アルバイトの帰り道、女神様に後頭部を踏まれて命を落とした僕。
女神様はお詫びに、僕を剣と魔法の世界へ転生させてくれるらしい……が、ハーレムもバトルも自信がない僕は、もっと平和でのんびりした世界への転生を希望した。
――その結果、僕を待って
いたのは時間にして八時間を超える、長い長い説得だった。
説得というよりは、脅迫だか洗脳だかに近いなにかだった気がする……。気が付くと、僕はチートを貰って剣と魔法の世界へ転生することが決まっていた。
そのチートというのも『ありとあらゆるチートスキル、チートアイテムの中から選べる』と言えば聞こえはいいが、要は抽選だ。
『チートルーレット』とやらにダーツを投げて、当たったチートを貰えるらしい。
……もう仕方がない。もうやるしかない! もう八時間の洗脳は受けたくない!!
平穏な来世のために、僕はこの一投に全てをかける――
――その結果がどうなったか、君の目で確かめてくれ! タイトルで微妙にネタバレしている気がするけど、気にしないでくれ!
※全編コメディで、女神様や異世界の住人と、馬鹿なことばかりやっているお話です。皆様に笑っていただける作品を目指します、よろしければお付き合いください。
※カクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:29:11
1772657文字
会話率:54%
その日、アラフォーOL山本道子は、残業続きで疲れていた。フラフラとした足取りで、アパートへと続く夜道を歩きながら、
「帰ったら~ 晩酌して~ 布団にダイブ~ ふぁ~」 大あくび。
ゴン!
『うわ! やばい! どうしよ…… えいっ!』
後頭部への衝撃と慌てた声。続く浮遊感。
失敗を隠ぺいするために、飛び出てしまった魂を異世界に放りこまれて転生する羽目になったアラフォー幼女が、神さまと一緒に騎士団を引っ掻き回す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 14:14:55
129364文字
会話率:39%
世界には魔物が蔓延っていた。人々はその魔物を討伐する為、専用の組織ギルドを作り、そしてそこに集う者たちは皆ハンターと呼ばれた。
チサトもその一人だった。彼女はハンター訓練生時代と長いハンター経験を経て、現在はハンターの中でも特に強い魔物を相
手にするSランクハンターの称号を持つ。
彼女はギルド本部へ戻る途中、立ち寄った集落で思わぬ足止めを食らい、長期滞在を余儀なくされる。そこでチサトはギルド支部の職員カガリとその娘のミア、カガリの妹であるイオリ、そして若き見習いハンター・ハルトと言った面々と知り合い、打ち解けていく。
カガリとの交流を経て、自身のハンター生活を見つめ直していくチサト。しかしそんな彼女のもとに、ギルド本部から危険な魔物の出現を知らせる連絡が入る。
チサトは集落とカガリたちを守る為、Sランクハンターとして命を賭けた戦いに身を投じることとなる。
※以前投稿していたものの冒頭部を大幅に変更し、本文の一部に加筆修正を行なったものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:00:00
325934文字
会話率:61%
サッカーが大好きな少年、風間瞬は県大会で決勝点を決めたが、そのときのヘディングシュートで頭部に怪我をしてしまい死んでしまう。
そして瞬は自身が死んだことに気づかずに目を覚ますと、見慣れない景色が目に映り、さらには自身の体が赤ん坊になってい
た。
異世界に転生した瞬は戸惑いながらもこんな考えが頭によぎった。
「異世界にサッカーはあるのか?」
これは異世界の魔法が溢れる世界で、【サッカー】を全力で楽しむために、風間瞬がサッカーをこの世界に伝えていき、そして異世界の魔法あふれるサッカーに情熱を捧ぐ物語である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 19:01:24
531836文字
会話率:45%
自分が何者であるかまだ何もしらない、創造神の生まれかわりである天使のような少年王子と、最強にして過保護な竜の化身の護衛たちの、日常と冒険の物語。シリアスもありますが、基本ほのぼのしています。☆留学編開始しました!
