「ねえ、知ってる?蝉って一週間で死んじゃうんだって」
「人」の「夢」と書いて儚いと読む。夢は覚めれば跡形もなく消えてしまうから?
……違うよ。むしろ、「夢」を見ている「人」ほど、存在が不確かで危ういものはないんだよ。混沌に溶けだして、ぐち
ゃぐちゃになって、あなたと私の違いも判らなくなる。その夢が覚めた時、それを見ているあなたでさえも、一緒に消えてしまっているかも――
さあようこそ、究極の無意味の世界へ。恐怖と傍観と不条理に――みんなで一緒に、溺れよう。
平日に(ほぼ)毎日投稿。断片集であり物語ではないため、完結の予定もありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 21:49:47
83481文字
会話率:24%
『貴女との婚約は、たった今をもって解消させてもらう!!』
国のこれからを背負う若者たちが学院を卒業することを祝って開かれた舞踏会の日、めでたい筈のその席に響いた第一皇子の声を聞いた瞬間、私の頭にこの場面と全く同じ“ゲーム”の場面が再生さ
れた。
これ、もしかしなくても前世でやり込んでた乙女ゲームの終盤最大の山場、“断罪イベント”って奴じゃないですか!?やり方間違ったら大惨事のやつ!!
しかし、私セレスティア・スチュアートは貧乏領地の伯爵令嬢。容姿も社交も慎ましく、趣味は手芸のみでゲームにも名前すら出てこないザ・モブ of the モブ!!
何でよりによってこのタイミングで記憶が戻ったのか謎だけど、とにかく主要キャラじゃなくてよかったぁ。……なんて安心して傍観者気取ってたら、ヒロインとメインヒーローからいきなり悪役令嬢がヒロインをいじめているのを知る目撃者としていきなり巻き込まれちゃった!?
更には、何でかメインヒーロー以外のイケメン達は悪役令嬢にぞっこんで私が彼等に睨まれる始末!
しかも前世を思い出した反動で肝心の私の過去の記憶まで曖昧になっちゃって、どっちの言い分が正しいのか証言したくても出来なくなっちゃった!
そんなわけで、私の記憶が戻り、ヒロイン達と悪役令嬢達とどちらが正しいのかハッキリするまで、私には逃げられないよう監視がつくことになったのですが……それでやって来たのが既に悪役令嬢に攻略され済みのイケメン騎士様でしかも私の初恋の相手って、神様……これモブに与える人生のキャパオーバーしてませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 20:47:20
259822文字
会話率:53%
ちょっと目を向けてみたらたくさんある知らない世界を楽しく傍観(覗き見)生活。恋愛にトラブルにおかしな学校に変な人たちにガチの異世界に笑っていたらいつの間にか当事者になっている、残念な女の子の日常をどうぞ。
※ゆっくり恋におちていきますが、基
本的に少女漫画展開が起きるのにフラグ折ってしまう残念な感じ
現実世界を舞台としたコメディ時々シリアスあるいみ逆ハーレムな日常ですが恋愛に直結しない。残念。人生楽しんでる少女佐奈のお話です。
異世界の話はでますが舞台は現実。そしてその話は63話からようやくです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 20:17:38
281397文字
会話率:55%
ある所に、全てを観測する者、傍観者というモノが存在しました。
分かりやすい全能で、分かりやすい上位存在、けれどその傍観者たちを認識できるものはいません。
故に傍観者という名の観測者たちは、居たかどうかも確認できない、けれど確かにそこに存在す
る者、いわば神に近しいモノを自称するようになりました。
多時空、多世界、多空間、ありとあらゆる自分以外が活動する世界を作り、その世界を観測する者。それが傍観者が持っている、役割です。
傍観者が観測して初めて、その世界の歴史は作られます。故に傍観者は無料大数にも上る時間を、自分ではない誰かたちが歩んだ世界の、歴史を見続け、それを正史にしなくてはなりません。誰が決めたルールかは知りませんがそれが決まり事なのです。
ですがここに、不真面目な傍観者が居りました。
その傍観者は一つだけ、自らが行なう観測旅行に娯楽を見出します。
それは、その観測する世界における特異点、つまりはお気に入りを作る事です。
しかしそれはお気に入りの視点で世界を見るという事であって、お気に入りに肩入れする訳ではありません。
なぜなら傍観者、傍観をし、観測する者だからです。
傍観者が許されるのは、観測をする前の世界に自らの手で変化を加える事だけ。
だから不作法で悪いかもしれませんが、この世で最も美しいであろう傍観者は特異点を通し世界を見ます。
この物語は、その道行で出会った、愚か者の結末を見届ける事。そしてそれ以外の特異点がどう世界に存在するのかを見届ける物語なのです。
1話完結型の作品ですので、どこから読んでも多分大丈夫な作品にする予定なんですが…、そもそもまだ1話(12万字)しか出来ていないので、1話以外がありません。二話以降はこの半分で1話になる予定です。
カクヨムにも多分投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 20:00:00
133420文字
会話率:58%
第1王女と間違えられてさらわれた第2王女のヒロイン(???)
