地球は既に侵略されていた。
頭から生える触手は、ぬらぬらとうねる軟体生物のようで、鎌首をもたげる蛇のようでもあった。人間の恐怖と絶望を具現化したような、言葉にも出来ぬほどの醜悪な姿をした、邪神クトゥルーによって……。
こうしてキーボー
ドを叩く私も、既に、虚ろに濁った目をして、ぬらぬらした鱗の生えた皮膚を持つ怪物であるのかもしれない……。
全話読んだが、「ちょっとグロいだけでつまんねーな」と思った作者が、ラブクラフトに捧ぐ、クトゥルー神話が今ここに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 17:23:41
19045文字
会話率:53%