世界一の冒険者ギルドを夢見て、光の翼《ローゼンターク》アンク。
そんな彼は十五才の誕生日、幼馴染であり団長でもあるセリスと喧嘩し三十三回目の追放を食らってしまう。
それでも仲間のディードによる窘めと頭を冷えたことでギルドに帰って謝ろう
とした。
突如鳴らない鐘は鳴り響き、なかったはずの大穴に落とされたアンクは、気がつけば見知らぬ場所で目を覚ます。
翠の祭壇に祀られていた卵形の何かに触れ、契約を果たし外への脱出が叶ったアンクだが、そこは自分の知らない世界であった。
昼も夜も等しく塗り潰す赤い空。銀蜘蛛《くも》と呼ばれる、正体不明の寄生生物。
変わり果てた世界でアンクは望まぬ再会を果たし、この世界の現状を知り、自らのやるべきことを定めることになる。
これは昔に誓った、夢を叶える物語などではなく、終わった世界で尚抗う人間達の物語。
そして仲間を殺して進む男と翠の剣が取り戻し、そして捨て去る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 12:16:59
48680文字
会話率:34%
読書好きな中学2年生、天城(あまぎ)天成(てんせい)は商業施設の屋上駐車場でクラスメイトの姫嶋(ひめしま)アクアと出会う。
屋上のフェンスの向こう側で佇む彼女は赤い空を見上げ胸のあたりで手を合わせ指を畳み何かに縋る様な表情で呟いた。
「ここから飛べば異世界に行けるかな……」
異世界に憧れ、転生したがるアクアと、それを阻止するために奔走する天成。
二人の出会いは転成する。
扉絵はときのさんより
ときの@tokinoei555
絵垢(Kamaneko)@KKama222
転生=死(自殺)的な内容ですが、辛い表現は極力避けて書きたいと思います(保証はありません)
この作品に関してのコメントには、あまり反応しない可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 20:38:33
107689文字
会話率:48%
未曾有の大災害から十年。その直撃を受けた港湾都市、御河市は、世界的に普及した高速処理システム「アスター」を開発したクロリス財団の支援もあり、既に復興を遂げていた。しかしそんな街に戻ってきた大学生の青年、永瀬紫苑は十年前に起きた一連の出来事に
未だ囚われ続けている。特に父が意識不明の母を殺して失踪したという事件以来、彼は何も望まない。
停滞した日々に死がこびりつくある日、紫苑は死んだはずの父に連れられ、失った記憶を探すために自分探しの旅をしていたという謎多き少女グレンと出会い、生活を共にするようになる。明朗闊達で元気いっぱいなグレンに日常を掻き乱されるにつれ、紫苑は昔を思い出し、心を開いていく。というのも、彼女と過ごす日々は、紫苑の思い出と重なる部分があるようで──?
赤い空に青い世界を見る。
たとえ、それが呪いだとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 10:00:00
162754文字
会話率:55%
注)この作品は「罪深き町に鉄槌を」の続編です。
1972年、夏。
前田千尋は、北海道にある漁師町「日向町」に巣食う暗部を掃討し、平穏な日常を取り戻した。
だが、それは彼女の知らぬ間に、街全体に掛かる「呪い」を解き放つ結果を招いてしまう。
突如として「日向町」を襲った未曾有の大地震。
それにより発生した大津波は瞬く間に町を覆いつくし、「日向町」は1日にして地図から消えることとなってしまった。
時は流れ1998年。
26年前の大災害で海の底に消えた街の痕跡を取材する為に、地方テレビ局のクルーが現地付近までやってきた。
普段と変わりない、ただの1日になるはずだった彼らの運命は、取材活動中に起きた謎の出来事を切欠に急変してしまう…
それぞれの過去を背負い、まだ「生がある者」がそこで目を覚ました時。
彼らの目に映った光景は、真っ赤な空と赤黒い霧に包まれた、異質な「日向町」…
そして、「生を失った者」の成れの果てが蠢く異界の姿だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 14:00:00
66810文字
会話率:31%
エリートが集うゼルコバ魔法学園。
この学園には、筆記試験、技術試験の合計点が基準に2回満たなかった場合、強制退学になってしまうという決まりがある。
技術において落ちこぼれのネルは、筆記試験でなんとか点数を取り、高等部まで進学していた
。
しかし、高等部に上がって初めての期末テスト。ネルの点数は基準点以下になっていた。
「お兄様、あのお水に何が入っていたか知っていますか? 私特製の『特定記憶抹消薬』が入っていたんですよ? お気づきになりませんでした?」
義妹にはめられ裏切られ、強制退学をくらってしまい、学園を追い出されたネル。
彼はトランク1つ手に持ち、フラフラと街を歩いていると、ある女性から宝石を渡される。彼はそれを手にすると、気を失ってしまった。目を覚ますと広がっていたのは、見知らぬ地。赤い空、不気味な森があった。
「ここは………裏世界?」
裏世界。世間では幻とされる世界。
そこへ行くには、自身のレベルを8000にするか、魔石オラクルを使い、大量の魔力を注ぎ込む方法2択。どちらの選択も、Lv.12のネルには到底無理なこと。
そのため裏世界の魔物はLv.8000ものばかり。即死間違いなしだ。
しかし、なぜか彼は、平気に裏世界の魔物を倒せていた。
