「誰でしたかしら、貴方……?」学年首席の悪役令嬢は、取り巻き達とともに靴音高く通りすぎていった──いつも悪役令嬢に負かされっぱなしのレクサールとその親友フリン・ミラーが、学年首席の悪役令嬢アークライト・リッカをスカッと撃退し、可憐な乙女に変
えてしまうお話です。ブロマンス要素(レクサールとフリンのアツい友情だよ)、恋愛要素多めの中編となっております。
ラストには婚約者か恋人を連れていかないといけない卒業パーティーがあるよ!笑
「彼女が帝国最強の闇術士と結ばれた理由」のスピンオフであり、3.5巻でもあります。
(本編を読んでいない方でも楽しめるよう、少し改稿してお届けいたします。)
本編をお読みの方も、ご安心ください、おなじみ最強の闇術士コールに憧れるフリンくんとリッカ嬢の過去が明かされる(バトル要素少なめの)金八先生(?)みたいな青春小説に仕上がっております。
こちらをお読みいただいた方が、4部以降のお話をより楽しめるかと思いますので、ぜひともお付き合いください!
もちろん、スルーして4部を読むことも可能です!
未読の方は、本編の方も、どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 21:13:51
49264文字
会話率:35%
風が強い夜だった。生温かい空気を巻き上げ、電線を叩き、鞭をふるうような鋭い音を奏でている。
住宅街に靴音が響く。それは次第に人けのない暗い路地へと向かっていく。彼は駐車場に入り、立ち止まった。すると、彼を取り巻くすべての音が突然止んだ。
まるで、彼の言葉を待つかのように……。
「……後をつけているのはわかっている。そろそろ出てきたらどうだ」
彼は後ろを振り返り、そう言った。すると、静寂が終わりを告げた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-31 15:00:00
1246文字
会話率:43%
「ふぃぃ、おれがいらっしゃいましたよっと……う!?」
そう呟き、そのバーに入った瞬間、酔いが醒め、後悔が押し寄せてきた。
今夜はすでに酒が入っており、気が大きくなっていた。仕事は順調。数日前から二歳年上の会社の先輩と付き合い始め、十万
円だが宝くじが当選。おれが、少なくとも今週はおれがこの世界の主人公だ、と調子に乗っていたのだ。
だから、おいおいおい良い感じのバーがあるなぁ、と普段なら躊躇するところをドアを開けて入ってしまったのだ。
しかし、そこは別空間。おれが、うっ、と戸惑ったのは気圧の変化のせいじゃない。この雰囲気だ。店の中にいた連中から一斉に鋭い視線を注がれ、おれに呼吸さえも躊躇わせた。
常連客がわいわいやる居酒屋。その空間に入り込むあの感じ。否、それどころではない。場違いも場違い。引き返すべきだ。そう考えた。なのになぜかおれはゆっくりと、一歩一歩前に進んだ。
照明はやや暖色系で薄暗い。床は黒い、大理石だろうか。靴音を立てていいものか悩み、結局静かに歩く。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-07 11:00:00
3825文字
会話率:35%
とある中学校。二階へ続く階段の踊り場。そこでふぅ、と息をつく女。……と、上から響く靴音に顔を向けた。そこにいたのは
「……ねえ、お姉さんって刑事さんだよね?」
「え、う、うん。まあ、お姉さんって歳でもないけどね。おばさんよおばさん」
「ふっ、知らないの? 俺、自分より年上の女性はみんなお姉さんって呼んでるんだ」
「そう……知らないけど、あ、ありがと?」
「いいんだよ。それでぇ、事件の捜査だよね。難解すぎて、一人押し付けられちまったってところかな。ふぅー……まさか、あいつが死ぬなんてなぁ……」
「君、被害者の子と知り合いなの?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 11:00:00
1922文字
会話率:97%
高校二年の夏、僕は人を殺した。
けれど──"アヤモリ先輩"は、始業式の日、あの日と変わらない姿で僕の前に現れた。
「怖い」と噂される山道、廃れた神社の"チジュ"様、視界の端に映る細い腕、真夜中に聞こ
える道路を走る姿なき靴音、学校に薄らと広がる腐った臭い、
少しずつおかしくなっていく町、
いままで視えなかった、恐ろしいモノたち。
すべては、あの雨の日にはじまった。
友人たちと境内に踏み込んだあの夏の日に、
花柄の傘が血に染まった、あの瞬間から。
──ホントウに?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 21:12:13
3516文字
会話率:19%
カツカツカツ。
夜道に響くヒールの音。
コツコツコツ。
それに続く重い靴音。
一人の帰り道。
女の胸に恐怖が宿る。
早く。
早く、着かなければ。
だが。
女は知らなかった。
辿り着いた部屋に。
別の恐怖が待っている事を。
最終更新:2023-07-19 18:00:00
2381文字
会話率:6%
暗い夜道を歩きながら帰宅していた。
そんな時遭遇した不審な人物。
最終更新:2023-06-15 23:15:02
1059文字
会話率:17%
石畳の町に靴音が響く。遠く懐かしいその靴音に、追い縋るひとりの女がいた。音を追いかけて堤を登ると、銀青の背中が角を曲がって消えるところであった。女はなおも追い縋る。
「仙道企画その5」の旋律に乗せて送る、ハッピーエンドな幻想恋愛譚。主催者
様のご好意で楽譜の転載もさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 21:16:28
1191文字
会話率:49%
雨が苦手な私のやり過ごし方
ポツ……
雨だ。
頬に落ちてきた一粒の水滴に誘われて、私は空を見上げた。
傘はない。本格的に降り出す前に自宅へ戻ろう。
私の歩みを追うように、雨が私を追いかけてくる。雨音に急かされるかのように、私の靴
音も、次第に高く早くなる。
ポツ、ポツ、ポツ……
自宅まであと数メートルというところで、地面にできるシミの数が増えてきた。
あと少し。なんとか間に合って。
私は、堪らず駆け出した。
このくらいなら、まだ大丈夫。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 15:00:00
8000文字
会話率:0%
足音に関して、あなたは敏感な方ですか?
