さら(24歳)は保育士。ある小説のキャラを密かに推している。ある時、通勤電車で異世界に迷い込んだ。なぜか裸。出会った男性が窮地の彼女を救ってくれた。彼、ダリアはさらが憧れるキャラそのものの姿をしていた。
領主である彼に拾われ、城でメイドをし
て過ごすことに。しかし、身分差があり距離が縮まらない。
メイドとして働く日々、城に王都からクリーヴァー王子がやって来た。王子はさらに目をつけ強引に自分のものにしようと行動に出る。
「僕の意に逆らうのか?」
王子は冷たい目を彼女に向ける。
「委ねるなら、乱暴にはしない」。
あきらめた時、ダリアが彼女を救ってくれた。
しかし、それにも限界がありさらを縛る王子の執着は高まっていく。彼女は反発しつつも、異世界で彼から逃れる道はなかった————————————————。
※アルファポリス様にも投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 13:11:56
61105文字
会話率:28%
霧崎鋼樹は幼少のころより姉、詩音になぜか逆らうことができず、常々早く家を出て行ってほしい、もしくは自分が高校卒業を機に家を出たいと思っていた。
そんなある日の夜、詩音が鋼樹のスマホをいつものように勝手に操作し、異世界漫画は好きですか? とい
う質問を投げかける。
質問の意図が分からず、好きだ、と答えると、コンビニでお茶を買ってきてほしいと200円を渡される。
いつもに増して謎の行動だが、詩音には逆らうことはできず、渋々ながら着替えてでかけようとすると詩音から『気を付けて』と言われ、部屋の外に出ると、そこは見たことのない倉庫内で、目の前には詩音と雰囲気がよく似た女性が自身を女神アイリと名乗り、鋼樹を必要としていると告げる。
鋼樹は夢あるいは詩音のドッキリとだと思いつつ、自称女神についていき、漫画で見たことのあるような水晶に手を触れると『これでスキルを授かるのか』と期待するも、渡された身分証には『ー300000000』の数字が目に入る。
鋼樹「これって借金では?」
女神「せいかーい。がんばって一緒に返しましょうね」
どうやらこの現代日本に酷似しているが地球の日本とは違う、魔力を動力とした技術『魔術』と魔法が存在する世界でも姉属性には酷い目に合わされるようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:52:27
146583文字
会話率:27%
悪役令嬢、悪徳領主、不倫女に横領男。様々な人間になっては死に、また他の誰かになるという無限の転生を繰り返してきた「僕」。その結末はまるでそれが運命と言わんばかりにいつもバッドエンド。そんなのもうウンザリ!不滅の転生者「僕」はクソッタレな運命
から逃れる方法を模索する旅に出る。果たして「僕」はこの終わりのない悲劇を喜劇として終演できるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:50:00
42562文字
会話率:46%
この世界には7種類の種族が存在している。
魔神種、天喰種、溟海種、地霊種、妖精種、龍幻種と、全ての種族を従える人類種。
人類種に捕まった他種族は人類種に逆らうことはできず、奴隷として人類種に従って生きていく事しか許されない。
10歳の時に
人類種のハンターに捕まってしまった魔神種のフィール・ルシーラは、レンタル奴隷としての日々を過ごしていた。
主人も入れ替わり立ち替わりし、様々な人類種に奴隷として使われてきた。
そして16歳になった時、1人の少女に買われた。
その少女は人類種でありながら、今までの主人達とはどこか違う、不思議な少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 12:00:00
