深い森の奥にあるマグ族の村で暮らす《月の巫女》エリザベータは、生まれた時から皆を導く首長になることを決められていた。
しかしある日、外の世界から使者が訪れたことで、運命は大きく変わることとなる。
外の世界の戦場で負傷者の治療を行うこと
になったエリザベータは、信仰の違いによる差別を受けながらも、傷ついた兵士たちを治療し続ける。
そんな中、マグ族に偏見を持たない青年が現れた。彼の名はラディム。会話を重ねるつれて、惹かれ合う二人だったが、結ばれるには様々な問題があった……
《留意事項》
この物語は前作『王子は扉越しに恋を知る』で湖上の塔に幽閉されていた魔女の過去話です。その関係上、今作は悲しいエンディングを迎えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 11:56:38
60718文字
会話率:54%
生まれ育ったシルバート大陸を離れたユイナ達は、新天地を探して船旅を続けていた。だが、皆が寝静まる真夜中に『魔眼』と呼ばれる海賊から襲撃を受けた。
紅い瞳を光らせ、暗闇から襲いくる強敵。銀狼のアレスや船乗り達の活躍でどうにか撃退したものの
、多数の負傷者が出てしまった。
それから数日後、ロートニア王国の港町へとたどり着いたユイナ達は、休養と船の修理をかねてしばらく滞在する事となった。恵まれた自然、美しい街並み、どれも豊かで平和な景色だった。
ところが、そんな平和な街も『魔眼』と呼ばれる海賊に襲われていた。子供が攫われ、他の人間は殺されたという。それを聞いたアレスは、メリル王女と討伐の旅に出かけてしまう。
音信もなく待ち続ける日々はつらい。
眠れないユイナは、彼の無事を祈り、月夜に舞った。
帰ってきたら、恋心を打ち明けよう。
ところが、アレスに想いを寄せているのはユイナだけではなくて……
これは、恋に揺れる少女たちの葛藤と決意の物語。
【幕間<シルバート編>】
第一侯爵となり名実ともに国軍最高司令官となったラインハルトは、遠くない未来にシルバート大陸が沈没する事を予言した。シルバート王国の民を救うためには別大陸への侵略しかない。狙うはパッフェル大陸の強国ウィンスター。しかし、正面切ってウィンスターと戦うには同盟国のシラ=エン王国とネフェタリカ王国が邪魔だった。それを打開するためにラインハルトが考えた計画とは――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 10:26:02
408938文字
会話率:47%
ダンジョンが普及して50年、探索者たちの華々しい冒険が話題をさらう時代。その影で、迷宮に取り残された人々を助けるダンジョンレスキュー隊の存在は、あまり知られていなかった。
主人公・森本拓也は、探索者試験に落ち続けた平凡な青年。しかしあ
る日、迷宮内で迷子になった子供を助けたことで「迷宮で人を見つける」異能に目覚め、レスキュー隊にスカウトされる。
彼が所属するのは、適性不足で評判が悪い第13分隊。しかし、拓也の能力は迷宮の最奥にいる負傷者も確実に探し当てる超一級品だった!難事件や危険なミッションも、拓也の力で次々と解決され、第13分隊は一気にエリートチームへ――! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 22:50:00
102356文字
会話率:45%
戦乱の世界に現れる、戦場を渡り歩く天使──メアリー。彼女は負傷者を癒し続けるヒーラーであり、敵味方を問わずすべての命を救う存在だった。
だが、その力は人々の感謝と憎悪を同時に引き寄せる。救った命が戦場で新たな命を奪い、彼女の癒しがさらなる
憎しみを生む。そんな中、メアリーはある国の反逆者を治療してしまう。その男の復活は皇族の命を脅かし、国を内乱に陥れる結果となる。
「命を救うことは本当に正しいのだろうか?」
信念を揺るがされる中で、それでも彼女は歩き続ける。誰かが助けを求める限り──壁に耳あり障子に目あり、負傷時にメアリーあり。天使が紡ぐ、命の葛藤と癒しの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 23:53:31
