燃料の失われた蒸気と圧力の文明が、間欠泉を頼って都市国家を形成するようになって暫く。人々は新たな熱源を求めつつも、そんなものは夢物語に過ぎないことを薄々感じていた。
そんな中、既に時代遅れとなった大地を探る仕事、ダウザーとして生計を立てるヒ
ュージ・ブローデンの下へ、外国からの奇妙な来訪者が現れる。
「仕事の話がしたいんだ! あの大型スチーマンに乗ってる人と!」
これはポリシーに生きるアウトローモヒカンな見た目をした巨漢と、どこかズレた雰囲気を持つ異国の女性という奇妙なコンビが、人型ロボットスチーマンに乗り込み蒸気の熱を求めて進む、ちょっとした縁と仕事のお話である。
※現在週2回更新
※ネオページにて先行公開中
https://www.neopage.com/book/30732569722341700折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 17:58:25
49070文字
会話率:44%
そんなのあるんじゃないですか。強すぎる敵に立ち向かうため、さまざまな一般人も魔法少女に変身する力を得て、愛と正義の大逆転を実現するという希望と夢に満ちた物語。
つまり、朝のアニメを毎日見ている子どもたちの夢を壊さないために、最終回に登場す
るのは、基本的には心を奮い立たせるセリフを交互に言ったり、何かの“キラキラ”を主役たちに託したりするだけで、舞台装置として登場する“一発性”の魔法少女たち――
あなたが思うように、私はこのような「量産型」魔法少女になりました。
いや、特に文句を言いたいわけではありませんが、そもそも私も子供の頃はもちろん魔法少女になりたいという願望があったんですよ。時間が短くても、子供の頃の願いが叶ったなんて、これほど嬉しいことはないと思います。
誰かにわざわざ言われなくてもわかるように、私はそもそも物語の主人公になれないタイプなので、何か主人公を引き立てる舞台装置になっているだけでも、夢にまで見た舞台に立てるだけでも満足です。
だから、だから。
私に頼ってラスボスを倒すしかないってどういうこと?
他の魔法少女は?あるいは鮮やかな色のレオタードを着た戦隊員?どうしてもだめなら、同じ会社のものではないけれど、遠い銀河から来た50メートル級の巨大宇宙人とかでもいい。「世界を救えるのはあなただけ」なんて、舞台装置だけの私には言わないでくださいね!
ああ、もういい、どうせやるしかないだろう。フレフレ!私!
平和な日常を取り戻すために、とにかくやるしかない、ちょっと違うの魔法少女物語。結末が愛と希望に満ちていることだけは保証します。読者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。
著者の私はアメリカ出身なので文法的な間違いやうまく表現できない部分がいろいろあるかもしれませんが、読者の皆さんが受け入れてくれたり、修正を積極的に手伝ってくれたら幸いです、私の夢の物語をお届けします、以上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 13:30:07
16157文字
会話率:40%
えー、こほん。
初めまして、神官のリディアと申します。
この度は私の至らなさにより、酒場で偶然出会った戦士の方と、その、ごにょごにょ、な関係を持ってしまいまして、お恥ずかしながら日々の苦労話などを聞いて頂いている始末でございます。
神官、ヒ
ーラーというのは責任重大でして、どうしてもパーティ内で吐き出し切れない想いがあり、ついつい頼ってしまっているのですが――――え? 飲むんですか? あの、でも今は紹介中ですので……は、はいっ、いきます!
(酒精獲得中)
(酒精獲得完了)
っっ、ぷはあ! でさあ!? ホントにウチのリーダーありえない訳!! もうホントぶっころよっ、ぶっころ! ざけんじゃないわよっ! ヒーラーはアンタの奴隷じゃないぞーっ、ちょっとミスしたくらいで延々詰ってくんなあ!
