202X年、日本列島は未曾有の国難に直面していた。紀伊半島沖で発生した南海トラフ巨大地震は、日本全土に壊滅的な被害をもたらし、広範囲を襲った巨大津波は沿岸都市を飲み込み、国土は一瞬にして焦土と化した。その地震の最中、太平洋の深淵に秘匿されて
いた旧時代の水爆が誘爆。それは単なる物理的な爆発ではなく、時空の構造を歪める特異点を生み出した。
混乱と絶望の中、台風が猛威を振るう嵐の夜、被災した紀伊半島沖の海上に、現代の常識を覆す巨大な船影が突如として姿を現す。厚い霧と稲妻が走る中、その船影は幻のように現れては消え、また現れるという不可解な現象を繰り返していた。それは、「時の間(ときはざま)」、すなわち我々の知る歴史とは異なる次元から現れた、「防衛強化型超護衛艦ヤマト」だった。
ヤマトは、核融合発電を主機とし、30mm12連装リニアバルカン砲を主砲に、連装対艦対地滑空弾発射機、連装レーザー対空火器、そして多数のVLS搭載ミサイルやドローン、航空機を擁する、圧倒的な兵器体系を持つ。その力は、地震で防衛能力が麻痺した日本にとって、まさしく希望の象徴となるはずだった。
しかし、その存在は**「時の間(ときはざま)」の不安定性に影響されており、ヤマトは重要な局面で突然消失したり、予期せぬ瞬間に再出現したりする**という不安定な特性を抱えていた。この予測不能な出現と消失は、日本政府や自衛隊にとって、ヤマトを戦力として完全に計算に入れることを困難にする。
日本の弱体化に乗じ、領土や資源を狙って周辺諸国が侵攻を開始する中、ヤマトは「時の間(ときはざま)」から現れた異界の守護者として、圧倒的な力で敵対勢力を排除していく。だが、その存在は諸外国に新たな警戒心を生み、国際関係は一層複雑化していく。
ヤマトの艦長やクルーたちは、元の世界への帰還を望みつつも、目の前の日本の危機に直面し、その使命と能力の限界に葛藤する。そして日本側は、ヤマトという不安定な「希望」にどう向き合い、国土を、そして国民の未来を守っていくのか。
**「時の間(ときはざま)」**を行き交う超兵器ヤマトと、絶望の淵から立ち上がろうとする日本の戦いが、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 12:01:42
14794文字
会話率:33%
魔導アカデミアでは、詠唱とイメージが全て。
その“常識”についていけず、「落ちこぼれ」の烙印を押された少年、ロイ・アンデシウス。
彼が唯一夢中になれたのは、誰もが見向きもしない、時代遅れで非効率とされる「古代魔法」の研究だけだった。
「役に立たない」「だからお前は落ちこぼれなんだ」
周囲の嘲笑を浴びながらも、美しい魔法陣と合理的な理論の探求を続けていた彼は、ある日、ついに気づいてしまう。
――現代魔法こそが、古代魔法の“劣化版”であるという事実に。
これは、一人の“魔法オタク”が、禁断の知識を解き明かし、世界の常識を覆していく物語。
いつも彼を信じてくれる心優しい幼馴染のニコ。
プライドの高い現代魔法の天才で、高飛車なツンデレ令嬢のシャルロッテ。
人見知りだけど、こと魔道具に関しては右に出る者はいない天才職人のリリア。
そして、ロイの才能を見出す、少しクセのある大人たち。
個性的な仲間たちとの出会いを経て、彼の孤独な研究は、やがてチームの力へと変わっていく。
学内大会での衝撃的なデビュー、そして王都を襲う古代の超兵器「レギオン」との絶望的な戦い。
少年は、その頭脳と仲間との絆、そして現代の常識を覆す古代魔法で、次々と困難を乗り越え、やがて英雄へと成り上がっていく。
彼の本当の戦いは、まだ始まったばかりだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:31:16
61018文字
会話率:28%
魔導アカデミアでは、詠唱とイメージが全て。
その“常識”についていけず、「落ちこぼれ」の烙印を押された少年、ロイ・アンデシウス。
彼が唯一夢中になれたのは、誰もが見向きもしない、時代遅れで非効率とされる「古代魔法」の研究だけだった。
「役に立たない」「だからお前は落ちこぼれなんだ」