落ちこぼれ扱いされていた少年が2つの世界で最強になる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 20:25:41
196310文字
会話率:38%
高校生という新たに始まる生活に心を躍らせながら学校に向かっていく裕二とその幼馴染の瑠花。相変わらず明るい幼馴染と学校に行って、部活に入ったり友達を作ったりする日常が始まる……そう思っていた。
気付くのが遅かったのか、そうなる運命だったのか、
太陽のように大きな二つの光が二人を覆い気を失わせた。そして目を覚ますと、小さい頃から住んでいた山の木々は焼け果て、青い空は赤い空へと変えてしまっていた。
戦争が始まったのか、はたまた死んでしまって異世界にきたのかわからないまま、二人は街へと向かう。
ほんの一部を除いたら日常となる物語。
さて、二人に待ち受ける『日常』とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 16:55:41
1363文字
会話率:52%
中高一貫の私立名門校聖赤学園でとある生徒が飛び降り自殺した。星野早由里。彼女の自殺に幼馴染の天地暁はショックを受ける。いつも明るく朗らかだった彼女が、何故? その理由を彼は知ることになる。放課後おかしなチャイムが鳴った時、彼は赤い空の裏世界
に迷い込む。そこで目にしたのは生徒の希望を吸い上げ光り輝く鬼、光鬼と戦う魔法少女にして生徒会長、剣崎冥夜だった。光鬼に襲われたところ冥夜に助けられ、早由里の死因が光鬼に希望を奪われたことだと理解する。そして暁もまた絶望の結晶ディスペアエッジを手にし、それを自らの腹に突き刺すことで魔法少女に変身する。だがそれは光鬼を生み生かす希望の源を奪い合う魔法少女同士の戦いの始まりでもあった。希望の源を手にした一人だけが願いを叶えられる。暁の願いは、早由里を生き返らせること。そのためには全ての光鬼と魔法少女を倒さねばならない。魔法少女バトルロイヤル小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 20:02:40
40654文字
会話率:45%
火星に到達してすでに500年がたった。人類は新たなフロンティアを求め、火星に移住して行った。しかし突然襲来した飛行船団に、人類は脅かされることになる。ム-と呼ばれるそれは、航空兵器を使い、次々と火星の都市を陥落させていく。対抗するため編成さ
れた高空機団アゾレア。そこにひとりの少女パイロットがいた。シスターズのチア。またの名を銀翼のウェヌス。赤い空に舞い上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 09:15:23
56156文字
会話率:69%
やる気が在ったら書きます。拙くてすみません
キーワード:
最終更新:2020-11-29 19:28:52
365文字
会話率:48%
神崎拓眞は平凡な若者だ。ごく普通の学生生活を過ごし、ごく普通の友人関係を築き、ごく普通の労働を行い、ごく普通の毎日を繰り返してきた。
特技は物覚えが良いことぐらいで、趣味はゲームとカラオケ、真面目というには無計画で不真面目と言うにはシッ
カリしている。
その日は、仕事を終え沈む夕陽を電車の窓から眺めているだけだった。
特筆するような事は何もなく、雲のかかった夕暮れに魅了されることも、列車事故の気配も無かった。ただ、仕事の疲れに少し目を揉んだだけの、そのわずかな瞬間に、バケツペンキをぶち撒けたような赤い空と地面の不気味な世界が目に飛び込んできた。
“そういう”話の存在は知っていても、詳しい訳でも、然して興味がある訳でもない。訳のわからぬまに、彼は一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 14:35:12
1074文字
会話率:0%
シアは本来の瞳と髪の色を隠し生きてきた。
皆と違う白金の色に意味があるのか、自分の親が誰なのかいつも疑問を胸に生きている。
シアは8歳の時、住んでいた街が他国から攻められ焼き尽くされた。親代わりであるマーサと共に逃げたが、マーサに助けられ
1人で生き残る。
襲撃から助かっていた幼なじみと再開し、シアは王都の孤児院に身を寄せる事となった。12歳の時、魔法の属性が解放された事で、貴族が通う学園へと入学し騎士課へと進む。
シアは珍しい光属性を解放した事で、治癒魔法が使える為騎士課の上官から歓迎されるが、一部の男生徒から嫌がらせが始まり、一緒に進学した幼なじみと共に耐えていく。
そんな中、何故か第二王子と仲良くなり、城へ遊びに行く事となる。城には襲撃された時に助けてくれた、一人の騎士の姿が目に映った。
赤い瞳に黒髪の騎士は、騎士団団長であり侯爵様。
十歳も年上である団長に心惹かれながらも、シアは心の高鳴りが何を意味しているのか分からない。
幼馴染であるセバスは、団長に惹かれるシアの姿に心痛めながらも、シアの事を近くで守る為、第二王子の侍従になるよう更なる努力を重ねていた。
シアが仲間と成長しながら、自分の生まれた意味を探していく物語です。
□R15です。
□火曜と土曜日、11時台に更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-20 11:00:00
122392文字
会話率:46%
向こうが見えない磨りガラスを、どうすればいい?
