望として付属の養成学校「白百合女子音楽学校」に入学する。花絵は入学試験のときに出
会った8才年上で男役志望の同期生飛鳥月乃に密かに恋していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 22:58:20
6469文字
会話率:40%
龍の鱗を衣装に変えて、爪を鳴らして舞台に上がる、空を震わせセリフを吐くは、大慈大悲の女優道!そう、あたしこそが!天衣無縫の小劇場女優様だッッッ!
諏訪大社系水龍の娘、水谷三八子は幼い頃に観た舞台に憧れ、舞台女優となる夢を持っていた。そして
彼女は高校を卒業するやいなや夢を叶えるべく家出同然に上京、とある劇団に入団し、そのキャリアをスタートさせる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:47:30
3462文字
会話率:48%
ここにとある劇団がある。一昔前大人気で栄えていたこの劇団はある事件をきっかけに今はすっかり廃れてしまっていた。その劇団で主演初舞台を夢見る一人の少年がいた。日々努力して舞台を成功させようとする少年の前に才能溢れる一人の少年が現れ……。稽古を
進める毎に甦ってゆく忌まわしき事件。無事に舞台は幕を開ける事ができるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 20:43:49
17832文字
会話率:24%
MMORPG『サジタリウス』に新規登録した『私』は、男キャラでプレイを開始した……はずが、気付くとゲームの世界に転生していた!?
しかも、その姿はゲーム開始時のキャラメイクの状態、『男』だった!
戸惑いながらも、某歌劇団の男役や王子様に憧れ
ていた『私』は、夢の『イケメン』生活を謳歌しようと思ったのだが、『エルフなのに双剣使い? しかも初心者?』と言われてしまい、騎士団見習いとして修行することに。
そこで出会う『イケメン』達にときめきながらも、次第に『勇者』として目覚めて行き──?
(こちらは、短編であげた『私、男になっちゃいました!~ネナベするつもりが転生しましたが恋愛対象は男です~』を長編として書き直したものになります。短編を読んでいなくても大丈夫です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 19:00:00
104934文字
会話率:39%
MMORPG『サジタリウス』に新規登録した『私』は、男キャラでプレイを開始した……はずが、気付くとゲームの世界に転生していた!?
しかも、その姿はゲーム開始時のキャラメイクの状態、『男』だった!
戸惑いながらも、某歌劇団の男役に憧れていた『
私』は、夢の『イケメン』生活を謳歌しようと思ったのだが!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 15:43:21
2669文字
会話率:40%
主人公の私は、高校で部活動を続けながら、お芝居を中心とする劇団にも所属していた。それまで何とか学生生活を両立させてきていたものの、ある日偶然受けた映画のオーディションの合格から日常が一変する。部活動に顔を出す機会も減り、仲間からは冷たい目
線を送られる。
やりたいことを全てやるのはわがままなのか。そう悩んでいる時間も、撮影はどんどん進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 23:57:37
42238文字
会話率:38%
注)以前小説家になろうで掲載したもので、各投稿サイトで統一を図るために再掲載することにしました。
気に入らない相手には毒を吐き、悪党とあらば容赦なくぶっ飛ばす、気に入ったものは無理矢理実験体にする、品行下劣で仙才鬼才。神秘に取りつかれし
自称マッドサイエンティスト、進化学・遺伝学者セオリー・シャロン・マクダウェル。
遺伝子解析システムGADS(ガディス)によパーソナルゲノム時代が到来した近未来日本。病気のリスクの早期発見が出来る一方で、理不尽な遺伝子による格差社会となっていた。
ある時ガラパゴス諸島に滞在していたセオリーに日本にいる旧友松浦から一通のエアメールが届く。
その内容は『力を貸してほしい』とのこと。観光がてら日本へと訪れたセオリーを待っていたのは、社会の根幹を揺るがす大事件。
くそったれで理不尽な社会へ次第に内心不満を募らせていくセオリーは、サイコパス、女軍人、しゃべる狼、嘘吐きAIと共に、事件を捜査する中、その理不尽な社会に潜む黒幕へと辿り着く。
セオリーと彼らは理不尽な社会への憂さを晴らすため、ある行動へと出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 21:43:33
113955文字
会話率:45%
どうか聞いてほしい。昨日の昼すぎのことなんだけど。
チームで万年手入番の僕ことフィルブリンナーは、突然宿屋の二階から降ってきた女の子ウィンウィルと、かーなーりアグレッシヴな出会いをしたんだ。
でもね。強引に手入れを押し付けてきた子だった
けど、別にそんなにいやじゃなかったんだ。金はちゃんともらえたしね。
