「あにさま」と弟が呼ぶ声が聞こえる。
戦闘用として作られた人口生命体『黒騎士』の兄弟、ドレイクとネザアス。
無口でまじめ、何事も不器用な兄と、粗暴で皮肉屋だが優秀で自由奔放な弟の関係はけして良好ではなかった。
しかし、戦場で重傷を負った二
人は、再生機能のエラーからか子供の姿になってしまい、基地まで自力で帰還しなければならなくなる。記憶を失った弟は今までと違って、素直に兄を慕うような言動をするのだが、兄は創造主から弟の生殺与奪を握らされていた。
「生かすも殺すも君次第」
うまく言葉にできずにすれ違ってきた、そんな二人の何でもない旅路のおはなし。
カクヨムと重複投稿しております。
U-RED in THE HELLと世界観が共通です。本シリーズには丹下左膳及び大菩薩峠(あと少し宮本武蔵)をオマージュ・モチーフにした部分が含まれます。(オマージュしました作品は著作権保護期間が終了したものでありますが、問題があれば対応いたします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 06:19:11
242963文字
会話率:42%
かつて、全世界を滅亡の危機に陥れた『デスティウルス』と言う名の『邪神』が存在していた。
その、絶対的な『悪』に対して、世界の創造主である『女神ハーティルティア』は自身が創造した世界を護る為に、勇者達と共に死力を尽くして討伐に挑んだ。
そして、『邪神』の討伐に成功した『女神ハーティルティア』は、全人類を統治する『女神帝』となって、『女神』による人類帝国である『神聖リーフィア神帝国』を建国した。
それから、千年が経った頃。
『女神』によって統治された世界は、平和な時代の中で目覚ましい発展を遂げていた。
その、広大な『神帝国』の極東に存在する列島自治国『アーティナイ連邦』の港町『ヨークスカ』には、とある一人の少女が住んでいた。
『アリア』という名の少女は、五年前に発生したある事件によって故郷を追われ、『ヨークスカ』の宿屋で下宿をしながら働く十六歳の少女であった。
『アリア』は、この世界では先天的に『魔導』と言われる現象を発動することが困難とされている黒目、黒髪を持つ美しい少女であったが、何故か生まれつき類まれな『魔導』の才能を持っていた。
しかし、『アリア』は普通の少女として暮らしたいという思いから、自身の才能をひた隠しにしていた。
そして、毎日忙しいながらも平穏な生活を『アリア』は幸せに過ごしていた。
だが、突如五年前と同様の事件が『ヨークスカ』でも発生し、『アリア』の平穏は失われることとなる。
その事件の最中、唯一の肉親であった祖母から譲り受けた形見である『白銀薔薇のバレッタ』が秘めていた『力』によって、彼女は自分が特別な存在であったことを知ることになる。
そして、自分に『強大な力』があることを知ってしまった『アリア』は、運命の出会いを果たした『神聖イルティア独立国』の第一王子『レオンハルト』の勧めによって、『イルティア騎士貴族学院』へ『特待生』として通うこととなる。
突如始まった学園生活の中で、様々な出会いや恋を経験していく『アリア』は、やがて世界を揺るがす事件に巻き込まれていきながらも、『少女』から『大人』へと成長していくことになる。
*この作品は『転生女神は自分が創造した世界で平穏に暮らしたい』の続編となります。
尚、こちらの作品を単体で読んでも楽しんでいただけるようになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 07:34:51
149080文字
会話率:43%
人の魂は9回転生を繰り返し、光に戻る。
そのはずだったのに、創造主の不手際によって9回とも最悪な人生を歩んだ主人公は、10回目の転生を余儀なくされることとなった。
「犠牲的な人生を歩むな」「自分らしく我儘に生きろ」
それが創造主から与えられ
たルール。
『お人よし』な性格が根強い私が、全力で我儘に10回目の人生を駆け抜ける先は、まさかの異世界。
9回分の前世の記憶を駆使して、10回目の人生こそは想像主を納得させることができる人生を歩めるのだろうか。
ヒューマンコメディな物語を目標に、少しずつ仕上げてみます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 23:48:23