第1王女と第2王女を間違えてさらった魔王様
人質なのに勝手に魔王城を動き回る自由気ままな姫と、実は結構大分優しい、姫をがんばって牢に戻そうと努力する魔物たち、それらを傍観、た
まに巻き込まれる魔王様
そんな人より人してそうな人達のお話。
(主人公は一応魔王様です!たまにちょこちょこ姫様です!
初描き小説なので大目に見てください!!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 11:21:45
3543文字
会話率:51%
飛川真月はある日、幼馴染の林優亮から配信アプリ"Eleven Studio"に誘われる。リンユウと名前を変えた優亮は順調に配信者として人気となっていくのだが、イケメンで優しい彼に所謂"ガチ恋"をしてい
く女性たちが集まっていく。そしてある少女───"ゆきりん"との出会い。それが物語をさらに混沌と、そして恋模様を複雑にしていく。
配信の世界である少年を巡る女の戦いを、傍観者目線で綴る物語-ストーリー-。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 22:00:00
22877文字
会話率:39%
この物語はいずれ救国の魔女達と呼ばれ語られる物語。
この異世界を守り、世界を助けた魔女達の物語。
魔女達は言う、「助けたのではない。なし崩し的に救っただけ」だと。
だがこうも言う。「一人のおひとよしに頼まれた、だから断れるわけ無い。」と。
これは一人の異世界人とその者を愛した人たちの物語。
そしてその異世界人を必死に守ろうとする者達の物語。
そしてその異世界人は願う。恐らく記憶すらないだろうが、守れなかった願いをもう一度だけ守りたいだけだと。
私はこの世界の傍観者。この世界を守る神である。
だから綴らなくてはいけない。彼らが残した冒険譚を。
そして声を荒げなくてはいけない。彼らが成し遂げた英雄譚を。
他の神々は嘲笑うだろう。「所詮は人の子が残した爪痕だと。」
それに対して私はきっぱりと否定をしてやろう。
彼らは神殺しの大罪を犯し、成し遂げた英雄だと。
神達に告げる、これから綴る手記は事実である。
我々神には時間という概念は存在しない。
だが、世界が残す筆跡だけは無視してならない。
耳を澄ませ神達よ。「私の世界が残した英雄達は足掻いたぞ?救国の魔女と呼ばれるまでに。」
「数多の苦難と奇跡の連続だ。神が奇跡頼みとは笑えるだろ?。」
いいや、嘲笑ってくれ。罵倒せよ。そして多いに罵ってくれ。
だが私という神は願ったぞ?人の子にかける可能性すべてを。
多いに高笑いは澄んだか?なら貴様らすべての神に問う。
「奇跡とは何だ?可能性とは何だ?世界とは何だ?」
答えよ。我が同士神々よ。「すべての世界の人々は争い合う?」
「己の世界に安寧と平和をもたらすのが我々神々の宿命ではないのか?」
だが同時に世界は我々に背を向ける。
「憎悪と悲しみを。」
だが私の父、創造神はこう言った。「この世界を、とても優しい世界を作って欲しい」と。
なら私は作ってやるぞ。私の出来もしない妄言だと嘲笑う神々よ。どうか見ていれくれ。
簡単な話だ、この物語は一人の地球という世界から異世界転生されたお話。
彼はこう言う「異世界にずっと前から転生して、何かを成し遂げたかったと。」
彼はさらに続ける。「地球に未練はない、何故かはわからない。ただ異世界に行きたかったと。」
私の荒ぶる高揚感は今ここで告げよう。君達神々の耳では多少煩わしく聞こえるだろう。だがあえてこう告げる。「おかえなさい」と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 14:20:23
38543文字
会話率:57%
20XX年この世界はある一体のAIによって壊された。
1000年間、暴れ続けたAIはある天才的な科学者によって沈められ、その後世界の静かな傍観者となった。
このお話は、その博士とAIの誰も知らない“幸せな”物語。
最終更新:2023-06-18 20:00:00
20027文字
会話率:48%
数多の星を司る神々の頂点に君臨する星の王がある日、十二神を王の間へと呼び出した。
王は十二神のここ数百年の過ごし方に怒りを覚えていた。
ある者は酒に溺れ、ある者は女に溺れ、ある者は傍観し、ある者はその正義心で傷つけ、ある者は弱者を痛めつけ