最終更新:2022-10-26 17:00:00
3618文字
会話率:0%
避難グッズの中にあるラジオから聞こえてくる、雑音。
雨の音、靴音、息づかい。
気持ちの悪いその音が意味するところは?
最終更新:2022-07-20 20:42:53
1069文字
会話率:0%
毎日決まった時間に聞こえる靴音。
だけどいつもと違う日が続く。
最終更新:2021-08-01 08:41:50
2135文字
会話率:19%
「怖い話、ですか? そうですね……私、一つだけあるんですよ。ちょっと聞いてくれますか?」
そう言って、女性は静かに語り始めたーーそれは女性が学生時の体験……聞かなければ良かったと、そう思う話を。
冷房なしでも涼しくなれる!
そんなホラー
をあなたに確約!
※間接的な死の描写が含まれます。苦手な方はご注意下さい。
※就寝前の閲覧はお勧め致しかねます。
※R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 12:53:25
3582文字
会話率:2%
人嫌いの奇妙な魔法使いと、その世界に呼ばれてしまった主人公。
完結までストック有。誤字チェック終わり次第、順次投稿。※タイトルとタグは変更の可能性があります。
最終更新:2020-02-20 01:45:10
7593文字
会話率:29%
済まない私は真実の愛を見つけたのだ」
「…はあ、そうですか。陛下には私からお話を通しておきましょう」
済まないとかこれで私は君のものだなどと臭い台詞が飛び交ってる
あのアホ侯爵(次男)何で私と婚約してたのかしらないじゃないのでしょうか
コツコツと靴音が響き渡る大きな廊下を一人出歩くのももう何度目だ
ため息をつくといつからか二人に増えていた
まあ、いつものことで覗き見してたんだろうけど
「今回は婚約破棄をあの陛下でも認めざるを得まいあの女の腹にはややがいたからな。誰の子かは知らないがあれは色んなやつと体を重ねて居るらしい。あれもその一人」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-01 20:45:07
5315文字
会話率:72%
世界は競争で成り立つというのでしょうか?
いつかは・・・辿り着ける日が来る事を願って。
歩いて行こうと思います。
喩え、世界中から遅れたとしても・・・
最終更新:2019-10-18 20:47:47
756文字
会話率:0%
後ろから靴音が聞こえる。一人。二人。
SSです。
最終更新:2019-01-12 15:56:08
1090文字
会話率:6%
八月に入ったばかりのある日のこと。
靴づくりが趣味の高校生、森村巧(もりむらたくみ)の元に、風変わりな少女が訪ねてきた。
巧の作った靴を履くその少女は、やはり奇妙な注文をしたいという。
対応に迷う巧であったが、靴を褒められたのもあり、依頼を
引き受けてしまう。
注文靴(ビスポーク)の受け渡し日に、その靴音はガツンと鳴った。
渡したばかりの靴を履き、少女が、魔女のように妖しく微笑んでいた。
ゴスパン魔女とマニッシュ魔女が靴音鳴らして戦う話です
もちろん、暴力、流血シーン等がありますので、ご注意ください。
※この物語はフィクションです。実在する人物・地名・団体などにはいっさい関係ありません。また、カクヨムにも置いてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 13:02:32
127441文字
会話率:37%
石造りの壁に反響する靴音。月夜を急ぐ少女は息も荒く、ただ一つの場所を目指す。
胸元で光る金色の懐中時計。留め具は外れ、かちゃかちゃと蓋の下で音を鳴らす.
漆黒の秒針はゆっくりと、しかし確実に時を刻んでいく。
あと、少しで、『扉』に─
─
取っ手に指先が触れる寸前、時針が二度目の『 』を指した時、少女は──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 23:18:59
4867文字
会話率:24%
ここは夜の街。霧深い街の中で、誰かの靴音が聞こえてくる。走っている。急いでいるのだろうか。彼、もしくは彼女は、ある一人の少年と出会う。
なんで性別が分からないかって? 最初に言ったでしょう。霧が深いと。
最終更新:2017-01-13 00:00:00
1109文字
会話率:52%
雨の降る夜。
十字路の黒い傘。
近づく奇妙な足音。
裏野ハイツの203に住む貧乏ライターは『気付いて』しまった。
夏のホラー2016参加作品。
最終更新:2016-08-04 12:40:18
5373文字
会話率:43%
ジンライが目を覚ますと、自分が牢に捕らえられていることに気づいた。そして、何者かがジンライのもとへと歩みよってくる靴音を耳にする。
その一日前、ジンライたちが乗り込む海賊船"漆黒の牙"号と船長のゼヴィア、それにエイル
はフェロー岩礁帯のルーエン島の近くにいた。
ルーエン島はかつて、鉱山町としてにぎわっていたのだが、鉱脈が尽きるとたちまち、ゴーストタウンと化してしまったのだった。
そのルーエン島で海賊団、"青銅の斧"が"碧雲の七星"と裏取引を行うとの情報を得て、ゼヴィアやエイル、ジンライたちはやって来た。"青銅の斧"は港町への襲撃から人身売買、果ては地方の領主を賄賂づけにして直接統治を行うまでの、一地方どころか国家という枠組みすらも超えて活動している巨大な海賊組織だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-25 21:54:18
18032文字
会話率:32%