3588文字
会話率:71%
小さな村に住む主人公ギンガとその幼馴染エステルは、ある日村長から与えられた魔物討伐ミッションをしていたところ、自分たちが住んでいる村の方向から黒い煙が立ち上がっているのが見えた。
慌てて村に戻ったギンガとエステルだったが村は多数の魔物に襲わ
れており、村の警護団が魔物と戦っている状況であった。
ギンガは剣を使って魔物と戦おうとするが魔物は強く、簡単に剣は折れてしまった。
素手でも戦おうとするギンガであったが村長に止められ、村近くにある洞窟へ向かい、そこにある剣であれば魔物を倒すことができるという話を聞く。
しかし、その洞窟とは村長が昔から出入りを禁止している洞窟であった。
洞窟へ向かうギンガとエステル。
洞窟へ入るとそこには、地面に置かれている柄(つか)があった。
おそらくこれが村長が言っていた剣だと思ったエステルは、柄を引き抜こうとするが、引き抜くことはできなかった。
続いてギンガが柄を引き抜こうとするが、やはり引き抜くことはできず、ギンガは悔し涙を流す。
涙が柄に触れた瞬間、柄から強い光が発されると、大きい赤色の精霊が現れる。
大精霊イフリートと名乗る精霊がギンガに対して尋ねる。
「お主に問う。何のためにこの剣を欲する。この力を手にいれてお主は何を為す。」
ギンガは答える。
「俺はただ、大切な人たちを守るだけの力が欲しい。」
理由を聞いたイフリートはギンガと契約し、ともに戦うことを誓う。
柄を引き抜こうとするギンガ。
柄を引き抜いた瞬間、ギンガとエステルは驚愕する。
なんとその柄には刀身がついていなかったのだ。
果たしてこれで戦うことができるのか疑問をもちながらも、急いで村に戻るギンガとエステル。
村に着いたギンガとエステルだったが、村は壊滅状態であった。
慌てて生存者を探すギンガとエステルの前に魔物と戦う村長がいたが、村長はやられてしまい、ギンガたちに生存者は教会に立て籠っていることを告げると息を引き取ってしまう。
ギンガは、エステルに教会に行って負傷者を治癒するよう指示する。
周りには多数の魔物。
怒りが頂点に達するギンガ。
ギンガは大声で叫ぶ。
「来い!イフリート!!」
するとイフリートが現れ、ギンガが持つ柄に吸収されると、炎を発する大剣へと姿を変える。
そう、この剣は『精霊剣』と呼ばれる、精霊を宿すことで戦うことができる伝説の武器だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 16:18:54
98228文字
会話率:59%
主人公の生きている世の中は、非常に混沌としていた。コスプレをして、台詞を喋りながら刃物を振り回したり、銃を乱射したりする人達で溢れかえっていたのである。何故人々はこんな事をしているのか、それは人々が、有名なアニメやテレビドラマ、映画の名シー
ンを完全再現をしているからである。昔は学生がおふざけで名シーンの再現をしていただけだったのだが、今は我慢出来ないのか、学生に限らず様々な人達が、名シーンの完全再現をするようになってしまい、負傷者、死者が絶えない。そんな世の中を生きる主人公に、ある恐怖が迫っていた。それは、離婚した事により旧姓になり、とあるアニメの最終話の一つ前の話で殺されるキャラクターと、全く同じ名前になってしまった事である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 19:00:00
1445文字
会話率:3%
キャシーことキャサリン・クラークは、魔法学校の生徒。学校の人気者ジェフに黄色い声をあげる女子生徒をあきれ顔で見ていたが、窓から差し込む日差しを背中に浴びると、うっかりうとうと…そんなのんびり学生ライフは、魔物討伐案件でもろくも崩れ去った。次