る。
王の次に位の高い十二神が本当にこの者達でいいのか知るために試すことにした。
王は十二神に「世は酷く其方達に失望した。自らの使命を果たさず己の欲を満たす日々を過ごすなど。だが、一度だけチャンスも与える」と。
だが、そのチャンスが何よりも恐ろしい死の闘いだと知ったとき十二神はそれぞれ別のことを考えていた。
自らの宿す星座を司る人類の中から共に闘う戦士を選べ。
チャンスを受けれるのは一神だけ。
それ以外は地位も権力も力も全て剥奪する。
殺し合いで勝敗を決めてもいいし話し合いで決めてもいい。
勝者が決まるまでこの闘いは続く。
そうして、王の宣言の十二神は地上へと降り立ち自分の代理者を選ぶ。
今、神と選ばれた人間が協力し人類史上最悪な闘いが幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 17:30:33
73749文字
会話率:46%
「地上の愛」Side Story Part.3
本編から遡ること数十年。
総合情報局の秘密情報部では、とある "事件" を追っていた。
しかし手掛かりはなく、お手上げ状態の諜報部員たちは大天使長であるルフェルを頼ら
ざるを得ない。
切羽詰まった状況を傍観するわけにもいかず、ルフェルは事件解決に向け地上へと降り立つが……
大天使長は無事に事件を解決し、再びエデンに戻ることができるのか。
***
この物語はアルファポリス、ほか下記Webサイトにて公開されています。
Fetish Garden
https://fetish-garden.net/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 06:27:22
11303文字
会話率:63%
少女の見た目に悪辣な内面を兼ね備えた伝説の悪魔「カラスノヌレハ」はプレイヤー人気、性能、すべてを兼ね備えた「格闘ゲーム」の最強キャラ。
悪魔は諸々の事情があり、相棒である「万能の書」と共に「乙女向け恋愛シミュレーションゲーム」の世界に転移し
てしまった!!
元の世界に戻る鍵はこの世界にいる「主人公」が無事エンディングを迎えること。そのためにも悪魔は頼むから何もしないでくれ! 書は血と闘争を求める悪魔を「傍観者」にすることができるのか?
「異世界転移」? いえ「他ジャンル転移」!
自身を「キャラクター」だと知る存在がゲームの世界に転移したらどうなるのか!? ドタバタ転移コメディ読切、爆誕!
作中のタイトルはあくまで架空、B級感を伝えるものなのでリアリティは追求しておりません。また作中の表現に既存の作品、ジャンルを貶める意図はございません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 18:21:43
9196文字
会話率:47%
2年の新学期
興味深い二人の男女と同じクラスになった。
男の名は、飯塚マサト
陰キャでぼっち。 クラスでは壁を作り孤高を気取ってるつもりなのか、何考えているのかよく分からない男。
女の名は、鈴宮キヨカ
そこそこ可愛く、おっぱいの自己主張
が凄い。
大人しそうな感じの子で、いつも同性の友達とニコニコしてお喋りしている。
そして、この二人の何が興味深いかと言うと、幼馴染で二人は付き合っているという噂をよく耳にする。
しかしこの二人、よく観察してみると、どうも付き合っている様には見えない。
飯塚は、鈴宮の前でだけ横柄な態度で彼氏ヅラ。
対して鈴宮は、迷惑そう。
普段も、話しかけるのは飯塚からばかりで、鈴宮からは話しかけることは滅多に無いし、飯塚を気にするそぶりも見せない。
なのに周りのクラスメイトたちは、二人は仲良しで付き合ってると思い込んでいる。
そして俺は、そんな二人を観察するのが楽しみだったんだが、傍観者のはずの俺がこの二人のドタバタに巻き込まれてしまった。そんなラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 07:00:00
76549文字
会話率:50%
乙女ゲームっぽい世界のモブに転生したラズベルトは、悪役令嬢レティシアの断罪イベントを「可哀想だけど、自分には関係がないこと」と傍観していた。
しかし、断罪イベントから数日後、ラズベルトがレティシアの婚約者になることが決まり──!?