202388文字
会話率:36%
仕事が恋人なんじゃないかと思えるような日々を送っていた主人公──天津アキトは、ある日突然死んでしまった。
やり残したことも沢山あるのに、訳も分からず絶たれてしまった人生。
しかし、それは新しい転生ライフの始まりだった。
転生先は、アキト
が生前に手がけていたメタバース──を元に作られた異世界。
しかも、メタバースの管理用に作っていたAIがその異世界の創世神になっていて、俺を創造主だのパパだのと呼んでくる世界。
「ここは死後の世界じゃなく、これから貴方が生きていく新しい世界の玄関口さ」
「……元の世界に戻すことは出来ないけど、私たちの世界になら転生できる。そこで、私たちを感じながら生きてほしい」
目の前に現れた創世神と名乗る存在がそう語る。
だって──
「アキトは大好きなパパだもん」
これは、神様や神霊たちに愛される男が送る、自由で気ままでチートな転生ライフ。
ときどきプログラミング(?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 18:00:00
154644文字
会話率:40%
「ハッピーサンクスステージへようこそ、プリンセス・ヴィラン」
ある時はマーゴット、ある時はエリザベス、ある時はキャサリーン、ある時はプリシラ……そうして計11回も悪役として転生を繰り返してきた【悪女の魂プリンセス・ヴィラン】
悪女として
物語に貢献してきたプリンセス・ヴィランに創造主は「一度くらいは君を主人公にして幸せな人生を送らせてあげたい」とハッピーサンクスステージなるプランを提案してきた。
イケメンの溺愛、逆ハーレム、大逆転ザマァ、仕事の成功、モフモフ、スローライフ……
都合のいい設定を選びたい放題な中で、平凡な農家の娘を希望するプリンセス・ヴィラン。
「運命のイケメンとやらは無しにしてちょうだい」
「婚約破棄も悪役も面倒だから無しにしてちょうだい」
「え〜そんなの気分がアガらなーい!」
ブツブツ文句を言う創造主にプリンセス・ヴィランは一喝する。
「ブツブツうるさいわねえ。わたくしの好きにしていいって言ったのは貴方でしょ!」
かくしてプリンセス・ヴィランは再び物語の地に降り立つこととなった。
イケメンも婚約破棄も悪役もザマァも無しで、物語を成立させることができるのか?
プリンセス・ヴィランは主人公として幸せになれるのか?
これは悪女を幸せにするための物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 21:26:53
17135文字
会話率:50%
総合病院で働く看護師の春田メイは、事故により命を落としかけるが、自分の世界の創造主に助けられる。
死の淵いたメイは、気が付くと少しだけ過去に戻っていた。
創造主はメイを多世界とのゲーム、「アナザーレイド」の代表者として能力を与えた。
命が助かるかわりに、他の世界の代表者たちと戦うことになったメイ。
負ければ自分の世界は無くなってしまうかもしれない…
自分の大切な家族や友人が生きるこの世界を守ることを決意した彼女は、
事故の時に得たスキル「時間逆行」などを駆使して、この世界を守るために奮闘。
運命の神に翻弄されながらも、大切な人を守る意思は揺るがない。
果たして、メイは自分の世界を守りきることは出来るのか。
【異世界物】【能力バトル】
【女主人公】【初連載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 01:03:28
90626文字
会話率:34%
少し賢しい普通の小学4年生。そんな彼の周りにはすごい世界が広がっていた。
彼はある夕暮れ、学校の帰りに「世界を創生する力」を得る。彼は新たな世界を築き、自由に冒険し、自由に作り変えていく。その中で、彼は力だけでは解決できない様々な事柄に触れ
ていく。
まさかの異世界を作ってしまう一大ファンタジー!!世界を自由に操れる彼はどんな世界を作り上げていくのか!?そして、その世界の主人公に選ばれた「アラン」は彼から与えられた力を“何”に使い、“何”を望み、“何”を生み出していくのか!??