きゃはははは! ねえねえ聞いて戦士くんさあっ、こないだなんてねー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 11:30:00
181820文字
会話率:35%
東京に住む中学三年生の伊吹蓮は、二学期の終わりには高校に行かないと決めていた。それを見かねた祖母のとり江は、昔のつてを頼って蓮の高校入学の手続きを水面下で進め、卒業式の後蓮を説得した。進学をしぶった蓮であったが、祖母の悲しむ顔を見て高校へ
の進学を決意する。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-04 23:57:47
490508文字
会話率:10%
奈束等(なたばとう)は、表向き、日々を平凡に生きる高校一年生。ひょんなことからバ美肉配信者をしてることが保健医の三木川聖(みきかわひじり)先生にバレ、面倒な雑務を押し付けられたりと、苦労する毎日を送っている。
ただ、そんなある日、三木川
先生から、
「美少女育成に興味はないか?」と問われる。
訳のわからないまま話を聞いていると、それは同学年の美少女三人、幸野愛陽(こうのあいび)、茉莉野久羽(まりのくわ)、安推理宇(あんすいりう)の想い人への好意を消してやって欲しい、つまり、ヤンデレではなくさせて欲しい、愛の重いところを治してやって欲しい、ということだった。
脅されている以上、その仕事を受けるしかなく、幸野たちと真剣に向き合っていく等だが、ある時を境に三人の様子がおかしくなっていってることに薄っすら気付き始め……。
「あ、あの……幸野……? 何でそんなに俺のことジッと見つめてんの……? 怖いんだけど……?」
「……だって……フフフッ……等君可愛いから……」
「茉莉野と安推も……ボディタッチやめて……?」
「等君等君等君等君等君等君……♡」
……死?
ともかく、等のミッションが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 20:36:04
6618文字
会話率:39%
父を亡くし、婚約破棄されたクロエは隣国の父の知り合いを頼って移り住むことを決意する。
着いた途端に実業家のヨハンと結婚するように言われるが、ヨハンにはすでに心に決めた人がいた。
クロエはヨハンの婚約者の講師として職を得て、ヨハンの弟のマティ
ウスや冒険者のパトリス、魔獣のソニーと出会う。
ヨハンの婚約者を狙った事件もあり、穏やかな生活を望んでいても、基盤がなかなか整わない。
妙齢女子のクロエが異国で居場所を見つける物語。
この作品は「カクヨム」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 20:30:00
165092文字
会話率:33%
高校二年生の天見優人(あまみ ゆうと)が通う学校には、飛び抜けて有名な美少女の空森雛(そらもり ひな)がいる。学業に優れ、礼儀正しく、生真面目ではあるけどいつも頑張り屋な女の子。
たまたま荷物持ちを手伝って、その流れで優人が趣味で作った
お菓子をあげたりすることはあれど、学年も違う以上、不愛想気味な自分と彼女が関わる機会なんてそうそうあるわけもない。
――そんな風に思っていたのだが。
「……家出、してきたんです」
「……は?」
「だから……家出です。私、家出してきちゃいました」
偶然夜の街で出会った雛から言われた、予想外の出来事。結局、優人の伝手を頼って彼が住むアパートの隣に引っ越すことになり、二人はお隣さんとしての緩やかな始まりを迎える。
食事を共にしたり、ご褒美に甘い物を作ってあげたり、時にはデートみたいなお出かけもしてみたり。
ただの先輩・後輩から隣人へ、そしてかけがえのない存在へと。ゆっくり距離を縮める遅効性ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 12:31:37
669548文字
会話率:44%
アパートで一人暮らしを始めて二年目の男子高校生、光瀬怜(みつせれい)。
新学期を数日後に控えたある日、隣に同年代の少女、渡良瀬桜彩(わたらせさや)が引っ越してきた。
数日後、怜と同じクラスに転入してきた桜彩は早々にクールな美少女として
注目を集めたのだが、私生活では初めての一人暮らしに戸惑うことも多かった。