周囲の嘲笑を浴びながらも、美しい魔法陣と合理的な理論の探求を続けていた彼は、ある日、ついに気づいてしまう。
――現代魔法こそが、古代魔法の“劣化版”であるという事実に。
これは、一人の“魔法オタク”が、禁断の知識を解き明かし、世界の常識を覆していく物語。
いつも彼を信じてくれる心優しい幼馴染のニコ。
プライドの高い現代魔法の天才で、高飛車なツンデレ令嬢のシャルロッテ。
人見知りだけど、こと魔道具に関しては右に出る者はいない天才職人のリリア。
そして、ロイの才能を見出す、少しクセのある大人たち。
個性的な仲間たちとの出会いを経て、彼の孤独な研究は、やがてチームの力へと変わっていく。
学内大会での衝撃的なデビュー、そして王都を襲う古代の超兵器「レギオン」との絶望的な戦い。
少年は、その頭脳と仲間との絆、そして現代の常識を覆す古代魔法で、次々と困難を乗り越え、やがて英雄へと成り上がっていく。
彼の本当の戦いは、まだ始まったばかりだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 17:45:02
8513文字
会話率:25%
技術系商社のOLの神無月 結命(かんなづき ゆめ)はとある昼下がり、管理者と自称するものにこの世界の危機を救ってほしいという依頼を受ける。てっきり剣と魔法の世界だと思ったユメは色々なチートをもらいつつも快諾してしまう。
ところが、ユメが目覚
めるとそこは宇宙船の中。
「異世界がSFだなんて聞いてない!」との叫びを上げるが後の祭り。
旧巨大星間帝国の遺産を引き継ぎ、超兵器も自由に使える提督に就任する。
旅の先に待っているのは、個性豊かな種族と異星人。そして多彩な天文現象。
仲間と出会い、チートを使いながらも、たまに困難に巻き込まれ、仲間と協力して、時には不思議な能力を身に着け、星々を旅しながら星間帝国の謎に迫っていく。
ユメと愉快な仲間たちの冒険スタートです。
【注意事項】
この物語に登場する人は物語上亡くなることもありますが、直接的な残酷描写やグロテスクな表現は極力使いません。また、心理的圧迫が想定される場合はタイトル下部に警告を表示します。
SF要素が含まれていますが、用語がわからなくても物語を読むのに問題は出ない範囲に配慮しています。
どうぞ、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 18:41:12
628275文字
会話率:53%
かつて二つの超兵器を作り上げた国。歴史の表舞台に突如現れ、瞬く間に世界を蹂躙したその国は、名を出日ノ国といった。
空を焼き尽くし、地を打ち砕いた大戦から八十九年が過ぎたある日。出日ノ国の青年、野火は霞に煙る酒場の隅で奇妙な老夫婦と出会
う。都市伝説とばかり思っていた組織「蒸隠機関」を名乗るその二人は、彼を今まで触れることの無かった裏の世界へと誘った。
「ただ…人として生きたかっただけなんだよ。僕も、妻も。それくらい、許されていいだろう?」
蒸気に紛れる夕闇を駆け抜け、自身に秘められた真実を知る時、出日ノ国が消し去った歴史の真実が再び世界に争乱を巻き起こす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:10:00
112540文字
会話率:63%
現代日本の四十五歳のオッサンが、異世界に転生した。転生先は死にかけの肉体で、転生した世界は、忘れ去られた超科学、マイクロマシンが魔法と認識されている、中世のようなファンタジー世界だった。人々の脳には、マイクロマシン制御用回路の名残があり、魔
獣と呼ばれる超兵器が跋扈し、獣人と称される超兵士が存在した。そんな世界で、何も考えていない主人公が、思い付きのままにその場しのぎで、いい加減な行動を繰り返した結果、一国の国王として君臨するようになる。しかしそんな主人公に贈られた称号は「史上最低王」勝手気まま、好き放題に異世界生活を堪能し、国民からは馬鹿にされるが、その強大な力ゆえに国王という立場に縛り付けられる。そんな主人公が前作の登場人物と共に世界を股にかけて魔獣を狩りに出かけるが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:47:09