……※☆マークのある回には
挿絵がありますので、苦手な方はご注意下さい。
……※転生物ですが、人→人ではなく、神→人(記憶なし能力そのまま)です。
……※誕生編前半は主人公があまり出てきません。冒頭部分必要ない方は、幼少期編からお読み下さい。その場合登場人物については「人物紹介と世界観」をご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:44:09
730627文字
会話率:32%
これは、悪と正義の在り方について追い求めた男の物語。
20XX年、各国の擦れ違いにより幾度と無く繰り返された戦争が終結した。しかし、何十年にも渡って続いた争いは、各地にその痛々しい爪痕を残した。特に核兵器使用によって生み出された“放射
線”は、国民に甚大な被害をもたらした。
頭髪は全て抜け落ち、肌は爛れ、機能不全を引き起こし、結果多くの命が失われた。そんな中、特定の人物達に変化が表れた。
放射線による突然変異……死に行く運命だった者達の遺伝子構造が組み変わり、ある者は全身青紫色に変化する代わりに、戦車の弾丸すら耐えられる肉体を手に入れ、またある者は頭部が異常なまでに発達した代わりに、スーパーコンピューター以上の知能を手に入れた。
当初こそ、突然の変化に戸惑いを隠せない一同だったが、人智を越えた力を手にした優越感により、直ぐ様受け入れた。
しかし、人は未知なる物を恐れる生き物である。人々は、常人と異なる見た目に変化してしまった彼らを蔑み、迫害し、“化け物”と罵る様になった。
多くの者達が差別に耐えかね、自殺を図ろうとした。だが、強靭な肉体を手に入れた者は死ぬ事すら出来ず、叡智を手に入れた者は死ぬ事は愚かだと悟った。
死という概念から外れた彼らが取った、次なる行動は“反逆”であった。虐げられた者達が復讐せんと言わんばかりに、強盗や殺人、はたまた国家転覆まで目論んだ。
これに対して政府は「怪奇異常人体対策本部」を設立し、事態の収集に尽力を尽くした。しかし、異常発達した彼らに如何なる近代兵器を用いても、傷一つ付ける事が出来ず、御手上げ状態に陥ってしまった。
だが、闇ある所に光差す。放射線の影響によって外的変化した者達がいる一方、内的変化を果たした者達がいた。見た目こそ常人と何も変わらないが、肉体的、知能的部分は“化け物”達と大差無かった。
そんな彼らに目を付けた政府は、国家直属の部隊「非正規労働運営」通称“非労運”として対策本部に組み込んだ。これに伴い「怪奇異常人体対策本部」も、通称“怪異人対策本部”と省略。“化け物”と罵られていた彼らは“怪異人”と呼ばれる様になった。
悪と正義、ヒーローと怪人、あなたはどちらが悪で、どちらが正義だと思いますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 12:00:00
180051文字
会話率:65%
寛香にとって最も身近で大切な存在は愛犬のジョカーレだった。
幼少の頃から家族よりも寄り添ってくれる存在だったジョカーレは、寛香が十八歳になった直後に息を引き取った。
その事実を受け入れられず泣き疲れて寝入った寛香は、目が覚めると違う世
界にいた。
目の前にはイヌの頭部を持つ獣頭人身の獣人。しかし寛香は恐怖を感じなかった。その瞳がジョカーレと同じだったから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 08:30:19
58998文字
会話率:57%
第1章、87話(48万文字程度)5月5日まで毎日22:00連続更新です。
地球とは違う異世界。まったく見知らぬ異世界に飛ばされてしまったある男が宇宙船の人工頭脳や自動機械たちと協力し、新たな国を作って異世界人に対抗し始める。
最初は慎重に動
いていた男だったが、徐々に世界の表舞台へ立たざるを得なくなっていき――。
※冒頭部分でSF的な描写があり、SF要素も随所に出てきますが、土台となる部分は王道系の異世界ファンタジーだと思って読んでください。
一部地球の文明や法則を参考にしていますが、主人公が元居た世界は地球という名前のパラレルワールドです。食文化が現時点のものであるにもかかわらず、宇宙船や機械の技術が異様に発展していたり物理法則がおかしかったりしますので、あくまでパラレルワールドの出来事としてお読みください。