異世界を舞台にした様々な物語を輩出した「小説家になろう」から始まる新しい“異世界”に乞うご期待!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 14:36:29
9441文字
会話率:23%
地球が滅びて数百年。広大な宇宙に造られたコロニーには人とアンドロイドが共存する世界が築かれていた。
幾つかあるコロニーの一つで万屋を営むマーニ・アルスヴィスは、その日も頭を悩ませていた。コロニー内で起こる連続失踪事件。陰謀めいたものを感
じるそれに、マーニは稼業を休業してまで解決に動いていた。そしてその糸口は、事務所を訪ねてきたアンドロイドの少女によってもたらされることに。
とある理由からアンドロイドに並々ならぬ思いを抱えるマーニと、創造主を愛するためだけに生まれてきたハリエットの、愛を求める物語。
ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 12:13:09
9976文字
会話率:40%
創造主が自ら創った世界にて、その土地を生かし続けるためにとある神々を創り出し、創造主は神々へと土地を守護する任を与えた。神々はそれぞれで己の守護する土地を定めたが、いつしかそこにさまざまな生物が生まれ始める。
そして生まれた生物の中で
“人間”という種が誕生した時、彼等は神々が守護する土地に自分たちの国を造り出し、『その土地の神=自分たちの国の守護神』と定め、その世界に人間の住まう四つの国が誕生した。
北国イグニケル、南国ウォーターテール、東国リーフロフト、西国サンドロック。
これはその内の西国サンドロックで巻き起こる、「婚約解消? すれ違い? ハッ、させる訳ないよね?」な頭パチパチ婚約者絶対逃がさないマンな王子さまと、「絶対ぜったい婚約解消! または破棄っ!」な絶対王子さまから逃げ切りたい物理的に強い訳アリ公爵令嬢の、コメディ成分過多な戦いの物語である――……。
※全十四話、三万文字ちょっとのお話になります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※王子さまは公爵令嬢への好意が物語開始時点でカンストしてます。
※こちらカクヨムさまでも投稿しており、そちらの生誕祭企画で発表したものとなります。こちらでは色々と多少改稿済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 19:22:55
32630文字
会話率:45%
創造主に創造された主人公は同格の者達に困らせられながら自分の仕事はやり自分もやりたいことをやる
最終更新:2023-03-26 03:52:12
26118文字
会話率:69%
始まりと創造主
______________________________
“それ”は急に現れた。
いつもの朝の教室の中で現れた。
“それ”は光った。
逃げる間も無く光の中に引き摺り込まれた。
落ちていく感覚がある。
ああ、これからどう
なるのだろうか。
異世界転移でもするのだろうか。
そんな予感がする。
だとしたら自分は生き残れるだろうか。
いや、生き残ってみせる。
でも、ゆったりとした生活もいいかもな。
…
なんだろう。
音が違う。
匂いが違う。
空気が違う。
自分は今、何処にいるのだろうか。
次に光が消えた時。
知らない森にいた。
誰も見えない。
みんな転移したはずなのに。
あれ、身体がおかしい。
これが始まり。
新たな物語の始まり。
どのくらい続くのかもわからない。
長い長いお話の始まり。
どう進むかも創造主次第。
いつ終わるかも創造主次第。
これはそんな物語。
全てを把握できるのは創造主のみ。
皆様末永くお供下さい。
by 創造主【Haku】
______________________________
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 06:00:00
58801文字
会話率:79%
ごく普通の大学生流黎は学校帰りに交通事故に巻き込まれる。その後、師匠と呼ばれる創造主の善意と遊び心から、元の世界での存在を末梢され、異世界にエルフとして転生されてしまう。しかし、元の世界での存在を末梢されたことを嘆いた黎はこの異世界の創造主
ガーベラと共に異世界に名前を刻み込むべく、あらゆる手段を使い世界に名前を刻み込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 18:00:00
27309文字
会話率:31%
医療や科学、学問にレベルがあるのなら
人に、レベルがあるとするなら
世界にも、レベルはあるのだろうか
そしてあるいは、創造主にも…?
ファンタジー世界と超未来系文明が交錯する世界、”ヴァルシュツァトリガル”
世界の謎を解き明かす、NE
ORPG!!
