美しいパールホワイトのドレスを身に纏い、プラチナのティアラを戴いた、どこかの姫君としか見えない少女、セラフィーナ。
その正体はかつて数多の国を滅ぼした、恐怖の存在とされる<災厄の魔女>と呼ばれる存在だった。
かの魔女はその圧倒的な魔力によ
り、単騎で数多の国家を滅ぼし、多数の命を奪ったとして歴史、伝説に刻まれていた。
そんな、今は伝説として歴史に語られる、無限の寿命と魔力を持つ絶対存在が、とある小国の片田舎を拠点として再び動き出す。
その恐怖の魔女とされる少女は、とても強く、とても美しく…そしてとても優しかった。
そして残念なことに、部分的にポンコツだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 00:00:00
472840文字
会話率:24%
明治時代。はるこは桜の並木道を通っていつものように女学校に登校する。
通りすがりの馬車から帽子が飛ばされ桜の木の下で拾うはるこ。その帽子の持ち主は洋装のドレス姿の貴婦人であった。
最終更新:2024-05-04 23:38:33
11775文字
会話率:55%
時は大正時代、帝都にはフランスから来た貴婦人がいた。彼女の名前はリーズ。美しく気品ある貴婦人で洋服屋さんをやっている。彼女のお店は華族や政府要人の奥様やご令嬢、そして女学生御用達である。
指折りの華族令嬢でミッション系の女学校に通う鮎子
も彼女のファン。しかし鮎子がリーズに依頼したのはドレスでもワンピースでもない、男物のスーツであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 22:27:07
158382文字
会話率:52%
昭和17年、蘭乃はかつて過ごした女学校を訪れる。そこには生徒の姿はなく卒業前と変わらぬ校舎や中庭の姿が広がっていた。
講堂に向かうと蘭乃を女学校に呼んだ人物がドレス姿で現れる。彼女はかつての同級生であった。
最終更新:2023-10-28 15:15:54
4209文字
会話率:53%
フェレイラは金で買われてブランドン公爵に嫁いだ。公爵家では愛人ミレナやメイド達に虐められ、ブランドン公爵はミレナを大事にしてくれない。実家に戻りたくても自分を姉のドレスや宝石の為に売った実家にも戻りたくない。そんなフェレイラが廊下を歩いてい
ると赤い石の首飾りを拾った。その首飾りを手にした途端、意識が遠のいて。
目が覚めたフェレイラは思うがままに行動することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 13:28:21
7532文字
会話率:34%
ガランド・ケルテリウス公爵令息は酷い男だった。
珈琲と苺ケーキが食べたいのに、勝手に紅茶とレモンケーキを注文する。
着ているドレスの色が気に食わない。髪型が好みで無いから化粧室で直して来い?
あまりにも頭に来たので、怒ってその場を後にした。
心が病んだ姉の代わりに、姉の婚約者をとっちめるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 14:56:54
3448文字
会話率:44%
卒業パーティで、アレスティ皇太子は、メリーディアとの結婚を発表した。そこへメリーディアの弟ミードがドレス姿で現れる。
「この結婚に異議を唱えますう。ふさわしいのはあたしよ。あたしが皇太子殿下と結婚するの。帝国の皇妃になるのよぉ。」
「みっと
もない真似はやめなさい。わたくしは、貴方にアレスティ皇太子殿下も、帝国の皇妃の座も譲る気はありません。カルデルク公爵家の名を穢すつもり?下がりなさい。」
メリーディアの皇妃になる決意が語られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 13:51:53
4230文字
会話率:37%
ある日、平凡な派遣社員である笹川智子は、記憶のない筋肉痛と重い日のような貧血と頭痛を感じていた。そして部屋には買った覚えのないドレスが。さらに彼女は、出社の途中でいれた覚えのない赤いハイヒールを鞄から落としてしてしまう。日常に徐々に入り込ん
でくるこの違和感はなんなのか? リアルな夢の中に出てきたその場所を思い出し、休日、智子はその場所へと向かうのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 16:10:02
52537文字
会話率:30%
”俺”が浜辺で出会ったのは、みすぼらしいドレスを着た50歳ぐらいのオヤジ。”彼女”は自分が呪いで変身させられた伯爵令嬢だと言い張って…。
オヤジ、お前は本当に伯爵令嬢なのか!?それとも本当はオヤジなのか!
