「野々野 足軽」(ののの あしがる)は超能力者である。それは別にそういう家系とか、ある日悪の組織に捕まって人体実験をされたとか、天候の悪い日、雷に打たれた――とかでもない。
ただある日、なんとなく今日は学校にいきたくないなぁ……飛んでい
けたらなぁ……とか思ったら、なぜか天井にぶつかった。どうやら野々野足軽は人類で初めて……と思われる自立飛行を達成したようだ。
それから彼は混乱した。当然だろう。いきなり飛んだんだ。けど漫画やアニメが好きだった彼はとりあえずどういう力が使えるかを検証してみた。するとまあ……色々と出来る。でも最初は微々たるものだ。飛べるけど、ゆっくりで上に上がるだけで疲れる。炎は火花しかでなかった。電気は静電気でピリッとね。風はそよ風。
テッシュ一枚なら、なんとかちょっと先から手元まで持ってこれた。それだけだ。けどワクワクした。彼は超能力の修行に明け暮れた。それから一年後……彼は人生を謳歌してたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 00:02:23
847104文字
会話率:36%
ある日、観測史上最大級の時空間異常が発生した。
◯◯山地にて、突如として山腹が崩れ落ち、巨大な穴が出現したのだ。
その穴の深さは約300メートルにも及び
1時間後、内部からの地面の急激な盛り上がりにより、
新たな地形、広く平坦な土地を形成し
た。
その中心部には、焦げ跡の残るノート類、地形構造の断片的なスケッチ、
そして、とある少女に関する日記が残されていた。
それは、「図書館」と呼ばれる
我々の現実とは異なる層の空間に関する記録だった。
我々は現在、それに関する異常発生の原因と
そこに関わっていた存在についての真相に迫ろうとしている。
本報告では、関係者の記録や再構成された出来事を時系列順に掲載する。
【紹介】
正式名称:Spatial Anomaly Investigation Mechanism
我々「SAIM」は、地球上において発生する時空間異常現象の
「調査」「記録」「原因解明」及び「封じ込め・防止」を
任務とする独立組織である。
約30,000名の職員によって構成されており
そのうち29,000名以上は民間出身者である。
これらの職員は調査員と呼称され
任務の性質・危険度に応じて以下の階級に分けられる。
[階級制度]
・Aクラス調査員:
主に事務処理、文書整理、安全が確認された異常現象の
定期観察業務を担当。
基本的に異常領域に立ち入ることはない。
・Bクラス調査員:
比較的安全な異常物・異常空間の調査・測定・実験を担当。
現地踏査は行うが、重装備の許可がされる。
・Cクラス調査員:
異常発生初期の直接調査、未確認領域の単独踏査など
最も危険度の高い任務を遂行。
[コードネーム制度]
すべての調査員には個人識別用のコードネームが与えられる。
本名は極秘とされる。
◆ 基本情報
名称:Static Library(静電図書館)
入退場方法:不明
構造:古びた大学図書館を模した空間。
中心にあるテーブルから放射状に広がる
本棚の通路が無限に続いている。
照明:やや黄色味がかった蛍光灯。常時点滅している。
音環境:非常に静かだが、定期的にページをめくる音が聞こえてくる。
出処は不明。
本類:本棚の高さは約2mほどである。
中心部に向かうに連れ、本棚の本の量が多くなる。
本に触れると静電気が走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:27:19
6428文字
会話率:8%
「1人になったのは、独りが怖いから」
中学2年の夏。修也はいじめを受けてしまう。
そして修也をいじめてきたメンバーには、自分が助けたはずの少女、園田恵美も含まれていた。
心折れた修也は、不登校を経て何とか高校生活をやり直そうとする。
しかし高校2年の春。転校生として園田恵美がやってきてしまう。
「人の幸せを決めつけるな」
過去と現在。人の正しい在り方を問う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 21:46:04
188284文字
会話率:32%
20XX年、とある地域にて特定の生物が変異してしまう謎の現象が発生。
この現象と同時に電気に強い耐性を持つ人物が出現した。
変異した生物は頭蓋骨が露出し、体が青黒く変色し、血管らしき器官に電気信号が通っており、静電気を放電しているという特徴