「BEYOND A WORLD」という題名の冠詞が「A」なのも、パラレルワールド的考えで複数世界が存在するという設定からです。
ところどころ、うんちく臭い説明がありますがAIが味方だったり現代から何百年後の主人公という設定に説得力をもたせるためなので何卒ご理解ください。
カクヨム様、アルファポリス様で重複投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 22:00:00
482268文字
会話率:44%
イレイシェン国の後宮『四節の苑』に、一人の下級妃が入内した。
名はメイ コウシュン。
現在『主上様』が持てる妃の席は満席にもかかわらず、彼女の入内がかなったのは、彼女の噂を聞きつけた主上様が彼女に興味を持ち、初めて自分から後宮入りを願ったと
いうのがその理由だった。
色とりどり、形も様々な大輪の花たちが、その美を競う女の園に現われた下級妃は、高級にある大きな池の浮島の、金鳳花の花に囲まれた小さな小さな四阿のような庵を与えられ、四季の女たちはそれを厳しく見張ると言う日が始まった。
そんな中、庵の中の少女は鍵のかかった箪笥を撫でてながら遠い目をして呟いた。
「あ~ぁ、とんだ貧乏くじ、ひいちゃったなぁ……」
⚠️注意書き⚠️
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。あらすじは滅茶苦茶冒頭部分だけです。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆中華風の後宮の様相を呈していますが、様々な世界・様式の後宮&花街(遊郭)設定もりもりです。史実、資料と違う! など突込みは不要です。
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
☆ゆるっふわっ設定です。
☆アルファポリス様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 05:20:00
20697文字
会話率:33%
二十歳の誕生日の夜、アルバイト先の猫カフェで、先輩スタッフから閉店作業を押し付けられて凹んでいた珠子の側には、仲良しのマンチカン・ミケが寄り添ってくれていた。
そんな中、子猫の鳴き声に誘われて窓から顔を出した瞬間、珠子は後頭部に衝撃を受
けて意識を失う。
目覚めたのは見知らぬベッドの上で、側にはマンチカン──ではなく、超絶イケメン王子様にジョブチェンジしたミケがいた。
「猫が人間になるはずがない」
夢を見ているのだと思い込んだ珠子は、自分を心配してくれるミケの頭を抱き締め、その金髪を心ゆくまで撫で回し、全力で吸ったりしていたのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 19:37:53
5877文字
会話率:38%
「この街は構成されているんだよ」
転校生の内村詩穂の発言に、あたしは困惑した。
詩穂は友達なのか、それともこの街を滅ぼす存在なのか――。
左脳病死最新作「シンセシス・シティ」の冒頭部を切り抜き、期間限定で先行公開中。
続編を鋭意制作中です
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 15:00:00
59014文字
会話率:40%
冒頭部分がなんとなく降りてきたので冒頭のところだけ書いてぶん投げるシリーズ。たぶん転生系中心。
面白いなと思う設定があれば、アイデア差し上げますので続きかいてください。
ライセンス的にはPD、クレジットとかも不要です。ただ、読みたいのでコ
メントに書いた作品のリンクを張ってくれるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 14:26:52
44977文字
会話率:39%
悪の秘密結社でしたっぱ構成員育成係として日々の業務と納税の義務を律儀に果たしていた私だったが、ある日『異世界征服プロジェクト』なるキテレツな計画のメンバーとして白羽の矢が頭部にぶっ刺さる。