最終更新:2023-05-03 17:42:00
23334文字
会話率:31%
俺は鈴木次郎。酒屋の次男坊で何もとりえもなく、将来は長男の一郎を支える役として育てられた。
高校も卒業し、これから本格的に酒屋としての仕事を覚えていく時期であった。
昨晩は近しい同窓とのお別れパーティで珍しく飲んで歌って騒いでいた。
前日
の疲れを引きずり、眠い眼をこすりながら作業場へ向かう。
しかし、そこに「危ない!よけろ!」と怒鳴り声が聞こえた。
気づけば、改装中の普段つかわない蔵に立てかけてあった工事用の足場が強風にあおられ倒れてきていたのを、ゆっくりとした時間軸の中で見ていた。
そしてそこで俺の意識は途切れた。
どのぐらい時間がたったのだろう。ゆっくりと目を開ける。光がまぶしい。俺は助かったのか?
そして目の前に見えるのは、卒業したはずの懐かしの校舎であった。
身動きが取れない体・・・どうなっている?体を動かそうとすると、ガサガサと音がして・・・上から桜の花びらが舞っていた。
保健委員だった僕、勇者パーティに火口に投げ込まれたのだからさすがに切れてもいいですかね?
https://ncode.syosetu.com/n1676if/
内気な聖女アンジェリカは目立ちたくない
https://ncode.syosetu.com/n1240ic/
こちらもよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 12:00:00
5054文字
会話率:35%
これは『田中』を主人公に書き綴った短篇ミステリー集です。(*それぞれの作品は既に発表済みです)
様々な『田中』が事件に巻き込まれ、それは時に犯罪者に、また事件の傍観者に、ある時は探偵、その助手になる物語です。
既に発表された各短篇と
は違い一気読みする際には是非、こちらへお越し下さい。
きっと皆さまを満足させる『田中』があなたをお持ちしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 20:57:50
308861文字
会話率:33%
見習い巫女のシキは、妹が力説していた乙女ゲームの世界に転生した。もうすぐ主人公の女の子が見習い巫女として登場するはずだが、聞いた限りでは名前さえ出てこないシキは当然ながら傍観予定でいる。はずだったのに同じ世界に転生をした妹の登場で、主人公と
その攻略対象者たちに関わっていくことになる。
何だかんだと面倒見の良いお姉ちゃんが黒猫姿の弟と一緒に巻き込まれていきます。
『運命の聖女』=『運命の人』ではありませんのでご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 23:58:07
56796文字
会話率:50%
まだ完全制覇できていない乙女ゲームの世界に……転生してしまった。傍観者、脇役に徹すること、目立たないことを華々しい入学式の中、密かに心に誓いを立てるわたし。ちょっとまって……なんでわたし、攻略対象の登場人物たちと一緒にいるの!? モブキャ
ラ万歳。脇役万歳。傍観者になりたい少女が、いつの間にか物語の舞台の中心にいるお話――になるといいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 17:52:28
3685文字
会話率:44%
高校2年生から始まった上田美咲に対してのいじめ
木野希は傍観者としてみていることしかできなかった。
しかし、上田美咲と話して見ると…
最終更新:2023-03-19 19:00:02
3021文字
会話率:7%
一人の男性がいた。その男性が表の世界で歩くと権力と財力を欲しがるものたちの殺気やへつらいが後を絶たなかった。そして、裏の世界を歩くと恐怖と信仰をもつものたちが膝をつき従い忠誠を誓いすべてをささげていた。このどちらも当てはまらない者たちは無
知か馬鹿か傍観者のどちらかに当てはまる。
その男性とその周りの人たちは不思議な力があった。一言でいえば異能といわれる力。その力によって表も裏も壊れ始め形を変え、人々の認識が変わり始めていく。その力は人々に『タトゥー』と呼ばれている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 23:05:35
9324文字
会話率:57%
彼女は目覚めた…薄暗い遺跡の中で。
彼女は出会った一人の少女と。
少女は遭遇した一匹の彼女と。
この物語はここから始まる。
一回終わりを迎え複製されたこの世界で彼女の在り方は?
どちらに転んでも世界は虚ろへと変貌する。
選択に答えなんてない
、彼女は自らの選んだ道を進む。
何が幸せか…それは見てからのお楽しみ。
傍観者は傍観者らしく苦しむ様を見て嘲笑いましょう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 23:53:12
8968文字
会話率:27%