「鎌首(かまくび)を擡(もた)げたやうな冬蒲公英(ふゆたんぽぽ)の」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2025-02-10 00:00:00
233文字
会話率:34%
ガバリ目覚めたあとに、つないでつないで、「此処まで」って右手の人差し指のついたところから書き出しました。これっ、初夢にします。
最終更新:2024-01-03 07:34:34
1608文字
会話率:0%
會津八一のことで、私にも死んだおやじから二度や三度にきかないほど聞かされた話がありましてね。こんな話を聞いてたら年甲斐もなく自然とおやじの声を想いだしてしましまして、他人様にはお恥ずかしいが、どうぞ功徳だと思って聞いてください。
親父は
左官屋を稼業にしていまして、その出来事があった時分は、ひとまわり上の長兄の下にくっついて梃子てこの真似事でもやらされていたんでしょう。
どこで会津先生とご縁を作ったのかまでは存じませんが、そうした職人気質のおじさんですから、へそ曲がりの文人先生と馬があったんでしょう。先様で何かと用事を作ってくれて、出入りさせてもらってたようです。
「つどつど頼まれた例のもの、玄関脇に置いてあるから帰りがけに持っていきなさい」
後片付けしてるおじさんの処にわざわざ部屋から出てきた先生からそう言われると、すぐにピーンといきたそうです。まだ何も触れていない巻いたまんまのまっさらなさらしに包んでくるんで大切に持ち帰ったんでしょうが、一番大切なのは、會津八一の書ではなく、會津八一から書をもらったことですから、開いて眺めるでも額装を言い付けるでもなく、しばらくは神棚に祀られっぱなしでした。
「おねだり」する輩は多かったんでしょうが、「情熱」の傾け方で手に入るってもんでもないでしょうから、そうした連中の中には、誰それが手に入れたなんて聞きつければ面白くない嫉妬から良からぬ鎌首がもたげたることもあったっていいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 05:40:58
4448文字
会話率:6%
恋した悪役令嬢は、全攻略ルートで死亡が確定していた。
『鎌首をもたげた蟒蛇のように立ち、尻尾を反らせた蠍のように座り、長い足を自在に操る毒蜘蛛のように歩く』悪役令嬢、イゾルダ。
乙女ゲームの世界に転生したことを思い出したヴォルフは彼女に恋
をする。
イゾルダの死亡を知った彼は、同じくヒロインに転生した少女リタと協力して、悪役令嬢の生存ルートを目指していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 05:20:50
11010文字
会話率:45%
静かな水面にも、小石を投げこめば波紋が広がる。
最終更新:2023-01-22 07:00:00
296文字
会話率:0%
普通の男子高校生の俺、幸村晴人の元へ、養父の再婚相手と名乗る女性がやってきた。
彼女の名前はセレン・ヘスティアーナ。超絶美人のエルフで、なんと推しのアニラジ「フィーネの純愛」のパーソナリティにしてフィーネさん役の声優さんだった!?
大
人の女性が苦手な俺だけど、セレンさんは推しキャラ同様ほんわかした人、もといエルフ。
共に生活する中でいろいろな苦難と試練を乗り越え、セレンさんの仕事と家事と家族に真っすぐ向き合う姿勢に徐々に惹かれていく......「――吸いたくなったら、遠慮しないでいつでも申し付けくださいね。だって私、あなたのお母さんなんですから」ヤバイ......俺の男としての欲望が鎌首をもたげそうだ。
人間の男子高校生とエルフの駆け出し声優兼継母の異種族母子による、癒し系・甘甘いちゃいちゃラブコメ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 06:00:00
100680文字
会話率:42%
朽ち果てた神社のごみ掃除をしていた男たちの一人が、謎の白い管を見つけた。あまりにも太く長いその管は、やがてうごめき始め・・・、それは、巨大な鎌首を持ち上げた。
最終更新:2021-10-14 14:25:18
49058文字
会話率:41%
たどり着いた国は、夢の国のはずだった。
しかし本当は、嘘だらけの国だった。
その国に隠された秘密を知ってしまった男は、国で出会った者たちと共に、戦うことを決意する。
平和を具現化したような国に隠された秘密とは。
彼らは国を変えることができる
のか。
彼らは名も無き者。
そして、歴史の史実には残らない者。
それでも戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 06:43:15
45485文字
会話率:43%
わたし、セラフィエル=バーゲンは「操血」と呼ぶ能力をこの身に宿している。
自身の血液を自在に操れるだけではなく、この血は死の間際、世界の境界を通り抜けて別の世界へ転生することを可能とする――異質な能力である。
最初の人生で「操血」の力を
理解し、二度目の人生で「魔法」という新しい力に出会い、三度目の人生で「魔法」を極めた女王の一人として座についたわたしだけど、いずれも無残な最期を迎えることになったことが――心残り。
四度目の今生は変に驕らず、マッタリと暮らしたいなぁ……なんて思っていたのだけれど、子供の身体に転生したわたしは虚弱で精神もやや幼くなってしまい――――結局は波乱の人生の幕を開けてしまう!