々運ばれてくる負傷者、治癒魔法持ちのキャシーだったが、力の無さを痛感することに。「どうしてもっとしっかり訓練しておかなかったのかしら。私のバカ!」後悔に友人の死が追い打ちをかける。打ちのめされたキャシーが出会ったのは、意外な人物だった。気持ちを切り替えてめきめきと力をつけるキャシー。ほのかな想いに気付きながら素直に慣れず、恋のライバルや大人の思惑にまきこまれそうになりながら、懸命に生きるキャシーには、本人も知らなかった秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 08:00:00
22262文字
会話率:55%
ここ最近学校では負傷者が続出していた。
そんなある日、道のど真ん中で座っている
お役人のような格好をした人がいた。
俺はこの人と関わり後悔することになる。
最終更新:2023-07-03 00:20:32
7919文字
会話率:35%
エンジェルライフの新人、宇田朋美は、シリアの内戦による負傷者を救護する赤十字ベースキャンプへういかと共に医療指導に向かった。一人で、飲み歩く久しぶりのトルコの夜。ワイルドな女にワイルドな出会い。そして、ワイルドな結末が待っていた。華やかなエ
ンジェルライフの表舞台とは違う、エンジェルライフのもう一つの真実はスリリングで怪しく、そして哀しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 14:20:43
28854文字
会話率:0%
突然、異世界へ召喚された博影(40歳医療職)と、義理の娘(義理の姪)・沙耶(17歳高校生)。
沙耶に変化はなかったが、博影は召喚された際、15歳に若返っていた。
そして、異世界召喚時に授かった魔法陣の力と医療職の知識で、国王の治療や負傷者の
治療を行い、異質な治癒師としての力を発揮していく。
この世界では異質でチートな治癒魔法陣の力や、先人が残してくれた強力な武具などの力を得て、娘・沙耶と生きて行くために、イシュ王国の戦乱に巻き込まれる。
様々な人たちと出会い、その縁を紡いでいく。それが、国となっていく。
と、初めてこのような小説に挑戦しています…
いずれ全体的に見直しを~と思っているのですが、なかなか手が付けれていません(;^_^A
序盤は、かなりゆっくりと進んでいます。
戦記物的に、トントンと進んでいくのは第3章からです。
第2章の登場人物を読んでいただければ、第3章から読まれても大丈夫だと思います。
よろしくお願いいたします。
&ノクターン、ミッドナイトへR18版として投稿していますm(_ _)m
やっと、ノクターンのR18版の方のヘンテコ文の修正が終わりました(^^;)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 20:29:58
1257938文字
会話率:32%
東京某所にて。
ある日から突然、「魔獣」と呼ばれる獣が現れるようになってしまった。その目的とは? 何も分からず、銃弾での攻撃も効かないと来た。人々は怯え、負傷者も出る中、異能をもつ1人の少女が立ち上がる。
1人の少女が中心となって繰り広げ
られる、優しく重たく、時に残酷な『愛』をテーマにしたヒーロー物語。
「『愛』の在り方が左右する。ちょっと変わったヒーロー。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 21:24:46
1072文字
会話率:25%
驚かせても、怪我させないをモットーにする廃校に棲むお化けたち。
そんな生活の最中、ある時1人の負傷者が出てしまう。トイレの花子の家の前で起きた事件に花子は弁明できるのか!
最終更新:2022-12-25 08:00:00
18307文字
会話率:17%
本作の主人公の少年のお名前はナウス君。
身分が低いから名前しか無いよ。
なんだか、無双チートに飽き飽きして偶には痛い目見て欲しいなーとか、都合良く行き過ぎる主人公って多いよね?
今作の主人公にはいっぱい痛い目を見てもらいます。
だけ
ど主人公は最強です。
マジでめっちゃ強くなります。
ただ、痛い目も沢山あってもらいます!