「いずれは壊レル世界を、人類を救う意味はあるのか_?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 17:01:07
2005文字
会話率:19%
炎、水、風、土、闇、光、無。いかなる時、場所、場合においてこの七つのヒカリが消えることはない。
炎。世界の誕生とともに生まれた四大属性の一つ、この地に熱を生み出し、明かりで導き、時には生物の調和を図る。
水。炎とともにこの地に生きる生物た
ちを生み出した存在。炎と水は共にバランスを保ち、この世界に生命を誕生させた。
風。枯れ果てた大地のもとに吹き付ける風、その風はまるで命を吹き込むかのように世界に緑を発展させた。炎の力を強め、水の形を作り出し、ほかの属性と常に力を合わせた唯一無二の存在。
土。土があったからこそ他四大属性が力を発揮できたのかもしれない。風と最も良い友好関係ともいえる土、この地を統べるのはただ一つのヒカリだと。
世界の創造主ともいえる四大属性に続き個々の力が発揮される闇、光、無。その七属性のうち最低でも一属性をこの世界の人は持っていた。
「ファイヤーボール」
少年の前をはねる水色の二つの目を持つ球体に向かって火の玉が火花を散らしながら飛んでいく。速度は人ならば簡単によけれる、その程度だったが、火の玉が着弾したと同時、着弾地点から360度均一に広がった風圧がその威力を物語っていた。当然水色の球体はその場から姿を消し、その地には焼け焦げた地面が広がっていた。
「よっしゃー、スライムぐらいなら難なく倒せるようになった」
両腕を掲げ力強くこぶしを天に突き出した少年は目を輝かせながら荒野に広がるモンスターたちを見つめ次なるモンスターへ向かって走り出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 18:00:00
72070文字
会話率:40%
魔法と科学の間で大きな戦争が大きて文明が滅んだ世界。
戦争から1万年後とある森の中の施設AIに育てられた少年の話。
AIは長い間創造主の血絶やさぬようにその子孫を見守り育ててきた。創造主の子孫を作り出しては看とりを繰り返し、そしてAI考え
た老化しない子孫を作ってみてはと。AIは試行錯誤を繰り返しして造り出したのが少年だった。
少年は戦争前の娯楽データを眺め初めて1000年AIと共に暮らしていた。
施設の中では娯楽施設を初め、教育施設、射撃などの運動場、工場、牧場などがあり老化を忘れてしまった少年はそんな日常を飽き飽きしていた。
ある日、少年とAIが住む森に客(少女)がやって来て少年の日常がガラリと変えられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 00:42:58
26424文字
会話率:39%
ぬいぐるみにはきまりがあります。
それは創造主が決めたものです。そこに本人たちの意思は介在しません。
彼、彼女たちは運命に逆らいません。その短い生を全うします。
ですが、ぬいぐるみたちにも思いがあります。その声を聞いて、見てください。
最終更新:2022-12-28 12:10:13
519文字
会話率:0%
世界の創造主、主神サタナキアの子は4人いる。ふたりの息子とふたりの娘、彼らはそれぞれ創り出した作品の名を冠し、こう呼ばれた。春の乙女プライラルム。夏の風雷ヘリオエッタ。秋の娘サハナドール。冬の翼カナリア。4人の子供たちは地上にあり、それぞれ
人に混じって自由気ままに暮らしているが、カナリアには制約があった。
冬の季節が訪れるまえに、春の乙女プライラルムに眠りの魔法をかけてもらい、冬が過ぎ去るまで眠りにつくこと。さもなければ、冬の猛威によってカナリアがいる大地は凍りつき、人も国も冬に飲み込まれて滅びてしまう。
この物語は、地上に降りた冬のカナリアと、その旅の相棒魔術師の、出会いと別れの旅路の記録だ。彼らは長い道の果てに何を見、何を得るのか。その行き着く先にあるものとは。
(この作品はエブリスタにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 09:42:21
727044文字
会話率:32%
根がズボラの北野 雅(キタノ ミヤビ)36才独身女性。
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずなのに何故か森の中で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が実は世界の創造主、神王様だった!?
異世界でつがいに出会ったり親友と冒険し
たり、さらに出産までしちゃったり。引きこもって生きていくつもりがいつの間にやらやら大勢を巻き込んでトラブル続出。
神様になっていたズボラ女とそれに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ第2弾。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 05:00:00
224262文字
会話率:47%
創造主に創造された我々の世界は安定の時代から、混乱の時代に入った。
世界中でそれぞれの種族が群雄割拠する中で異常な強さを見せた勢力があった…それは神々の陣営、『神聖同盟』だった。
彼らは世界中に拠点を作り、徹底的な監視体制を敷き支配し
ていた…
しかし、彼らは統治体制の違いにより一部の神々はそれぞれの眷属を引き連れて『神聖同盟』の陣営から離反。新たに『背徳連合』を形成。『神聖同盟』に宣戦布告し、『神聖大戦』が勃発する。
この戦いにより世界は荒廃し、神々はこの世界とは違う世界に引き籠るようになり、悪魔や魔族たちは地獄に封印された。
しかし、地上世界に残された人種や獣人種は荒廃した世界を復興させた後、熾烈な覇権争いを起こし、最終的には人族国家である『魔導王朝トリスタニア』が世界を再統合した…
この世界の舞台は、魔導王朝トリスタニア崩壊後の混乱の終息とペトログラード平和条約失効後の大戦役時代から、神聖帝国による世界の再統合までの約三百年間の惑星ノアである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 22:57:00
83655文字
会話率:56%
「【なろうぜ系】って分かる?」
「分かりません」
「ラノベ読んだ事無い?」
「ありません」
「ラノベって分かる?」
「ライトノベルの略です」
「漫画は?」
「読みません」
「ゲーム」
「しません」
「テレビ」
「見ません」
「
ざけんなおらあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
サブカル0知識の私が死んだ先で背負わされたのは、
異世界情報を詰め込んだ【異世界辞典】の編纂作業でした。
========================
利己的な人間に歪まされた自分の居場所を守る為に、私は私の正しさを貫く事で歪みを利己的な人間ごと排斥しようとした。
結果、利己的な人間により私の人生は幕を下ろした。
…違う。本当に利己的であったのは、紛まぎれも無く、私だ。間違えてしまったのだ。私は。その事実だけは間違えてはならない。
「……私は確かに、正しさという物を間違えました」
「そうだよなァ!? 綺麗事はやめようよ、ねェ! キミは正義の味方でも何でもないでしょォ!?」
我が意を得たり、と言わんばかりに醜くく歪んだ笑顔を見せる創造主。
そんな主に作られた、弄れるかわいそうな命。
違う…、違う!! その命達を憐れむ権利など私には無い!
