三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。
一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して遠くに流されてしまう。
何とか一命を取りとめたシリルは家族を探す旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:00:00
156348文字
会話率:26%
成宮智恵は、幼い頃から『人ならざるもの』が見えた。
先祖は遠い昔、関東K県の足濱山で悪行の限りを尽くした悪鬼・足濱童子を封印した伝説の神職・成宮智嗣で、今も実家の神社では智嗣を奉ると同時に、封印を維持し続けている。
ある夜、会社の倒産で職
を失った智恵は、お別れ会の帰りに車に轢かれそうになったところを、日本人離れした風貌の青年・湊に助けられる。
彼は命を救ってくれただけでなく、無職になった智恵に仕事まで紹介してくれた。
もらった名刺の場所に行ってみれば、そこは妖怪・幻獣・幽霊・稀人の生活をサポートする『異類生活支援案内所』という組織だった。
所長の珠緒は絶世の美女だが、その正体は九尾の狐、そして湊は人狼と人間のハーフ、つまり半妖だった。
珠緒が言うには、智恵は世にも珍しい『異類との親和性が異様に高い人間』=『異情共親者』らしい。
貴重な人材を手放したくない珠緒から、是非働いてほしいと請われ、あれよあれよという間に就職が決まる。
日本三大怪談に登場する幽霊三人娘に日々振り回されたり。
平安時代からタイムスリップしてきた在原業平の元カノと仲良くなったり。
走欲を持て余すグリフォンのハーフ男子の悩みを解決したり。
智恵はその能力と人柄で、瞬く間に異類たちの信頼を勝ち取っていく。
しかし実は智恵の能力は、彼女の出自が大きく関わっているようで――
***
昨年のキャラクター小説大賞(角川)の一次選考通過作品を修正加筆しました。
子どもが亡くなる描写があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:39:15
43704文字
会話率:43%
火曜・金曜更新予定。完結保証します。カクヨムでも連載中です。
…フィルは半ばヤケになって叫んだ。「わたしを食べていい!…だから、助けて!」
城塞都市サエイレム。それは人間と魔族が混在する唯一の都市。そこへ向かう途中に襲撃され、瀕死の傷を
負った少女、フィル・ユリス・エルフォリア。死を待つのみだったフィルは、大妖狐九尾に食べられ、九尾の意識となることで命を取り留める。大妖狐としての強大な力と知識を使い、フィルはサエイレムを変えていく。フィルの望みは、魔族を嫌う帝国と、人間を嫌う魔王国との間に、人間と魔族が共に生きる場所を作ること。
全ては食べられて始まった。それは、傾国の魔物と呼ばれた大妖狐のまつりごと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:00
1200803文字
会話率:46%
シャオグーは孤児ではあったが、頭が良いおかげで何とかありついた商家の下働きとして日々を過ごしていた。
しかし、突然犬の耳と尻尾が生えてしまい、獣憑きとなってしまう。
この世界には獣憑きという、普通の人間に突然動物の耳と尻尾が生えてくる現象が
起こっていた。そして九尾の狐という獣憑きが帝を惑わし、国を傾けた過去があるため、獣憑きは迫害を受けていたのだ。
シャオグーはすぐさま逃げ出すが、ともに下働きをしていた者に見られており、商家の主に獣憑きになったことが知られてしまう。
若い女性の獣憑きはペットとしても価値があるため、商家の主はシャオグーを売り飛ばす為に、捜索を始める。
しかし、シャオグーは後宮の第二側妃に保護される。第二側妃は獣憑きを保護するために、日頃から市中に情報収集者を送っていたのだ。
そうして、シャオグーは第二側妃の侍女として働くことになる。そこでカイレンというツンツンとした性格の宦官に出会い、後宮内の事件に挑んでいく。
カイレンは事件を解決すると、シャオグーに決まって問いかける。
「ほ、褒美に撫でてやろう」
それに対して、シャオグーは決まってこう答える。
「いえ、褒美になっていないので、遠慮しておきます」
そして、意地悪な笑みを浮かべるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:39:37
78852文字
会話率:51%
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒の力(しんゆのちから)を持ち、鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
九尾の力をひく男の元で、愛されて隠された力を開花させる少女の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:03:55
102987文字
会話率:38%
あの大妖怪と恐れられた九尾の狐から、呪いを受けた天音家当主、『天音恭太郎』
その恭太郎から数えて七代目にあたる天音優記の数奇な異世界転生ストーリー。
優記は自分の家系がなぜ呪われているのか、それが分からずに無惨にその一生を終える事
になった。
_______大冒険異世界転生ストーリー、今ここから始まる_______
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 09:22:41
217344文字
会話率:54%
幕末の京都。真田幸村は、時空の歪みにより甦った。幸村は『九尾の狐』である淀君と共に、大阪の陣の怨みを明治維新で晴らそうと目論む。
現代の日本。岐阜県の殺生石が割れ、九尾の狐が解き放たれた。この事態に、陰陽師・安倍泰成の末裔たちが、集結