本当のあらすじ⤵
世界は長きに渡り戦争を重ねる。
終わり無き戦いにより、二つの大陸が存在する《人界》と《魔界》。
人々は終わり無き戦いに終止符を打つべく、人界政府を設立。
軍は人界騎士として、各地に派遣され、戦闘を繰り広げる。
《人界》から選りすぐりの騎士で構成されている人界騎士は各地で勝利を収めるのだが、理不尽な要求で近隣の村人を虐殺する。
ある日、主人公の村にも《魔界》からの兵が進行してくるが、颯爽と人界騎士が駆け付け、大きな被害が出る事は無く、自体は収集する。
だが、騎士達に数名の負傷者が発生した事実が発覚すると、村より同数の生贄を要求したのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 20:00:00
70859文字
会話率:27%
魔力がある孤児のスノウは神殿で育てられ、若くして治癒の才能が開花。大勢の人々を癒し、治癒の聖女の称号を得た。
十六歳の時、戦争が起き、負傷者を癒し続けた。
二年後に戦争は終わったが、スノウは過労で倒れ、治癒魔法を使えなくなった。
こ
れまでの功績を考えて第二王子と婚約することになるが、大勢の前で婚約拒否をされ、治癒魔法が使えなくなったことも暴露されてしまう。
治癒の聖女だったのはすでに過去。今は魔力が一しかない役立たず。第二王子に婚約拒否された不名誉な経歴持ち。
スノウは責任を取る形で聖女の称号を返上させられた。
新たに与えられたのはド田舎にある修道院の院長の役職。
左遷。厄介払い。事実上の追放だった。
*五話完結(予定)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 20:48:19
974197文字
会話率:46%
【毎日更新】
東京都板橋区の高校に通うカザマカケル。
彼は、陰キャな冴えないアニメオタクだった。
そんな彼は、高校の学校帰りに異世界転移する。
その世界は、決してキスしてはいけない異世界だった。
そんな彼が手に入れたスキルは、幸か不幸か、
キスするとどんな負傷者も治せる能力。
そんな彼が・・・
※【R15】と【残酷な描写あり】は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 10:00:00
31052文字
会話率:63%
二〇一八年五月の池袋駅爆破事件、それに伴うテロ組織の攻勢による群馬・栃木・埼玉県の支配から三年経った二〇二一年四月。警備が厳重となったはずの新宿駅で、爆破事件が発生した。それも、前回よりも大幅に大規模なテロ事件であり、死者は三百人、負傷者は
二千人を越えた。
それに伴った大規模侵攻が始まった。彼らの目的は首都の占領と、三年前取り逃がした"ある兵器"とそれと共にいるの奪還。ついでに、実験施設から取り逃がした"新兵器"とそれを携える少年。彼らはそれに十万人の兵士を投じた。
だがそうはさせねえ!テロリストがなんぼのもんじゃい!平穏な生活を乱すバカタレはどいつだ!
十代半ばの男女十人が銃を片手に人生最後の大暴れ!
口数よりも銃から出てくる弾数の方が多いウェブ小説、「キル・ゾーン」!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 22:55:31
153744文字
会話率:58%
ランクS冒険者だった、炎術師ロディマスは戦時中の判断で罪を問われ、ギルドを引退する。
大通りから少し離れた場所でバーを始めた元炎術師だったが、やってくるのは冒険者時代の顔なじみばかり。
そして、彼が住む神殿都市の最高権力者、姫巫女が交
代することに。
新しい神殿の長に祝いムード全快の神殿都市だったが、付け火による大火事で負傷者がでてしまう。
冒険者時代に炎術師だったロディマスも、犯人の一人として目を付けられてしまう。
ある日、店の備品の買い出しに市場に足をはこんだロディマスは、姫巫女の行列に直訴をしようとして断罪されそうになる少女を助ける。
彼女は大火事の放火犯として逮捕された男性の娘だった。
ロディマスと仲間たちは真相の究明に乗り出す。
その影には新しく姫巫女を襲名した盗賊王の娘、聖女アデルの姿があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 19:00:00
92248文字
会話率:37%