最終更新:2020-05-11 23:07:08
667文字
会話率:0%
突如、赤い空から現れた悪魔。
世界は翻弄され、人は常に脅威にさらされていた。
そんな中、1人の観査官(かんさかん)がある國に降り立つ。そこで出会った、"ハイブリット"ーーー神器を手に悪魔に立ち向かう兄妹に出会う。
神
器を手に戦う兄妹と、観査官の自由奪還への旅が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-03 23:53:33
29419文字
会話率:58%
今生きている世界で自分という存在は何のためにあるのか。何ができるのか。世界をひっくり返す力はないけれど、きっかけを与える力はみんな持っている。たとえそれが誰かの為だけの選択だとしても。
ユウスケの日常に加わったもう一つの世界と一人の少女はき
っかけの一つに過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 17:00:00
6159文字
会話率:16%
死亡まほシリーズスピンオフ集
1~11話 「赤い空、月の影」
本編開始2年前の物語。
魔法少女ソラ誕生の秘密と、打ち明けられる仲間との壮絶な別れ。
そして、物語は本編へと――
11~20話 「花火に夜空を」
本編開始8年前
。
月影夜空と光花火の出会いの物語。
気が合わない二人は徐々に心を通わせていく。
しかし、二人を待ち受けるのは、世界を救うための人身御供となる運命と、世界の敵として世界をほろさんとする邪悪な存在となる未来。
21~33話 「キミといた季節」
本編開始10年前。魔女ピースメイカー誕生直後、サギノミヤから独自に行動を開始した妖精たちは世界中に魔法少女を増やしていく。その中で生まれた一人の魔法少女の愛と勇気と冒険の物語。
35話以降 「でんせつのまほうしょうじょのでんせつ」
500年前のお話。魔法少女誕生とサギノミヤの物語。
漂流して新本に到達した宣教師フランチェン・シグノマイヤーは幼女美姫と出会い、ラブコメ主人公となるために美姫をラブコメヒロインに仕立て上げることを決意する。そして、魔法少女を巡る物語が幕を開けた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 00:47:31
266524文字
会話率:50%
長篠の合戦の真田兄弟の最期。
最終更新:2019-05-27 00:35:25
3046文字
会話率:28%
「感情」が分からない少女が過去を知り自分を見つける物語。
普通の女子高生としての感情、何かに対しての興味が薄く生きる意味も目標もない少女は昔の大きな出来事を追いかける!
その真実を思い出した彼女はどうするのか─。
そして謎の男の子の正体
とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-12 17:08:46
2822文字
会話率:16%
小学6年生の奈津美は、夏休みの初日、お父さんの故郷である木戸村に避暑地としてやってきていた。
木戸村は家が少ない代わりに田んぼや畑が多くあり、車の通行が少ないためのどかな田舎であった。
しかし、のどかな田舎にも影があり、木戸村にある木戸神社
には古くから祟り神として大蛇が封印されていた。
村で不思議な少年、勇人と出会い。自身が大蛇の生贄になるかもしれないという疑惑。
奈津美が逃げだした先には赤い空と金色に輝く月、居るだけでも魂が消えそうになる世界であった。
その世界で奈津美は大蛇に襲われるが再び勇人が助けに来る。
「大丈夫、俺が君を守る」
勇人は手鏡を取り出す。
「鬼鏡開門」
鏡から噴き出る炎は勇人の腰に巻き付き勾玉型のバックルになり、
「降臨」
そう唱えると白いポンチョ姿へと変化を起こし、大蛇に立ち向かっていく。
※カミナギ~光から陰に編~で奈津美を主人公にした物語はこれで終わります。次の物語は鬼術師を中心として奈津美から見られなかった陰の部分を明かしていこうと思います。
青年の読夜と少年の篝勇人は悪鬼を倒す鬼術師である。
2人は木戸村に封印されている大蛇が目覚めようとしているとの連絡を受ける。
調査をするにつれて1人の怪しい奴が浮上し、夏休みの避暑地として来ていた奈津美は大蛇に遭遇してしまう。
2人は戦う、読夜は使命のために、勇人は守るためにそして、鬼術師として…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-09 13:00:00
43535文字
会話率:44%
そこは赤い空の世界。
それが日常で当たり前の世界。
なのに、如月大和は違和感を拭えない。
赤い瞳の幼馴染で恋人の松本可憐にも抱く違和感。
それは失っている記憶のせいか、それとも、ここが間違った世界のせいなのか。
その違和感に答えをもた
らす存在と邂逅したとき、大和は選択肢を迫られる。
それはこの世界と自分と、そして可憐に待つ大きな大きな選択肢であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 12:00:00
42619文字
会話率:68%
海、己の空、見たか運命、これが僕だ。
最終更新:2018-04-19 20:16:26
1220文字
会話率:25%