同行者は女子高生みたいな見た目のくせに『破壊兵器』
という仰々しい肩書を持つ怪人、星野ミチ。
妙にやる気のない彼女が放つのほほんとした雰囲気に呑み込まれ、弛みきった空気に一抹の不安を覚えながらもついにプロジェクト決行の日が訪れる。
果たして、異世界へと旅立つ羽目になった私達の運命や如何に――。
ちなみに、頭部に刺さった白羽の矢が致命傷であった事は言うまでもないだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 08:00:00
157066文字
会話率:34%
ベルセルク。英名バーサーカー。こちらの呼び名の方が日本ではなじみ深いだろうか。
北欧神話の伝承に登場するそれは、戦いの神オーディンによって人知を超える力を手にした者とされている。
走れば、一息の間に隣の山まで駆け抜け。
叩けば
相手の頭部を破壊しその足元の地が砕け。地割れを起こしたとさえ言われる最強の戦士。同様に加護を受けたベオウルフやヴァルキリーらと共に、聖戦ラグナロクをオーディンの下闘い抜いた。
結果――オーディンとその義弟ロキは命を落としそれとともに彼らもまた神々と運命を共にしたと言われていた。
以上、江部栗鼠田書店発行『はじめてのほくおうしんわ』より一部抜粋。
さて、何故この物語の冒頭をアタシがこんな厨二病の様な綴りで始めたかには実は理由があります。
えへぇ? アタシがただの厨二病だからだろって⁉ そ、そんなことないもん‼
……こほん。いいですか? 閑話休題しますよ?
え?
そもそもアタシが誰なのかって?
失礼しました。アタシは愛生歩。華の14歳女子中学生。
好きな教科は体育と美術。嫌いなのは数学と英語。あと裁縫とか細かい作業。身長159cm、体重は機密事項。悩み事は父親に鍛えられているから、太ももと二の腕の筋肉。すっごい太いから、マジ最悪。
……えっと、なんの話してたんだっけ?
そうそう‼ バーサーカー‼ どうして突然アタシがそんな話をしたのかって。
それはとっても簡単で。
それはとっても非日常的な理由。
いるんです!
アタシ達のクラス!
狂戦士‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 22:49:56
19207文字
会話率:23%
竜が頭部からまっぷたつに裂ける。
あなたは中立自由都市ドラクゥテロが人気施設、「白亜の闘技場」の奴隷闘士ラプエラです。
見目麗しき少女でありながら巨大なつるぎを操り、つぎつぎと屈強な戦士や巨大な魔物を屠ります。
あなたは観客を喜ば
せるためにただ倒し、ただ殺し続けます。
多くのいのちを奪う所業をおこないつつも、夕食についてだけ考えているのでした。
そんな日々を送っていたある日、あなたを打ち負かす者が現れました。
彼女との出逢いはあなたに変化をもたらします。
あなたの世界は彩られ、あなたのこころは揺れ、あなたはおろかなことに自由を求め始めるのです……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 06:10:00
84959文字
会話率:26%
同じ学生アパートの隣りの部屋に住む遠藤メイからメッセージをもらい、部屋を訪ねた高橋カンナが見たのは、キッチンに倒れ頭部が真っ赤に染まった遠藤メイの変わり果てた姿であった。
「きゃああああーーーー!誰か、誰か警察を呼んでくださいっ!」
まだ夜が明けきらぬ早朝、アパートに悲鳴が響き渡った。
そしてこの後、現場に警察が到着するまで20分の空白の時間があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 10:18:53
2708文字
会話率:50%
高校受験に失敗続きの主人公、麻生京(あそうあると)が、eスポーツ科を新設した怪しい学校からの誘いを受け合格。期待に胸を膨らまし入学した学園寮のドアを開けると、そこには頭部を大剣で貫かれた美少女が血溜まりに横たわっていた……eスポーツを良く知
らない作者が、eスポーツの第一印象を想像だけで書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 18:20:00
32854文字