があった。
我々人類はその現象をブルースカル現象、略してB-S現象、B-S現象により変異した生物をB-S現象変異体と名付けた。
これを対策するため、B-S現象変異体を狩るため、電気に耐性を持つ人物を集め特殊部隊を結成した。
話は変わり、とある一般人の電知 葬太郎は、今日も変異体に怯え…いや、怯えてないな…ゆったりと田舎で暮らしていたが、変異体が近くの地域で大量発生してしまい、その対策に追われる事に―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 21:53:50
14687文字
会話率:25%
すぐ静電気でバチバチ言わせる、帯電体質の男の、なんてことのない冬の休日風景を覗き見してみた……体の作品。
話の山も谷も無いので、気を楽〜にしてどうぞ。
最終更新:2024-12-07 01:00:00
1000文字
会話率:29%
それは、 セーターにたまった静電気がぱちぱちとはじけるほど乾いた風が吹き抜ける寒い日の朝のことでした。黒のランドセルを背負ったひとりの少年が、これから授業のある小学校に登校しようとしていました――。
ひだまり童話館 第36回企画「ぱちぱち
な話」参加作品
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 12:00:00
2341文字
会話率:28%
「ぐわっ!?」
じつにいやらしい、静電気の季節がやってきました。
最終更新:2024-11-06 23:39:03
200文字
会話率:0%
未発達の私たちの躰だわ
幾億通りの黄昏の糸が繭となって絡みつく
髪の毛のように縁取るものでもなく
爪のように鋭く尖ったものでもなく
優しく重なり合って
すぐにほどけてしまいそうなほどの繊細な力
時折、静電気みたいに放つわ
痛み
と、その証の赤い血
守る気なんてないのは分かっているの
レイディ・レイディ、
我ら風雅とみせて、回ります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 00:05:57
3699文字
会話率:24%
静電気と電流、どちらに見えるかは、あなたと電荷の相対速度によります。
最終更新:2024-10-13 19:10:00
348文字
会話率:0%
【毎日更新】
転生先は平安時代の武官の家柄!?
かと思ったら魔法アリ!魔獣アリ!の異世界だった!?
前世で家族への後悔を抱えている俺は、今世では家族の為に全力で生きてやる!
数百年以上も魔族と戦争をしているヒノ国。
家族を守る為にも強くな
ろうと決意するのだが、俺の魔法は庶民にも及ばない静電気程度の威力しかない。
三歳から烏天狗の師匠の下へと預けられ、厳しい修行の毎日。
絶対に家族を守れるくらい強くなってやる!
面白いと感じましたらブクマと★★★★★を頂けると幸いです。
作者の励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 18:22:57
512581文字
会話率:33%
外人さんでも静電気を発するお話
キーワード:
最終更新:2024-05-15 05:43:09
356文字
会話率:0%
主人公の正男はペットの豚のティールとテレビを見ていた。するとテレビの画面が突然、静電気のようなノイズ
に覆われた。レポーターの声が、緊迫した叫び声に変わる。
「皆さん、信じられないことが起こっています!空には…」
画面が揺れ、一瞬の静寂の後
、異形の顔が現れた。豚の顔をした宇宙人が、冷たく機械的な声で話し始める。
「地球の人間たちよ、我々は遠い星から来た豚の子孫だ。お前たちが祖先を食べる行為は許せない。今、我々は
正義の裁きを下すために来たのだ。」
正男は、ペットの豚ティールと共に、テレビの前で固まっていた。彼の心臓は高鳴り、ティールの鳴き声が
不安を増幅させる。外に目を向けると、空はUFOで埋め尽くされていた。地球の運命が、今、大きく変わろ
うとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 16:29:45
45236文字
会話率:40%
800文字で完結するショートショート
8/30 noteより再掲
カクヨムにて掲載
最終更新:2023-10-30 06:00:00
800文字
会話率:32%
「あっ」
「……やっ、ちょっともおおおおおぉぉぉぉぉいたぁぁぁぁぁぁーい!