3047908文字
会話率:53%
時代が変わろうとしていた。
「新しい女」「自由恋愛」——雑誌の見出しが賑わう中で、私は、古い価値観に縛られたまま立ち尽くしていた。
家の名に恥じぬよう育てられ、親が定めた婚約に逆らうこともなく、
ただ「賢く、従順に」と言われるままに歩んで
きた私。
けれど、彼——坂本理光は違った。
洋装に身を包み、ビジネスの最前線を駆ける彼は、もはや私のような「時代遅れの人形」を必要とはしていなかったのだ。
夜の舞踏会。
艶やかな照明の下、彼は何も言わずに私の前で他の女を抱いた。
その瞬間、私はようやく知る。
——これは、別れの儀式だったのだと。
忘れられてゆく者の静かな告白。
これは、ある“旧き婚約者”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 12:13:02
30743文字
会話率:19%
主人公【ユトゥス】はAランクパーティ「満点星団」のリーダーである。
しかし、その実力は常に仲間達におんぶにだっこ。
パーティの全員はユトゥスより年下であり、同じ村出身であるために優しくしてくれるが、世間での評価はそうはいかない。ただでさえ特
別で希少な職業を持つ年下達について回る姿はさながらリーダー面した金魚のフンであった。
その現実にはユトゥス自身も心苦しいものがあり、ついに一時的にパーティを抜けて自分の力だけで成り上がることを決意する。
そこでユトゥスが挑んだ迷宮はCランク迷宮であり、長年通い慣れたその場所は一から鍛えるのに持って来いの場所であった。しかし、そこで「迷宮再構築」と呼ばれる自然現象が発生し、突如としてその迷宮は自身の実力を大きく超えたAランクの迷宮へと早変わり。
ユトゥスはその場所から必死に脱出しようと足掻いた。
その迷宮に現れた魔物はまともに戦っても勝てるはずのない相手ばかり。
逃げて逃げて逃げた。そして――ユトゥスは死んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:56:11
199555文字
会話率:23%
和の国 日桜皇国の皇東にある弱小領地の荒場木。海がある中心地 鮟鱇田には名門貴族の魚安家次期当主の魚安康というゴスロリ姿の美少女のような男性団員がいた。
人望がなくても優秀な能力者で当主になることは正式に決まっていたが彼が当主になること
をよく思っていない兄や部下達によって現当主の父は殺され、兄が当主の座を奪い、康にも殺し屋を送り首だけになって死んでしまった。
しかし首だけになった康は元の姿に戻り殺し屋は驚くことになった。彼はどんな状況にも対応できる千以上の能力を持っており首だけになっても命を維持し復元能力で元の姿に戻った。
そして殺し屋を圧倒的な強さで倒し操って兄のところへ送り蹂躙を開始する。
自分に逆らう者を屈服させ、恐怖などで逆らえないように痛めつける男の娘団員が無双する話です。
康の勢力は自分の能力で生みだした部下と屈服した者達です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 12:03:53
66712文字
会話率:45%
エルグランド王国には、とある有名な伯爵令嬢がいた。
その麗しい美貌で老若男女を虜にし、意のままに動かす。逆らう者には容赦せず、完膚なきまでに叩き潰し、己が楽しみたいがために多くの人間を不幸にしてきた。
美しくも冷酷、鋭い刺を持つ『氷の薔薇』
――。
「えぇと、それ、誰の話?」
これは、やることなすことあさって解釈される伯爵令嬢が、後宮という女の戦場で、四苦八苦のちなんとか幸せになろうとする、お話。
☆追記☆
2013年8月12日、株式会社フロンティアワークス、アリアンローズ様より、書籍化されました!