ふと縮まる距離に揺らぐ”俺”!相手
は美少女か、それともオヤジ?
異世界、恋愛ジャンルのコメディーです。コメディーです(大事)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 12:50:22
11908文字
会話率:31%
破天荒な兄のダニエルと、頭に花を咲かせた呑気な両親と共に、トルイユ子爵家で暮らすエメリーヌ。彼女には、会えば喧嘩を繰り返す、犬猿の仲の幼馴染がいる。
それは、ラングラン公爵家の嫡男であるレオナールだ。
ヴァロン王国の高位貴族の嫡男は、す
でに既婚者か婚約者持ち。
そんな中で、秀でた見た目と穏やかな性格のレオナールには、決まったパートナーはおらず、最後の優良物件と呼ばれていた。
そんなレオナールが、新聞で婚約を発表。だが婚約者の名前については、伏せたままで、お相手の公表は、公爵家主催のパーティーで行うとのこと。
その新聞記事を読んだ直後、なぜかエメリーヌの元にレオナールからドレスが届く──。
それは、エメリーヌを目の前にしては、素直になれないレオナールが、一世一代の大勝負に出たからである。
だが、エメリーヌはレオナールからの婚約を真に受けず、全く取り合ってはくれない。
そんなエメリーヌの態度に業を煮やしたレオナールが、【婚約者のふり】を頼んだ。
一度は婚約者のふりを承諾したのだが、その期間が……五年。
そんなのは絶対に無理だと思うエメリーヌが、なんとか婚約者のふりから逃れようと攻防する。
そんな彼女は、婚約発表のパーティーの帰りにアクシデントに遭遇してしまい、しばらく意識が戻らない。
そうして目覚めたエメリーヌの横には、なぜか犬猿の幼馴染がいて──。
婚約者のふりから逃げようとしたエメリーヌが、記憶喪失のふりを思いつくと、レオナールの様子が一変──。
なんとしても結婚から逃げたい子爵令嬢と、なんとしても結婚したい公爵令息の、騙し合いからの溺愛ストーリー開幕!
※他サイトにも投稿中です。
※本業と商業作品に関する作業、作品の投稿を優先させるため、感想への返信は、当面お休みいたします。ご理解のほどよろしくお願いします。
ですが、いただいた感想は大切に読みますので、読者様のお声を届けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 10:24:39
106966文字
会話率:42%
破天荒な兄のダニエルと、頭に花を咲かせた呑気な両親と共に、トルイユ子爵家で暮らすエメリーヌ。彼女には、会えば喧嘩を繰り返す、犬猿の仲の幼馴染がいる。
それは、ラングラン公爵家の嫡男であるレオナールだ。
ヴァロン王国の高位貴族の嫡男は、す
でに既婚者か婚約者持ち。
そんな中で、秀でた見た目と穏やかな性格のレオナールには、決まったパートナーはおらず、最後の優良物件と呼ばれていた。
そんなレオナールが、新聞で婚約を発表。だが婚約者の名前については、伏せたままで、お相手の公表は、公爵家主催のパーティーで行うとのこと。
その新聞記事を読んだ直後、なぜかエメリーヌの元にレオナールからドレスが届く──。
それは、エメリーヌを目の前にしては、素直になれないレオナールが、一世一代の大勝負に出たからである。
だが、エメリーヌはレオナールからの婚約を真に受けず、全く取り合ってはくれない。
そんなエメリーヌの態度に業を煮やしたレオナールが、【婚約者のふり】を頼んだ。
一度は婚約者のふりを承諾したのだが、その期間が……五年。
そんなのは絶対に無理だと思うエメリーヌが、なんとか婚約者のふりから逃れようと攻防する──。
※小説家になろう様には、すでに【長編版】を投稿中です。
※他サイトにも投稿しております。
■長編タイトル
◤私にだけ冷たい 最後の優良物件 から、〖婚約者のふり〗を頼まれただけなのに、離してくれないので【記憶喪失のふり】をしたら、別人に変貌した公爵令息から 溺愛されてます。◢
■長編のあらすじ
なんとしても結婚から逃げたい子爵令嬢と、なんとしても結婚したい公爵令息の、騙し合いからの溺愛ストーリー!