ヴァルファラン王国に転生したセラフィエルを中心として、ゆっくりと鎌首を上げた"破滅"へ抗う物語が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 18:37:49
1184417文字
会話率:31%
リケジョ集団が、ホームレス等社会的弱者を実験道具にして、光合成人間を作る話。人間のサガとして、有史以来連綿と続く同類への差別意識を短編化。
リケジョ集団は、甘言でホームレスたちを研究施設に誘い込み、小麦の遺伝子を組み込んで小麦人間を作成し、
新種の小麦として米国の穀物業者に売り込もうとするが、知らないうちに自分たちの体内にも小麦遺伝子が紛れ込み、小麦化が始まってしまった。
アウシュビッツや陸軍石井部隊など、人体実験は過去の話ではなく、今でも治験など常識的に行われている。学者の情熱と差別が重なったとき、ホームレスは動物におとしめられ、実験動物となった。ひと昔前まで「働かざる者食うべからず」が世間の常識だった。現在でもこの意識は心の片隅に常在菌のように残っていて、社会の体力が弱まったときに鎌首をもたげるのだ。現在インドでも、首相が票集めのためヒンドゥー以外の宗教を言論攻撃している。AIによって仕事を失う未来の人々は、政府や金持ちから厄介者扱いを受けるかもしれない。この作品は近未来において増加が予測されるホームレスと、科学の発展により神の手を与えられた科学者集団の恐ろしい関係を描いている。
この作品ははてなブログ、noteにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 18:00:00
19298文字
会話率:45%
地球は既に侵略されていた。
頭から生える触手は、ぬらぬらとうねる軟体生物のようで、鎌首をもたげる蛇のようでもあった。人間の恐怖と絶望を具現化したような、言葉にも出来ぬほどの醜悪な姿をした、邪神クトゥルーによって……。
こうしてキーボー
ドを叩く私も、既に、虚ろに濁った目をして、ぬらぬらした鱗の生えた皮膚を持つ怪物であるのかもしれない……。
全話読んだが、「ちょっとグロいだけでつまんねーな」と思った作者が、ラブクラフトに捧ぐ、クトゥルー神話が今ここに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 17:23:41
19045文字
会話率:53%
「歪んだ矜持だって、なんだっていい。守りたいものは全部守る」
最近テロ活動が活発なフェリス帝国。ある日レイド=ヴェイクートは帝国の王女、セアリーネ=リアドの護衛として派遣される。護衛として王女の通う学校であり、貴族且つ天才の集まるリーレス魔
術学院に通うことになったのだが、とある事情により実力を周りに見せることのできないレイドは実力の全くないカス護衛だと生徒にボロクソに言われる毎日。レイドの実力を知っている王女は耐えられなくなり───!?そこにテロも重なりレイドの歪んだ矜持が鎌首をもたげる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-21 19:31:26
9071文字
会話率:52%
鎌首を持つ怪しい草が迫り、助けを求めて来た、蔦屋敷。
そこはあの、山姥の血を引く者達の住む家だった。
最終更新:2016-02-25 04:46:27
3808文字
会話率:15%
時折、鎌首をもたげる言い知れぬ不安がその時はいつもより強く背を押した。
学校の屋上へと足を向けた三雲流行の先で待っていたのは高校入学を機にこの田舎町へと引っ越してきたという少女。
その出会いは偶然か必然か。
少年少女の悩みが青い空のもと屋上
で打ち明けられる。
屋上雑談学園ストーリーの開幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-19 18:00:00
83872文字
会話率:54%
丘崎左内により不遇の身に落ちた関又左衛門。それでも彼が面を伏せ、身を慎んで堪えたのは、妻の先行きを案じたればこそである。だが、その妻が死んだ。又左衛門が案じるものも、又左衛門を案じるものも世より失せた。斯くて関家の秘剣骨無しが、ぞろり鎌首
をもたげる運びとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-02 10:00:00
7454文字
会話率:6%