2930570文字
会話率:35%
現代日本の四十五歳のオッサンが、異世界に転生した。転生先は死にかけの肉体で、転生した世界は、忘れ去られた超科学、マイクロマシンが魔法と認識されている、中世のようなファンタジー世界だった。人々の脳には、マイクロマシン制御用回路の名残があり、
魔獣と呼ばれる超兵器が跋扈し、獣人と称される超兵士が存在した。そんな世界で、何も考えていない主人公が、思い付きのままにその場しのぎで、いい加減な行動を繰り返す。
一旦終了した小説ですが、この小説には第二章が存在します。第二章のURLは以下の通りです。よろしければ、そちらも一読いただければ幸いです。
https://ncode.syosetu.com/n6737eq/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-25 09:13:45
816165文字
会話率:33%
この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 23:00:00
2695370文字
会話率:48%
それほど遠くない未来。今よりも少しだけ科学技術が発達した日本から、一人の少女”ワルツ”が実験に失敗して、異次元の彼方に飛ばされた。
次に彼女が気づいた瞬間、その目に入ってきたのは、地平の彼方まで広がる大地と、2つの太陽、そして半天を覆
い尽くすほどに巨大な月の姿だった。その光景を見たワルツは、程なくして、ここが元いた世界とは異なる惑星、あるいは異世界であると気づくことになる。
そんな彼女は人ではなく、彼女が生きる時代の超兵器――通称ガーディアン。彼女はその力を遺憾なく発揮して森を抜けると、人の集落らしき場所を発見する。
そこでワルツが出会ったのは、頭から三角形の獣耳を、そして腰からは太い尻尾を生やした年下の少女”ルシア”だった。2人はある事情から行動を共にすることになり、静かな田舎の村で、ほのぼのとした生活を送ろうとする。
しかし、ワルツは超兵器。ルシアも異様な力を持っていたことも相まって……。2人は思ったように静かな生活を送れないのである。
この物語は、そんな2人の日常(?)を描いた取り留めのないお話。彼女たちを中心に繰り広げられる混沌の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 23:00:00
8510463文字
会話率:45%
空想科学宇宙戦争活劇。宇宙暦500年。
地球を含む<銀河連合>は神を名乗る異星人<トスーゴ>との全面戦争に突入していた。
銀河間を優に越える射程を持つ超兵器により<銀河連合>の首都星は破壊された。
敵司令官アリアの妹リインとの決闘に勝った弓
月明であったが、三か月が過ぎても目覚めることはなかった。
明を欠いたまま超弩級宇宙戦艦<スペースインパルス>は銀河連合艦隊と共にトスーゴ第三艦隊の本拠アンドロメダ銀河M31へ向け進軍する。
そして最大の戦いが始まる―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 23:59:06
67288文字
会話率:29%
宇宙暦498年。
星間犯罪結社<パラドックス>の副首領デコラスは、自らを<大銀河帝国>皇帝と名乗り、地球人類250億人を集団催眠と特殊ESP波で操り、銀河系の星々へ侵略の魔の手を伸ばす。
弓月明たち運び屋<スペースマン>は、デコラスの手を逃
れ、汎用宇宙船<フロンティア号>を駆り銀河を逃亡する。
絶体絶命の危機に陥った彼らを救ったのは、超弩級宇宙戦艦<スペースインパルス>だった。
明たちを乗せたインパルスはたった一隻で大銀河帝国に戦いを挑む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 00:10:13
86224文字
会話率:35%
■主婦の友社:ヒーロー文庫からヒーロー文庫版第4巻が、2019年12月27日発売となります!