■長編のURL
https://ncode.syosetu.com/n4617iu/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 12:33:52
27219文字
会話率:44%
この小説は「無限世界の無限キャラ」というシリーズ小説の外伝小説となります。
ありとあらゆる世界を無限に分身して探索してゆく感じの物語の外伝となります。
主人公?であるムゲンはありとあらゆるキャラに無限に分身し、いろいろな世界を旅し、また
新しい世界を創造してゆき、物語がエンドレスで無限に続いてゆく感じの物語となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 08:10:12
409472文字
会話率:20%
君から、アナタへ。
物語は託された。
最終更新:2024-05-02 00:00:15
27316文字
会話率:22%
進治は、「吸い魔狂の館」と地域で呼ばれている、豪邸の廃墟に、忍び込んで金目のものを取ってくるように、不良グループに言われて中に入っていく。高価そうな鏡が眼について、近寄ってみると、その鏡に自分の姿が映っていない。その鏡に手を触れると雷にうた
れるような痺れが全身をはしった。
何も持たないで出てきた進治を、不良グループのボスが近寄ってきたとき、進治の眼が光りだした。進治の身体全体が光りだすと、不良グループのボスの身体が宙に浮き上がった。進治の身体が光っているのをやめると、不良グループのボスの身体が地面に叩きつけれた。やっとのことで起き上がると、その場から去っていった。他の者もボスに続いて去っていった。
社会人になった進治は、学生の時の友人である光太郎と同じ会社に入社した。そこにおいても、進治の眼と身体が光ることによって、光太郎を窮地から救うことがあった。二人共同じ国に海外赴任することになるが、そこにおいても進治の眼と身体が光ることによって光太郎を窮地から救うことがあった。
だが、そのような不思議な出来事が起こったことを進治もその場にいた者まったく覚えていなかったのである。
護送車が事故に遭い、逃走した鮫川権吉は、務所仲間の老人から聞いていた無人島に逃げた。無人島の洞窟で見つけた鏡には映った人の姿を人に見えなくする不思議な力があった。その力を利用して権吉は、巨万の富を得て、会社を経営するほどになった。名前を三田園健吾と名乗って経済界躍り出ることになった。
香風堂が健吾の経営する投資会社に買い取られ、健吾は香風堂の社長にしばらく就任することになった。香風堂の社員であった瑞瑠は、健吾の意向によって秘書室に異動することになった。健吾は鏡の力を使って、瑞瑠の夫、米蔵が精神的に異常をきたすように画策する。
健吾の思惑通り、瑞瑠は米蔵と離婚することになったが、仕事で香風堂に来ていた進治が、瑞瑠と携帯番号とメールアドレスを交換しているのを見た健吾は、進治を米蔵と同じ目に合わせようと画策した。鏡の力を進治に対して使おうとした時、進治の眼が光り、身体が光り、鏡の威力が消えてしまった。
鏡の威力が消えてしまってからというもの健吾の会社は悪化の道を辿るのみで、やがて財産のほとんどを失うまでになってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:34:30
71585文字
会話率:48%
ミルトン王国の第一王女のアシュリーは義母にあらぬ罪をきせられ、身分を剥奪され平民として穏やかに暮らしていた。
そんなアシュリーにある日帝国の王子様から城で開催されるパーティーの招待状が送られてきた。
そのパーティーは花嫁を探すパーティーで
平民となったアシュリーは驚いた。
なぜ平民の私にこんな招待状が送られて来たのだろう?
帝国の王子様ジェシーは、眉目秀麗で性格は穏やかで優しく、貴賎問わず人気がある王子様だ。
そんな人がなぜ?!
興味が湧いたアシュリーはお城のパーティーに参加することにした。
しかしドレス一つ持っていないアシュリーは途方に暮れる。
一方ジェシー王子は幼い頃に出会ったアシュリーを探し出し再会を楽しみにしていたがアシュリーは現れない。
騎士を総動員し、アシュリーを探し無理矢理城に連れてくるが、アシュリーは幼い頃の事を何一つ覚えていなかった。
嫌がるアシュリーを何度も城に招待し花嫁候補に挙げていたが、本当のジェシーは愛のない結婚を望んでいる冷めた俺様王子だった。
あの穏やかで優しい天使のような王子様が?!