それに僕の仕事をすごく評価してくれて、うれしかった。
だけど、その日――。
僕は有名A級バウンティーハンターチーム、【ウォラック興産】から追い出されてしまったんだ。
『手入なんて店で出来る! 時間のムダだ!』だってね。
そのリーダーのエリオットっていうのが時間にうるさい人でさぁ。
ただ、僕には【起死回生(クリーニングアップ)】っていう能力があったんだ。
これはクリーニングする度、銃の性能を毎10%ずつ、雪ダルマ式に向上していく能力。
けど、もういまさらって思って、心を新たに友達のジャスパーフェネック・キキといっしょに町を出ようとしたんだ。でもその矢先――。
そう、僕は二階から降ってきたあの少女、ウィンウィルに引き留められたんだ。
「探したよ! 昨日手入れしてくれた銃だけど命中率がすごいの! だから一言お礼を言いたくて、良かったらお兄ぃとお姉ぇのもお願いしたいんだけど……え?行くところがないの? じゃあウチにくればいいじゃない!」
強引なウィンにつれられ、スケベでロマンを求める熱い兄のレヴィンさん。
そしてシャーマンの血を引くヌー族のおとしやかなシ義姉リリーさんが温かく受け入れてくれたんだ。
このチームで心機一転がんばろうと意気込んだのはいいものの。
話はそれで終わらなかったんだ。
実はこの荒野広がる大陸「ナエスタ」に住む全ての人間には、【烙印(スティグマ)】が刻まれていて。
その【罪】とは逆の力を宿している。
それはウィンウィルも例外じゃなくて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 21:34:03
116995文字
会話率:49%
劇団アリーズオーミネスの裏の顔、盗賊団アリーズオーミネス。その目標である王族の宝物庫の鍵を握るは、王族の血筋の者。
だがひょんな事に、その王族の姫、プリーラがアリーズオーミネスの飛空艇に乗り込む。
そしてお互いの目的の為に、姫様と劇団
は協力する事になった。主に働くのは劇団の方だが、協力は協力。更に言えば、協力を結んだのは団長の独断だったが、協力する事は事実。
姫様の目的は、自分の父がおかしくなったのを救うため、母の姉の元を訪ねる事。
意外な事に、この目的が、団長がこの劇団を始めた理由にも関わって来て。この劇団の存続の危機もやってくる!?
劇団員と姫様のちょっと笑えるような日常を、ほのぼのとお送りする予定です。
「それではどうか、最後までお楽しみください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-23 22:47:15
56889文字
会話率:69%
寝てる間に見た夢から自問自答する話
最終更新:2021-06-22 18:25:00
854文字
会話率:7%
時は一九〇〇年代初頭、場所は異国情緒溢れる港町で繰り広げられる名も無き者たちの恋愛活劇。
本作の主人公志垣勇次郎《しがきゆうじろう》は演劇の道を志す二一歳の大学生。所属する演劇愛好会の仲間たちと入った酒場で、英詩の曲を披露した年増の歌手志
づ於《しづお》に一目惚れ。彼女の歌声に魅了されるも、悪人風情ながら紳士的な振る舞いを見せる須崎《すざき》の存在に気後れする。
その後酒場で知り合った白スーツの長身男伏見創介《ふしみそうすけ》に彼の所属する劇団『ヘヴンスシート』に誘われる。そこで演劇の勉強を始めた勇次郎は大学の演劇愛好会が物足りなくなり、借金をこしらえたと嘘を吐いて愛好会に寄り付かなくなっていった。
劇団近所のカフェーで志づ於と相席になったことがきっかけで、徐々に彼女と交流を深めていくうちに女を売りにせず雑な所作の中にある艶に魅了され、日を追うごとに思いを募らせていく。そんな中志づ於に殺人容疑がかけられて誤認逮捕されてしまい、突如現れた爵位持ちの紳士に助けられ、保釈金を用立てる代わりに妻に迎えたいと言い出した。
一旦燃えだした恋の炎を消せずにいた勇次郎は、一人フテ酒をしているところに現れた唐津ナオ《からつなお》という若い女に絆されて関係を持ってしまい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 20:17:54
52971文字
会話率:61%
気が付くとそこは自分が大ファンだった宝塚歌劇団の音楽学校だった?!
ただのファンだった私が未来に転生。気付ければ音楽学校生となり、タカラジェンヌ生活を謳歌するお話(になる予定)。
音楽学校や宝塚歌劇団の内情についてはホームページや雑誌の
公式情報を参考にしつつ妄想したものです。また場合によって都合のよい設定を入れ込む可能性もありますので事実と異なることをご了承ください。
作者は2004年前後に最も観劇しており、現在は年1回劇場に行けるか行けないかのゆるーいファンです。最新の情報に疎いので未来設定ではありますが、そもそも近年の情報も分かっていない点が多々あるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 21:16:19
3712文字
会話率:33%
ある少女漫画に影響された二人が、劇団員の少女が厳しい試練を乗り越えて、成長する話をしようとするが…
最終更新:2021-04-03 18:21:30
2000文字
会話率:98%