する。九尾の狐を封じるために、若い清麻呂が戦いにでることになった。だが、清麻呂は九尾の狐の攻撃で、時空の歪みに叩き込まれ、幕末の京都へと飛ばされる。
約百年後の人工衛星・北斗セブン。領土奪還のために、宇宙自衛隊が突撃カプセルで、地球へ空挺降下した。だが降下途中に事故が起こり、生き残った隊員は、桜庭春花と緑川健太の二名。この二人も幕末の京都にタイムスリップして、清麻呂と出会う。
明治維新の動乱に乗じて、徳川への怨みを晴らす淀君と幸村。それを封じるために戦う清麻呂と協力する春花と健太。壮絶な戦いが、幕末の京都を舞台に始まった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 18:41:51
20422文字
会話率:48%
伯爵家の娘として生まれた私の前世は、九尾の狐だった。とはいえ、前世も今世も落ちこぼれ。そんな私だが、前世では九尾の一族きっての超エリートな御方にお仕えしていた。こっちに転生してから出会った親友が、修道院で育ったから貴族令嬢としての振る舞い方
が分からない、と言ったので、あの方に近付くように指導したら………出来上がったのは、悪役令嬢?そのままの勢いでお隣の王様を堕としてきた彼女に、侍女として一緒に行ってほしいと言われて、諸事情(※たまにでる尻尾と耳)で結婚する気もなかった私は、就職出来たーと喜んでついて行った。そして就職先で出会ったのは、酒飲み友達希望者(?)これは、残念零嬢と言われた私のちょっとした物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 01:35:03
5495文字
会話率:30%
しがない中学3年生の佐藤油羅。午前中の授業が終わり、昼ごはんを早急に食べて眠っていたが…
目が覚めたら狐の耳と尻尾がついていた!?
しかも性別は変わり、服は巫女服で、髪は白くて長かった。
周囲の視線に耐えかねた油羅は教室を出ていってしまっ
た。
油羅は一体どうなってしまったのか?
今後はどう過ごしていくのか?
急に狐っ娘になってしまった油羅の日常からかけ離れた日常物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 18:00:00
33045文字
会話率:51%
学校の怪談
トイレの花子さん こっくりさん 九尾の狐 節分 ダッシュ婆
あげればきりがない妖怪、心霊の類。親族が神隠しになった人はいるだろうか?子供の時に見ていた妖怪アニメ作り物と馬鹿にはしていなかっただろうか?
これは妖怪世界と現実世
界が稀に交わるその時の物語…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 22:21:04
1058文字
会話率:72%
九尾の狐は討ち倒される直前、その姿を消した。
見知らぬ森で目が覚めたとき、どういう訳か姿は人、獣の耳が二つに獣の尾が一つ。
以前のような力を失い、これからどうするかと考える間もなく、角の生えた見知らぬ獣に襲われる。
冒険者であるシルヴ
ァーグは夢を見た。
何かを懇願するように手を握る獣人の女の子の夢。
突然持ってこられた依頼、森に落ちたという流れ星の調査中、森の中から悲鳴が響く。
悲鳴の先、獣に襲われている夢で見た女の子がいた。
そんな偶然のような出会いから始まる、大切なものを取り戻す話。
いつか、九つを物語る元九尾の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 18:01:43
361640文字
会話率:37%
MMORPG 『Another Earth』のモンスター好きなソロプレイヤー『夜光』こと刈谷光司は、彼が作り上げたマイフィールドと仲間モンスターとともに、現実でもゲームでもない未知の異世界で目を覚ました。そこは、ゲームのアイテムや知識が流れ
着いたがために戦乱が広がった中世暗黒時代的世界。他のプレイヤーとの出会い、思わぬ脅威に立ち向かいながら、夜光となった光司は、見知らぬ世界を仲間モンスター達と共に駆け抜ける。
現在、一身上の都合により活動を一旦停止しております。
再開の場合は、事前に活動報告にて通知いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 23:01:14
924260文字
会話率:21%
星々を愛しその美しさを伝えようと星座系VTuberになった少女、夜空(よぞら)。彼女は星座にまつわる知識やストーリーを紡ぐことに長けていました。そんな彼女が選んだVTuberの名前は「ステラ」。美しさと輝きを持つスターを意味する彼女にぴった
りの響きです。これから彼女がリスナーに伝える星座のストーリーとは!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 00:00:00
1165文字
会話率:0%
あるところに、一匹の妖怪がいた。
妖怪はどうしようもなく人間を愛していたが、どうしようもなく世界から嫌われていた。
あるところに、一人の男がいた。
他人よりも少々不運だった男は、自分の人生を変えてくれたその妖怪を一人の女として
愛することを決めた。
誰からも祝福されず、誰からも迫害される。
人間にも妖怪にも付け狙われる日々。
それでも男には自らの愛を貫く覚悟があった。
これは元陰陽師の大学生が、九尾の狐を監禁して(一方的に)愛を深めていく話である。
この小説はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 12:00:00
396476文字
会話率:45%
あちこちの国で災厄をもたらした九尾の狐。
その封印が解けて復活したようだけど、何か変。
九尾の狐ってこんなにちっさい幼女だっけ?