聖遺物奪還の任を負った若き聖騎士:アシュレは、滅亡し荒廃したイグナーシュ王国で、永劫の夜に囚われた夜魔の姫:シオン、忘れられた古代の土蜘蛛王:
イズマと出会う。
その出会いが起こした火花は、炎となり歴史を動かす。
待ち受ける強大な敵──オーバーロード、蠢く巨大な陰謀に、英雄たちは己の意志と、その顕現である《スピンドル》を頼りとして抗う。
そして、幾重にも絡み合う恋の行方は、どこへ決着するのか。
聖剣:〈ローズ・アブソリュート〉の輝きが険しい道程を照らし出すとき、燦然のソウルスピナ:《魂紡ぐもの》──その謎は解けるのか。
これはファンタジーであり、同時に《魂》の秘蹟に迫る物語。
■書籍版の著者名、イラストレータ名が「蕗字 歩(ろじ あゆむ)」となっておりますが、こちらは、小説を担当する「奥沢 一歩」とイラストを担当する「蕗ノ下 まほそ」のユニット名となります。
※奥沢 一歩と蕗ノ下 まほその個人運営ブログである 自走式空想会社・クルーシブル において「燦然のソウルスピナ:プロトタイプ版」が掲載されていますが、なろう掲載分が「最新版」です(http://crucrucible.blog.shinobi.jp/先行版と「小説家になろう版」では一部表現が変更されている箇所が存在します)。
なお、本編中のイラストは、共同製作者である「蕗ノ下 まほそ」の手によるものものであり、完全な使用許諾を得て掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 20:00:00
3549919文字
会話率:24%
砂漠化が進んだ未来の地球。
傭兵レイブン・クロウは、未知の超兵器《デウス・ヴェール》と遭遇し、機体を失う。
命からがら生き残った彼の中に眠っていたのは、”戦場を観る力”ー《ゴースト・アイ》。
過去に《ヴェール》の開発に関わった男ヴァルド
と出会い、レイブンは再び戦場へと歩みだす。
これは、冷徹な傭兵が世界を揺るがす”意味”を見つける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 23:33:14
11226文字
会話率:39%
突如、地球にダンジョンなる存在が出現した西暦2012年、ダンジョンから出現する膨大な数の怪物は一匹倒すのに戦車砲クラスの火力が必要であり、人類に多大な被害をまき散らした。そんな中、怪物を簡単に倒すことができる存在が人類の中に出現する。彼ら彼
女らは「覚醒者」と呼ばれ、「アイデンティティ・ウェポン」通称「IW」なる携帯超兵器と形容すべき代物を召喚し、怪物たちを駆逐しダンジョンに押し込めることに成功する。しかし、その最終決戦にて出現した「比類なき怪物」、かの存在は並みいる覚醒者をなぎ倒し人類は再び窮地に陥る、そんな時…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 20:21:20
9565文字
会話率:56%
――“禁忌の遺伝子は、絶望の灰から蘇る”――
2068年、第三次世界大戦が終結してから20年が経過した世界――
核と超兵器によって40%の国土を失った地球は、戦争の傷跡を抱えたまま再建の途上にあった。しかし、その陰で世界は新たな恐怖に覆わ
れつつあった。
戦争を引き起こしたのは、“ネオ・ヒューマン”――遺伝子改造によって生み出された完璧な人類。圧倒的な美貌、知性、そして戦闘能力を持つ彼らは、かつては兵器として利用されたが、戦後は存在そのものが国際法で禁じられた。
だが、フリーデン国際高等学校は密かにその禁忌の技術を受け継ぎ、ネオ・ヒューマンの子供たちを育成していた。
そして、ある日――その秘密が暴かれる。
アジアン・コモンウェルス連合国による襲撃、そして生徒たちの捕獲。
しかし、この事件はただの国家間の衝突では終わらなかった。
生徒の一人、リオン・アーケインが持つ遺伝子情報が、戦争の火種を再び呼び起こす。
その遺伝子こそ、かつて世界を滅ぼした未知の存在“ティアティラの遺産”に他ならなかったのだ。
人類の未来を懸けた戦いが、今始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 08:10:00
8023文字
会話率:43%
西暦204X年、人類は地球外生命体『エンハンス』と接触。突如として武力侵攻を受けた。
圧倒的な科学力を持つエンハンスの前に人類は敗北を重ね、生存圏を減らし続けている。
戦火の中で両親を失った少年、ササハラ=ヒロトは地球軍に所属し、訓練に励
んでいた。
ある日、ヒロトは海底に沈んだ巨大人型兵器トリニティを発見する。
トリニティの正体は超古代文明が遺した超兵器だった!