「───だから?」
「……へっ?」
「だから、それがどうかしたんですか。私は今度こそ私の正しさを貫き通します。あなたが生み出したこの星の命へ、そしてあなたへ」
彼等のその手にそれぞれ強制的に渡されたとある本。それは目の前に浮かぶ地球によく似た星そのものであり、これから歩む人生でもある。二人の未熟なカミサマに与えられた使命、それはその本を完成させる事。
誰の思惑なのか、何故選ばれたのか、それすらも分からず。
一人は自らの正しさを証明する為に。
一人は自らの人生を否定し自由に生きる為に。
───これは、意図せず『カミサマ』の役目を負わされてしまった不完全な者達が、自ら傷付きながらも気付き立ち上がり、繰り返しては進んでいく天地創造の軌跡である。
========================
※当作品は公開サイト毎に表現方法に差が御座います。
『α都市』様では≪挿絵有り版≫
『ノベプラ』様では≪半フルボイス+挿絵有り版≫ を公開しております。
御興味を引かれましたらどうぞ。※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-06 16:00:00
43589文字
会話率:46%
「【なろうぜ系】って分かる?」
「分かりません」
「ラノベ読んだ事無い?」
「ありません」
「ラノベって分かる?」
「ライトノベルの略です」
「漫画は?」
「読みません」
「ゲーム」
「しません」
「テレビ」
「見ません」
「ざけんなおらあ
ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
サブカル0知識の私が死んだ先で背負わされたのは、
異世界情報を詰め込んだ【異世界辞典】の編纂作業でした。
========================
利己的な人間に歪まされた自分の居場所を守る為に、私は私の正しさを貫く事で歪みを利己的な人間ごと排斥しようとした。
結果、利己的な人間により私の人生は幕を下ろした。
…違う。本当に利己的であったのは、紛まぎれも無く、私だ。間違えてしまったのだ。私は。その事実だけは間違えてはならない。
「……私は確かに、正しさという物を間違えました」
「そうだよなァ!? 綺麗事はやめようよ、ねェ! キミは正義の味方でも何でもないでしょォ!?」
我が意を得たり、と言わんばかりに醜くく歪んだ笑顔を見せる創造主。
そんな主に作られた、弄れるかわいそうな命。
違う…、違う!! その命達を憐れむ権利など私には無い!
「───だから?」
「……へっ?」
「だから、それがどうかしたんですか。私は今度こそ私の正しさを貫き通します。あなたが生み出したこの星の命へ、そしてあなたへ」
彼等のその手にそれぞれ強制的に渡されたとある本。それは目の前に浮かぶ地球によく似た星そのものであり、これから歩む人生でもある。二人の未熟なカミサマに与えられた使命、それはその本を完成させる事。
誰の思惑なのか、何故選ばれたのか、それすらも分からず。
一人は自らの正しさを証明する為に。
一人は自らの人生を否定し自由に生きる為に。
───これは、意図せず『カミサマ』の役目を負わされてしまった不完全な者達が、自ら傷付きながらも気付き立ち上がり、繰り返しては進んでいく天地創造の軌跡である。
=================
この物語は、カクヨム様・ノベルアッププラス様・アルファポリス様でも公開しております。
※ノベルアッププラス様及びアルファポリス様では挿絵付きバージョンです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 16:23:46
175664文字
会話率:48%