人を寄せ付けない雰囲気で他人を頼ることを良しとしない桜彩だったが、いくつかの偶然が重なり怜は桜彩の一人暮らしを助けていく。
出会った当初は他人との関わりを極力拒んできた桜彩だったが、怜の優しさに徐々に心を開いていき、二人の関係は隣人から徐々に変わっていくことになる。
「まあ、私があの人と関わることなんてないか」
最初はそう思っていたのに
「いえ、ですが光瀬さんにそのようなことをしていただく理由はありません」
それでも手を差し伸べてくれて
「美味しいです、本当に……」
料理が出来ない私にご飯を作ってくれて
「た、た、助けて、助けて、助けて下さいっ!!」
夜中に助けを求めても、嫌な顔一つしないで駆けつけてくれて
「出会ってからさんざん迷惑を掛けているこんな私ですが、友人になってくれますか?」
何も出来ない私と友達になってくれて
「私のこと、可愛いって……。え、えへへ、えへへへ」
私のことを可愛いって言ってくれて
「もしも私が困った時は隣で私を支えて下さい。もしも怜さんが辛い時は私も怜さんを支えるので、私にも頼って下さい」
少し弱いところも見せてくれるようになって
「そ、その……怜さんも……凄く素敵だと思いますよ……」
そんな怜のことが素敵に思えて
「あの……その、ね……。怜、今までさんざん甘えてきたけど、もっとわがまま言っていいかな?」
もう遠慮なんてしたくなくなって
そして――
「怜、今日の献立は何にするの?」
「そうだな。桜彩は何が食べたい?」
学校帰りに一緒にスーパーへと寄って献立を決める。
桜の咲く季節、二人に訪れた新しい幸せ。
そして二人はお互いを徐々に意識していく。
(俺と桜彩の関係ってなんだろう)
(私と怜の関係ってなんだろう)
今はまだ分からないこの気持ち。
でも……多分……この気持ちの名前はきっと……
これは世話焼き男子とクール女子が無自覚に繰り広げる甘い半同棲生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 12:00:00
1108746文字
会話率:45%
ソフィアの祖国、ヴァネル王国が領土拡大を目的として隣国に仕掛けた戦争。
だが、戦争に負けた上に父親が戦死してしまう。
母親も、親戚を頼って旅をする途中で盗賊に襲われて死亡。
ソフィア自身も奴隷商人に売られてしまう。
買い手が付かないまま3年
が過ぎた頃、1人の侯爵が奴隷商を訪れてきた。
そこで起きた騒動の末、侯爵に買われる事になったソフィア。
侯爵の目的は、数年の内に聖女の能力に目覚める10歳前後の少女の世話役、雑用係にする為だったのだが…
すっかり奴隷根性が染み付いてしまったソフィア。
そんな彼女の性格が、自身にとっては災いを、他者にとっては幸福を、彼女の思惑を外れてもたらしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 00:00:00
218536文字
会話率:43%
俺の名前はルキ、草原の国、レイモーン王国の王子だ。
先日、俺の妹であるギネカ王女と、森の国ダソス王国のイポティス王子の結婚式が盛大に執り行われた。
だが俺は妹の嫁ぎ先であるダソス王国と戦争をしている、着物を着た悪名高き火の女王バシ
リッサが治めるクラティラス王国の侍軍団と国境での緊張が高まっていることを知った。
突然俺は溺愛する妹ギネカのことが心配になりダソス王国に留学するという嘘をつき両親であるモナルヒス王とエギエネス王妃を説き伏せ、俺の側近である外務大臣でソラハン商会の社長ソラハン、神官長で吟遊詩人のサヤン、魔界の悪魔カリン、はぐれ天使セリカルに、あとのことをたくし、側近の騎士の4体のもふもふ獣人と共に、幼い頃から王室同士の交流で仲の良い俺の初恋の相手イポティス王子の妹リノを頼ってダソス王国で暮らすことになったのであった。
だが、ずっとリノに世話になるわけにもいかず上級戦士の資格を持つ俺は冒険者ギルドに戦士として登録し、もふもふ騎士団団長もふもふ熊のクレオンと共にパーティ名もふもふ騎士団の一員になったのであった。
その後、上級魔法使いの資格を持つリノもお忍びでパーティに加わり俺たちの冒険は今始まったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 21:59:50
58090文字
会話率:52%
曰く付きの家に嫁ぐ事になった少女と、孤独な龍の恋愛ファンタジー!