「俺がエンハンスを倒して、みんなを守ってやる……!」
ヒロトはトリニティを使いこなし、戦場を駆け回っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 17:20:47
8186文字
会話率:28%
20XX年。春。ついに黙示録の日が来た。海から巨大な怪獣が上陸して、原子力発電所を破壊する。
この時、僕は小学校を卒業したばかりで、春休みが終われば中学生になる予定だったが、
全地球規模の適性検査に合格していて、対怪獣超兵器の砲手
になることが決まっていた。
そして、ついに国防省の職員の三石美聖(みついしみさと)が、
「大切な御子息ですが、全人類のために、お預かり致します」
と、僕を迎えに来る。その後、僕は国防省の地下の機密エリアで、アイドル歌手の絵葉(えば)リリスと出会った。
対怪獣超兵器の巨人型戦車セイビアは、二人乗りで、砲手の僕の他に、操縦手として、リリスが搭乗することになっていたのだ。
いよいよ、巨大怪獣が首都に迫ってきた時、僕とリリスはセイビアに乗り込み、全人類を救うために戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 10:33:04
5219文字
会話率:34%
西暦2097年、月面でヘリウム採掘オペレーターとして働く静賀希が黒い物体、「ウナギ」を見つける。それは敵対する企業ディガーが求める超兵器の核となる異星人の遺物だった。ディガーの警備隊長ガオリはウナギを手に入れようと攻撃を仕掛ける。するとウナ
ギがヘリウム採掘機を乗っ取り、巨大な砲塔になった。月を征する黒体を巡る戦いの始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 15:00:33
10066文字
会話率:47%
伯爵家の庶子であるリーリアは、学園で第二王子リカルドに見初められ、卒業の日に将来と誓い合う。
――君と共に生きたい。一緒に国を出よう。
その言葉を信じたリーリアに突きつけられたのは、リカルドの裏切り。
――堕女(オトメ)ゲーム
だったんだ!
それは初心な女子を誑かし、どこまで入れ込ませられるかを競う、高位貴族に流行している悪趣味な遊戯。
――おまえみたいな庶子に、王族の僕が本気になるわけがないだろう?
嘲笑と共に告げられた事実に、立ち尽くすリーリア。
そして、王子を誑かした罪を着せられ、リーリアは国を追われる事になった。
追放先の魔境の森まで移送されたリーリアは、同行したリカルド王子の側近に襲われる。
絶望に染まる心に、それでも諦めたくないと抗おうとした、その時。
夜空を駆ける流れ星が見えた。
――あなたは私を必要としてくれますか?