国営鉄道が走る線路沿いに住む高校教師・滝宮大翔(ひろと)は、小学生の頃、同級生の荻原奏羅(そら)に恋をしていた。しかし当時は「恋」の意味もあまりよく解っておらず、荻原は小学校卒業と共に引っ越したために中学も別々になり、想いを伝えることができ
なかった。
しかしそれから3年後、滝宮は高校で荻原と再会する。2人は小学生以来の会話に花を咲かせたが、滝宮は荻原と同じ中学校出身で仲のいい藤野華美(はなび)のことも気になり始めていた。
高校生活で初めての夏休み、滝宮は自分の心に決心がつかないまま、荻原と藤野との3人で水族館に行くことを計画した。3人はこの1日を満喫し、帰りの快速電車ではすっかり眠ってしまった荻原と藤野。真ん中に座った滝宮の両肩には、2人の頭が凭れ掛かっていた。
やがて乗り換えの駅に到着すると、滝宮は2人に別れを告げ国営線に乗った。帰宅ラッシュでありながらも運良く席に座れた滝宮は、2人にメールを送る。しかしそのメールを2人が読むことはなかった。
家に着いてテレビを点けると、見慣れた街の中で見慣れた列車が脱線したというニュースが流れていた。死者は50人、負傷者は400人を越える大事故であった。滝宮の祈りも虚しく、荻原と藤野は前者に振り分けられていた。
それから20年が経った今でも、この日のこの時間だけは必ず快速電車に乗る。水族館の駅から普段の乗り換えの駅まで、僕の両肩には自然と重さを感じる。きっと隣にいるんだろう。滝宮はこれから先もずっと、荻原と藤野の両者と両片思いをし続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 15:28:24
8346文字
会話率:34%
21世紀に日本でサラリーマンをしていた俺。都会から離れて地元で生活していた。平日は、残業なしの定時上がりのホワイト企業で働き、休日はゲームやテレビに浸って次の人生も今の俺みたいなのがいいなぁとか思ってスローライフを満喫していた。
ある日、地
元の小学校で、天井落下の事故が起きた。多数の負傷者が出たこの事故で、1人の小学生が亡くなった。母校であるその学校にお別れを言いに真夜中の学校に忍び込む俺。幸い、天井が落ちてくる事はなかったが、どうやら俺以外にも誰かいるようだ。そして俺は事故があった教室で、不思議な石を見つける。
その石に触れた瞬間。俺はふっと意識を失い、目が覚めるとそこは魔法がある世界だった!
これは小説によくある異世界転生!?
チート能力持ちのイケメンに育つことを楽しみに迎えた、1歳の誕生日。初めて自分の顔を見た俺は言葉を失った。
そこに写っていたのは、昔自分のアルバムで見たことがある幼い頃の俺!
まさかこれは異世界転生ではない_?
俺の第二の人生(?)が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 01:07:27
3201文字
会話率:41%
【コミカライズ化決定!】
「お前みたいなロクに戦いもせず震えるだけの役立たず、もういらねえよ」
貴族の家に仕える魔導師の少女ネリィは、主から突然の解雇通告を受けた。
主である貴族のロシュトが率いる部隊は『不死隊』と呼ばれ、魔物退治で一
度も傷を負ったことがない。
しかしその実態は、無謀な突撃でピンチになるたびにネリィが時間を止めて、フォローに回っていたというもの。
ネリィの体には自分でも制御不能なほどの氷の魔力が宿っており、時間すらも凍らせることができる。
その副作用として、つねに重度の冷え性に悩まされていた。
説明してもロシュトは「俺の武功をコケにする気か」とまったく取り合わず、ネリィは追放されてしまう。
冷え性が極まり過ぎて凍死寸前の中、彼女はとある山奥の村でアイナという少女に助けられる。
彼女の営む宿屋の温泉には、ネリィの冷え性を打ち消す効果があった。
最強の魔力を制御できるようになったネリィは、恩返しのため、つぶれかけの温泉宿を立て直す手伝いをすることを決意。
小さな田舎の村は、やがてネリィの活躍で世界有数の観光都市へと成長していく。
一方、ネリィを失った『不死隊』は負傷者、戦死者を多数出しはじめ、その名声は落ちぶれていく。
え、帰ってこいって?
戻るわけないじゃん、今更さぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-24 19:23:14
211273文字
会話率:44%