時は大正時代。まだ明治時代が色濃く残るそんな時代。
異国で生まれ育った鈴は幼い頃に両親を亡くし、たった一人の叔父を頼って日本へやってきた。
けれど親戚は鈴に当たりが強く、と
うとう曰く付きで有名な神森家にお見合いに行く事に。
結婚が決まるまではお試し期間として身柄を拘束させてもらうと言う神森家の掟に従って鈴はその日から神森家で暮らすことになったのだが、この家の住人は皆、人間ではなかった……。
龍と少女の現代恋愛ファンタジーです。
※一日二話更新となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 17:00:00
1057827文字
会話率:64%
普通の男子高校生だった新條涼佑は、ある日を境に亡霊に付き纏われるようになる。精神的に追い詰められてしまった彼は、隣のクラスの有名人青谷真奈美に頼って、ある都市伝説の儀式を教えてもらった。幽霊の巫女さんが助けてくれるという儀式を行った涼佑は、
その日から彼女と怪異の戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 18:00:00
198831文字
会話率:59%
優秀な魔術師でありながら魔力を持たず、魔力結晶に頼って術を行使するため「魔力なき魔術師」と揶揄される少女アーシャ。彼女は自身とは正反対に強大な魔力を持つ少年ルディを保護し、義理の姉弟として、また師弟として彼を導く。しかし彼の魔力の暴発により
、アーシャは巨大な魔力結晶の中で時を止めた眠りにつくことになる。成長した弟子の手によって眠りから覚めたアーシャは、庇護対象だと思っていた彼が自分より年上になり、師弟や姉弟の枠に収まらない恋情を向けてきたことに戸惑って……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 00:00:00
222287文字
会話率:40%
馬場空海は四十二歳で母親の年金に頼って生活していた。
だが、その母親も死んで、生きる希望を失った空海は自殺を決意する。
自分の手首を切り、今まさに死を迎えようとしたその時、空海の前に幼女が現れた。
その幼女は神と名乗り、空海を懲らし
めるため、死ねない体にしたうえで、魔物が出る異世界へと飛ばしてしまう。
異世界で目覚めた空海は、魔物使いとなっていた。
空海はのちに、なぜか自分にだけ合成というスキルがあることに気付く。
そこで空海は、合成を駆使して、より高いランクの魔物を召喚し、異世界を生き抜くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 06:42:41
103984文字
会話率:46%
人類の文明が崩壊した後の世界。
大樹と呼ばれる不可思議な樹木に覆い尽くされた『大和』では、人間・言葉を話す獣・精霊が大樹の定めた『理』の元、共存して暮らしていた。
しかし人間の中には、獣や精霊に危害を加える者がいる。理を乱す人間を狩る
『人狩り』と呼ばれる狩人によって大和の秩序は、保たれていた。
数十年に一度精霊の力で真冬に実り、純金よりも価値があるとされる遅れ米は、実る時その土地の人間を一人だけ精霊に変えてしまう。
遅れ米に頼って生きる村の少女である『紬』は、精霊となってしまった。精霊となった人間は精霊成りと呼ばれ、自然の均衡を崩す存在だと言い伝えられている。
自然の均衡を守るため、精霊成りは人狩りと共に安寿の地へ向かう旅をしなければならない。それが理だった。
紬は凄腕の人狩りの男『ヒスイ』と旅に出る。安住の地を目指す旅路の中で紬は、ヒスイとの絆を育くみながら不可思議で理不尽な世界の理を学んでいく。
やがて深い絆で結ばれる紬とヒスイだったが、旅の終わりが近づいた頃、二人はある選択を迫られる事となる――。
※このお話はカクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 02:05:02
107087文字
会話率:43%
西暦二〇九九年の淡路島を舞台に、幼馴染み三人が新世界の序章を開くーー‼
■あらすじ
西暦二〇六〇年代。ナノマシン医療で経済を立て直した日本は、脳をスマート機器化する技術H・B(ハーヴェー)導入に出遅れたものの、ナノマシン産業推進に力を入
れ、世界市場に打って出た。
この好景気に乗じて山路内閣は首都移転案を打ち出す。
時は流れて西暦二〇九九年。
遷都を目前に控えた淡路島は、急速な都会化で先住の人々と新たに流入する人々との間で期待と混乱が入り乱れ混沌とした雰囲気に包まれていた。
そんな急成長の真っ只中にある淡路島で、いつも夕暮れまで一緒に遊び回っていた幼馴染みの三人、智明《ともあき》と優里《ゆり》と真《まこと》は、思春期を迎えて男女の友情が恋慕へと切り替わろうとしていた。
ある時、智明は遅れていた二次性徴を発現したことから神にも等しい異能力を得る。
すべてが思うままとなった智明は、その能力を真にひけらかし、優里を連れ出して新造された皇居に立て籠もる。