不意に心に響くその問いかけに、リーリアは助けを求めて。
――私は大銀河帝国製惑星開拓機属。
そう告げる少女との出会いが、絶望と失意にまみれたリーリアの人生を大逆転させる事になる。
――これは捨てられた少女達の逆襲の物語。
――そして、虐げられた者達の逆転の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 17:00:00
212839文字
会話率:32%
最終決戦がしたいだけの小説
『宙域生命体群』と命名された地球外生命体が襲来して20年。
地球人類はその人口を二割にまで減少させ、なおも彼らの攻勢に対し瀬戸際の防衛戦を強いられていた。いくつもの国がその国土ごと消滅するほどの苛烈な攻撃、そし
て質量と既知の科学を嘲笑う理外の障壁による防御能力、ただ蹂躙を許し、去るを祈るばかりの人類であったが、世界に散在する霊峰から噴出した鉱石が一筋の光明を齎した。
『スティアドール』の登場である。
核となる特殊な鉱石が適合者の生体電気と反応し『宙域生命体群』の障壁を中和する波動を発する人型兵器。あらゆる旧兵器を超える機動力と火力、防御力を有した超兵器の登場により、人類は地球圏外から飛来する脅威に対しようやく対抗手段を得たのである。
30mを超える昆虫然とした巨大な怪物と渡り合う鉄の巨人の姿は正に人類の、地球生命の守護者であった。
散発的な『宙域生命体群』襲来を撃退する日々が続くこと五年、宇宙観測を実施するとある研究所が俄かに信じ難い痕跡を発見する。
その頃、世界各地の防衛部隊では急増する出動に誰もが疲弊と不満の声を挙げていた。
さる研究員が観測と実地のデータを突き合わせ、遂にそれは人類の知るところとなるのであった。
『宙域生命体群』の大軍勢が迫っている。
官民を問わない研究所、観測所等の協力の元、捕捉した個体数は―――100万。
過去五年間で確認された総数の実に万倍である。
選択の余地はなかった。
宇宙空間に防衛線を構築し、迎撃する。
地球の存亡を懸けた戦いがはじまろうとしていた―――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
17618文字
会話率:39%
天災とも言えるバジュラムの襲撃を跳ね退けてから三ヶ月が経ったが、『片腕だったバジュラムの腕が直っている』という不可解な噂が流れはじめた。どこかにバジュラムの修復施設がある。その施設を見つければ、古代超兵器の秘密が解き明かせるかもしれない。賞
金稼ぎたちは色めき立ち、すべてを隠す森への探索熱が高まっていた。そんな中、クラウツェン精霊首長国に、再びバレンシアが降り立った。彼女の目的は、バジュラムの整備拠点の発見の他に、竜騎士という謎めいた存在を解き明かすことにあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:00:00
29388文字
会話率:57%
永久機関が生まれる寸前、人類はその所在を巡って戦争を起こした。
長きに渡る戦争の中で国家は統治する力を失い、やがてその役目は企業に取って代わられた。
後に、『災禍』と呼ばれるその戦争を終わらせたのは永久機関の副産物として生み出された超兵器
、パラディンだった。
その圧倒的な力から、パラディン開発競争は戦後も激化し各企業は自らの拠点を持つようになった。
それから時は経ち、災禍の爪痕が残る世界は様々な問題に直面しつつも一応の安定を見せていたが、その水面下では企業の思惑と個人の思想が絡み合い、小さな火種が無数に存在していた。
本作は不定期投稿となります。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:37:52
17755文字
会話率:58%
マルチバースで第2次世界大戦の行方を覆すのは、超兵器でも、タイムスリップでもない。
1匹の美しく青い蝶。
ほんのささいな出来事が、想像を絶する結果を引き起こす。
そんな、バタフライ・エフェクト劇場へようこそ。
「ブラジルで1匹の蝶が羽ば
たくと、テキサスは竜巻になるのか?」
エドワード・ノートン・ローレンツ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 17:00:00
152852文字
会話率:13%
突如として超兵器『第五世代S-FAMV』の一つである『アラハバキ』のパイロットとなった中学生の少年『斎藤紡基』は、人が積み重ねる罪と業をその身に受けながら、正体不明の浸食生命体『ブレイン』との戦いに身を投じていく。
最終更新:2023-11-12 19:52:34
1676文字
会話率:45%