こちら共々、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 09:00:00
1931330文字
会話率:55%
シャングリア大陸の中心国、グランディア王国が、逆臣によって帝国となり、十六年。大陸は抑圧と絶望の中にあった。
大陸北部の村で暮らしていた少女エステルは、帝国兵の襲撃を機に、自分がグランディア王国の王女である事を知る。
大陸の平和を目指した『
優女王』である母の遺志を継ぎ、大陸解放の旗頭として立つ事を決意するエステル。
だがそれは、神の意志に逆らう大いなる戦いの、ほんの始まりに過ぎないのであった。
かつて2001年から2008年まで連載された、親子二世代に渡る戦記風味群像劇。20年の時を経てリメイクされ、新たな道を示す。
(カクヨム、エブリスタでも同作品を掲載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:00:00
463584文字
会話率:42%
魔王少女アンジェラは、転生者である。
前世は、父の言いなりになってきた女子高生の彼女は、突如、難病になって死亡した。しかも、死に際に父は訪れなかった。
「良い子として生きていたのに、良いことは何も無かったわ……だったら、今度の人生は悪のカ
リスマヒロインとして、やりたい放題に生きるのよ!」
そう願った彼女は、大好きだったゲーム【ルーンブレイド】のラスボスである魔王アンジェラに転生した。
そして人間を奴隷にし、逆らう魔族を心服させ、破滅回避のために大魔王復活という邪悪な計画を推し進めるのだが……
「さぁ、あなたたち一生こき使ってやるから、覚悟しなさ……って、なんで感謝しているのよぉおおッ!?」
アンジェラは、漫画で学んだ悪のカリスマを目指してやりたい放題しているだけなのに、やることがすべて人助けとなってしまい、魔族だけでなく、いつの間にかAランク冒険者や聖騎士といった大勢の強者に崇拝されてしまう。そして、負けシナリオを覆して、最強の魔王と呼ばれるようになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 17:01:16
134236文字
会話率:43%
魔王少女アンジェラは、転生者である。
前世は、父の言いなりになってきた女子高生の彼女は、突如、難病になって死亡した。しかも、死に際に父は訪れなかった。
「良い子として生きていたのに、良いことは何も無かったわ……だったら、今度の人生は悪のカ
リスマヒロインとして、やりたい放題に生きるのよ!」
そう願った彼女は、大好きだったゲーム【ルーンブレイド】のラスボスである魔王アンジェラに転生した。
そして人間を奴隷にし、逆らう魔族を心服させ、破滅回避のために大魔王復活という邪悪な計画を推し進めるのだが……
「さぁ、あなたたち一生こき使ってやるから、覚悟しなさ……って、なんで感謝しているのよぉおおッ!?」
アンジェラは、漫画で学んだ悪のカリスマを目指してやりたい放題しているだけなのに、やることがすべて人助けとなってしまい、魔族だけでなく、いつの間にかAランク冒険者や聖騎士といった大勢の強者に崇拝されてしまう。そして、負けシナリオを覆して、最強の魔王と呼ばれるようになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:05:24
16069文字
会話率:36%
フリーターの一条和真と小学生女子の立花柚月。
2人の出会いはとある暇トークアプリ。
そこで紡がれるストーリーは誰もが羨む大恋愛…
柚月[おい!!
ロリコンのド変態が、私に逆らうのか!?]
和真[柚月ちゃんの言う事はなんでもします!!]
………誰もが羨む大恋愛…………?
柚月[ん、柚月ちゃん??]
和真[ごめんなさい!!柚月様〜〜!!!!]
ドMロリコン一条和真とドS小学生女子立花柚月のストーリーが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:47:53
1000文字
会話率:0%
尾張デビルズ――。
戦国プロ野球中部地方リーグに所属する、長年低迷し続ける弱小チーム。
その暗闇の中に、一筋の光を放つ少女がいた。
織田信長。
透き通るような金髪が帽子の隙間から風になびき、力強く結ばれたポニーテールが揺れる。
凛とした
太い眉の下には、見る者の心を射抜く大きな瞳が輝いている。
彼女は、豪速球全盛の戦国野球界に異を唱える革命児だった。
圧倒的なデータ分析と緻密な変化球でバッターを翻弄し、トレンドに逆らうその戦法は異端中の異端。
尾張デビルズを、誰も成し遂げたことのない“最強”へと導くため――。
信長はただ一つ、自分がチームのエースとなることだけを胸に抱き、戦い続ける。
これは、弱小チームの美少女戦国武将たちが、野球の戦国乱世を駆け抜け、天下を狙う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 01:53:59
81387文字
会話率:29%
あらすじ
『ちっぱい★ウォーズ! ―この世はボインが正義!?―』
この世界では、胸がすべてだった。
バストサイズで階級が決まり、人生が決まり、愛までもが測られる。
巨乳はチヤホヤされ、貧乳は“存在してはならぬ”と蔑まれる日々。
だが、ひとりだけ――逆らう少女がいた。
その名はティア・ピン、通称“ちっパイ”。
ぺったんこを誇りに、巨乳帝国に革命の拳を叩き込む!
伝説の古代兵装《ぺたんこスーツMk-0》を身にまとい、
爆乳八天将、巨乳学園、そして神乳(ゴッド・ブレスト)に挑む――!