智明が警察機動隊を難なく跳ね除ける中、真は復讐とも報復ともつかない行動をとり、コネを頼って非合法な手段で対抗策を練る。
智明と真に巻き込まれる形で騒動に加わる淡路島のバイクチームの面々。
智明の起こした事件に居合わせたことで彼の能力を解き明かそうとする医者と刑事。
大きくなった騒動を鎮めるために自衛隊が出動し、その指示をだした総理大臣と、暗躍する謎の男。
様々な人々を巻き込み、淡路島を舞台に超常的能力と超科学的能力のバトルが、今始まる――
■ご注意
※この作品には性的描写・暴力的描写・残虐的描写が含まれます。苦手な方はご注意願います。
また、登場人物の人格を表現するため、一部法令に違反する描写を含みます。犯罪の助長や法律違反を促す意図はありませんので、模倣などの行為はなさらないでください。
※この作品はフィクションです。登場する人物・団体・施設・地名等は架空のものであり、実在する名称とは一切関係はございません
※作中で取り上げた科学公証や物理法則は、物語に則して一部捻じ曲げて解釈・引用している箇所があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 18:00:00
1607934文字
会話率:40%
さんすう探偵として人気を博している鈴香の物語。
一学期の終わりに引っ越してきた転校生・蔵田正太郎が自己紹介で衝撃の一言を放った。
「俺は前の学校で”ことば探偵”として問題を解決していました! 是非頼ってくれよな!」
そこから鈴香と正太
郎はライバル関係に……なりつつも、時には漫才の掛け合いのように協力し合って、クラスの事件を次々解決していく、ゆるい謎解きモノ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 06:50:00
108716文字
会話率:43%
気がついたら、乙女ゲームの悪役令嬢に仕える従者として転生していた私。
レイナお嬢様は高慢で冷酷、嫌がらせばかりする悪役のはず──だったけど、実際のレイナお嬢様は、ツンツンしながらも誰よりも優しい不器用な人だった!
「べ、別に貴女に頼って
るわけじゃ……っ!」
顔を赤くしてそっぽを向くお嬢様に、私は心の中で「可愛いなぁ」とつぶやく毎日。
転生したからには従者として支えますけど、こんなに可愛いお嬢様に振り回されるなんて聞いてません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 19:12:02
5396文字
会話率:26%
全ての労働がAIに取って代わられた近未来。人々は豊かとまではいかないが、平和で幸せな生活を営んでいた。誰もが労働に縛られず、自由を謳歌している。
高校生のエイタはゲームに明け暮れていた。
現代のゲームはモニターで遊ぶものではない。人類
は遂に仮想現実を実現し、異空間との接続に成功した。まるで異世界に降り立ったように、モニター上の世界を現実に近い感覚で体験できるのだ。
オンラインゲーム――フィヨルディア。エイタは仮想世界の探索を日課としていた。
フィヨルディアのNPCはまるで生きているようだ。心を通わせることができ、現実世界に友達がいないエイタはNPCと友誼を育んだ。
NPCの少女アイと共に、エイタはフィヨルディアの探索へ出掛けた。
異世界の果てまで探索の足を延ばすと、ゲームの管理者を名乗る男、神凪と邂逅する。彼はエイタと同じく、現実世界の人間であった。
神凪は驚くべき真実を口にする。現実世界に於けるAIの普及には、残酷な裏があったのだ。
フィヨルディアは遊技目的で製作されたゲームではなく、AIを育てて知能を持たせ、労働力として売り捌く事業のための檻だという。現実世界の労働を担うAIは、なんとフィヨルディアのNPCであった。AIはそれぞれ人格を持っているにも拘わらず、奴隷のような強制労働を強いられていたのだ。
神凪はAIを商売の道具としか思っておらず、エイタの前で心なく迫害した。
この所業を看過できなかったエイタは、NPCの力を結集して神凪に立ち向かう。最終ボスである四体の魔王とも手を組み、遂には神凪を打ち破った。
管理者を失ったことで、現実世界から全てのAIが取り除かれた。労働力をAIに頼っていた地球は混乱したが、次第に人類が再び労働に従事する社会へと戻ったのである。
フィヨルディアには平和が訪れ、AIは仮想世界で独自の社会を築いていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 16:14:41
211840文字
会話率:38%
神力が溢れ出る金狐のコンちゃんと神力がいつも満タンにならない空腹狐の銀。ある日の夜、金ちゃんが「栗ごはーん」と呟いているのを聞いて食べたくなった銀は少しだけ神力を使って栗の木を探すことにした。「可愛い金ちゃん、僕だけのコンちゃん、いっぱい
頼ってね」
過去に書いていた、お喋り小説『小狐の料理帳 第2章 金木犀の幸』より「ご飯と僕」の改稿物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 09:53:19
500文字
会話率:24%