そんな王子の本性を知るうちにアシュリーはなぜかどんどんジェシーに惹かれてしまう。
二百人のライバルから始まったジェシー王子争奪戦は最終五名まで絞られた。
アシュリーは最終候補から外れてしまったが、ここから本気の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 19:00:00
106618文字
会話率:31%
木下茜は失くしてしまった携帯ストラップを探していた。
仲良しの住永奈美からもらったお揃いの誕生日プレゼントで、銀色のクマが肩を組むようになっている。落し物届やゴミ捨て場を探すため、奈美に掃除の係を押しつけ、パン屋へ行く誘いも断った。探
しても見つからないまま帰っていると、公園で他の女子と遊ぶ奈美を見かける。
翌日から、奈美や他の女子から距離を置かれるようになった。話しかれられず、携帯メッセージの返信もない。一緒に帰っていた道も、離れて歩くようになった。
孤立して一人で携帯のゲームをするようになったある日、男子から対戦型ゲームに誘われる。初めは奈美達にどう思われるか不安だったが、徐々に男子と遊ぶことに楽しさを覚えていく。
しかし男子が急にサッカーをするようになり、遊ぶ相手がいなくなった茜は再び孤独感に襲われる。その夜、家でストラップのことを思い出し、再び探し始める。仲直りのため携帯メッセージを送信するが、奈美のメールアドレスが変更されたことを知らせる通知が届く。
絶望して過ごす翌日、またゲームをやろうと男子から誘われた。茜は自分が嫌われたのだと思っていたが、事情による思い過ごしであった。距離を置かれただけでふさぎ込み、相手と向き合おうとしなかった自分に気がつく。奈美と話し、仲直りする決意をした。
翌日の帰り道に呼び止め、掃除の係を押しつけたことや、放課後の誘いを断ったことを謝った。すると奈美は・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 05:52:09
24010文字
会話率:17%
高校2年の前園瑞貴(まえぞの みずき)が自宅で夕食をしてると窓の外が突然輝き出し、外に出ると純白のドレスを着た美少女が横たわっていた。
「コスプレイヤーかな? でもこの子意識を失ってるし、早く救急車を呼ばないと」
電話をかけようとし
た俺を、隣にいた母さんが慌てて止めた。
「何バカなこと言ってるのよ瑞貴。この子は異世界から転生してきた王女様なのよ。救急車なんか呼んだらそのまま当局に連れて行かれてしまうでしょ、バカね!」
何言ってんだよ、このババァ・・・。
「はあ? そんな訳ないだろ母さん。母さんは毎日「なろう」ばかり読んでるから、現実とファンタジーがごっちゃになってるんだよ」
だか結局、彼女を一晩家で介抱することにした母さん。翌朝目を覚ますと、その少女は本当に異世界から転生してきた王女様だったことが判明。
うそーっ!
平民に生まれ変われたと大喜びするアリスレーゼ王女殿下は、母さんの勧めで俺んちの養女になったが、妹の愛梨は猛反発。
「この女は危険! お兄の貞操を守る愛梨の身にもなってよ」
そんな妹の意見は無視され、同じ高校に通うことになった俺たちだったが、異世界王女がいきなり普通の女子高生に成れる訳がない。
アリスレーゼが巻き起こす学園騒動に、義弟となった俺は彼女の後始末に奔走するが、その裏で身の回りに起きはじめた奇妙な事件と、俺たちを付け狙う謎の組織。
普通の男子高校生の瑞貴と、普通でない女子高生アリスレーゼの冒険譚が今ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 12:21:57
594733文字
会話率:55%
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑称だ。
その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。
骨まで見えそうなほど痩せ細った体躯に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。
義母と義妹に虐げられ、食事もロクに与えられず、離れに隔離され続けたためだ。
陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。
誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。
今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。
お相手は、社交会で『暴力公爵』と悪名高いローガン公爵。
「この結婚に愛はない」と、当初はドライに接してくるローガンだったが……。
「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」
ちょっぴり口は悪いものの、根は優しく誠実なローガンは幸薄いアメリアを無自覚に溺愛していく。
その上ローガンは、アメリアが絶望的な人生の中で培った”ある能力”にも気づき始め……。
「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……国家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」