> 「胸がなくても、誇りはある!」
「私は“ちっぱい”で、世界を変えるッ!!」
バカバカしいほど真剣に!
セクシーで、パロディ全開で、それでいて胸熱な――
ちっぱい×バトル×革命ファンタジー、爆誕!!
---
✅ジャンルタグ例(サイト投稿用):
> #異世界ファンタジー #バトル #ちっぱい革命 #熱血 #ギリギリセクシー #パロディ #SFファンタジー #巨乳帝国 #胸に誇りを!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 12:42:57
24153文字
会話率:37%
「パンがなければ、作ればいいじゃない――小麦から!」
とある小さな王国では、深刻な飢饉が民を襲っていた。主食であるパンの元、小麦は収穫量が激減し、貴族は倉を閉ざし、農民は痩せた土地で疲弊していく。そこへ、現代日本の高校生が突如として異世界
転移を果たす。
目覚めたのは、荒れ果てた畑と泣きじゃくる子供たちの真ん中。混乱する主人公だったが、彼が持ち合わせていたのは、日本で学んだ現代の高等教育で獲得した平凡な教養と、なぜか異世界でも通じる言語能力だった。
「土壌が酸性に偏っている? なら石灰を撒けばいい。窒素固定が不十分? マメ科植物の出番だな」
主人公は、石灰岩から作った消石灰で畑の土を改良し、輪作と緑肥を導入。クローバーや豆を使った肥料循環を築き、痩せた土地を少しずつ蘇らせていく。雨が続けば排水路を掘り、干ばつがくれば簡易な灌漑装置を設ける。種子は選抜交配で収量の高い系統を育て、貯蔵には煙と乾燥を併用してカビを防ぐ。こららの知識はすべて高校の授業で習ったレベル――だが、それはこの世界にとってはまさに“神の技術”だった。
次第に「奇跡の畑」の噂は広まり、王国の農政顧問として迎えられる悠真。だが、彼の改革は既得権益を持つ貴族や教会の反発を招き、命を狙われることになる。
「神の御業に逆らうな」「パンを生むのは祈りだ、知識ではない!」
それでも主人公は、民の飢えを前にして立ち止まらない。中世の常識と現代知識の狭間で、パンを――いや、「生きる糧」をつくる戦いが始まる。
果たして悠真は、この時代に「食べることは生きること」だと伝えられるのか。そして、自らの帰るべき世界への道は開かれるのか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 11:53:03
1662文字
会話率:33%
リディアーヌにはモーリスという幼馴染がいる。婚約こそしていなかったものの、将来二人は結婚するのだろうと、周囲の誰もが思っていた。リディアーヌ自身も当たり前のようにそう思っていたが、ある日、モーリスと友人の会話を聞いてしまい、その将来が音を立
てて崩れていった。リディアーヌは彼の婚約者ではないし、親同士が仲が良いだけで将来を誓い合った仲でもない。そのことに気が付いたリディアーヌは、モーリスから離れることを決意した。周囲が思う当たり前に逆らうことを決めたリディアーヌは、同じ皇宮仕えをしているドロシーに成り行きで男性を紹介してもらうことになったのだった。GW中の完結を目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 00:10:00
65398文字
会話率:49%
「お前みたいな不遇職いらねぇんだよ」
魔物使いという不遇職のジョニー・ホマズンはギルドのお荷物。道具持ちや薬草集めなどの雑用で生計を立てていたがある日解雇を言い渡される。
「そ、そんな! いやだよ!」
「ギルド長の命令に逆らうのか!?