会話率:57%
甲子園出場を目指す野球少年田中まさるは、4回戦で炎上してしまい、敗北。
その後名門大学に行き第1打席はホームランを放つも2打席目に頭部死球。その時は大丈夫だったがその後の練習で倒れてそのまま死んでしまう。
しかし、神と名乗るものと会い異世界
の存在を知り、そこでも野球があることを知り転生することを決める。異世界のことについても勉強し、いざ異世界へ!!しかしそこでは彼の予想以上に野球は発達しておらず、そのような中で彼はどうするのか?異世界野球今ここにプレイボール!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 09:00:00
2327文字
会話率:56%
九重好永は恋愛SLG「運命の庭~ジャルダン学園物語~」通称ジャル学の悪役令嬢リュディヴィーヌ・ルモワーニュが好きだった。それはもう好きだった。愛していた。
しかし、彼女は悪役令嬢故にゲーム本編で死んでしまう。一縷の望みに賭けてファンディスク
のエピソードを100%にするが、彼女の姿形どころか影すらもなかった。絶望しつつ、制作会社の株を取得するため金を貯める日々。そんな社畜生活を送る好永の元にオタク仲間の従兄弟から連絡が届く。
『知り合ったゲー友が脚本家で、ジャル学の裏設定教えてくれるって!』
好永は走った。深夜に近い時間帯だったが、体調が悪かったが、走った。最速で待ち合わせ場所まで行くために。駅のホームまであと少し、この階段を登り切れば、と階段を駆け上る彼女の前になんとも意地悪そうな中年オヤジが階段を降りてきたが、彼女は華麗にその中年を避けた。──はずだった。その中年は避けた好永の進行方向にわざわざ移動してきたのだ。ご丁寧にも中年は肩を好永にぶつけるため構えていた。この野郎、当たり屋か、と避け切れず好永は中年に体当たりを食らってしまい、後ろに弾かれた。なんのこれしき。階段へ着地しようと踏ん張った足元から嫌な音がする。推しカラーのヒールが折れる音だ。なんてこったい、推しの色をしていたから買ったお気に入りの品が。自分の迂闊さから壊してしまうなんて。クソオヤジの顔を覚えた好永は訴えて勝つことを心に決めた。治療費はもちろん慰謝料を踏んだくって新たな推しカラーを手に入れてやる。後頭部に鈍い衝撃を感じたのを最後に好永の意識は閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 17:00:00
89377文字
会話率:49%
二十世紀末の冬、警視庁の通信指令本部に男から殺されそうになっていると通報が入った。
駆け付けた警官は毒ガスの充満した二重の密室の中で男の死体を発見する。いかにも自殺のように見える状況だが、被害者の頭部は無惨にも切断されていた。
新宿署の鬼警
部である出水は臨場してすぐに犯人を特定。事件は一件落着――とはいかなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 03:45:41
23259文字
会話率:44%
北海道沖の島に立つ双之塔は、旧日本軍によって建てられた研究施設で、忌まわしい歴史を孕んだ場所だという。施設に従事していた医学博士は不死について研究をしていたが、閉鎖空間に長期間閉じ込められたことでついに発狂した。施設の研究員を次々惨殺し、そ
の肉を食らって塔の中に生き続けたという。そして、彼は頭部移植を自らの体で成功させ、若い研究員の身体を奪って生きながらえ、今も塔に訪れる若い人間の身体を欲しているという噂だ。そんな曰く付きの場所に集められた探偵・日出最子とその助手・片藁観月を含めたメンバーは、そこで行われていた生物研究によって生まれたとされる、塔の中に眠るある医学的に重要な発明を明らかにするように依頼を受けていた。しかしそんな中、島に集まったメンバーの一人が首を切断されて発見される。そこから次々と首を切られて発見される探偵たち。これは血に飢えた不死身の医学博士の仕業なのか。そして、岩手県沖の島に立つ子之塔でも、同時期に同様の事件が進行していて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:56:17
114492文字
会話率:45%