これは、愛されなかった令嬢が、ちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:10:00
334186文字
会話率:36%
姉の物ならなんでも欲しがるわがままな妹のカチュア。
姉のクラウディアはそんな妹がかわいくてたまらない。
妹が欲しがるのなら何でもゆずってしまう。
だけどその妹が、今度は宝石でもドレスでもなく姉の婚約者を欲しがっているようで――
最終更新:2024-04-23 07:00:00
4221文字
会話率:37%
「あのドレスは似合わない……いえ、ドレスそのものが似合わないのかしら」
彼女を目にした時、ミットー公爵令嬢ロメリアは、そんな感想を抱いた。
古くから優れた武官を輩出してきたミットー公爵家の屋敷の庭では、この日、お茶会が催されていた。
お節介焼きの祖母により、十歳になったばかりのロメリアは、半ば無理やりこのお茶会の主催に祭り上げられていた。
そんな中、彼女の取り巻きを気取る令嬢達が、会場の隅に置かれたテーブルで一人ポツンと所在なげにしている男爵令嬢メルを嘲笑う。
「ヒバート男爵といえば、昇級試験に四度も落ちて、今もまだ平民の文官の下で働いているそうですわ」
「そんな風だから、奥様にも逃げられてしまうんだわ。あのメルって子も、気の毒ですわねぇ」
自分を挟んでクスクスと笑い合う彼女達を、ロメリアは冷ややかに眺めていた。
そんな中、暴走した兄の馬が乱入し、お茶会は騒然となる。
その時、似合わないピンクのドレスを翻して馬の背に飛び乗り混乱を収めたのは、この場で最も格下として扱われていた、メルだった。
それを見たロメリアは、自分の心がかつてないほど浮き立つのを感じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 19:53:10
6084文字
会話率:38%
エリスと名乗る少女が家に届いたのは、風の強い日のことだった。
透き通った碧眼。柔らかなブロンドの髪が風になびき、金色の軌跡を描く。
少女はゆっくりとした所作でアンティーク調のドレスの裾を摘まみ上げ、膝を曲げて身体を沈める。ややぎ
こちない、覚えたてのような動きだった。
「お初にお目にかかります、ご主人様」
────────────────────────
「私は機巧人形というものが嫌いなんだ。……全くもって、忌々しい」
腕は確かだが変わり者とされる彼の元には、様々な事情を抱えた機巧人形がやってきて、その度に彼は人形を壊す。
「お慕いしております、ジニアさま」
そんな偏屈な技師に仕え続けた、ある機巧人形の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 18:31:37
21359文字
会話率:46%
コスプレ好きの女子高生・愛佳には、誰にも知られていない『夜の顔』があった――。
■本小説はSkebリクエスト作品です。リクエストありがとうございました。
■本小説は『小説家になろう』『pixiv』にも掲載中です。
■『挿絵』と『ふりがなな
しVer.』はpixivに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 16:37:02
5834文字
会話率:26%
男たちは敗れた。たった1本の細剣と、青い薔薇のドレスの前に。すべてを奪ってきた暗殺者たちが、たったひとりの乙女にすべてを奪われるとき、見えたものとは――。
■作者Twitter(E_C_Yuuki)にてイラストを公開中
■カクヨム、Fan
tiaにも本小説を同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 17:04:30
9142文字
会話率:0%
むかしむかし、あるところにシンデレラと言う少女がいました。
これは働き者のシンデレラがお姉さん達の為にステキなドレスを作るお話です。
最終更新:2024-04-11 06:37:50
1790文字
会話率:21%
両親を亡くした女の子が訳あって嫁に行かなくてはならないが、相手先の男が無骨無愛想でわがままで、でもお金持ち。
愛情たっぷりに育った女の子と、愛情とは無縁に育った男がお互いに歩み寄り次第に距離を縮めていく………はずです
話しがよくそれます
気長によろしくお願いいたします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 21:11:50
474381文字
会話率:72%
きらびやかな舞踏会が行われている大広間にて、険悪そうなカップルが1組。可愛らしい顔立ちに華奢な身体、そのドレスは王女の身分に相応しく沢山の宝石や刺繍で飾り付けられている。しかし、相手の青年に向ける表情は冷ややかで、青年もどこか怒りのこもった
表情をしている。どうやら青年は言いたいことがあるらしく…?❈主人公は青年じゃなくて相手の王女の方です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 12:50:04
10477文字
会話率:17%