ふざけんな! 痛い目見せてやる!」
ギルド長のアッシュの雷魔法を受けた瞬間、彼はここがアクションRPGの世界で自分がこのゲームのプロデューサーだったことを思い出す。
そして前世を思い出した彼の脳内にはこのゲームの「ロードマップ」が浮かぶようになる。
「そうだ、ユーザーからの声が大きくて半年後に魔物使いは超強化されるんだ!」
近い未来、この世界の環境が一変することを思い出した彼は早速行動を開始する。
今は最弱だが後に「やけくそ強化」と呼ばれるハンマーの修行をし、アップデート後には採取困難になる薬草類を大量に抱え込む。
「アイツとうとう頭おかしくなりやがった」と馬鹿にされるが笑っていられるのも今のうち。彼らの職業はアップデート後には軒並みナーフされ、今狩っているモンスターの素材も一気に価値が下がってしまうというのに……
そして半年経ったその日を境に「ギルドを解雇された雑用係」ジョニー・ホマズンは快進撃を始め「鉄槌のジョニー」と呼ばれるようになる。
ため込んだ薬草の価値が上がったところで売りさばき「薬草長者」として富と名声も手に入れたジョニーは国王の目にとまり国の中枢へと食い込むことに。
一方、彼を追い出した連中は自分の職業がナーフされたことも知らずモンスターと戦って満身創痍&ギルドは壊滅状態に。
今さらすり寄られてももう遅い、「ロードマップ」の力で未来が読めるジョニーの弱きを助け強きに鉄槌を下す「正義の魔物使い無双」が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:00:00
39988文字
会話率:43%
星系間文明”テルシア共和国”の崩壊から40年―――機械人形(オートマタ)の”ルナ”は、超高密度居住区画の残骸に埋め尽くされた廃墟惑星、”惑星テルシア”にて目を覚ます―――。
直後、ルナは”自身の死の直前”に伝達された”最終指令”を受信。
何故、ルナは死の眠りから目を覚ましたのか?それすらも分からぬまま、その指令を果たす為、約1万6千kmに及ぶ旅路をゆく―――!
――――――――――――――――――
〈世界観〉
死を恐れ、永遠なる「生」を求むるあまり、半機械的に己を変貌させた有機生命体種族―――”人間もどき(ヒューマノイド)”。
創造者たる人類が身体を改造してまで追い求める「生」の何たるかを知り、それを享受する為、半有機的部品を取り入れた機械生命体種族―――”機械人形(オートマタ)”
ある時、この2つの種は「同一惑星を共有する知的種族」という共通的同一性のもとで結び付き、混ざり合い……新たなる文明と呼称出来得るものを形成した。
…
その名を”テルシア”。またの名を”テルシア共和国”。
星々の海に”真の世界帝国”を築き上げた”別の世界の地球文明”。
しかしながら…”諸行無常”、”盛者必衰”、”栄枯盛衰”、それがこの世の摂理たるもの。それまでの諸国家がそうであった様に、テルシアと言えど”摂理”に逆らう事は叶わず、テルシア共和国は終焉を―――いや、新たなる章を迎える事となる。
これは―――テルシア共和国滅亡後の”惑星テルシア”、
その”永遠なる廃墟”に囚われた、機械人形たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:06:54
2004文字
会話率:9%
【ネオページより20万文字まで転載、続きはそちらでお楽しみください】
少しだけ未来の日本。この国では人と人の出会いを決定づける要素…『因果律』をも測定することが可能となっており、因果にて結ばれるべきと判断された組み合わせは生涯にわたって幸
福に満ちた人生が歩めるとされていた。
よって日本では因果律に従った交際および婚姻が推奨されており、建前は民主主義国であるがゆえに因果に従うかどうかは自由となっているものの、因果律にて認められたペアが結ばれることは国家の発展に関わることもあり、政府は様々な方法にて因果律に従うように画策していた。
同時に、多くの国民は因果律に従うことを是としていた。
一方、因果律に従わない、あるいは逆らうために悪行へと走る人間も存在しており、そういった人間たちを秘密裏に捕縛および処理する『エージェント』たちもいた。
彼らは政府直轄の組織である『因果律研究所』に所属しており、戦闘行為も含めた荒事に対応すべく訓練された、一般には知られていない存在だった。
また、因果律研究所では後天的に因果律を操作された存在…Causal Manipulation Children、通称『CMC』も育てられており、彼らは因果律がどれだけ素晴らしいか自己の存在を持って周囲にアピールしつつ、とくに優れた子供たちはエージェントとしても訓練されていた。