やだもおおぉぉぉぉ! あーん! ほんといたい! やだやだぁもぉぉー!」
嫌い、私はこの人が。
『嫌い』その言葉が身を乗り出すように
真っ先に頭に浮かぶほど、
芽衣は目の前の女、万里子を嫌っていた。
何かと仕草が大げさな会社の先輩。
書類を渡す際、静電気がピリッとなっただけで大げさに床に倒れ込み
オフィス中の注目を集めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 16:00:00
3438文字
会話率:16%
わたしは関口晴香、小学五年生。塾の帰りに、近道の公園を通っていたら、青白く光るふしぎな猫に出会いました。猫は、わたしの大切なポーチを横っ腹にひっつけていってしまったから、さあ大変。急いで猫を追いかけて、わたしはふしぎなお店に迷い込んだのです
……。
ひだまり童話館「びりびりな話」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 11:30:59
9871文字
会話率:44%
どう頑張っても静電気並みの雷魔法しか扱えない魔法使い、イナ。彼を静電気野郎と馬鹿にしたギルドは追放を決定する。けれど、それはまったくの誤りであり、イナはいずれ雷神と称されるほどの才能を持っていた。だが、環境に恵まれなければどんな種も芽吹かな
い。環境に潰されたかに思われたイナだったが、しかしその才能を見抜いたギルドマスターが現れた。イナは少々過保護すぎる仲間たちの元に引き取られ、その才能をゆっくりと開花させていく。元のギルドがその誤りに気付いた頃にはもう遅く、イナは希代の魔法使いとして名を馳せるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 21:46:49
23562文字
会話率:48%
突如として世界は崩壊し、魔物やゾンビで溢れ、生き残った人類の一部はスキルという異能を発現した。
神鳴イヅナはもともと静電気体質だったこともあり、雷を操るスキルを得る。
それは電気が届かなくなった世界では、唯一無二の便利なスキル。
稲妻で携帯
を充電したり、IH調理器で料理をしたり、蓄電池に電気を貯めたり。
更には雷撃で魔物やゾンビを仕留めることまで可能だった。
多くを失ったイヅナは、これ以上なにも失わないために生き抜くことを決意する。
これは崩壊後の世界で生きて生きて生き抜いて苦難に立ち向かう少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 23:15:00
88074文字
会話率:49%
静電気。
なんともびくついてしまうことですが、実は大切なこともあるかも…
最終更新:2023-01-20 22:21:02
3425文字
会話率:13%
下敷きを頭にごしごしこすりつけてから離すと、髪の毛が静電気で持ち上がる。
あなたも一度はやったこと、ありませんか?
でも、こすりすぎにはご用心。
最終更新:2020-06-27 23:16:27
2441文字
会話率:0%
私とカワイイ旦那の日常生活。
最終更新:2023-01-19 15:56:10
631文字
会話率:0%
孤独で死にそうになっていた少女が、ある幼女と出会って運命を切り開いてゆく物語。
キーワード:
最終更新:2022-11-13 20:18:31
738文字
会話率:0%
強くない。お金もない。勇者になれないパーティーの貧乏探索記
事故で死ぬと思った間際に神様のもとへと転送された俺。
お約束通りにチートスキルをもらって強くてニューゲーム+と思いきや、もらったスキルは静電気でばちっと言わせるとかタワシを手か
ら出せるとかふざけたもの。
もう1つの強そうな名前のスキルもいまいち意味がわからない。
強くてニューゲーム+という言葉の意味がよくわかっていないおじいちゃん神様が俺を送り込んだ別世界はハードモード。
俺は生き抜くだけで精一杯。
主人公はそこまで強くありません。
選ばれてないその他大勢のパーティーのやりくり記録です。
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 21:37:19
427095文字
会話率:25%