お子様ランチに舌鼓を打つへんな九尾の狐。
そんな九尾の狐と僕の1日限りのお話しです。
最終更新:2023-10-26 10:00:00
6318文字
会話率:45%
「お前に、新しい命をやる――」
九尾の狐と人の子の、ただ一度にして運命の出会い。
神山に棲む九尾の子、子季(しき)はある日、山に迷い込んできた人間の子供と出会う。子供は毒に全身を侵され、今にも息絶えようとしていた。
自分の命ひ
とつと引き換えに、子季は子供の命を助ける。
互いの名も知らぬまま、子供は掻き消えるように人の世に還った。
それから八年。
美しく成長した子季は、家が決めた婚姻に従い、まだ見ぬ花婿の許へ向かっていた。
だが、その途上、一行は何者かに襲われる。
大怪我を負い、野原に一人横たわる子季を助けたのは、璇(せん)という名の涼やかな人間の公子だった。
古代中国っぽい雰囲気ですが、紙が普通に流通してたり、ちゃんと映せる鏡があったり、お酒の醸造や保存技術が高度だったりします。
王族といえど一夫一婦制の世界で、後宮はなく、宦官もいません。
タイトルですべてを説明しにいく強気のスタイルです。
璇の一世一代の初恋はいかに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 17:33:07
125989文字
会話率:36%
あれから200年、人間を絶滅させようとする王神龍が蘇ろうとしていた。その時、運命に導かれた5人の魔族が出会い、世界を救うために立ち上がろうとしていた
最終更新:2023-09-03 21:00:00
720017文字
会話率:51%
聡太は帰り道で、駄菓子屋を見つける。この駄菓子屋で駄菓子を買って帰ろうとすると…
最終更新:2023-08-09 21:00:00
1843文字
会話率:46%
再婚した母のいる東京に引っ越す山川達樹は、稲荷神社で九尾の狐と出会う。
最終更新:2023-05-27 19:00:00
10338文字
会話率:56%
かつて恐れられた九尾の狐、月狐は人間に恋をする。
だが、その結末は月狐の望むものではなかった。
この作品はハーメルン、カクヨムでも投稿しています。
最終更新:2023-09-02 14:18:41
1542文字
会話率:23%
帝都にその名を轟かす大娼館シルフィードの主人は、風読みの加護を持つ。
「いま並んでる奴隷、端から端まで買うわ!」
大娼館の主人アリス・シルフィードは、奴隷商を訪れてそう言った。
アリスは九尾の狐娘カエデをはじめとする獣人の娘たちを大娼館
のキャストとして採用し、帝都に獣人ブームを引き起こした。
これは風読みの加護を持つお嬢様アリスがお金儲けをしたり、帝都を襲う災禍から庶民を救ったりする物語。
※この作品はタイトルガチャコンテスト1に参加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 12:30:19
4848文字
会話率:24%
私、サーシャが公爵家の次女として生まれた時、世界は厄災と呼ばれる魔物たちによって壊滅的な被害がでていた。
「あれ、私生まれたばかりなのになんでこんなに意識しっかりしているの?」
不思議に思いながらも、第二の人生では思いっきり人助けをしよ
うと思っていると、前世の私は厄災の魔女と恐れられていたことが判明。
なんと世界を危機に陥れた役で絵本デビューしているし、街では吟遊詩人が私の悪名歌っている。なんなら私を神とする邪教まであって信者までいるらしい。
絶対信者とかやばい奴らじゃん。
しかも、その暴れている魔物たちの多くは、私が前世で飼っていたペットたちだった。
「記憶があることがバレたら間違いなく殺される。なんなら前世より残虐な方法で」
私は大人しく手の届く範囲の人だけ助けて、成人したら今度こそ誰にも見つからないような田舎でモフモフに囲まれて一人畑でも耕しながら生きるんだ。
回復魔法協会とか絶対に絡まないように、目をつけられないように、転生者だってばれないように、最大限の準備と警戒をしなきゃ!
まだ赤ちゃんだけどやらなくちゃいけないことが沢山。
身を守るために魔法の練習もしなきゃだし、一人で行く抜く知識も必要になる。
そんな私の周りには、私が転生したことに気がついた厄災の魔物たちや王子たちが集まってくる。
「ごっ~しゅじん様だ~」
「もしかして、あの子犬?」
「今世こそ必ずあなたをお守りします」
「えっと、あの助けた狐?」
「あなたに会うために生まれて来ました」
「隣国王子は勝手に家に住み着くな」
色々な問題を抱えていた公爵家はサーシャが生まれたことで、それまでの不運が嘘のように好転し、バラバラだった家族が段々一つになっていく。
これは前世で悲しい運命をたどった心優しい女の子が転生し、モフモフとちょっとだけめんどくさい家族や王子たちから沢山の愛に包まれ、沢山の愛を与える物語。
カクヨムにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 12:52:24
102972文字
会話率:40%