CMCとして育てられた主人公『三浦円佳(みうらまどか)』は『辺見絵里花(へんみえりか)』との因果を与えられ、この二人もエージェントとしての役割を担うことになる。
クールではあるものの情が深い円佳はいじっぱりで面倒見がいい絵里花を大切に思いつつ、それでも自分の気持ちが与えられたものなのか、それとも本当のものなのか悩んでいた。
そんな彼女たちも高校進学を機に交際を始め、CMCとして因果律で結ばれることの正しさを周囲に知らしめつつ、ときにエージェントとして過酷な任務に赴く。
与えられた因果の果てになにが待っているのか、それは誰にもわからない。しかし、円佳は願っていた。
「いつか私も、絵里花のことを『好き』になれますように」
これは少女たちの数奇な『因果』をたどる、愛と出会いの冒険譚である──。
(※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 10:12:09
199201文字
会話率:36%
現世と過去生が交わる第一部。
遠い過去を呼び起こす第二部。
帰還か転落か、来世が繰り広げる第三部。
そして、その先に──信じること、裏切ること、許しあうことで迎える真の結末。
これは、堕ちた女神と、禁忌を犯した神の末路を描く長編小説。
時は、現世より始まる。
世界に君臨する城の姫と、その姫を護衛する一流剣士。
婚約者の帰城を待つ姫。
研究所の君主と、ひょんなことから宿屋の居候になった男。
おとぎの国かのような城の嫡男と、美形と名高い双子の弟──それぞれは己の正体を知らず、各々の困難と懸命に立ち向かう。昔々に背負った因果を抱えながら。
あれは、『愛と美の神』と悪魔の子が出会って起こった悲劇。
大神は神々と精霊体に命を下す。──発動されたのは、『女神』”回収プログラム”。
自ら堕ちた神は、悪魔の子により地獄の果てへ着々と向かう。
大神の命を受けた神々と精霊体は、人となり。輪廻転生の輪に組み込まれ、苦しい魂の修業が始まる。使命を遂行し、三回転生後に天界へ帰還せよ。
人となった神々と精霊体は、一度その生を終える。それらの経緯は『伝説』と『絵本童話』となり、二度目の生を送る時代に残った。
大神の命を受けた神々と精霊体、自ら堕ちた神、そして悪魔の子は人々に紛れ同じ時代に生きている。
点と点が繋がり、線となり。渦となって動き出す。
運命に逆らうのか、受け入れるのか。自ら堕ちた神は、地獄へと落ちてしまうのか。
女神が誰かと知ったとき、幸せは一度崩れ。そして、女神の『最後』の決断を知ったとき、『幸せ』とはなにかとさまようことだろう。
最後に女神は微笑む。
『永い永い願いを叶えることができた』と。
なにが幸せで、なにを祈り、なにを望むのか。真の『幸せ』を探し求めて、『その先に』。
大切な人を、大切なものを守りたい──。
あなたの、大切な『もの』は何ですか。
★=イラスト有。他小説サイトでも連載中。
友情、愛情、愛憎、家族などを通して神々の行く末を描く中世ファンタジーの皮を被ったヒューマンドラマです。
未成年の性、近親相姦を含むストーリーですが、推奨はしておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 06:57:56
1041636文字
会話率:28%
かつて鉱山で栄えたグルック村は、今では人口も減り、財政破綻寸前の貧しい村となっていた。王国銀行への借金返済も滞り、今後の融資停止が通告され、村の金庫も底を尽きつつあった。
村長エルヴィン、副村長で会計係のイェレーナ、そして補佐役の若者レイ
の三人は、村を救う策を模索していた。だが、王国政府への援助要請は「魔界の侵攻に備えるため余裕なし」と一蹴され、土地も人手も足りない状況で有効な打開策が見つからない。
そんな絶望的な中、レイはとある大胆な提案をする。それは――「魔界と交渉し、村にダンジョンを誘致すること」。ダンジョンがもたらす資源と収益が狙いだった。もちろん、それは王国政府の方針に真っ向から逆らう行為であり、発覚すれば処罰は免れない。
それでも、レイの提案に村長エルヴィンは「破れかぶれだ。やってみよう」と応じ、副村長イェレーナも「飢えるよりはマシ」と覚悟を決める。
こうして、飢えと絶望に追い詰められた小さな村は、魔界との密約という“狂気の賭け”に踏み出していくのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 21:36:05
3193文字
会話率:57%